不安神経症(閉所恐怖症など)

悩みのタイプCについて
 

閉所恐怖症を初めとした不安神経症の症状である、悩みのタイプCは最近ではパニック障害とかパニック症候群と言われることが多くなっていますが、下記の例のように動悸や息苦しさ、めまいなどのために死の恐怖を直接的に感じてしまうのが特徴になる症状です。

特に閉所恐怖症や心臓神経症、乗り物恐怖が多く見られる症状で、一般的には不安神経症(不安神経質症)と言われています。

なお、心臓ノイローゼなどノイローゼと言われているものも不安神経症の中に入ると考えて良いと思います。



<不安神経症の具体的な症状>

●不安で電車やバスに乗ることが出来ない。(乗り物恐怖)
●不安で家族と一緒でないと外出できない。(外出恐怖)
●急に呼吸が苦しくなり、恐怖を感じることがある。(過換気症候群
●誰か側にいてくれないと不安で落ち着かない。
●不安で一人で留守番できない。(留守番恐怖)
●MRIやエレベーターなど狭い所に入ると不安になってしまう。(閉所恐怖症)

この他の症状については、こちらのページが参考になると思います。



先ほども書きましたが、悩みのタイプC、つまり不安神経症(不安神経質症)やパニック障害は、神経症(神経質症)の中でも最も「死の恐怖」との結びつきの大きなものだと言えるのです。

対人恐怖(対人恐怖症、あがり症)の場合は、社会からの脱落といった社会的な死の恐怖が、その背景にありますが、不安神経症の場合には、直接的な「死の恐怖」から来るものであり、社会的な死の恐怖を感じにくいような立場の人に出やすい傾向があるように思います。

大まかな分け方をすれば、対人恐怖などの強迫神経症が若者の神経症であり、不安神経症は大人の神経症だと言っても良いのではないかと思います。

ただ、当然のことですが、若くても不安神経症になることもあれば、中年でも赤面症など対人恐怖症に悩むことはありますので、いくらか傾向があるという程度に受け止めていただければと思っております。

ただ、閉所恐怖症といった不安神経症の場合でも、森田療法の学習をしていく中で、動悸や息苦しさといった不安発作の症状を「あるがまま」に受け止めることが出来るようになれば、これで充分、症状を克服していけるものなのです。

今はパニック障害治療薬といった薬も出てきており、薬で対応しようとする方向になってきていますが、森田療法の立場からは、薬は症状の一時押さえにしかならないと言えるのです。

つまり、不安発作の症状を「あるがまま」に受け止めることが出来るようになって初めて、根本的な解決に結びつくと言えるのです。

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