1.概要説明

このホームページは、今現在、動悸や息苦しさのために乗り物に乗れないとか、人前で緊張してしまうとか、慢性的な体調の悪さなどに悩んでいる人のために立ち上げました。

具体的には神経症の代表的な症状である不安神経症(パニック障害)や対人恐怖症(あがり症、手の震え、異常な汗、赤面症)、自律神経失調症などを薬に頼らず治していくための情報になります。

対人恐怖症や不安神経症、自律神経失調症といった「とらわれ」が原因になっている心の悩みは、本来、抗うつ薬などの薬に頼らなくても森田療法を学習していく中で症状に対する「とらわれ」が薄れてくると、この結果として改善してくるものなのです。

しかし、最近は精神科や心療内科の病院へ行くと、これらの「とらわれ」が原因になっている症状の場合でも、器質的なうつ病などと同じように心の病気と診断され、SSRIといった抗うつ剤や抗不安薬を飲むというパターンが一般的になっているように思います。

しかし、こういった薬物療法の場合は「とらわれ」から起こる精神的な症状を一時的に押さえるだけであり、根本的な治療や対策にはなっていないと言えるのです。

このホームページでは、対人恐怖症や強迫性障害、自律神経失調症などの神経症と言われている「とらわれ」が元になっている症状の原因と対策について解説しています。

つまり、これらの症状をSSRIなどの薬を用いずに克服、改善をしていくために、どうしたら良いのかということを、自らの対人恐怖の症状を森田療法の学習により克服することが出来た経験者の立場からまとめたものです。

なお、今、対人恐怖などの精神的な問題、つまり心の悩みを持たれている方のお役に立てればと思い、メールによる相談も無料で受付ておりますのでご利用頂ければと思っております。

以上、色々書かせて頂きましたが、このホームページの内容をいくらかでも参考にしていただき、あなたの精神的な問題の原因と克服の仕方を明らかにしていただければ幸いです。

2.神経症について

人が生きていく上では、病気や怪我、事業の失敗や仕事などの金銭的な問題、いじめや引きこもりなど、色々な悩みが起こるものだと思います。

しかし、こういう心の悩みの中でも神経症が元になっているものは、根が深いのではないかと思います。

つまり、神経症が原因になっている症状の場合は、10年、20年と長期に渡って続く事が多いものなのです。

自律神経失調症の代表的な症状である、慢性的な頭痛や不眠に悩み、10年、20年と薬を飲み続けている人は、けっして珍しくないものなのです。

また、対人恐怖症の代表的な症状である、人前での緊張や不安などで職場の人間関係に疲れながらも、10年、20年と会社に勤めている人も多いように思います。

私自身、20年近く対人恐怖を初めとした症状に悩んだ経験がありますが、中には、その一生を神経症の悩みと共に過してしまう人も多いと思います。

私の今までの悩んだ経験から、人間が生き甲斐のある充実した人生を送っていく上でも神経症が元になっている精神的な問題は大きく影響してくるものだと思います。

なお、古くからあるキリスト教や仏教といった宗教にすがる人の中にも神経症が原因になっている問題を抱えている人が多いのではないかと思います。

3.神経症以外の心の悩みについて

今、上にも書きましたが、病気や怪我、男女間の愛情のもつれ、事業の失敗や仕事などの金銭的な問題といった現実的なトラブルを抱えている人も多いと思います。

また、今は、格差社会と言われるようになりましたが、派遣社員の増加などに伴い、貧富の差は、これからますます大きくなってくるのではないかと思います。

また、年金や健康保険制度も、何時まで今までのような恵まれた状態が続くか分からず、病気や怪我と金銭的な問題が絡んでくることも、これからは、ますます増えてくるように感じます。

ですから、今は、現実的な問題からストレスを感じ、精神的にまいってしまう人が増える傾向にある時代だと言って良いのではないかと思います。

そして、こういう現実的なストレスから来る心の悩みに対しても、神経質性格の特徴を持っている人の場合は森田療法の考え方が大いに役立つと思います。

4.神経症の具体的な悩みについて

これに関しては、このホームページの別のページで詳しく解説しておりますが、大きく分けると3つのタイプになります。

タイプAとしては不眠症や慢性頭痛、慢性疲労症候群、うつ状態、自律神経失調症といった形の症状が挙げられます。

タイプAは森田療法では普通神経症に分類されるものだと考えて頂いて良いと思います。
(最近では全般性不安障害と呼ばれることが増えてきたように思います。)

つまり、自分の体のことに注意が向き、痛みなどの違和感に「とらわれ」が出来た状態だと言って良いと思います。

タイプBは赤面症や多汗症、視線恐怖症といった対人恐怖症の症状と、不潔恐怖症や不完全恐怖症といった強迫観念の症状などが挙げられます。

これらは森田療法では強迫神経症に分類されるものだと言えます。

ただ、最近は強迫神経症のことを強迫性障害と呼ぶ事が増えてきているように思います。

このタイプは自分が人から変に思われているのではないかとか、まだ汚れているところがあるのではないかとか、もしかしたら忘れているのではないかといった不安に対して「とらわれ」が出来た状態だと言って良いのではないかと思います。

そして、これが強迫神経症の特徴である強迫観念ということになります。

タイプCは乗り物恐怖とか過換気症候群といった形の症状が挙げられます。

このタイプは森田療法では不安神経症に分類されるものだと言って良いと思います。

ただ、最近は不安神経症よりもパニック障害とか不安症と呼ばれることが増えているように思います。

このように同じ心の悩みの場合でも森田療法の先生の場合と認知行動療法など他の学派の先生の場合とでは症状の呼び方(名前)が異なることが最近は増えているように思います。

また、今でも日本の医学界は、まだアメリカの医学界の影響が大きく、このため、神経症に関わる症状の分類もアメリカの精神医学会の診断基準の改訂によって変わってくることも多いように思います。

なお、タイプCは、「このまま死んでしまったらどうしよう」という「死の恐怖」に対する「とらわれ」が出来た状態だと言って良いと思います。

つまり、乗り物に乗っている時に突然動悸や吐き気を感じ、このまま死んだらどうしようと「死の恐怖」を感じるところに特徴があると言って良いと思います。

5.神経症の改善、治療について

概要のところでも書きましたが、今は神経症の場合でも精神科や心療内科の病院へ行くと、うつ病などと同じように病気と診断され、抗うつ剤や抗不安薬を飲むというパターンが一般的になっているように思います。

そして、今はパニック障害治療薬や社会不安障害治療薬といったものまで出てきている状態なのです。

これは神経症の場合もセロトニンなど脳内の特定の物質の分泌量の異常から起こるという学説から来ていると思いますが、これは森田療法の立場から考えると、全く的外れな考え方になります。

つまり、神経症は「とらわれ」という心理的なメカニズムによって起こっている状態だからなのです。

しかし、こういう心理的なメカニズムが原因だとしてしまうと、SSRIといった薬に出番がなくなってしまい、製薬会社は売り上げが落ちてしまうのです。

このため、今は、強引に「こじ付け」してでも脳内の神経伝達物質が原因であるということになっているのだと思います。

つまり、今はアメリカにしろ日本にしろ、製薬会社と病院の癒着が非常に強くなっていますから、心の悩みに対しても薬以外の治療法は受け入れにくい状況になっているのだと思います。

しかし、これは今の既得権益まみれの日本のマスコミでは取り上げられることはないと思いますが、大きな社会問題だと言って良いのではないかと思います。

6.神経症の克服について

神経症の心理的なメカニズムは昭和の初期に森田療法や精神分析によって明らかにされています。

しかし、森田療法は禅など東洋的な思想に基づいているために、アメリカなどでは理解されにくいものだと思います。

このため、アメリカでは精神分析の流れを汲む、認知行動療法が今は主体になっていますが、これは、まだ発展段階にあると言って良いと思います。

認知行動療法の最新の理論は森田療法の考え方に近づいてきていると言われていますが、これも、まだ、認知行動療法が発展段階である証拠なのだと思います。

本来であれば、今後、森田療法がアメリカなどで理解できるような形に進化していくのが理想だと思いますが、現実には、なかなか、この方向には向いていないように思います。

いずれにしても、対人恐怖症などの心の悩みを持ちながらも、森田療法の考え方に沿って行動の仕方を変えるようにしていくことで症状を克服していくことは充分、可能だと言えるのです。

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症状のパターン
あなたの心の悩みを明らかにする 心理テストとしてもお使い頂けると思います。
なお、タイプAは普通神経症、タイプBは強迫神経症、タイプCは不安神経症に分類されている症状になります。
    
タイプA
うつ、睡眠障害
(過眠症、不眠症)
頭痛、倦怠感など
タイプB
対人恐怖症
醜形不安
強迫性障害など
タイプC
不安神経症
過換気症候群
閉所恐怖症など
 
 
症状の詳細
下記のページは神経症の代表的な症状について、個々に詳しく解説したものです。
    
対人恐怖 不眠症 自律神経失調症 パニック障害
強迫性障害


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最終更新日 2017.02.28