1.発端
ある日、早姫の同級生(今は違う中学に通う)のOさんの親御さんからの電話であった。 嫁さんが電話を受けて、曰く2.当日
「なんか新しいPC買うから古いPCのデータをどうのこうのって言ってるわ」
例に因って訳の判らない説明で、直接のご指名であるようだ。以下そのときの会話(敬称略)O「今あるPCの調子が悪いんで、新しいPCを買ってそっちにデータを移したいんですけど」と言う訳で、週末ブロードバンドルータをOさん家に設置する事にした。 現環境(ダイヤルアップ)で、ホームページビルダーのパッチを落とすのは、無理だと判断したのと、 多分、パッチを落としただけでは、済まないだろうと踏んでの事であった。 そして、その懸念は見事に的中した(T_T)
俺「そうですか、で、メディアは、何ですか」
O「あのFDに入れようとしたら、入らなかったんです。それでCDにコピーしたいんですけど」
俺「CDね。CD-Rはお持ちですか(勿論CD-Rを焼ける装置の意味)」
O「えぇ、1枚買ってきてあります(CD-Rメディアの事)」
俺「1枚...あの、それはメディアですね。CD-Rに書ける機械はお持ちですか?」
O「えーと、元々付いてる機械は、これでは書けないんですか?」
俺「元々付いてたCDドライブには普通書けないでしょ。で、そもそも、何でPCを買い換えるんですか」
O「私、ホームページを持ってまして、そのホームページのデータがそっち(調子の悪い)のPCに入ってるんです。」
俺「ホームページは何で作られてますか」
O「ホームページビルダーを使ってますが、しょっちゅう固まっちゃうんです。それでMacに買い換えたいなと」
俺「多分ですが、Windowsで作ったデータは素直にMacでは読めないと思いますよ。だからFDにデータを移しても駄目かも」
O「あ!!そうですね、聞いた事あります」
俺「ホームページビルダーはバグ対策のパッチとかが出てると思うんですが、サイトに繋いでダウンロードとかして見ました?」
O「あの...やったこと無いです」
俺「えーと、ネットには繋がってますよね。どんな環境ですか」
O「普段使ってるのは、ADSLですけど、その(調子が悪い)PCはダイヤルアップなんです」
俺「?!!何でADSL入ってるのにダイヤルアップ使ってるんですか」
O「できればダイヤルアップ止めたいんですけど、やり方が判らなくて....」
俺「判りました、来週の土曜日に接続できるようにしましょう」
O「もしかして、それを入れると家庭内LANができるんですか?」
俺「はぁ、そうなりますね」
O「ありがとうございます」
安価なブロードバンドルータ(4ポート型)を購入し、工具とLANケーブルを持ってOさん家へ。 ブロードバンドルータを導入すると、短いケーブルが多数必要になるので、 こういう場合、LANケーブル工具は必須である。
2.1.階渡り
第1の難関は、階渡りであった。 1台は、Oさんが使うADSL接続のデスクトップPC(HP製、3階に設置)、 もう一台は、ホームページのアップロード専用のダイヤルアップ接続のデスクトップPC(同一機種、2階に設置)。 奥さん、何故にダイヤルアップですかと聞く。 理由は、「ファイル転送がADSLだと上手くいかない」んだそうだ。 で、何を思ったのか、3階と2階に電話回線が別々にあると言う。 1台はホームページアップロードのみで普段は全く使用してない。 突込みどころ満載の他人のPC環境だが、まず、この階渡りをどうするのかが最大の問題だ。 Oさん家は、鉄筋3階建てで築ン十年で、簡単にLANケーブルを階渡りさせる事が出来ない。 最初から階渡りがあると言われれば、無線LANのあるルータを買ってきたんだがね。 ここで、いくつか質問してみた。2.2.誤算<Q1>そもそも何で2階の居間に使ってないPCがあるの?2人で、PCを3階に運び、仮組してもらう。 その間に、ルータの設置と3階にあるPCからルータを認識させる。 直ぐに、3階のPCからルータを通してネットが見えるようになった。 この作業は慣れたもので30分程で完了した。 それも、ほとんどの時間はOさんが何処かに仕舞った情報を引っ張り出すまでの待ち時間だったりして。
<A1>お婆ちゃんがインターネットをしたいから置いたんだけど、口だけで全然使ってない
<Q2>でも、置いてあるからには理由があるんでしょ?
<A2>私が、ホームページのアップロードに使ってるんですけど、上(3階)に行ったり下(2階)行ったり大変だった。
<Q3>3階に置くスペースがないとか?Kちゃん(早姫の同級生)の机の隣に置けますか?
<A3>Kは、他の部屋で寝てるから大丈夫だと思います。
<結論>3階に2台とも置いちゃいましょう。もう1台は、Kちゃんに使ってもらえば良いのです。
階渡りをしなくて良くなったので、大分作業が楽になった。 元々あった3階のPC脇にブロバンモデムとルータを置き、締め切りにした扉の下にLANケーブルを通して隣室へ。 そこに2階から移設したPCを接続....する予定だった。 が、奥さんLANのポートがありません!! LANポートあるって言ってたジャン!!2.3.一寸借ります
「あぁ、すみません、これを繋いでください」って持ってきたのはPCMCIAのLANカードであった。 普通のデスクトップには、これは繋がりません、他にありませんか、ありませんね、買って来ましょう(T_T)。 チャリを駆って、近所の百貨店に行き、PCI接続のLANボードを\1,102で購入。 普通の百貨店でも、これだよ、安くてあり難いね、秋葉に行かなくて良いんだから。 で、直ぐに戻らず、自宅に寄って嫁さんに長引きそうだと報告すると、暇だから私も遊びに行くとの事。 亜矢と孝章も連れて、Oさん宅へ。 亜矢とKちゃんとでお話したり遊んだり、嫁さんはOさん家のおばあちゃんに孝章を見せて和む。 で、肝心のLANカードは、実にあっさり搭載できた。 が、ここで気が付いたのだが、このPC調子が悪い以前にCDドライブがぶち壊れている。 しょうがないなぁ、Win98のドライバーだけFDにコピーしてって、あららら?このPC、FDドライブがついてないジャン。 余りに基本的過ぎて、完全に失念してたよ。 奥さん、どうやってデータのやり取りしてたんですかと聞くと、
「そうなんですよ、凄く困ってるんです」
って、できてなかったらしい。 そして、Oさんが持ってきたのが、USB接続のFDDである。 これを差してやれば直ぐOKと思いきや、ドライバーがありません。 ゆえに動作しません。 あのドライバーは?と恐る恐る聞くと、1枚の白いCDを持ってきた。 ....そもそもCDが読めないから、FDが必要な訳で、本末転倒と言うよりは八方塞がりであります。 残る外部からデータを受け取る手段としては、ネットワークからって、またも本末転倒であります。 元々は、ネットワークカードを付けたいから、そのドライバーのインストールにCDが必要であったはず。 全ての元凶は、この腐れた仕様のパソコンが悪い(HP製)と言う事に行き着いたのであった。 もう、こうなったからにはあの手しか残ってない。 それは、禁断の.....
今回、悪い事続きであったが、唯一良かった点があった。 それは、健全な同型のPCがもう一台あった事である。 そして、健全なPCからCDドライブを取り外し、困ったちゃんに移植。 まず、FDDが使えないのは、余りに情けないので、USB接続のFDDを接続できるようにする。 これで、最悪今、CDドライブが壊れても作業が続けられる(かも知れない、保険保険)。 次に、LANボードを認識させようとすると、Plug&Playでしか認識しやがらない。 しかも、以前に差してあったLANボード(やはりCorega製)が「ワーイ帰ってきたんだ、僕うれしい♪」と、 勘違いしてくれるので、Plug&Playが真面目に動作しない(以前のドライバを勝手に使いやがる)。 で、この場合の操作方法を以下に書くが、かなり頭に血が昇ってきたので、少々怪しいかも。2.4.ファイル転送(0)まず、LANボードがハード的に刺さってない状態にする。これで、やっと準備が出来た事になる。書くと簡単だが、ここまでで2時間半掛かっている。 ハード的にも接続が完了し、ネットワークも認識した。
(1)古いLANボードの情報をコンパネ⇒システム⇒デバイスマネージャーで選択して削除(何故か使用不可になってた)
(2)コンパネ⇒ネットワークで該当の古いLANボードアダプタを選択して削除
(3)ネットを弄ったので一度リブートしてから、正常に終了させる。
(4)電源断後、再度LANボードを差し直してもう一回リブート
(5)リブート時にP&Pでドライバーインストール
ここまでくれば、もう残務処理に近い。 と言うよりは敗戦処理投手?別に負けてはいないと思うが気分的に。 元2階PCに共用フォルダを作り、ファイル共用してみる。 うむうむ、大丈夫、Oさんにやり方を教えて、後は好きにやれと。2.5.これはどうすれば良いのでしょうか その1
もう一つ残っていた問題、ダイヤルアップでしかホームページをアップ出来ない件である。 これは、ファイル転送ソフトの設定の問題だろう。 このPCには2種類のFTPソフトが入っていた。 一つはffftpで、もう一つもフリーの転送ソフトであった。 両方のソフトの設定を見比べながら、色々と弄るが変化無し。 ふと、契約しているプロバイダのホームページに設定が載っているだろうと当たりを付けてみるとドンピシャリ。 ダイヤルアップ接続でない場合は、「PASV」のオプションを付けてないとだめなんだそうだ。
さて、大体作業が終わり、帰ろうとした頃。 これ使えますかとOさんが持ってきたのは、CD-Rのライティングソフトだった。 このCD-Driveでは使えませんと言うと、あぁやっぱりそうなんだとOさん。 薄々感づいてたので、少々救われた。 フリーでも無く、普通に買ったのに勿体無い事したねぇ。
2.6.これはどうすれば良いのでしょうか その2
次に取り出したのは、256MBのSDRAM。3.終章
O「説明書には、このPCには、メモリが256MBまで搭載できるって書いてあるんですけど、差したら立ち上がらなくなっちゃったんです」
一寸待て、さっき開いた時にメモリスロットが2本しかなかったのは確認済みである。 このマシンはうちのVaioとほぼ同時期のマシンで、同様にメモリMaxは256MBである。 と言う事は、99%、128MB×2でないと駄目で、256MB×1は刺さらないのだ。
俺「これは、現状では役に立たないですね」
要らない256MBのメモリは貰ってくれば良かったかな。
壊れたCDドライブは、もしかして直るかも知れないので、駄目元で持って帰り、分解してみる事にした。 通電すると、定期的にモータが回る音がするので、単純な故障かも知れず、復旧の可能性がなくも無い。 もしかすると、ホームページビルダーがハングする原因は、この死にかけたCD-ROMかもしれないのだ。 取り外す事に因って、PCは安定する可能性がある。 CD-ROMが無くても2台のPCで1台のCD-ROMを共用するように設定したから、実用上困るまい。 久しぶりにハードとソフトでハードに楽しませて貰った(笑)。 お礼にとOさんは、お刺身をくれたが、先に帰った嫁さんと子供たちで全て食べ尽くされて、 俺には、何も残っていなかったけど。 Oさん家で、ピザ食べたから良いけどさ(T_T)。