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ムーミンパパの交通コラム 1999年12月

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31日(金)

台湾新幹線受注

台湾台北と高雄を結ぶ高速鉄道の建設が日本連合に発注されることがほぼ決定しました。三井グループと三菱グループが共同で受注しJR東海とJR西日本がサポートしたといわれる受注プロジェクトです。いったんは独仏連合を中心としたヨーロッパ勢に押されていましたが逆転して受注内定にこぎつけました。
もともと台湾と日本の鉄道は関係が深く、占領時代の鉄道開発からその後も国交断絶後も技術交流が続いていました。それだけにヨーロッパ方式の高速鉄道採用はかなり無理があるといわれていたんですが資金面での優遇や値段、対地震性等が評価されたようです。
今後は正式発注後はつつがない工事で立派な新幹線を作ってほしいと思います。

今年のコラムはこれが最後です。年末は交通関係でも困ったことばかりでどうなるかと思いましたが最後はちょっと明るい話題になりました。
来年もよろしくお願いします。

29日(水)

ごみ箱とコインロッカー

東海道新幹線のごみが爆発したと思ったら、京成電鉄とJR成田線の電車の車内でぼやが有ったり、JR浦和駅のコインロッカーが爆発したりで心休むひまがありません。
年の瀬を迎えてこれからピークというときにとんでもないやつがいるもんです。幸いいずれも大事に至りませんでしたが一歩間違えばと思うと恐ろしい気がします。
おかげでコインロッカーとごみ箱は鉄道各駅から締め出されてしまいました。
これから長距離客が多くなる時期に、この二つがなくなるというのは旅行者には大変でしょうが致し方ないでしょう。としかいえないのが悔しいです。

27日(月)

ごみの爆発

東海道新幹線大阪運転所で帰ってきた車両のごみ箱から回収したごみが爆発するという事件が起こりました。その後の警察の調べで何者かが故意に仕掛けたものの可能性が高いということで緊張が走っています。密室である交通機関を狙うというのも許しがたい行為ですが、今度はごみ箱ですか。
年末年始の大輸送に今年はY2K問題と交通関係は休むひまがないほどの緊張の連続です。インドでは深刻なハイジャックが発生するなど大変な年末です。
せめて正月ぐらいは平穏であってほしいと思います。いや、そうではないですね。来年こそは平穏な年でありますように

26日(日)

フェリー室戸運航再開

7月末に暴風雨の中、浅瀬に座礁したフェリー室戸が12月18日から運航を再開しました。やっと帰省のシーズンにまになったというところでしょうか。
一時は航路廃止のうわさも飛んでいただけに関係者の喜びも大変なようです。また地元でも大阪との直結パイプがつながってほっとしているようです。当日市民4000人が船を出迎えたというのは期待の大きさもうかがえます。このフェリーは事故の後、関係当局から社内体制や運航体制について厳しく指摘されそういった対策を講じての再出発です。それだけに関係者の努力は大変だったようですが残る問題は資金のようです。事故による損失13億円のうち保険で支払われるのは5億円で残り8億円については目処がついていないということで大変ですな。地元東洋町では他の市町村や高知県にも支援を要請しているようですが過疎の町に8億円が負担できるわけもなくフェリーがなくなれば過疎化が進むだけということで苦しいようです。
第3セクターに限らず、地方の交通を担う交通機関に対して地元が地元の責任で存続させるのであればこういった災害や事故対策費を短期的あるいは長期的な資金を得るために別枠での地方債等の発行や国や件からの資金貸付といった制度も検討されてもよいのではないかと思います。

24日(金)

機内のワイセツ行為

オーストラリアのカンタス航空機内で日本人乗客がワイセツ行為で取り押さえられ、オーストラリア連邦警察に逮捕されるという事件が飛び込んできました。
20日夜成田発のカンタス航空22便(成田からシドニー経由メルボルン行き)の機内で神奈川県在住の40歳の男性が乗り合わせた20歳の女子大生の胸を触るなどの行為を繰り返したために乗務員に押さえられてシドニーで警察に引き渡されたというものです。
この国ではまだ旅の恥は掻き捨てと言う言葉が生きている人がいるんですな。

何でクリスマスイブにこんな話になってしまったのやら。

22日(水)

ヴァージンとシンガポール

例年12月はここに書くことが少なくて困るんですが今年はどういうわけか予想もしないニュースが多いです。とりあえず今日の話題は航空界の話題です。バスにも大きなニュースがあるのですがそれは次の機会にしましょう。
で、タイトルだけでは何のことかわかりませんが、シンガポール航空がイギリス第2位の航空会社ヴァージンアトランティックの株を49%も取得しました。そういえばヴァージンの社長は最近気球に乗っているか自動車の宣伝に出ているかでどうなっているんだろうと思っていたらこういうことだったんでしょうか。すでに両航空会社は乗客ラウンジの共用等の業務提携に準備をすすめています。それにサービスで定評の有る両航空会社ですからいろいろなサービスで新企画が出てくるかもしれません。シンガポール航空は来年春にはスターアライアンスに加盟が決定していますから世界的にも大きな影響があるかもしれません。

20日(月)

憧れのハワイ空路

アメリカ運輸省は観光と産業振興のためにすでにアメリカ本土に乗り入れしている外国航空会社がホノルルおよびコナ路線に自動的に認可されるという方針を確立しました。また、ホノルルおよびコナ地区に乗り入れている外国航空会社が本土地区に乗り入れも同様となります。
ずいぶん思い切った処置ですね。どこの空港もいっぱいでそれどころではない日本の空港事情では考えられないような処置です。

ところで、17日の使用済み回数券払い戻しの件ですがすでに大手私鉄は実施済みです。お詫びして訂正させていただきます。

19日(日)

パナマ運河

長くアメリカの管理下にあったパナマ運河が12月31日付で地元のパナマに委譲され文字通りパナマの運河になります。軍隊を持たないパナマがゲリラ多発地帯の南米でうまく管理できるのかなど心配事がないわけではないようですがつつがない運行と管理を念じて止みません。
パナマ運河は1534年スペインが調査をしたのが最初といわれます。その後スエズ運河を建設したフランス人レセップスが挑みましたが20年を費やしても完成できませんでした。1903年コロンビアから独立直後のパナマとアメリカが運河条約に調印、その後10年の歳月をかけてアメリカが運河を完成させました。
今日アメリカの西部と東部の連絡は内陸の貨物鉄道によるコンテナ輸送が中心といわれ一頃ほどの重要性は薄れたといわれています。しかし、太平洋と大西洋を結ぶ唯一の航路であることには替わりありません。
パナマ運河の最大の欠点は通行できる船舶の大きさに制限があることでしょう。パナマックス(Panamax)という言葉が船の世界であるようにパナマ運河がとおれるかどうかが有る意味でキーワードになっています。世界を巡る豪華客船がすべて必要以上に細長い線形になっているのはパナマ運河を通行できるという条件を満たそうとしているからです。
事実、日本からのコンテナ船もアメリカ東海岸向けは西海岸で陸揚げしてから鉄道輸送かインド洋大西洋を渡っての輸送に変わっているようです。パナマ運河をとおるのは日本からは南米向けが主力のようです。
アメリカ海軍はこのパナマ運河の幅の束縛から長いこと抜け出せず非常に困難な艦船計画を強いられました。日本海軍が戦時中に建造した戦艦大和の設計段階で二つの案があったそうです。建造された大和より少し小ぶりの案だったといわれていますがどちらが優越か判断がつかなかったといわれています。決め手になったのは小ぶりの案の戦艦だとパナマ運河が通行できる船は困難ではあるが可能である。大きいほうの案はパナマ運河通行可能な船は不可能である。という結論に達したからといわれています。つまり大きいほうの案に対抗する戦艦をアメリカは作れないと見たといわれています。実際アメリカの戦艦は戦艦として不適切といわれるほど細長くこのため防御能力が不十分と指摘されていました。日本の真珠湾攻撃でいとも簡単に大量に沈んだのもここに原因があるという人もいます。

17日(金)

回数券の払い戻し

JR各社では2000年2月から回数券使用後でも残件の払い戻しに応じることになりました。(普通回数券とグリーン普通回数券のみです。さらに割引のついたものや特急券などと併用されたものは適用外ですからご注意ください)使用済み回数券の払い戻しというのはあまり例がありません。しかし回数券て結構あまらして困ることがあるんですな。ただJRが先鞭をつけた制度は結構他社に波及するので大手私鉄なども追従する可能性はあります。
なお払い戻し額は使用した枚数分の普通運賃と手数料(210円)を引いた額です。

15日(水)

ワンコインバス

西鉄が試験的に2000年3月末までとしていた福岡市内のワンコインバス(100円バス)が2000年4月以降も継続することになりました。前年同期比7割増しとなった乗客数が大きな決め手だったようです。
一方京都では市バスがワンコインバス運行に乗り出すことが明らかになりました。2000年4月から土日と祝日のみ試験運行するものです。地元タクシー会社との軋轢があったからとはいえ公営交通のワンコインバスも珍しいです。

13日(月)

飛行機でインターネット

飛行機の中でインターネットできる時代がもう少し出来ます。アメリカロックウェル社がいくつかの航空会社と共同で開発中であることを発表したものです。当初は機内のハードディスク上に蓄えたものだけを表示するのですが3から4年後にはインターネットに直接接続することが可能ということだそうです。
しかし、狭い機内で変なものを見ていると品性が問われるなと思ったり、それが縁で隣の人と会話が弾んだり面白いかもしれません。

12日(日)

車椅子とバス

従来、ノンステップバスやリフト付バス以外の乗り合いバスで車椅子利用者がバスを利用する場合は介護者が付き添うことが義務付けされていましたが10日よりその義務が廃止されました。これで車椅子利用者も一人で乗車することが法制度的には可能ということになります。
電動車椅子が増えてきたことや、ノンステップバスやリフト月バスと同程度の効果があるワンステップバスの普及などの社会的変化が介護者同伴を義務付ける合理的理由がなくなったというものです。
従来より、この制度は批判が多かったので、歓迎している向きも多いようですが突然はしごをおろされた感のするバス会社では戸惑いもあるようです。(従来より、一部のバス会社では介護者なしでも乗車を認めていたバス会社もあるようです)
これにより、介護者がいなくてもバス会社は車椅子利用者が乗車しようとするときは満員のとき、何らかの理由により危険であると判断されるとき以外は乗車拒否が出来なくなります。
なお、運輸省では車椅子利用者の乗降が乗務員の手に負えないときは乗客に協力を求めるようバス会社に求めています。皆さんの暖かい協力をお願いします。

10日(金)

年末年始の海外旅行

大手旅行代理店JTBの調査では今年の年末年始の海外旅行客は前年の11.4%減の55万9000人で5年ぶりに60万人を割り込みました。Y2K対策で政府が不要な海外旅行を避けるように呼びかけたことやY2K対策で出勤する人が増えたからではないかと見られています。
行き先は例年この時期の定番ハワイが2位に落ちて韓国がトップになりました。
もっとも1月3日から5日出発のツアーは逆に増えているとか、3連休となる1月8日からは逆に増えているんだそうです。
ところで皆さんはどうお過ごしでしょうか。

8日(水)

パークアンドライド

通勤輸送におけるパークアンドライドは、もう死語のような、地方ではむしろその言葉が言われないまま、それが実行されていますが北陸では長距離列車にそれが行われています。富山県内から東京方面に特急はくたかの特急券を往復で買うとその間主要駅で車を無料で預かってくれるというものでこれはずいぶん思い切ったサービスをしています。10月の利用台数は1700台近くあったということでずいぶんな数字です。
北陸地方と東京方面は飛行機とJRの競争が激しいところで相次ぐ割引切符ではなくこういった利便性へのサービスも重要かもしれません。また、また乗客のほとんどが日帰りか1泊2日で帰って来ると言うのがこのサービスが成立する要因だそうです。
しかし、日本でこういう無料サービスが成立するんですな。私にはそのほうが驚きです。

6日(月)

運輸白書

11月30日に運輸省は今年度の運輸白書を発表しました。今年の特徴は大都市向けの交通機関に目を向けたこととバリアフリー化への推進を打ち出したことだそうです。従来大都市圏の交通政策を正面に据えての運輸白書がなかっただけにやっと目を向けたということでしょうか。
従来は地方交通に熱心で大都市交通はないがしろといわれていましたから大都市圏に通うサラリーマンはそれだけでも将来に少しは希望が持てるということでしょうか。
従来から、地方都市のローカル交通は地方に任せ国はそれを後押しする政策を、大都市圏交通は地方自治体の能力も守備範囲も超えているから国の積極的な支援が必要といってきましたがどうなるんでしょうね。

5日(日)

バスメーカー提携

日野自動車工業といすゞ自動車のバスの生産共同化実施という思い切った提携はあっという間に業界を駆け巡りました。日本ではあと三菱自動車と日産ディーゼルとがあるだけなんですが。それで尾2位と3位のメーカーの提携は大きいです。ただ、バス市場はトラックの5%程度の市場規模なので苦しい経営が続くこれら4社にとってどの程度の貢献になるか疑問だということも上がっています。ただ、トラックが苦しくなる以前からバスは赤字状態だったからトラックが支えきれなくなっただけのこととという見方もありますが今後どうなるんでしょうか。親会社が大リストラの最中の4位メーカー日産ディーゼルが新たな親会社探しに走るのかとか、残った三菱自動車と提携なんてこともあるのか目が離せなくなりました。
しかし、バリアフリー対策で先頭を走る日産ディーゼル、それを急追する三菱自動車、1歩も2歩も遅れたといわれる日野自工といすゞが組んでどんなバスが出来るのか。という見方もあるんですが。
それから、バス車体を大量に日産ディーゼルに供給していた富士重工が日産系列から離れていすゞと同じGM系列に替わるんですな。この辺の動きも見ると車体メーカーも目が離せません。
しかし、日野ブランドの富士重工の車体をつんだいすゞ日野共同生産のシャーシのバスが登場するんでしょうか。

3日(金)

オーストラリアの列車事故

オーストラリアで乗客12人以上が亡くなると言う痛ましい列車事故が発生しました。2日8時30分ごろ(日本時間で6時30分ごろ)シドニー郊外で大陸横断鉄道の列車に通勤電車が衝突したというものです。地元の新聞を私の拙い英語力で見た限りでは信号無視か信号故障のようですが。
死者と重傷者はすべて通勤電車の乗客で大陸横断鉄道の乗客は軽傷者のみというのも不思議な事故です。
なくなられた方のご冥福をお祈りします。

1日(水)

JR北海道室蘭線トンネル

北海道JR室蘭線礼文浜トンネルで起きたトンネル天井部の崩落事故が予想外に大きな影響になっています。
ただこの事故は、よくわからない部分があって、本当に2ヶ月前の点検で異常がなかったのかよくわからないところがあります。この辺の詳細がよくわからないのですが、JR北海道の発表どおり本当に前の点検で以上を見過ごしていたのならまだいいです。そうでなかったらトンネルは予想外のスピードで大崩落の方向へ進んでいるわけで復旧にあたっている100人以上の作業員の生命が危険にさらされているということになります。これからどんどん気温が低くなる北海道では土地が凍結してトンネルや橋に思わぬ影響を与える時期です。
実は国民生活に思わぬ影響を与えているのが貨物輸送です。今後不通期間がさらに延びるのなら旅客列車を間引いてでも貨物列車を優先的に走らせる処置が必要ではないか。私はそう思います。


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