当院では,安全に食べさせて,しかもアレルギーを防ぐように低年齢からの食物アレルゲンの少量負荷をお勧めしています.

レシピは以下の通りです.


P1 2.5mgミックスパウダー
卵 0.5g
小麦 0.5g
粉ミルク 2.5g
そば粉 0.5g
きな粉 0.5g
ピーナッツ粉 0.5g
ラックビー 5.0g 
ミヤBM 5.0g
ビオフェルミン 5.0g  0.1g ずつ分包 (各2.5mg ミルクのみ12.5mg)

P2 7.5mgミックスパウダー
卵 1.0g
小麦 1.0g
粉ミルク 3.0g
そば粉 1.0g
きな粉 1.0g
ピーナッツ粉 1.0g
ラックビー 4.0g
ミヤBM 4.0g
ビオフェルミン 4.0g  0.15g ずつ分包 (各7.5mg ミルクのみ22.5mg)

P3 20mgミックスパウダー
卵 2.0g
小麦 2.0g
粉ミルク 5.0g
そば粉 2.0g
きな粉 2.0g
ピーナッツ粉 2.0g
ラックビー 1.0g
ミヤBM 2.0g
ビオフェルミン 2.0g  0.2g ずつ分包 (各20mg ミルクのみ50mg)

P4 50mgミックスパウダー(離乳食が進まないお子さん)
卵 5.0g
小麦 5.0g
粉ミルク 5.0g
そば粉 5.0g
きな粉 5.0g
ピーナッツ粉 5.0g  /0.3g ずつ分包 (各50mg)




↓見た目はこんな感じです.
スプーンで食べさせます.

食べさせ方を図にするとこんな感じ↓
(生後6か月までにはスタートすべきです。)




初回は来院してもらい,院内で食べてもらいます.多くは口の周りが赤くなりますが心配要りません.その後は自宅で毎日飲ませて下さい.自宅で食べさせるのはいつでも連絡が取れる平日の午前中が良いと思います.

軽症のアレルギー症状であれば食べさせている間に出なくなってしまいます.それを見計らって,アレルゲンの負荷量を2.5mg⇒7.5mg⇒20mgへと徐々に増やしていきます.
(概ね2週間毎です.)

食物以外に入っているのは,腸内細菌の薬です.善玉の腸内細菌を飲んでもらうことで,腸内に定着しやすくするのです.

※赤ちゃんは生まれたてのときに体に入った細菌を自分自身と認識します.これを免疫寛容と言いますが,もともとは抗体が自分自身を攻撃しないようにする仕組みです.お母さんからは,腸内細菌や皮膚の細菌など,様々な微生物が移行します.これらの細菌は免疫寛容によって体の中に定着していくのです.今は過度な清潔指向や消毒,抗生物質の使いすぎで,体の中の菌が減ってしまっています.ですので,ある程度は人工的に投与しておいた方が良いわけです.

20mgの負荷をある程度続けた後に,加熱した卵白やパン,牛乳などを院内で食べさせてみます.
何も症状が出なければ終了です.その後はできるだけ自宅で食べさせて下さい.

制限を行うより色々なものを食べた方が将来のアレルギーは少ないし,育児が楽しめるでしょう.当院はそのお手伝いをしたいと思っています.

※稀ですが強いアレルギー症状が出ることもあります.アレルギーと分かっているお子さんではご自分の判断で行わないで下さいね.


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アレルゲン少量負荷について