ムーミンパパの 今日の交通コラム 1999年8月

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週3回火曜日、木曜日と、土曜日にお休みさせていただいています。
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30日(月)

麻薬

マイアミ国際空港を舞台に、アメリカン航空の地上勤務社員30人を含む大掛かりな麻薬密輸組織が摘発されました。航空会社の身分証があれば空港無いから機内までフリーパスであることを悪用したもので2年間の内定の結果ということで相当の規模だったようです。女性客にレイプしていたカーニバル社と言いアメリカの交通機関の不祥事が続きます。

29日(日)

新規路線開業

今日、横浜市営地下鉄の戸塚−湘南台間が開業します。今年の鉄道路線開業はこれが最後です。以前は一月に必ず一つか二つの新規開業があった時代もありましたが、そういう意味ではずいぶん寂しい時代になりました。
この横浜の地下鉄は、当初10月開業予定だったものが市長の新学期に間に合わせろの鶴の一声で本日になったというものです。担当者は超多忙を極めたのではないかと想像します。また、この路線は最近では珍しい競合路線ですし、横浜市営地下鉄がはじめて横浜以外に路線を伸ばした路線でもあります。

27日(金)

沖縄のバス

このコラムの3月にも書きましたが、絶対実現しないだろうと思っていた沖縄の路線バスの大合同がいよいよ現実味を帯びてきました。沖縄の四大バス会社(那覇交通、琉球バス、沖縄バス、東陽バス)が合同で新会社を設立。各バス会社が新会社に路線バスの諸権利とバスそのものを売却するというもので沖縄の交通の歴史としても画期的なものになりました。沖縄ではバス会社の乱立と過当競争から県全体で地元住民さえ利用しにくいわかりにくいバスになってしまっており、ぜひ、一見の観光客にも乗りやすいわかりやすいバスとして再建して欲しいと思います。この新しいバス会社には地元の有力銀行や有力企業、沖縄県や国まで出資する予定で官民上げての沖縄の公共交通再建が行われます。
最近の風潮からは逆効するような動きかもしれませんが、私は期待したいと思います。

25日(水)

自動券売機とキセル乗車

JR小倉駅で初乗り運賃の切符の販売を自動券売機から窓口販売に切り替えたら不正常者が大幅に減ったということで話題になっています。
小倉駅で初乗り対象となる駅は西小倉駅のみで西小倉駅で回収される小倉駅からの切符は1日30枚程度。それに対して小倉駅での発行枚数は月15000枚から20000枚(日に直すと500枚から700枚)だそうで、その差はほとんど不正常者と見られています。窓口販売にしたところ月900枚から1400枚に減ったそうです。
1日30枚程度の発行であれば、駅での手売りで充分なわけですが、しかし不正乗車が多いということの証明でもあるんですな。不正乗車した損金は結局正当な乗車をした人の負担になっているわけで、そういう意味では一般旅客ももっと厳しく見て欲しいと思います。

23日(月)

バリアフリー

建設省では、鉄道の駅やバス停留所のバリアフリー化を積極的に進めるために来年度から主要駅とその周辺の調査に乗り出す事になりました。
調査事態は否定しませんし、喜ばしいことだと思いますがバリアフリー化というのは単に駅や停留所のみならず車両や乗務員教育、乗客への啓蒙意識改革などが相そろって実現できるものです。
2001年1月建設省と運輸省などがいっしょになって国土交通省となります。そのときにはぜひ本当の意味での総合的バリアフリー推進対策が取られていて欲しいと思います。

22日(日)

JR西日本の2000年

JR東日本が2000年1月1日の日付が変わった時点で列車を止めることを検討中ということで各方面で波紋が広がっていますが、JR西日本は列車を止めないと発表しました。JRの西と東で対応が異なったということでしょうか。JR西日本では9月に大規模な擬似テストまで行うということです。
私としてはいつもと同じようにきちんと走らせるほうが良いと思います。
これから他のJRの対応や、JR西日本と東日本の境界駅での取り扱いなどが焦点になるんでしょうな。
ところで、旧型のカーナビで明日から未改修のものは動かなくなる可能性があります。ご注意ください。日本時間では午前9時がポイントということになります。

20日(金)

暑さとジャンボジェット

暑い日がまだまだ続きます。以前、暑さでJR北海道ではダイヤが乱れていると書きましたが、飛行機の世界では暑さのために飛行機が離陸できないという珍事がありました。
17日午後2時ごろ、成田空港を離陸しようとしたブリティッシュ航空8便のジャンボジェットで滑走路路面のわだちに車輪を取られ動けなくなったものです。
この暑さで、滑走路のアスファルトが柔らかくなった上に、燃料も満タンで乗客も満席、貨物も満載状態でこういうことになったようです。

18日(水)

英国の2000年

英国海上沿岸警備庁は、年末に英国に寄港した船で2000年対策が不完全な船は安全が確認されるまで、拘留する方針を明らかにしました。英国の対外交流の90%は船だということで万が一こういった船が事故を起こしたら経済的損失は計り知れないということなんだそうです。
まさか日本の船が拘留を受けることは無いと思いますが、海運と航空では信頼できない国もあるようです。

16日(月)

汽車ポッポ

汽車ポッポという童謡をご存知でしょうか。知らない方は「汽車ポッポ」や「汽車ポッポ」のホームページを覗いて下さい。
この有名な童謡が、実は軍国童謡だったと言うのはあまり知られていません。
「僕らを乗せて」のところが「兵隊さんを乗せて」で始まり最後には「僕らも手に手に日の丸の旗を振り振り送りましょう。兵隊さん、兵隊さん、万万歳(ばんばんざい)」で終わるもので中国戦線が佳境を迎えた昭和13年に作られました。昭和20年戦後第一回の紅白歌合戦でこの歌を歌っていた歌手を出場させることになり急遽歌詞を作り直したのが現在の汽車ポッポです。
子供の夢を育む童謡にまで戦争というのは暗い影を落としているんですね。
昨日は終戦記念日でした。

15日(日)

スターアライアンス

ハイジャック騒動で、ニュース自体が注目されませんでしたが、全日空のスターアライアンス加盟が着々と準備が進んでいるようです。今まで、今年秋としか発表されていなかったのが正式に10月31日予定と発表されています。
なんと言っても圧巻は、8月10日お目見えしたスペシャルマーキング(B767−300)の登場でしょう。国内専用機材ですが尾翼にはスターアライアンスのロゴが、機体には全日空を含む加盟9社のマークがあしらわれたもので無国籍状態の飛行機のように見えます。
おそらく加盟各社に写真等が配信されてスターアライアンスのPRようにも使われるんでしょう。

13日(金)

SFカード

すでに関西圏で実現している、料金前払いのSFカード(前払いカードを直接改札機に投入して乗車するカード)の共通化が関東私鉄でも実現するようになりました。2000年秋からですが一部で言われていた大手のみではなく、JR東日本以外のほとんどの会社が加盟する大規模なもののようです。
すでに実現している関西では鉄道各社からバス会社まで裾野が広がっており(一部ではまだJR西日本の加盟もとりだたされている)その利便性はすばらしいものがあります。技術的にはちょっと面白い方法がとられており、方式の統一が困難だった関東私鉄業界の特徴が出ています。
ただひとつお願いは、一部首都圏のJRで見られるような、SFカードを導入したら切符販売機の行列が長くなったなんて事の無いようにお願いしたいと思います。

11日(水)

夏のレール

北海道地区のJRで、記録的な暑さから、レールが曲がり列車が徐行しているため遅れが続いています。北海道地区の場合、冬の厳寒期対策のために夏には弱いレールを採用しているというのも一因ですがなんと言ってもやはり記録的な猛暑でしょう。
レールは温度によって伸び縮みしますが、それをがんじがらめに固定することによって無理やり押さえているようなところがあります。したがって気温が暑くなって押さえきれなくなると伸びきってしまって手の施しようが無い状態になります。また、保線作業中にちょっと油断して金具をはずしたりすると伸びてしまうこともあります。ロングレールなんかは気温の変わり目に設定替えと言う作業を行ったりするんですが今回はそんなことで追いつかなかったんでしょう。
こういうことが起こったときは、とりあえず、複線化区間なら外側に、カーブならやはり外側に大きくカーブさせます。レールが延びてしまっているので元の直線に戻せないのです。とりあえずゆったりしたカーブを作って列車を徐行運転で通すというのが応急処置のようです。本格復旧はレールが冷えてからということになります。
関係者のご苦労が偲ばれます。

9日(月)

JRの特殊会社化

民営化になって13年となった、JRについて運輸省で現在国が持っている、JR株の売却を行わず民間会社ではなく国の特殊会社として取り扱おうという話が一部の報道機関に出ていました。
JRが民間会社になって運輸省の言うことを聞かないというのが発端のようですがとんでもない話です。国鉄時代は決定権が無く責任だけを押し付けられたためには茶めちゃなことになったのを忘れたんでしょうか。効率的な公共サービスをひるような権限と責任を持たせることによってより安定した、機能的なサービスを効率良く提供するという試みは成功していると思います。
今再び、元に戻そうという考えには断固反対です。

8日(日)

機内食のあまり物

アメリカン航空がダラス空港で実施していた、国内線機内食で実際にあまった食品を慈善事業に寄付する試みで、提供重量が1万ポンドに達したそうです。これは封をしたままの食品や、腐る心配の少ないジャムやシリアル類で乗客に提供されずに余った物を、専用の袋に入れておきケータリング業者からフードバンクという慈善団体に寄付するものです。
今年の5月からはじめていたそうですが、見方によればずいぶんもったいない話だったんだなと思います。アメリカン航空ではすでにシカゴでも始めた他、他の空港でも行えるよう準備中だそうです。

6日(金)

2000年問題

JR東日本が、2000年1月1日の直前、全列車を最寄駅に停車させることを検討中だそうです。目先の事、自社の事、自社の自部門の事しか見えないこの会社らしいといえばそうですが、他のJRは困惑しているし、電気が停電するといわれて電力会社はカンカンだし、あっちこっちに波紋が広がっています。(ちなみにJR東日本は鉄道会社の中で唯一電力供給部門を持っている会社で所要電力量の半分ぐらいしか電力会社から買っていないはずです。)
色んな意味で2000年問題に携わってきた私としては、当日は何もしない、普段と同じようにする、変わったことをしないというのが当日のもっともベターな行動だと思います。それとも自信が無いんでしょうかね。この会社。自信が無いというならわからんでもないが。

4日(水)

インドの鉄道事故

2日朝、インド東部西ベンガル州ガイサル駅で夜行の2急行列車が正面衝突、最終的な死者が500人に達するかもしれないという大惨事が起こりました。
日本の鉄道で最大の事故、鶴見事故の死者が161人ですから、この事故の大きさも凄まじい物です。この事故は当初テロ活動による爆発事件としてニュースが入ってきましたが、結局事件ではなく、事故だったようです。
インドは今、政情不安による、テロ活動の増加と老朽化した鉄道設備とで鉄道旅行は非常に危険な状態といわれていましたが現実になってしまったようです。
しかし、信号設備かポイントの不備でこうまで大きな事故というのは、日本の常識では理解できないところがあります。

2日(月)

吉野鉄道

 昭和4年(1929年)8月1日、近鉄の前身、大阪電気軌道は吉野鉄道を吸収合併しました。存続すら危ぶまれたボロ鉄道大阪電気軌道がその再建に成功し、他社を巻き込んでの積極的な他社吸収の前身として歴史的な日というべきかもしれません。


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