2003.02.01 Updated

このPhotosは
2002年6月25日から
7月1日まで
新宿Nikon Salonでの行われた
個展の一部である。
 
「これもみなパルチャだから」そんな嘆きにも似た言い方で、
老人たちは長い他郷での暮らしの過去を振り帰って言うのであった。
パルチャとは、人の持って生まれた運勢や星回りを指した言葉である。
 中国吉林省ほか東北部、極東サハリン、この地日本には、
韓国・朝鮮に本貫を持つコリアン系の人々が世代を重ねて日々暮らしている。
これらの人達の大半が日本の植民地支配政策によって、
自らの意志または意志に関わらず、
祖先の眠る地、住み慣れた故郷を離れて行った人達とその子孫である。
 世代交代が進み、境界を越え海峡を渡った一世たちが、年々日を追って逝く中で、
老人たちが歩んで来た足跡を求め三つの地域を訪ね歩いた。
どの地域を見ても多難の時代を生きた運命に我々の原風景を見るのである。

                                許 南英

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