ムーミンパパの 今日の交通コラム 1999年6月

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週3回火曜日、木曜日と、土曜日にお休みさせていただいています。
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30日(水)

事故調査検討会

運輸省は鉄道局長をトップにした、鉄道事故を専門に調査する、「事故調査検討会」を設置すると発表しました。航空事故の「運輸省航空事故調査委員会」、海難事故の「海難審判庁」のようなものになるかどうかは未知数ですが、やっと鉄道でもできるようになったかというのが実感です。
私自身は、こういった事故での警察の捜査権や調査権、逮捕権も事故の真実を究明し今後の事故防止対策に百階あって一理なしだと思っています。こういった方面でも制度の拡充が望まれます。

28日(月)

新幹線故障

最近、新幹線で車両故障が2件ほどありました。上越新幹線でブレーキ故障でMax車両がトンネル内で立ち往生、4時間に渡って乗客は缶詰状態になりました。一方山陽新幹線ではトンネル内でパンタグラフが破損、1時間30分にわたって現場で停車しました。この1時間30分と4時間の差は何でしょうかね。
JRの中で、最も危機管理の進んだ会社と、最も遅れている会社の差がこんなところに出ています。

ところで、山陽新幹線の故障車両。営業運転中にこれだけ大破した新幹線車両というのも見たことがありません。早急な原因調査をしてほしいと思います。

27日(日)

東海道線全通

1889年(明治22年)7月1日、湖東線馬場(現在の膳所)−米原−長浜および米原−深谷長浜−関ケ原間に存在した駅、明治29年11月廃止)が開業しこれらを東海道線に編入することで東海道線新橋−神戸間が開業しました。長く長浜−膳所間を太湖汽船(現在の琵琶湖汽船の前進にあたる会社だと言ってもいいと思う。琵琶湖のこの後の、水運の歴史は複雑怪奇でちょっと調べたぐらいではわかりません。ご存知の方、ご教示ください)に委託した連絡線業務としていましたがこれにより全線が鉄道として日本の輸送の大動脈が鉄路でつながりました。
関東と関西を結ぶ鉄道が建設してから海岸沿いは国防上危険だからと中仙道ルートになったり、建設が技術的に難しいと海岸沿いの東海道ルートになったり紆余曲折を経ての大開業でした。

25日(金)

不正乗車

明日、26日は不正取り引き防止デーということで、今回は不正乗車の話をしましょう。不正乗車とは何かというとこれが実は決まった定義はありません。定期券の裏側には「その他不正に使用されたとき」といった表現があると思います。しかし、正しい乗車というのは定義がありますからこれに外れたものが不正乗車ということになります。
正しい乗車というのは
乗車した区間すべてに有効で利用資格のある正規(贋物でないという意味です)の乗車券(場合によってはさらに特急券等も)を連続して切れ目なく持っていること。
旅行開始時に正しい手続きが取られていること(駅の正規の改札を通っていること)
旅行終了時に正しい手続きが取られていること(駅の正規の出口を通っていること)
の3つの条件を満足していることになります。これは鉄道のみでなく、飛行機やバス、タクシーから遊園地の乗り物から宅配等の荷物にまで当てはまります。
最近大手私鉄を中心に不正乗車防止のためのさまざまな取り組みが功をそうして不正乗車そのものは減っているのに内容は悪質となっています。そのため1000万円の追徴金という事件まで発生しました。不正乗車は立派な犯罪であるということも肝に銘じてほしいと思います。

23日(水)

小田急NSE車

昭和38年にデビュー、多くの人々を箱根へ案内した小田急の3100系NSE車が7月18日で実質引退します。それ以降は1編成が団体用として残るのみですので一般のひとが乗車できるのは7月18日が最後ということになります。外観は運転席を客室の上に上げたことで、このアイデアは小田急自身が終戦直後に持っていたといわれながら長く実現せず、結局名鉄の二番煎じのようになってしまったのは否めません。しかし、終戦直後に当時進駐してきた米軍に対して運転席を屋根上に設置することによって客室を車両の端から端まで設置する構想を説明したのは有名な話です。
デビュー以来、その優雅なスタイルと豪華さは日本中に有名となりました。特に25年にもわたって有料特急の地位にありつづけたというのは特筆すべきでしょう。
しかし、小田急の特急が今や観光用からビジネス向けに変わってしまったといわれ観光用に特化したこの車両も使い勝手の悪いものになってしまったということでしょうか。

21日(月)

冷蔵輸送の話

誰が決めたのかは知りませんが、今日21日は冷蔵庫の日だそうです。というわけで、冷蔵輸送の話をしましょう。昔は冷蔵貨車という貨車がありましたが現在ではありません。これは車内にドライアイスや氷を積んで車内を低温化したものです。現在では船も鉄道もコンテナ輸送ですがこれらはいずれもコンテナ内にディーゼル起動の冷蔵装置(あるいは冷凍装置)をくっつけたものになっています。船の場合、乗務員の仕事のひとつにこれらの装置の監視というものがあります。

20日(日)

東北新幹線の貨物

盛岡以北の東北新幹線建設に伴ってどうするか、検討されていたこの区間の貨物列車は結局従来どおり在来線通過と決定しました。新幹線開業後地元で作る在来線運営会社の路線を走ることになります。まだ、線路使用料の関係で紆余曲折がありそうですがとりあえずはまともな結論が出たようです。線路使用料は地元が要望してできた鉄道であることを地元が自覚して現行の料金体系を維持したものとしてほしいと思います。

18日(金)

JASのスト

労働条件の変更等をめぐって、JASでは労働組合がストに突入、国内線の一部の便が欠航します。お出かけの方はご注意ください。最近、日本のみならず世界中で競争激化によるコストダウン競争が労働条件の変更をもたらし、世界中の航空会社でストが多発しています。アメリカでは機内食製造の会社がストで一部の便に機内食が積み込まないまま離陸したとか。しかし、なかったらはらぺこのまま缶詰というのも苦痛ですが。

16日(水)

バリアフリーのパッケージ・ツアー

バリアフリーを唄った、パッケージツアーがいよいよ登場します。JAS(日本エアシステム)と、安比高原がタイアップしての企画で、移動や宿泊はすべてバリアフリー対応だそうです。宿泊施設の安比高原ではホテルやログハウスの改築も完了しているということで、7月から登場します。
こういった企画は海外でもありますし、日本ではボランティアレベルでの企画はありました。しかし商用レベルで採算ベースを考えた企画というのは初めてでしょう。やっとここまできたかという気がします。

14日(月)

横須賀線の開業

明治22年(1889年)6月16日、横須賀線大船ー横須賀間が開業しました。いまやすっかり、通勤路線となった横須賀線ですが海軍都市横須賀を控えての軍事路線としての建設が最優先されたのは事実です。
その軍事路線が軍事的にもっとも弱いとされる電気鉄道となって15両編成の電車が都心へ直通しているというのは面白いです。
残る横須賀ー久里浜間は昭和19年と戦争の真っ最中の開業です。こちらも軍事的な色彩が強い開業ということです。

13日(日)

外国航空会社のスト

キャセイパシフィックのヤマネコストが一段落して予約受付が再開されたと思ったら今度はアメリカで機内食の調理サービスの会社がストをやってるんだそうです。航空会社の職員が応援してやってるらしいけど、一部の便は機内食が積み込まずに出発したそうです。大変ですな。
そう言えば昔、コーヒーを積み忘れたから飛行機が戻るというコーヒーのコマーシャルがありました。
海外旅行を予定されている方は、ご注意ください。

11日(金)

花火大会

地域情報誌などで、そろそろ花火大会の予定一覧が出揃いました。花火大会は年に一度しかない(現地では)イベントのため地元の対応が良くないことが多いです。特に多客対策はあまり当てにできません。ぎりぎりに行かず、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。特に帰りはぎりぎり終電なんて予定を組むと帰れない可能性があります。また、自動車だとほとんど当てにできません。電車やバスがお勧めです。帰りの切符は事前に買っておくと良いでしょう。
余裕を持ったスケジュールで楽しい花火大会を

9日(水)

悪戯電話

昨日、JR東日本の市川駅で、駅に悪戯電話(電話の内容は控えますが)があり午前10時ごろから総武線の運転がストップ、上下2本が運休、17本が最大15分の遅れという事態になりました。
こう言う卑劣な行為は、やはりしないようにさせるためにも、犯人の検挙と厳正な対処をお願いしたいと思います。

7日(月)

事業化計画と決算

大手私鉄各社とJRの今年度の事業化計画と、昨年度の決算がほぼ出揃いました。HP上でもすでに公表している企業もあります。最近では、こういったものに関心を示す方が増えてきています。どこのマンションを買うのかで、こういったものを参考にする人も増えています。単に乗客に配布する短編的な資料だけでなく、HP上などでも広く公開してほしいと思います。

6日(日)

修学旅行

昨日、高校生の娘が修学旅行から帰ってきました。少し日焼けして元気に帰ってきました。行ってきたのはなんとオーストラリアです。時代も変わってしまったんですな。ついこの間、韓国へ修学旅行で大騒ぎだったんですが。私は大阪の高校で、修学旅行は北海道で新幹線と夜行列車と連絡船を乗り継いでの旅行でした。

ところで、最近日本の修学旅行制度に各国が高い関心を示しています。教育的見地から普段いけないような地域を若いうちに訪問させることの教育効果への期待。一方で旅行業界の閑散期の私設有効利用、将来を見越した日本の友好関係維持の国民的レベルの施策として。とまあ、こんなところでしょうか。
娘の旅行も、オリンピック後の観光客落ち込み対策という間近に控えた問題、日本の航空会社ばかりという修学旅行に風穴をあけたいという海外航空会社の思惑、今後とも国民レベルでもさまざまなレベルで日本と友好関係を維持したいオーストラリア政府。といったわけで結構安い料金で好い目をしてきたようです。

4日(金)

苦戦する新規航空会社

鳴り物入りで登場した、スカイマークエアラインとエアドゥですが、最近登場率が落ち込み苦戦しているようです。スカイマークも新設した大阪ー札幌線が30%以下の登場率だそうです。エアドゥも最近30%代の登場率の日があるようでいよいよ大変な時期に入ってきました。

2日(水)

うすい鉄道文化村

信越線の碓氷峠の区間の歴史を残そうとオープンしたうすい鉄道文化村では開園以来展示品の盗難が相次いでいるそうです。廃止直前の馬鹿騒ぎといい、いったいこの国の鉄道ファンという人の頭はどうなってしまったんでしょうか。(もちろんごく一部の心ない人の仕業であろうとは思いますが)このため展示車両の近くは立ち入り禁止にしたりと悲しい処置が次々と行われています。


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