ムーミンパパの 今日の交通コラム 1997年1月

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8月よりほぼ毎日連載を続けてきましたが、個人で毎日書くというのは
やはりかなりきついものがあります。

そこで、週2回火曜日と金曜日にお休みをいただくことにしました。
倍旧にも増してがんばりたいと思いますのでよろしくご理解をお願いいたします。

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30日(木)新型新幹線
 3月のダイヤ改正でJR西日本の新しい新幹線車両500系がデビューしま
す。時速500キロの世界最高速度での営業運転です。これで、新大阪−博多
間を約17分短縮できるといわれています。
 17分程度でどうなると考えられる方も有るでしょうが、実はこの差が大き
いのです。
 鉄道の世界では、飛行機との競合関係に関し、鉄道の所要時間が2時間40
分以内ならば十分な競争力を持ていると考えられています。また、飛行機の世
界では鉄道に対し2時間以上の短縮でないと競争は厳しいといわれています。
こういった事を頭に入れると17分短縮の重要性が浮かびあがってくるわけで
す。
 現実に、飛行機も鉄道も決定的な競争力を持たないのに旅客需要が増えてい
る福岡−鹿児島では、鉄道、飛行機、バスの3者間でのすさまじい競争が行わ
れています。

29日(水)ホームページのこと

本日(1997年1月29日)このホームページも開設以来のアクセス数が1
万件を超えることが出来ました。当初1年で5000件もきてくれたらと思っ
ていたのに半年で1万件という事で驚いています。

1日の最高は、1月22日の216件。この日は大雪で日本列島がほとんど凍
り付いて交通機関が麻痺した日です。第2位は台風でした。そういう意味では、
皆さんの生活やお仕事に少しでもお役に立っているのだろうとうれしくなりま
す。
 普段のアクセス数は70から80件ぐらい。休日は40から50件ぐらいで
しょうか。個人のホームページでは珍しく平日のほうがアクセスが多いページ
です。

今日は交通コラムではなく私のホームページのことになってしまいました。今
後ともよろしくお願いします。
27日(月)自家用ヘリコプターの事故
愛知県で自家用ヘリコプターが墜落し8人の方が亡くなられました。
 心からご冥福をお祈りします。

  こういう事故が起こるたびに自家用ヘリコプターの安全性の論議がなされて
いますが、ヘリコプターの運航そのものが日本では普通の飛行機に比べて非常
に劣っているのが現状です。
 自家用ヘリといってもほとんどは大企業の出張用でそれのほとんどは定期的
に決まったコースを決まった時間に飛んでいることが多いようです。ならば、
そういった企業が途中の山や自社施設に航空標識等を設置しても決して高い物
ではないでしょうし、また計器飛行の設備を国と協力して設置を進める義務も
有るのではないかと思います。

 また、保有会社の無理解からパイロットに飛ぶことを強要することも有ると
もいわれています。日本の定期航空路線ではパイロットと運航管理者(ディス
パッチャー)が飛行前に協議しどちらかが危険と判断すれば運航は中止される
こと。この両者の上司は「飛ぶな」という命令は認められているが「飛べ」と
いう命令は厳重に禁止されていることを念頭において自家用飛行機の管理を行
って欲しいと思います。

26日(日)女性職員

最近、地方で女性電車運転手や車掌が増えています。また、タクシーやトラッ
ク運転手にも女性の方が増えています。
最近のある雑誌で運輸交通関係の企業は航空会社を除いて女性の極端に少ない
企業です。これからは、そんな事も大手やJRでも言えなくなる時代が目の前
に迫っています。

25日(土)通勤電車の座席

 23日の朝日新聞に載っていましたが、通勤車両の新しい座席配置に就いて
の提案と研究の話題です。
 最近私鉄を中心に従来のロングシートからクロスシートにしてより多くの座
席を提供しようとする努力を始めています。
 それに対して、JR東日本ではなんでこんな線区までと思うようなところま
でロングシートに切り替えており乗客のブーイングにも耳を傾けない困った状
態が続いています。クロスシートはラッシュに向かないということですがそれ
は研究不足以外の何者でも有りません。
  ここは今一度原点に返ってもっと柔軟な頭脳で再検討してほしいと思います。

23日(木)小学生の運輸省

 新聞によれば日本財団(日本船舶振興会)の評議員に小倉昌男氏(ヤマト運輸
前会長)の推薦に対し運輸省が承諾書を受理せず宙に浮いているそうです。小
倉氏は「運輸省は小学5年生並み」と発言して有名な人ですがそれで運輸省が
就任に反対しているらしいというのです。これが本当なら、運輸省は幼稚園で
すね。
 最近の運輸省には私もいろいろ批判的な意見を持っています。おかしくして
誰も得をしないおかしな航空料金、政治家以外誰も喜ばない整備新幹線。この
次は何を考えるんでしょうか。
 じつは、国鉄清算事業団の還せるはずが還せなくなりつつあるお金をどうす
るかという大問題が日本の交通界には有るのですが、さあどんな解決案が出て
くるんでしょうか。何もでないのが名案というと複雑ですな。
22日(水)雪のこと
 今日ぐらいから急に寒くなって場合によっては雪が降って積もるかもしれな
いとテレビではいってます。
 交通機関では雪は思った以上に大敵で嫌われものです。一見関係なさそうな
船や飛行機でも嫌われものです。アメリカでは翼の雪落しが不十分だったため
に墜落した飛行機も有るそうです。

 実は電車というのは雪に弱いというのが定説になっています。床下に機器を
ぶら下げて走っている電車は雪によって(厳密には侵入した雪が解けた水)こ
ういった機器の故障を引き起こすからです。一説には精密機械の働き場所とし
てはもっとも過酷な条件ともいわれています。勿論北海道や東北地方で走って
いるのはそういった経験を積んできたからです。

20日(月)格安航空会社

 日本航空の系列会社である沖縄の日本トランスオーシャン航空(JTA)が、
最近のやすい虚空会社の設立準備が迫っていることに対応して羽田ー那覇に大
手航空会社の最終便の後に格安で乗れる1便を就航させるように準備を始めて
いるようです。
 この動きが、航空路線の料金見直しの引き金になるのかな。

19日(日)センター入試と交通機関

 最近、仕事が忙しくて世の中の動きに疎くなっている私ですが、朝から電車
が土曜日にしてはやけに込んでいるなと思ったらセンター試験が行われていた
のですね。

 電車やバス等の交通機関はこのセンター入試の日の運行に非常に神経を使っ
ています。雪や霧などで遅れが出やすい時期であること。受験勉強の追い込み
でかなり無理をしているため体調を崩している人が多いことなどだそうです。
 こういったところにも、それなりの気苦労が多いんですね。

18日(土)タクシー料金

 京都のタクシー業界の暴れん坊MKタクシーがいよいよ東京へ進出するそう
です。
今のタクシー業界を見ていると、値上げと乗客減少と厳しいノルマだけが目立
つ特異な世界です。
 それだけに、その気になれば儲かる世界かも知りません。これで、タクシー
の有るべき姿が東京でのMKタクシーの動き方によっては本来あるべきタクシ
ーのあり方を再検討する好機なんですがね。

16日(木)踏み切り事故
 先日、JR東日本の京浜東北線で踏み切り事故が有り、長時間電車を止めま
した。最近大きな踏み切り事故が無かっただけに残念です。
 踏み切り事故の場合、その原因の大半が道路側、つまり自動車や歩行者、自
転車に有ります。
 無謀踏み切り横断を止める。踏み切りを渡るときは左右を確認して渡る。た
だそれだけなんですが

15日(水)成人の日

今日は、成人の日です。
今年成人に成られた方、羽目を外しすぎて飲酒運転などしないようにご注意く
ださい。
20年前の昭和52年頃というのは国鉄の赤字ローカル線を肩代わりした第3
セクターの鉄道が続々と誕生した年です。
経営が厳しいといわれながらもどの会社もしぶとく残っています。この辺がす
ごいですな。

13日(月)バス会社の分離

 京王帝都電鉄が自社のバス部門の一部を分離して新しいバス会社を設立する
ようです。バス会社の分離自体そんな珍しい物では有りませんが、最近超低床
バスで積極さが目立つ同社のバス部門だけに注目されます。
 大手私鉄のバス部門といってもいろいろです。直営あり、すべて子会社にし
ている会社ありといろいろです。
 極端に言えば、日本最大のバス会社「西日本鉄道」があれば、新宿ー箱根の
高速バスだけを直営にしている小さなバス会社「小田急電鉄」(一般的に小田
急バスといわれているのは「小田急バス」という子会社です。)があります。
 また、すべて子会社にして直営していない会社でも「京阪電気鉄道」はバス
部門を直営したことの無いという点でも変わった存在です。

12日(日)3クラス制

今年の4月から就航するJASのB777では3クラス制を導入するようです。
国際線では例が有りますが国内線では例が有りません。
乗客や旅行代理店の反応が見物ですが、どういうような差別化を図るんでしょ
うか。興味が有ります。
国内線の航空料金は自由化以来おかしくなっていますがこれが引き金になって
大きく変わるかもしれません。

11日(土)ロシアの貨物船

今、日本海で座礁したロシアの貨物船で大変なことに成っていますが、聞け
ばとんでもないポンコツ船だそうです。
 そんなことを聞くと、果たしてこの国交通機関は今どうなっているんだろう
と考えてしまいます。保険に入っていたのが不幸中の幸いというのはあまりに
もさびしいですな。

9日(木)レールのヒビ

工事中の秋田新幹線でレールに大量のひびが見つかったそうです。開業前の鉄
道でこういうことが起こるのは信じられないような気がしますがどうなんでし
ょうか。
レールの溶接工程で何らかの原因が有るとにらんでいるようですが、しっかり
原因を突き止めて今後のことに生かしてほしいと思います。
6日(月)交通事故
昨年の交通事故の死者数が1万人を割ったそうです。
警察をはじめ関係者の方々のご尽力のおかげだと思います。
ところで、航空や鉄道に比べ自動車は事故の数も死傷者の数も圧倒的に多いの
は実は規則を守らないからだということを聞きます。
鉄道や航空の世界ではその運行規則が厳格に守られておりそれが高い安全性に
つながっているというのです。
自動車交通というのは一般人がその乗り物を運転できるまたは運転しなければ
成らないというユニークな交通機関です。
今年も交通規則を守って事故はゼロ。
5日(日)帰省客輸送
今年の年末年始の帰省客輸送は今日の帰りの乗客がピークを迎えて一段落のよ
うです。
ただ、毎年混雑が少なく成って来るのも事実のようです。デパートやスーパー
などでは2日から開いてるところもあったりすると帰省する人もどんどん少な
くなるし、また何がなんでも正月に帰るということもなくなるんでしょうな。
また、子供が少なくなってくると正月しか一族郎党が揃わないということも無
いでしょうから、ますます帰省客が減ってくるんでしょうな。
そのうち、帰省客で混雑する東京駅の姿が過去の歴史に成るかもしれません。

4日(土)今年の新線開業から

今年の新線開業予定で、地下鉄以外のものには次のようなものがあります。漏
れがあったらごめんなさい。
秋田新幹線、北越急行、北陸新幹線、しなの鉄道、JR東西線、土佐くろしお
鉄道
この中で、重要なのは前2つでしょう。いずれも鉄道にとって戦略的に重要な
位置を占めると思われる鉄道です。
 両者とも、在来の航空路線と正面からぶつかり激しい競争が予想されます。
航空運賃の自由化とそれによる運賃体系がもう一つすっきりしない航空業界と
長男が長男らしくないJRのどこかが足かせになっている鉄道とどういう決戦
になるかが注目です。
 どうコロンでも、ここ2から3年は中距離の乗客輸送の主導権をかけた鉄道
と航空機との壮絶な乗客争奪戦が展開されるでしょうね。
 こんな時期に整備新幹線などという万里の長城よりひどいものを押し付けよ
うとする、自分の地位安泰しか能がない国会議員に政治を委ねてよいのでしょ
うかなんて書いたら書きすぎかな

3日(金)120キロ運転と信号

  初詣に京浜急行に乗って家族揃って川崎大師までいってきました。
  噂の京浜急行120キロ運転に伴う新信号表示システムも見たかったからで
す。従来の緑と黄色同時点灯で制限65キロの「減速」表示ではなくこれを点
滅させて制限105キロの「抑速」表示を新設させた物です。
 娘は、なんか故障した信号機がいっぱい有る等といっておりましたがなれな
いと違和感はあります。
 JR時代から65キロと120キロでは間が開きすぎてると言う問題があり、
京浜急行のような高密度運転ではこの問題を解決する為に実施された物です。
 一方、JRの技術支援によって建設中の第3セクター「北越急行」では緑の
「進行」表示のさらに上を行く緑2つ同時点灯の「高速進行」新設で準備中と
もいわれています。
 今まで、この世界では日本国内では統一されていた世界ですが、今後は各社
で思い思いのシステムが構築されてくると言うことでしょうな。

2日(木)神社仏閣と鉄道

 初詣は皆さんどうされたでしょうか。
 沿線に有名な神社仏閣を持つ交通機関は此処を先途と大車輪だと思います。
関係者の皆さんご苦労様です。
 ところで、こういった神社仏閣の参拝客を当てにしたと言うか、主目的に発
足した交通機関と言うのも結構あります。
 現在、大手私鉄として名を連ねる京浜急行(川崎大師)や京成電鉄(柴又帝
釈天と成田山)はそういった参拝鉄道から大きくなった鉄道です。
 地方鉄道でも、水間鉄道(大阪府)、能勢電鉄(大阪府、兵庫県)や高松琴
平電鉄(香川県)等があります。
 京成電鉄金町線は人力軌道の歴史も有る分けで人力軌道の生き残りと言う点
でも希有な存在です。
 一般にこのような参拝鉄道は季節的な変動が大きすぎて経営が難しいといわ
れているのですがこれらの鉄道はそれを克服して生き延びている鉄道です。

1日(水)大晦日の終夜運転

明けましておめでとうございます。

今年は私の住んでいる神奈川県地方でも交通機関の大晦日の終夜運転が
すっかり定着していますが実は私は、終夜運転の元祖京阪沿線の出身です。
と言うことで、今日はその終夜運転の思い出です。

 NHKの紅白がはじまる頃、私の父と母は京都四条駅の近くにある八坂神社
(地元では八坂さんという)でおけら参りに行っておけらを貰って帰ってきます。
 おけらというのは火縄に火を付けた物でこれでお雑煮を作って正月に食べると
病気しないと言うことでした。(現在ではおけらを持っての電車乗車は禁止され
ています。)京阪電車でおけらを貰って帰ってきた父母は、風呂の種火にこの火
を移してこの日で風呂を沸かし直し、さらに元旦の雑煮を作るのが我が家の習わ
しでした。(今、種火といっても何といわれそうですが)


  一度父がおけらを貰ってかえってきてから、突然「八幡(はちまん)さんに
行こう」といいだして八幡市駅の八幡神社へいった事があります。
 帰りに見て見ると、八幡市駅の使わない退避線ホームに電車を留置させ、車
内にヒーターを効かせドアを手動にして電車待ちの乗客の暖を採っているのが
印象的でした。

 ところで、首都圏での終夜運転というのは本数はたいしてないですが、京阪
の終夜運転というのはやはり規模が違います。
 運転形態は若干違いましたが本数的には平日の昼間と同じくらいの本数を運
転していたと思います。
 やはり、元祖と言うだけのことはあるんでしょうな。
 

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