C_TITLEL.GIF SC(Sport Casting)の世界 C_TITLER.GIF

〜 スポーツキャスティングの魅力とは 〜

SC(スポーツキャスティング)は、釣ってナンボの世界とは違います。

投げてナンボの世界です。

どんなに硬い竿を使おうが、逆にやわらかい竿を使おうが、それは個人の自由となります。

みんなが同じ糸と同じ錘を使って、どれだけ遠くに飛ばせたか・・・それがすべてです。

それ以上もそれ以下もありません。

それがSCの世界です。

Imga6735.jpg

野原でキャスト中の私!(プロサーフSF405DX)

F004.gif

クリックすると私の動画が見られます。(2004年全日本SC選手権大会にて)

竿:スピンパワーSF405CX リール:トーナメントサーフZ45IIcompetition

C_HEAD.GIF

SC(スポーツキャスティング)とは・・・

 スポーツキャスティングという世界をみなさんは知っているだろうか?私もホンの数年前までは知らなかった。でも、始めると意外とおもしろい世界である。みんなで和気あいあいと、投げあいをする。自分のフォームも再確認できるし、何より実釣でも飛距離が伸びる。始めてみてはいかがだろうか?いつか、あなたとも大会でお会いできるかも・・・。

 スポーツキャスティングは、その名の通り、投げる世界である。簡単に言うと、仕掛けを使わずシンカーだけを飛ばして、みんなと飛距離を競う世界のことだ。魚を釣るのが目的ではない。だから気軽にいつでも練習ができる。ただ、道具と場所があればいいのである。

 もちろん、みんなが平等であるために、一定の規則がある。ただ闇雲に投げたいだけなら誰でもできるだろうが、みんなと競い合うなら、それなりのルールを設けないと公平さに欠ける。使用糸は2号から5号。それに力糸!シンカーは15号、25号、30号である。これらの様々な組み合わせ方によって、種目が分かれている。

種目

使用糸

力糸の有無

オモリ

リール

投げ方について

第1種目

5号

あり

30号

スピニング又は両軸

第2種目

3号

あり

30号

スピニング又は両軸

第3種目

5号

なし

15号

スピニング

第4種目

2号

あり

15号

スピニング

第5種目

2号

あり

25号

スピニング

着地投法のみ可能。V字、回転など

第6種目

2号

あり

25号

スピニング

ポイント種目

2号

あり

25号

スピニング

婦人種目

2号

あり

25号

スピニング

ST種目

2号

あり

25号

スピニング

 この中から好きな種目にエントリーすれば、大会にも参加できる。大会への参加資格については主催する側のスタンスにもよるだろうが、一般の参加が認められている大会も多くあるので、一度、トライする価値はあるかもしれない。大会で毎回、それなりの成績を残している方々のキャスティングを見るとやっぱり圧倒されるし、参考になる部分も多いと思う。

C_HEAD.GIF

SCの魅力について・・・

 いつも思うのが、マニアックな世界だなぁということである。実釣ではほとんど役に立たない竿を渾身の力で振り回し、同じようなマニアックな方々と飛距離を競う。魚を釣ってナンボの人には、まさに理解できない趣味といえるかもしれない。日本の釣り人口が約1000万人と言われているが、そのうち投げ釣りをメインにされている人がどのくらいいるのだろうか…。さらにその中でほんの一握りの人がSCの世界を知っているのである。

 私自身がSCを知ったのは、入社時の新入社員研修中だった。実はこのとき、私の班の面倒見役(エルダー)となっていたのがM先輩であり、グループ員とエルダーとの個々の面談の時に、初めてM先輩からSCの話を聞いた。東京に赴任してからも時折、先輩からはメールを頂いていたし、だから私が岡山県への転勤を命ぜられたとき、私も連絡を取ろうと思ったのである。それから、たまに釣りでご一緒する機会があり、OFサーフへの入会も仲介してもらった。もし先輩が他の班の担当だったら、私も黙って岡山に転勤してただろうし、たぶん私がSCをすることもなかっただろう。はっきり言って、縁だったと思う。…腐れ縁かもしれないが…。

 そういう風に考えると、SCとも実に不思議な縁である。今回おこなわれた9月28日の大会への参加も、そもそもはどんなものか試してみようという軽い気持ちからスタートしたことは事実だし、やがて、並継竿を振りきるという楽しさを知った。昔の私なんて、並継竿にこだわっていた理由は、腰の抜けが振出に比べて少ないため(その分、長く使える)…だったのである。それが、竿の持つポテンシャルについて考えるようになった。いつの間にか実釣でも、投げる飛距離が伸びていた。コントロールも良くなった。それから何より、自分が十分に日本記録をねらえる位置にいることを知った。

 SCなんて、投げ釣りをする人なら案外誰でも楽しめるモノだと思う。ホントにSCにしか通用しないようなスイング投法等は好きな人がすればいいと思うが、ポイント種目や5種目については、充分に実釣メインの人が楽しめる範囲である。まして、25号や30号で力糸付きなんて、充分に普段でもありえる範囲であろう。もし、実釣でなかなか飛距離が伸びなかったり方向が定まらずに悩んでいる人がいたら、迷わずSC体験をお勧めしたい。飛距離や方向性については、その辺の釣り場で上手に投げれる人にあれこれ聞くより、SCをされている方々に聞く方がはるかにそのノウハウを持っていることは間違いないのである。

 釣りをするとき、魚の釣り方や、自慢話、釣り場所について座談をする人は多いと思う。でも、投げ方について座談をする人ってどのくらいいるのだろうか?案外、人は、それぞれの自分の投げ方に自信を持っているものだ。だから、釣れますか?とは聞くけど、投げれますか?とは聞かないのである。

 でもSCは違う。投げがすべてである。自分のフォームをビデオにとってあとでチェックしたりする人もいる。記録が伸びれば素直にうれしいし、まして公式大会に出れば、その記録はいつまでも残るのである。

 また、SCをすると、竿について考えることが多くなるのも事実である。竿の持つポテンシャルなんて、実釣主体の人には考えにくいことであろう。もしかしたら、あなたの竿も、投げ込めばもっともっと飛距離が伸びるのに、あなた自身がそこで満足してしまっているのかもしれない。そんなことを考えるようになるのだ。まして、SCの世界では、並継竿が当たり前である。もちろん振出でも記録は記録だし、下手な並継ぎを使って出す記録より、自分に合う振出で出す記録の方が伸びたりするものだ。だから、自分に合う竿とは何なんだろうと考える。そして、ますます、SCの世界にはまっていくのである。

 だからSCは奥が深いのかもしれない。

C_HEAD.GIF

SCを始めるには・・・

 まずは道具と場所があればいい。でも実際は、一人で広場で投げても全然つまらないわけで、誰かと競い合うからおもしろい。そう思ったら、やはりサークルに加入すべきであろう。もちろん全日本サーフでなくても、SCをおこなっているサークルはいくらでもあるし、そういうところに加入して、みんなで和気藹々とやることが長続きするコツである。やっぱり、各地の大会でそれなりの成績を残している人の投げ方は見ていて圧倒されるし、参考になる部分もあるのだ。そして、絶対に参考にならないのが、その人が使用している竿である。間違っても、同じモノを使用しようと思わないことだ。たいていの場合、チャンピオンになるような人が振っているのは、超硬いゴツイ竿なのだ。これまでに33号クラスの竿を振っていた人が、急に40号クラスを振っても、絶対に飛距離が伸びることはない。逆にそんな竿を無理して振り込めば、おそらく体をこわすし、せっかくの投擲フォームも崩れ去るのがオチであろう。自分にあった竿とは、今現在、自分が使用している竿なのだ。徐々にみんなと話しながら助言を頂き、そして使用する竿を硬くしていけばいいのである。
 とにかくまずは、SC方々の練習場所に行ってみること!…ここからスタートである。

C_HEAD.GIF

SCと竿について・・・

 SCで使用される竿は、よく、胴調子の竿…と言われている。ダイワなら、サンダウナーコンペティション、シマノならスピンパワーSC、リョービならプロスカイヤーといったところだ。でも実際は、胴調子の竿というのは、そうやすやすと投げられるモノではない。胴調子だから良く飛ぶ!…というのが当てはまるのは、ほんの一握りの人にすぎないのだ。実際、その人たちの使っている竿は、よく分からないことが多い。それらの竿をストリップで購入し、自分好みの位置にガイドやリールシートを付ける。時には、フライ竿のような位置にリールシートが着いている竿もあって、こちらが何の竿か考えさせられるのである。自分なりのアイデアをふんだんに竿に取り入れているために、見た目が全然、商品とは違う印象を受けることも多い。ガイドを大口径にするために、自分で自作している人もいる。バットを長くするために、自分で作って付けている人もいる。竿自体の色を変えている人もいる。とにかく、SCの世界は、オリジナルがあふれているところである。
 そして、そんななかで自分がどの竿を使うか…そんなことは私がウンチクを述べるべきではないので、各自が周囲の人に聞きながら選べばいいだろう。男性なら、たいていはBX以上のクラスを使用しているようである。女性はCX…かな? 私が練習する御調山では、リョービの竿が大活躍している。しかもGFXや煌など、割と古いプロスカイヤーが多い。もちろんボロンやDHZもあるが…。古いプロスカイヤーの方がSC向けなのだそうな!

 下記に、いわゆるSC向けの胴調子竿を並べたので目安にしたら良い。

メーカー

竿名

号数

先径

自重

価格

コメント

ダイワ サンダウナーコンペティション

33-40号

3.0-4.0mm

405-470g

\62,000-\73,500

サンダウナーNSよりも張りがある。シャキッと返るらしい・・・。
シマノ スピンパワーSC

30-45号

3.7-4.6mm

340-560g

\78,000-\106,000

スピンSFと自重はほとんど変わらず。先径が太くなっている。
リョービ ボロンプロスカイヤー競技スペシャル

40-45号

4.0-4.2mm

650-785g

\240,000-\255,000

ボロン繊維が20%以上入っている。
リョービ ボロンプロスカイヤースペシャル

30-35号

3.6-3.8mm

565-605g

\190,000-\200,000

ボロン繊維が6%ほど入っている。
リョービ S-DHZプロスカイヤー

25-40号

3.75-4.05mm

475-540g

\84,000-\95,000

カーボン100%です。シマノロッドよりブランクが厚い。

 ここに記載したものはみな現行品であり、現在でも手に入れることのできる竿である。おそらく、キャスティング競技の世界では、この5つの竿で竿全体の90%以上を占めるであろう。残りはいわゆる、昔の竿である。あとキススペも2本くらい見たかな・・・。普通で考えれば、目から火花が出るくらいの高価な竿であるが、何もこれを使わないと競技ができないわけではないのであしからず!

C_HEAD.GIF

私のSCロッド

メーカー

竿名

自重

買値

シマノ プロサーフSF 405DX

375g

\29,500

リョービ S−DHZプロスカイヤー 27−405

500g

\0

シマノ スピンパワーSF 405CX

375g

\57,000

 私自身はあくまでも女の身である。どうしたって力は男性にかなうものではないし、竿を振るときの瞬発的な力も非力なものだ。だからこそ、非力な人にでも曲げることのできる竿が絶対条件となる。

 この中で言えば、DHZ以外はみな、先径が細くて曲げやすい。スポーツフィッシング仕様と言うのは、オモリがグーッと乗りやすい竿である。仕掛けに付いた餌が身切れしないためにも、竿にかかる力が徐々にオモリに乗るようになっている。なぜなら、力は、穂先からではなく元竿からかかるものだからである。元竿からかけた力が、徐々に穂先に移り、オモリの重さで竿がしなる。このときに、元竿からかかった力が一気に穂先にかかれば、オモリは急激に移動し始め、餌は身切れしてしまうのである。だからスポーツフィッシング仕様は曲げやすいのだ。

 ちなみに、プロサーフとスピンパワーの違いはまだ良く分かっていない。シマノのカタログで言うなら、スピンのほうが高弾性カーボンを使用しているのだろうが、まだ120mくらいの飛距離ではどうこう言えるような状態ではないのだろう。

C_HEAD.GIF


C_BACK.GIF