Board
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 図案を考えます。ガラスパネルや平面の組み合わせで作るランプは、方眼紙に描きます。ランプの場合、笠の開き具合を見る為に、私は紙で作って雰囲気をみます。

 写真の様に球面だとちょっと大変。土台の上に隙き間なく紙を貼って、そこに描きます。細かい図案は各ピースに番号をふっておくと便利。それを薄い紙に写し取ります。それをまたカーボン紙で厚めの紙に写し、同じ番号をつけて完成。

 図案は線の両側各1mmくらい小さく切ります。自然と小さく切れる専用のハサミもありますが、私は普通のでやっています。


 切れたらガラスに置き、マジックで写してガラスカッターで、シャーと線を付け、指やペンチでパチンと割ります。切る感触は色々で、固く欠けやすいもの、柔らかいもの、ゴワゴワして目の粗いもの、きめの細かいしっとりしたもの―――まるでパンみたいだなーといつも思います。食パンやフランスパン、クロワッサンに、ドイツ風の固いパン、
カステラ………と色々あるでしょう。

 直線はいいとして曲線は難しい。例えば三日月形を切る時は、内側のカーブを一度で切るのは不可能で、まるで月が欠けていくみたいに細くなるように少しづつ、何度も切るのです。
 最近、ガラス用の電ノコを購入したので、手作業で不可能な形も切れるようになり、コレちょっと自慢!!


 次にヤスリをかけます。卓上型のもので円柱のヤスリがグルグル回っている機械に押し当てて削ります。微調整できる強い味方。削った後は粉まみれなので水洗い。
 並べてチェックし、しっくりこない時は色を一部変えたり「これだ!!」と思うまでやり直します。

 コパーテープという銅のテープを巻きます。巻いたら専用の木の棒でギュウギュウ擦って密着させます。ちょうどチョコレートを包んでいた銀紙を指で丁寧に擦るとピンとするでしょう?あんな感じでギザギザ、チクチクのコパーテープがスベスベ、ピカピカになってガラスとくっつくから、ちょっと気持ちいい………ケド、1cm角のピースがたっくさんある時は気が狂いそうになります!!

 単純作業だけど仕上がりにストレートに影響するから、終った後はいつも肩がコリコリ。


 並べてハンダづけします。球面の時はベトベトの蜜蝋でガラスを型に貼ってハンダづけします。薬品を塗らないとハンダがコパーテープの上に乗らないんだけれど、塗りすぎるとドロドロに溶けたハンダが、ピチピチと跳ねて熱い!!
 一度くっつくと直すのは大変なので慎重に慎重に。

 ハンダづけが終った時、作品はベタベタなので、研磨剤入り洗剤でよく洗います。力を入れ過ぎて、ここで割ったこともあるけれど、薬品が完全に落ちる様に洗います。

 ハンダを黒くする時は染める薬品を布に付けて擦り染めます。染まった瞬間、グッと引き締ってガラスが浮き出るから、この瞬間が大好き!!……でまた、この薬品を落とします。
 保護用ワックスを塗ってやっとやっと完成!! うーんウットリ………。
 ステンドグラスというと
イメージするのが重厚なランプ。
大きくてカラフルで、
トンボが逆さま向いている模様があって、
同じ様に重厚な部屋に
ドーンと置いてあって………


 でも私が欲しいのは、
アメリカの田舎のカントリーハウスに
ある様なステンドグラス。
 小窓にシンプルなパネルが
入っているのもいいな。
女の子のラブリーな部屋に
ちょこんと置いてあるのもいいな。
色ガラスを通して日の光りを感じる………
そんな贅沢な生活の
さりげないステンドグラスが好き。
ビーズのアクセサリーみたいに
光のハーモニーを気軽に楽しめたら、
なんて素敵!!

 
皆様のお部屋に、心に、美しく映えますように。

美映ステンドグラス