世界の女たちのニュースを日本語にして届けます。
欧米、アジアを足で歩いて取材してきたカンと長年のフェミニストの目で選びました。



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MARIKO MITSUI WORLD
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ノルウェーの婚姻法、同性結婚を認める
ノルウェー国会において、3分の2の多数で新婚姻法が成立した。それにより、同性同士のカップルの結婚が合法化された。すでに1993年から同性カップルは「パートナーシップ法」によって、結婚した夫婦に順ずる権利義務が認可されていたが、新法により、養子をとって里親になる権利、レズビアン・カップルに対して体外受精などの妊娠治療に国家から補助金が出る権利が与えられ、法の下の平等が確立した。この影には、排除、差別、迫害と闘ってきたノルウェー同性愛者解放協会(LLH)の活動がある。同性結婚の合法化は、オランダ、カナダ、ベルギー、スペインなどですでに認められており、ノルウェーは世界で6番目だという。ちなみに、過去のノルウェー内閣において、ペール・K・フォス財務相(保守党、男)、アンネ・ホルト法務相(労働党、女)は、同性愛であることを公表していた。クリスティン・ハルヴォルセン現財務相は、「社会にいまだに残る差別や偏見をなくすためにも、新婚姻法をとても喜んでいる」と語った。一方、反対も強い。キリスト教民主党と進歩党(極右)は、「子どもが同性の親をどうとらえるか」などと法案に反対し、たくさんの宗教団体は連合を組んで「結婚は男女で」と大規模なデモンストレーションを展開した。
2008/06/14
http://www.aftenposten.no/english/local/article2479146.ece
http://www.llh.no/?module=Articles;action=Article.publicShow;ID=3092
http://www.norway.or.jp/policy/gender/gay/homo.htm

ノルウェー、元売春婦の就職に苦慮
ノルウェーは、売買春あっせんなど組織的売買春は禁じているものの、売春は違法でない。しかし、セックスを金銭で買う行為(買春)を禁止する法律が可決される。施行は、来年1月から。結果、セックスワーカーたちが仕事にありつけなくなる。法案提出にあたっては、窮地に追い込まれる彼女たちの生きていく手段をどうするか、激しい議論があった。「売春する人は経済的理由からであり、買春が禁止されたら、さらに経済的に困窮し、解決にならない」という主張もあった。実際、こうしたセックス産業で働いていた人がそこから抜け出るためには、想像を絶する壁がある。ノルウェーには、必要な情報や職業訓練の機会などを与えるために設立された職業訓練機関「プロ・センター」がある。このほど同所長は、そこで訓練を経た人たちを研修生として受け入れてもらうため、48のホテル、保育施設清掃関係機関などを回った。しかし、「受け入れる」という答えは1か所だけだったという。「元売春婦の再就職問題は、ボランティア人たち、プロ・センター、公的機関、私企業の間で協力しあって取り組むべきだ」と、国会法務委員会委員長は語る。ノルウェーの奮闘にエールを送ろ!
2008/06/11
http://www.aftenposten.no/english/local/article2474826.ece
http://www.prosenteret.no/index.php?option=com_content&task=view&id=12&Itemid=26

http://karmicdelusion.blogspot.com/2008/03/norwegian-crown-princess-visits.html
http://www.aftenposten.no/english/local/article1750792.ece

英国会、妊娠中絶をめぐって大論争
イギリスの現行法によると、妊娠中絶が許可される時期は妊娠24週間まで。それを2週間短縮して22週間とする法律改正が提出され、304対233で否決された。プロ・チョイス派(妊娠中絶は基本的に女性の選択権)と、プロ・ライフ派(胎児には生きる権利があると説く)の国会議員が激しい論争を繰り広げた。ブラウン首相は、22週短縮には科学的根拠がないとして、短縮案に反対の意志を表明。国会外では、女性たちが「24週を守れ」というプラカードでデモンストレーション。キャンペーンは70年代の女性解放運動をほうふつとさせた。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/7409696.stm
http://www.abortionrights.org.uk/content/view/256/106/
http://www.spiked-online.com/index.php?/site/article/5148/
http://www.amicustheunion.org/default.aspx?page=8421
http://www.stuc.org.uk/files/Abortion%20rights/Parliamentary%20Briefing.pdf

スペイン、女性過半数内閣
4月16日各紙報道によると、社会労働党のサパテロ第二次政権は、女性9人に男性8人。スペイン初の女性過半数内閣となった。しかも、国防相は妊娠8ヶ月のカルメ・チャコン(37)さん。おなかの目立つ白いチュニックドレスを来た大臣が、国防軍を謁見する姿は実に目を引く。この人事の背景には、スペインは、すでに国政も地方でも、政党の議員候補者は一方の性が40%を下回ってはならないというクオータ制を導入していることがある。これで、フィンランド、ノルウェーに次いで、スペインが女性過半数内閣となった。また、新内閣に新たに誕生した「平等省」も注目される。平等大臣は弱冠31歳のビビアナ・アイードさん。スペイン社会の女性の進歩発展とDV撲滅に働くという。
2008/04/21
http://www.iht.com/articles/ap/2008/04/14/news/Spain-Cabinet.php
http://www.independent.co.uk/news/europe/closing-the-gender-gap-why-women-now-reign-in-spain-809619.html
http://politicsnpoetry.wordpress.com/2008/04/18/women-form-the-majority-in-spains-new-cabinet/
http://uk.news.yahoo.com/afp/20080412/tpl-spain-politics-93a1d6d.html
http://www.typicallyspanish.com/news/publish/article_16066.shtml

ネパールでクオータ制選挙
ネパールで4月10日実施の制憲議会(定数601)選挙で、女性のクオータ制が初めて実施された。Women’s eNewsの報道によれば、臨時憲法によって、政党の議員候補者の33%を女性とすること、そのうち50%を政党別候補者リストに、50%を選挙区にと決められた。同国の識字率は男性63%に対し女性35%、出産時の女性の死亡率が24人中1人などに象徴されるような現実がある。投票のしかたがわからない人も多いという。そんな中、「女性の安全のための圧力グループ」(代表シャルダ・ポッカレル)は、政党は、選挙区の女性割り当てを決める際、明らかに対立候補(男性)が勝つような弱い候補にする傾向があったことを懸念している。また、ある女性候補は、選挙キャンペーン中、宣伝カーに石を投げつけられ、運動員が暴力を受けたという。とはいえ、女性に焦点をしぼった投票行動の勧めが、政党や女性団体が国際機関と連携して行われるなど、女性候補の影響力は、たとえ当選しなくても多大であるとされている。
2008.4.12
http://www.womensenews.org/article.cfm?aid=3557

http://www.defendingwomen-defendingrights.org/the_womens_movement_nepal.php
http://www.iht.com/articles/ap/2008/04/10/asia/AS-POL-Nepal-Elections.php
http://news.boloji.com/2008/03/18588.htm

ソマリア国内で女性運動団体が反FGM活動を開始
アフリカのソマリア国内にある独立州プントランドは、人口240万人。その少女たちの98%がFGM(女性性器切除)をしているという。法律では禁止されていても実態は長い間続いた慣行が優先されているからだ。それに対して、このほど34の女性団体の連合体「私たちは女性運動家We are Women Activists (WAWA)」が、FGMによる健康被害や日常生活での苦痛を村々で伝え、禁止を訴えるキャンペーンを開始した。「私たちは女性運動家We are Women Activists (WAWA)」とは、今後の活躍を期待させるようなあっぱれな名だ。
2008.4.8
http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=77642

国会議員に占める女性割合、日本は世界138位
2008年2月29日、国際列国同盟IPUは、世界の女性議員率ランキングを発表した。それによると、188カ国中、日本はまたまた下がって、屈辱の138位。
1位は、内戦処理が続くアフリカのルワンダで48.8%。おそらく新憲法により選挙制度が変わったものと考えられる。2位スウェーデン、3位キューバ。男女平等のチャンピオンである北欧5カ国はすべて13位以内に入ったものの、クォータ制導入振興国の台頭が著しい。日本と同じ9.4%138位には、ガンビア、グルジア、ルーマニア4カ国が並んでいる。
2008/4/4
http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm

今日3月8日は国際女性デー
働く女性がいかに世界に貢献しているかを祝う行事が、世界中で開かれています。EUは、この日にあわせて調査結果を発表し、男女平等を訴えました。それによると、社会的ケアの支援がなければ、労働市場における男女平等は広がらないとしています。ヨーロッパ全体で、5人に1人の女性、すなわち80%が毎日家事をしているのに対し、男性はその40%にすぎないそうです。男性の家事参加は女性の半分だということですが、さて日本は?
2008.3.8
http://www.eurofound.europa.eu/publications/htmlfiles/ef0789.htm
http://www.internationalwomensday.com/

アメリカ大統領選挙:クリントンVSオバマ
クリントン下ろしがメディアや民主党内で起きている中、3州でヒラリー・クリントン上院議員が勝利した。連敗に歯止めをかけた結果、熾烈な首位争いが今後も続く。インターネット時代の申し子とも言うべきオバマ候補は、若さとわかりやすいメッセージを全身から放ってうなぎのぼりの人気。アメリカは、経験と実績が証明されている白人女性よりも、経験と実績がなくてもハンサムな黒人の若者のほうを選ぶのだろうかと思っていた。フェミニストのグロリア・スタイナムはこう指摘する。「ジェンダーこそアメリカ社会の最も強い束縛である。台所に立たなくてはならないのは誰か、ホワイトハウスに立てるのは誰かという問題なのだ。黒人男性はいかなる肌の色の女性よりも以前に参政権を与えられてきたし、いかなる女性よりも早く高いポストに就くことを許されてきた」。またテニス界の女性差別撤廃に尽力してきたビリー・ジーン・キングは語る。「このなだれ現象に全人生が流されそうです。中高年女性たちが苦労して築き上げたものを、キュートな若者がかっさらってしまう」。
2008.3.6
http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-feminists2mar02,1,598262.story?ctrack=1&cset=true
http://www.nytimes.com/2008/03/02/us/politics/02primary.html?ex=1220331600&en=12a8104b3e3ab310&ei=5087?ex=1218430800&en=da8a38419eb75780&ei=5087&excamp=NYT-E-I-NYT-E-AT-0305-L2&WT.mc_ev=click&WT.mc_id=%20NYT-E-I-NYT-E-AT-0305-L2

ノルウェー初の移民出身、非白人大臣が辞任
2月14日午後、ノルウェーのマヌエラ・ラミン=オスムンセン子ども・平等大臣が辞任した。カリブ生まれの彼女は、フランスで弁護士資格を取り、ノルウェーに移住。移民関係の政府要職を歴任し、昨秋の内閣改造で、ノルウェーで初めての移民出身の非白人大臣となった。しかも、フィンランドに次ぐ世界2番目の女性多数内閣の一員だった。任命にあたって、首相は「多様性に満ちたノルウェーのシンボル」と自慢した。しかし、大臣になったことすら世界に知られる前に、わずか3ヶ月余りで辞任に追い込まれた。大臣の管轄下にある子どもオンブッドの選考過程を正直に説明しなったことがメディアの激しい攻撃にさらされた。女性や移民には寛容であるノルウェーだが、「嘘をついた」ことには厳格だ。どちらも日本人の想像を超える。
2008.2.16
http://www.news.janjan.jp/world/0802/0802150879/1.php
http://www.aftenposten.no/english/local/article2256533.ece
http://www.aftenposten.no/english/local/article2257982.ece
http://www.dagbladet.no/nyheter/2008/02/14/526950.html
http://www.dagbladet.no/nyheter/2008/02/16/527143.html

EU議会、産業界の男女平等について決議
2008年1月17日の発表によると、EU議会は、産業界の男女平等、女性の起業促進、技能職への女性の進出を求める決議を採択した。賛成508、反対41、棄権24。ここで注目すべきは、そもそもの決議にはノルウェー政府が法制化した企業の取締役40%を女性にするというクオータ制が盛り込まれていたことである。これに関しては議論の末、賛否が真っ二つに分かれた。残念ながら賛成296、反対294、棄権7で、決議文から削除された。しかし棄権を入れて5票差という僅差から見ると、ノルウェーのように産業界の方針決定の場にクオータ制が導入される日はそう遠くない。取締役に女性が1人でもいたら大ニュースになる日本の産業界は今後、国際社会でどう対処していくのだろうか。
2008/02/05
http://www.europarl.europa.eu/oeil/file.jsp?id=5531412
http://www.socialistgroup.eu/gpes/policydetail.do?lg=en&id=2016
http://www.europarl.europa.eu/news/expert/infopress_page/014-18600-014-01-03-902-20080115IPR18589-14-01-2008-2008-false/default_en.htm
http://www.cite.gov.pt/cite/arqivnots/Parecer.doc

ヒラリー・クリントン大統領候補への女性差別
MSNBCのクリス・マシューズの止むことを知らない女性差別表現に対して、全米女性連盟NOWなどは連名でNBC会長宛抗議文を提出した。彼は、クリントン上院議員に対して「彼女が大統領候補選のトップランナーなのは、ビルのせいだ」「あのあばずれ」「あの悪魔」「彼女を支持する男性は去勢されたやつだ」などとコメントを続けていることが抗議文で報告されている。初の黒人大統領か、はたまた初の女性大統領かという歴史的選挙で報道合戦は白熱しているが、黒人差別表現に敏感であるように女性差別表現にもっと敏感であるべきだ。ところで日本国内のメディアはどうだろう。先日、週刊朝日が「欲望ギラギラ」などという形容をクリントン大統領候補につけていた電車中刷り広告を見て、何を根拠にと不快に思ったのは私だけではあるまい。
2008/01/25
http://feminist.org/news/MatthewsonLetterhead.pdf
http://www.msmagazine.com/news/uswirestory.asp?ID=10768

エジプト、強姦による妊娠に中絶合法化案
1月1日の報道によると、エジプトで、強姦によって女性が妊娠した場合、社会秩序の維持のため、妊娠中絶をしてもよいという法案が国会に提出された。エジプトでは、毎時間2人の女性が強姦の被害にあっている。しかし、エジプト女性の権利センターは、「この法は根本をさけている。まず第一に強姦行為は犯罪であるとすべきで、社会秩序維持のために女性に中絶させるのはおかしい」と批判している。
2008.1.14
http://archive.gulfnews.com/articles/08/01/01/10178688.html
http://www.ecwronline.org/english/index.htm

第1回「女たちはできる」国際会議
「女たちはできるWomen Can Do It」は、80年代、ノルウェー労働党女性局によって考案された。女性が政治的力をつけ、政策決定の場に女性が責任を持とうとする動機づけを高めようという研修・訓練プロジェクトだ。このノルウェーの試みが、国際的に動きだした。昨年11月、セルビアのベルグラードで開かれた同名の国際会議には、4大陸26カ国から134人の女性運動家が集った。ノルウェー政府を代表して挨拶をしたのは、男女平等の推進を担当する「子ども・平等省」のマヌエラ・ラミン・オスムンゼン大臣。大臣は「社会のすみずみに男女平等を意識させ、それを広めよう」「民族、宗教、文化の違いにかかわらず女性が力をつけ、それぞれの国や地方の状況を変える力をつくりだそう」と呼びかけた。なお、「女たちはできるWomen Can Do It」は『女たちのパワーブック』(三井マリ子他訳、かもがわブックレット)の名で日本で翻訳が刊行されている。
2008.1.6
http://www.regjeringen.no/en/dep/bld/BLD-arbeider-for-at/Minister-of-children-and-equality-Manuel/Speeches-and-articles/2007/The-first-Women-Can-Do-It-WCDI-Global-Co.html?id=490909
http://www.npaid.org/?module=Articles;action=Article.publicShow;ID=5659
http://www.norad.no/items/3400/38/0558703167/WCDI_rapp_2_05.pdf
http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/Womenpower-book_review.html

世界ジェンダー・ギャップ指数:日本は79位から91位に転落
11月8日、世界経済フォーラムが昨年に続いて「ジェンダー・ギャップ指数」を発表した。日本で男女平等がほぼ達成してされている分野は、平均寿命と初・中等教育のみ。他はほとんど世界の最下位、または下方に位置する。とりわけ政界94位、経済界97位と、社会の要の分野の男女不平等が著しい。よって、今年の日本の総合ランキングは、90位ニカラグアと92位マレーシアの間の91位となる。2006年の79位から12位も落ちてしまった。経済の内訳を見ると、同一価値労働男女同一賃金は世界90位、所得格差は92位ときわめて低い。北欧は、1位スウェーデン、2位ノルウェー、3位フィンランド、4位アイスランドと上位を独占し、北欧諸国5カ国全てがトップ10にランクインした。それに対してアジアは総じて低く、トップ20に入っている国はフィリピンとスリランカ2カ国で終わっている。日本の雇用労働政策、男女共同参画推進政策のどこに問題があり、何を優先課題にしなければならないか、この指数は明快に示している。
2007/11/09
http://www.weforum.org/en/initiatives/gcp/Gender%20Gap/index.htm
http://www.weforum.org/pdf/gendergap/ggg07_japan.pdf
http://www.weforum.org/pdf/gendergap/report2006.pdf

ノーベル文学賞は英作家ドリス・レッシングに
2007年ノーベル文学賞はもうすぐ88歳を迎えるドリス・レッシングに決まった。受賞理由は、「女性の経験を描く叙事詩家であり、懐疑主義、情熱、想像力によって文明の対立を洞察した」。評論によると、作品の中心的テーマはフェミニズム。『ゴールデン・ノートブック』(1962)は、女性の意識変革と男女の闘いを描き、芽吹きだしたフェミニズム運動に多大な影響を与え、男女関係の20世紀における視点を形成した先駆的書といわれる。イラン生まれジンバブエ育ちで、14歳で学校を落ちこぼれ、20歳で結婚し2児の母に。その後、黒人差別撤廃運動にかかわり共産党に入党。夫・子どもを捨てて離婚。再婚し1児をもうけるも再び離婚し、49年に子連れでイギリスに移住。「非常に辛かった。でもアフリカ社会にもう耐えきれなかった」と当時を語る。60年代からノーベル賞候補だったたものの選考委員会が彼女を嫌ってるから受賞は不可能、との逸話を述べ、「死人にはノーベル賞授与できないから、今、上げることにしたんじゃないの」と嫌味たっぷりの冗談を飛ばした。篠田綾子翻訳の『夕映えの道』は本当に魅力的な小説だ。
2007/10/12
http://www.kirjasto.sci.fi/dlessing.htm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/7039100.stm
http://nobelprize.org/nobel_prizes/literature/laureates/2007/

ノルウェー首相、世界の母子保健改良計画に10億ドル拠出
「女子ども解放を今」(Deliver Now for Women+Children、以下DNWC)という国際キャンペーンに、ノルウェー政府がいち早く協力を宣言した。ノルウェーのストーテンベルグ首相は「簡単にできる方法で何百万もの子どもと母親が救われる」と訴えた。このDNWCは、2015年までに子どもの死亡率を3分の2まで、出産時の母親死亡率を4分の3まで減らそうという国連の計画。WHOによれば、予防可能な原因で毎年1000万人以上の女性と子どもが死亡。この数字はエイズと結核による合計死亡数よりも多い。とくに出産時の女性の死亡率は年50万人、出産直後に死亡する新生児が年200万人。10月末、ロンドンで開かれるDNWC会議は、「女性に投資せよ、かならず役立つ」というスローガンの下、DNWCへの政治的意思を広く示すため、世界中から政治家などを招集する。
2007/10/09
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=24009&Cr=general&Cr1=debate
http://us.oneworld.net/article/view/153927/1/
http://www.regjeringen.no/en/dep/smk/Press-Center/Press-releases/2007/Stoltenberg-launches-Campaign-to-Reduce-.html?id=481751
http://www.who.int/pmnch/activities/delivernow/en/
http://www.who.int/pmnch/activities/delivernow/en/index1.html

グアテマラ大統領選に挑んだリゴベルタ・メンチュー敗れる
1992年ノーベル平和賞を受賞したリゴベルタ・メンチューがグアテマラの大統領選に立候補したが、敗退した。14人中6番目だった。マヤ系先住民のメンチューは、長年にわたる女性解放運動と反民族差別運動の業績によりノーベル賞を授与された。それにより国際社会では知られているが、国内ではいまだ偏見に苦しむマヤ系先住民のひとり。同国初の女性候補であり、初の先住民候補として、貧困の撲滅を訴えての立候補だった。選挙戦では、女性差別・先住民差別のうずまく嫌がらせに加え、不充分な選挙資金の下で苦戦を強いられた。その上、選挙妨害にあい彼女のビラをまいた支援者2人が殺害されたと報道されている。歴史の一ページを開くためには命を投げ出さなくてはならない国がまだまだ多い。
2007/09/18
http://www.voanews.com/english/2007-09-07-voa63.cfm
http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=10513
http://abcnews.go.com/US/wireStory?id=3577713
http://nobelprize.org/nobel_prizes/lists/women.html
http://www.janjan.jp/world/0703/0703020918/1.php

イギリス議会、「妊娠中絶法」改革へ
イギリス紙によると、1967年発行のイギリスの妊娠中絶法の改革案が、国会で審議決定される見込みである。これにより、書類上、医師2人の承諾が必要だったが1人でよくなり、場合によっては看護士の承諾だけでも中絶が許可されるようになる。改革案は、リプロダクティブ・ヘルス&ライツを求める女性たちはもちろん、英国医療協会・医療倫理委員会も推進している。しかし、カソリック側やプロ・ライフ団体(妊娠中絶反対派)の反発を買っている。
2007/09/08
http://news.independent.co.uk/uk/politics/article1093575.ece
http://news.independent.co.uk/uk/politics/article2919630.ece
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/4350259.stm
http://www.bma.org.uk/ap.nsf/AttachmentsByTitle/PDFFirsttrimesterabortion/$FILE/Firsttrimesterabortion.pdf

シエラレオネ大統領・国会議員選挙とFGM(性器切除)
選挙を控え、大統領候補が出揃った。しかし大統領候補7人中、1人を除いて、FGM(女性や女子の性器の一部を切除する慣習)の廃止を公言する人はいない。シエラレオネは大西洋に面したアフリカの国。女性や女子の9割がFGMを受けているといわれる。FGMは、性行為時や妊娠時の苦痛、HIVにつながる排尿の際の感染症などを引き起こす犯罪的行為だ。しかし、同国では、女の子が女性になるための通過儀礼とみなされている。BONDOと呼ばれる女性だけの集団の絆の強さや、FGMで生計を立てている多くの女性たちの反感を買うことは「政治的自殺行為」であると考える政治家たちは、その廃止を訴えることはない。苦痛と悪影響を理解しているはずの女性議員でさえ、女性の地位向上を口にはしてもFGM根絶には固く口をとざす。同国は女性に対するあらゆる差別を禁止した女性差別撤廃条約の批准国だ。禁止に踏み切ったエジプトに関しては、2007年6月30日付のFEM-NEWS参照。
2007/08/18
http://www.ipsnews.net/news.asp?idnews=38832
http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=9949

ワシントンの女性史博物館、フィンランド女性参政権100年を祝う
フィンランドの女性は1906年に参政権を獲得した。翌年の選挙で、女性国会議員第1号が誕生している。1911年には、女性の政治進出を初め男女平等の推進にとりくむ「フィンランド女性会議」が創設され、以来、今日まで精力的に運動を続けている。その流れを組み、今、フィンランドでは、大統領、閣僚大臣の50%、国会議員の38%が女性だ。一方、アメリカの首都ワシントンには、Sewall-Belmont House and Museumと呼ばれる女性史博物館がある。この博物館は、参政権を求めて闘ったアリス・ポールを党首にいただく全米女性党(現在はない)が所有しており、「女性参政権の家」と呼ばれている。そこには投獄されてまで女性が参政権を求めて闘った壮絶な歴史、当時の横断幕・・・。同博物館は、この8月7日から12月まで、「フィンランド女性会議」と連携し、フィンランド女性の政治参画史100年を記念する特別展示を開催する。女性たちは力強く国境を越える(Sisterhood is powerful and international)。すばらしい!
2007/08/09
http://www.msmagazine.com/news/uswirestory.asp?ID=10453
http://www.sewallbelmont.org/index.htm
http://www.naisjarjestojenkeskusliitto.fi/english.html

セックスワークのために連れ去られた女性・少女の4割がHIV陽性
アメリカ医学会誌によると、1997年から2005年までにネパールからインドに連れ去られた女性・少女の40%が、帰国時にHIVが陽性であることが判明した。もともとHIV感染者の少なかったネパール人のこの変化は、毎年何千人もの女性・少女がインドに売られ、性産業で働かせられていることを示す。中でも14歳以下の少女の感染率は60%に上る事実は、インドにはヴァージンの少女との性交がHIV感染を直すという神話があることと関係するという。BBCは特番「現代の奴隷制」で継続的にこの問題を取材し世界に警鐘を鳴らしている。
2007/08/04
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/6925376.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/6915890.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/programmes/this_world/6422729.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_depth/world/slavery/default.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/programmes/from_our_own_correspondent/6277176.stm

日本初! 女性過半数議会
日本でも、やっと女性議員が過半数を占める議会が誕生した。神奈川県大磯町。なぜ大磯町? 
勝因は、女性候補者たちの関心分野と町の抱える問題が同じだった事や、候補者22人中、女性が10人立候補していた事、男性の家事分担が進んでいる事などだという。
2007.7.11
http://www.news.janjan.jp/election/0707/0707100771/1.php

ポルトガル、妊娠中絶が合法化される
ポルトガルは、EU加盟国中、最も厳格な妊娠中絶禁止法を持っていた。しかし、国を超えた女性たちの反対運動により、この7月22日から、10週間以内の妊娠中絶が認められるようになった。女性の性的自己決定が十分でないポルトガルでは、10代の妊娠率がヨーロッパでもっとも高い。違法な妊娠中絶は年2万ケースもあり、死亡したり重態に至るケースは約1万に上ると発表されている。新法は、こうした違法妊娠中絶を減らすことになる。妊娠中絶を希望する女性は、医師に診てもらい、手術についての知識を受け、手術まで3日間の猶予期間を置くことが義務づけられている。
2007/07/22
http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=10423
http://womenonwaves.org/article-1020.52-en.html

エジプト、女性性器切除の禁止を徹底か
6月25日、28日の報道によると、エジプト政府は女性性器切除の禁止の完全徹底をめざすという。エジプトは、1997年に「女性のクリトリス切除」(FGM)の手術を禁止した。しかし、「例外的ケース」として認められていたため、実際はあちこちで行われていた。今回の政府の完全禁止策の背景には、先日、11歳になる女の子の母親が、娘に手術を受けさせるため、カイロ南にあるナイル河沿いの町の民間診療所で連れて行き、死亡させた事件があった。女性性器切除は、紀元前3000年とかいうファラオ王朝の時代からの長い伝統であり、廃止には大変な困難をともなっている。ノルウェーなど男女平等を標榜する北欧諸国は、アフリカ諸国からの移民家庭に対して、女性性器切除の禁止を強い態度で伝え、その啓発を促進している。女性性器切除の慣習は、伝統と女性の人権を考える際の最たる悲劇である。この慣習の下に、数え切れない女性たちの命が失われてきた。
2007/06/30
http://www.brisbanetimes.com.au/news/world/mufti-forbids-circumcision/2007/06/25/1182623820733.html
http://news.yahoo.com/s/afp/20070628/wl_africa_afp/egyptwomencircumcision
http://www.fgmnetwork.org/index.php
http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs241/en/
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/medical_notes/241221.stm

フランスに初の男女均衡内閣
フランスのサルコジ新大統領とフィヨン新首相は5月18日、閣僚名簿を明らかにした。首相以外の15人の閣僚中、7人が女性。大統領選挙における公約を実行し、ほぼパリテ(男女半々)に近い内閣がフランスに初めて誕生した。ジェンダー・バランスだけでなく、民族や政党のラインを超えた多彩な顔ぶれ。 中でもアッといわせたのは、法相に抜擢されたラシダ・ダティ(Rachida Dati)さん。北アフリカからの貧しい移民家庭に生まれ、昼は働き夜学で経済と法律を学んで弁護士となった。父親は無学のレンガ職人で、母親は幼い頃亡くなったという。外相には国際緊急医療援助団体「国境なき医師団」の共同創設者として知られる社会党のベルナール・クシュネル氏が起用された。フランス民主連合(UDF)からはエルベ・モラン氏が国防相として初入閣。男性閣僚8人のうち、初入閣はモラン氏1人だが、女性閣僚は7人中4人が初入閣。
2007/05/19
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6668591.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6596235.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6668329.stm

報告書『女の子ゆえに』が示すもの
イギリスの民間団体プランが、国連家族の日にあわせて『女の子ゆえに』と題された国際調査を発表した。就学期にあっても教育を受けられない少女6200万人、幼児期の栄養不良によって成長が不十分な女性4億5000万人、15歳から19歳の少女の最大の死因は妊娠中絶や出産に関わる病気、子どもの婚姻は国際的に禁止されているにも関わらず10年以内に12歳の若さで結婚する少女が約1億人に達する・・・。貧困などの理由もあるが、ここに示されているのは、ただただ女に産まれたがゆえの戦慄すべき不幸の数々だ。調査をした団体プランは、少女への差別撤廃と少女の人権確立に向け8年計画を実行する。
2007/05/16
http://www.plan-uk.org/newsroom/latestnews/girlsreport/
http://www.plan-uk.org/becauseiamagirl/download/
http://www.yubanet.com/artman/publish/article_56966.shtml

フィンランド内閣、世界で初めて女性数が男性数を上回る
北欧フィンランドの学力が世界一という評判が高まり、日本からのフィンランド視察が絶えない。しかし、男女平等の推進でも世界のトップレベルを走っていることは日本では余り話題に上らない。フィンランドは、2007年4月、4政党による連立内閣において、女性閣僚が60%を占め、閣僚大臣の女性割合が世界一の記録を作った。これまで内閣閣僚の男女比50対50のスウェーデンがトップだったが、あっさり抜いた。フィンランドは、2000年から、大統領もタルヤ・ハロネンという社会民主党の女性。
2007.5.13
http://newsroom.finland.fi/stt/showarticle.asp?intNWSAID=15513&group=Politics
http://gender.norden.org/webb/news/news.asp?id=6911&lang=6
http://www.presidentti.fi/netcomm/news/showarticle.asp?intNWSAID=62002&intSubArtID=25379

ノルウェー人の性暴力に対する意識
ノルウェーの男性の2人に1人は、強姦された女性に責任があるという調査結果にストーテンベルグ首相は驚きを隠せない。また別の調査によると、10人中4人の女性は、性的に脅されたことがあると発表されており、この結果に男女平等大臣のカリータ・ベッケメレムは衝撃を受け、「こうした女性への性暴力問題はもっと社会に明らかにされなければならない」と語った。男女平等先進国と世界に知られているノルウェーが見せた、ある真実だ。
2007/04/28
http://www.aftenposten.no/english/local/article1757568.ece
http://www.aftenposten.no/english/local/article1755405.ece

妊娠中絶がケニアの婦人病救急患者の主原因
婦人病救急棟に運ばれる患者の43%が、非衛生的で違法な妊娠中絶に関わる病気であることがわかった。調査対象は、ケニヤの一般病院カカメガの400人。その45%は10代で、多くは貧しく、農業地域の出身。さらに別の調査によれば、病院の婦人病救急患者の60%、中には80%までが非衛生的で違法な妊娠中絶の結果と出ている。世界保健機構WHOは、毎年約50万人の女性たちが、予防可能な出産中の病気や、違法で非衛生的な妊娠中絶の結果、死に至っていると発表している。アメリカの女性運動家たちは、アメリカ政府の国連人口基金UNFPAへの予算削減解消を求めてきたが、ブッシュ政権のバックラッシュ政策は改善されていない。
2007.4.20
http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=10262
http://www.eamj.com/journal/index.php/journal/article/view/102
http://www.unfpa.org/
http://www.unfpa.or.jp/index.html

女性議員率日本一長野のヒミツ
2007年の統一地方選挙前半が終わった。東京都知事に報道が集中し忘れられそうだが、 今回、女性県議が190人当選し、割合にして7%を超え過去最多となった。中でも、長野県は8人から3人増え11人。全国一に輝いた。その背景には、女性議員を増やそうという長い女性運動があった。
2007・4・13
http://www.janjan.jp/election/0704/0704123633/1.php
http://www.janjan.jp/election/0704/0704083362/1.php
http://fightback.exblog.jp/5863669/
http://www.afer.jp/news/20070216.html

NYに フェミニストアート・センター開館
3月22日、ブルックリン美術館でフェミニストアート・センターのオープニング展が行われた。ジュディ・シカゴの伝説的作品「ディナー・パーティ」の常設展や、世界で初めてとされるグローバル・フェミニズム展が特徴。グローバル・フェミニズム展には世界50カ国86人の女性芸術家が、フェミニズムの視点で創作された作品を展示される。開館にこぎつけたのは米美術界の大御所エリザベス・A・サックラー博士の貢献による。彼女によれば、フェミニズム芸術分野の価値の高さにも関わらず見くびられ続けてきた歴史を変えるべきだという。NYを訪ねたら見物に行こう!
2007/03/24
http://www.brooklynmuseum.org/eascfa/
http://www.msmagazine.com/winter2007/homeatlast.asp
http://www.undo.net/cgi-bin/undo/pressrelease/pressrelease.pl?id=1172857323

安倍首相「慰安婦」修正への怒り燎原のごとく
国際女性デーの3月8日とそれを含む週は、世界中で女性の権利のために闘った過去の業績を祝い連帯を確認しあう。今年の報道には、日本の安倍首相に関する記事がかなり目立った。安倍首相が女性のために闘ったから? いや、その逆。「従軍慰安婦には、政府の強制はなかった」というような首相発言に対し、元慰安婦や歴史家の怒りが爆発。各国主要メディアが大きく報道した。「否定が元性奴隷たちの痛恨をさらに広げる」「日本の恥」という強い糾弾の見出し付き記事が流された。従軍慰安婦の国家責任を追及した「女性国際戦犯法廷ドキュメンタリー番組」編集・放映にあたって、NHKに政治的圧力をかけた政治家の一人が安倍首相だ。その「女性国際戦犯法廷」開催に奔走し命尽きた松井やよりさん(故人、元朝日新聞記者)を、昨夜ひとり静かに思った。
2007/3/11
http://www.nytimes.com/2007/03/08/world/asia/08japan.html
http://sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/chronicle/archive/2007/03/09/EDGRJN7AU41.DTL
http://www.iht.com/articles/2007/03/08/news/letter.php
http://www.thestar.com/article/187793
http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/nhk/index.html
http://today.reuters.com/news/articlenews.aspx?type=worldNews&storyid=2007-03-05T041945Z_01_T218999_RTRUKOC_0_US-JAPAN-SEX-SLAVES.xml&src=rss
http://www.wam-peace.org/main/modules/news/dl/res_j.pdf

国際女性デーで男女半々政治を訴えるEU
2007年は、欧州連合EUの平等年。EU加盟国はEUからの拠出金をもとに、3月8日の国際女性デーに向けて祝祭イベントが繰り広げる。BBCによれば、EUの現状は、とても祝うには程遠い実態だという。EUの議会にあたるヨーロッパ議会の女性議員はわずか30%(784人中236人)、EUの閣僚にあたるヨーロッパ委員会も30%(27人中8人)と、男性が圧倒的多数を占める。目標の男女半々に向け、2009年の欧州議会選挙ではどの国もクオータ制を入れるべきだという声がある。ただ、EU外の国々に比較すればはるかに進んではいる。さてわが日本。国会(衆議院)も地方議会も女性議員の割合はわずか1割以下。EUが嘆く30%にさえ到達できる見通しなど全くない。この恥ずべき現状を改善するため、政府はもとより、政党、報道機関は、真剣に具体的に英知を集めて動くべきだ。ちなみに全国フェミニスト議員連盟などが主となって女性議員増を訴える「女性と政治キャンペーン」は、今年も全国で展開されている。
2007/03/08
http://www.internationalwomensday.com/default.asp
http://www.european-women.de/index.htm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6421109.stm
http://www.isis.aust.com/iwd/
http://www.afer.jp/news/20070216.html

国際女性デーを前に、イランで女性運動家逮捕
3月4日、イランの首都テヘランの法廷前で、警官によって多数の女性たちが逮捕された。目撃者によると50人。この日、女性たちはテヘランの法廷前に、昨年6月12日、女性差別法の改正を求めてデモをした女性たちが違法逮捕された事件への抗議表明のために集った。昨年のニュースによると、女性を逮捕するために当局は女性警官を初動員し、28人の男性を含む70人を殴打し逮捕した。彼・彼女らの釈放と、女性の権利を保障する法律を求めて、4日午前、法廷の前に集った矢先の逮捕となった。この逮捕は、来る3月8日の国際女性デーに集る大勢のイラン女性たちへのけん制ではないかという。3月8日は国際女性デー。世界各地で、働く女性たち・闘う女性たちが権利拡充を求めて闘ってきた歴史を振り返り、女性の連帯を確かめ合う。毎年、国連も公式行事をし、国によっては政府が予算を拠出するイベントもある。しかし、イランの女たちにとっては命を賭かける日となる。
2007/3/6
http://kamangir.net/2007/03/04/police-violence-in-iran/
http://www.nobelwomensinitiative.org/news.php
http://www.meydaan.com/English/petition.aspx?cid=52&pid=11
http://www.nobelwomensinitiative.org/news.php?WEBYEP_DI=23

イタリア政府、軍事問題と同棲者の権利問題で割れる
2月21日、プローディ首相は、アフガンへの派兵などの外交方針が上院で否決され、辞表を提出した。後、連立政権(中道左派10数政党の寄り合い所帯)の各党首は、プローディ氏の首相続投で合意。政策綱領を全党首で決定した。その政策綱領は、左から右までの妥協の産物。中でも共同生活中のカップルへの権利を保障する法案成立が危うい。閣議決定された同法案が通れば、同棲中の未婚カップルは、性的指向に関わらずパートナーが病気療養中や服役中、家族・親戚と同様に面会をする権利を認められることになっていた。とはいえ、最低9年間共同生活を営んでいなければ相続権が認められないなど北欧よりは弱い。しかし、「家族崩壊につながる悪法」とするバチカン公国の非難が続いていた。そもそも法務相が、「家族とは、憲法に規定されるとおり、婚姻によってのみ成立する」などという反対派。共同生活者の権利が法的に認められているEU諸国が多い中、バチカンというバックラッシュ大御所を抱えるイタリアの行方が気になる。
2007.3.5
http://www.pinknews.co.uk/news/articles/2005-3773.html
http://www.lifesite.net/ldn/2007/feb/07020908.html
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/02/21/AR2007022101057.html
http://apnews.myway.com/article/20070209/D8N604HG0.html
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4473001.stm

インド政府、女の子殺しに待った
インドの多くの地域で、男子出生数1000人に対し、女子は800人と極端に少ない。なぜか? 女の子だとわかると、妊娠中絶・子殺しの対象にされるからだという。この20年間で、1000万人の女の子の胎児が殺害されたと、インド政府女性と子ども発展省は発表。背景の一つには、将来一家の稼ぎ手とされる男子に比べ、結婚資金の用意など経済的負担になるだけの女子は邪魔だからという親の考えがある。最近、同省は、こうした慣行を改善すべく、孤児院建設のための子ども予算を増額した。「殺す前に預けてほしい」と呼びかけている。根本的解決は、男女平等の社会に近づけることだろうが、こうした緊急措置は不可欠だ。
2007.2.20
http://timesofindia.indiatimes.com/Government_set_to_cradle_girl_child/articleshow/1635184.cms
http://www.hinduonnet.com/fline/fl2211/stories/20050603006301600.htm
http://www.ptinews.com/pti/ptisite.nsf/$all/4277E4993839646665257284001A4E55
http://www.hindu.com/2004/03/18/stories/2004031804300300.htm

ウォールマート、女性差別で米史上最大規模の集団訴訟へ
サンフランシスコの連邦地裁は、6人の女性が給与・昇進の女性差別でウォールマートを訴えていた訴訟を、集団訴訟であると判定した。ウォールマートは、世界最大の小売業。雇用者は150万人から200万人、9大陸で5000以上の店舗を構え、純利益が103億ドルとか。日本でも、西友が包括提携し今年末にウォールマート側が7割近く株式を取得する。しかし、この判決によって、ウォールマートは、1998年以降に働いていた元従業員を含め女性従業員約160万人が原告となる米国史上最大規模の集団訴訟に立ち向かうことになる。フェミニスト団体によると「米史上最大の性差別訴訟」。原告の一人ベティ・デュークさんは「キャッシャーとして3年働いた後、顧客サービス責任者に昇進したが、男性は9ヶ月で昇進していた」と語る。「目覚めよウォールマート」のキャンペーン責任者ポール・ブランクさんは「判決はウォールマートで働く女性従業員にとっても、男女平等の権利と性差別のない職場を望むアメリカ人にとっても大きな勝利だ」。被告側は「ウォールマートは強力な反性差別体制をとっている」と反論し、控訴する予定。
2007/02/10
http://www.wakeupwalmart.com/
http://sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2007/02/07/WALMART.TMP
http://www.nytimes.com/2007/02/07/business/07bias.html?ref=business
http://www.guardian.co.uk/gender/story/0,,2007906,00.html

イスラエル大統領、強姦とセクハラ罪で起訴
イスラエル検察は1月23日、カツァブ大統領(61)を強姦とセクシャルハラスメントなどの容疑で起訴することを決定した。大統領はジャーナリスト出身で、イスラエル初の右派政治家。報道によると、大統領は観光相だった頃、部下の女性に対する強姦や、大統領公邸の女性職員たちに対するセクハラなどに問われている。 昨夏、大統領を強姦被害で訴えたのは秘書。その後、大統領官邸などが捜索され、10月に警察が検察に起訴を勧告してからも容疑を否定していた。大統領には免責特権があり、大統領本人の辞任や議会の弾劾決議を経てからの起訴となる。国のトップによる性被害を公にした女性の勇気、これはすごい。ちなみに日本国のトップだった小泉純一郎元首相の強姦疑惑は被害者Aさんの証言が得られず疑惑のままだ。
2007.1.25
http://pajamasmedia.com/2006/10/israels_lewinsky_scandal_is_ev.php
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/6291345.stm
http://feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=10110
http://feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=10106
http://feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=9840
http://benjaminfulford.com/NewKoizumiYakuza.html

アメリカ初のアフリカ系大統領? 初の女性大統領?
イリノイ州選出のバラク・オバマ上院議員の大統領選出馬宣言に続き、ヒラリー・R・クリントン上院議員も立候補宣言をした。オバマ議員は、ケニアからの移民の父とスウェーデン人の母との間に1961年、ハワイで生まれた。コロンビア大、ハーバード大ロー・スクールを修了した弁護士。学生時代に低所得者層を支援する組織化をし、卒業後はシカゴ貧民地区で地域オルガナイザーとして働く。上院で唯一のアフリカ系アメリカ人で、当選すれば初のアフリカ系アメリカ人大統領。一方、元大統領の妻で弁護士、クリントン議員が選ばれると初の女性大統領に。彼女は、1995年北京で開催された国連世界女性会議に出席、演説で「女性の権利は人権である」と訴え喝采をあびた。しかし、彼女は共和党などから「専業主婦を敵に回す」「過激なフェミニスト」といったレッテルを貼られ続けてきた。どちらも民主党内の候補であり、外交ではブッシュのイラク政策を批判し、国内政策では国民健康保険を優先課題にあげている。白人男性に占められてきた国政の舵取りをマイノリティが握る。そんな可能性の見える時代がアメリカにやってくる。
2007/01/21
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/6282389.stm
http://obama.senate.gov/
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/5006788.stm
http://www.hillaryclinton.com/
http://clinton.senate.gov/
http://www.geocities.jp/metropoleclub/p/obama.html

アメリカの最低賃金
ジーナ・ウォルターさんは紙食器を使う。皿を使いたいが、水道料金節約のためだ。オハイオ州コロンブスに住む彼女の時給は6ドル25セント。これでもアメリカの最低賃金5ドル15セントより高い。売買春婦や麻薬中毒者の多いアパートから、少しましな所に移ったが、まだゲットーのよう。健康保険にも入っていない。髪は自分で切るし、室内を15.5度に設定などしても月収の半分を家賃にとられ、ガス、水道、電気、電話料金支払いなどで1円も残らない。彼女のような最低賃金労働者の10人中6人が女性、半数以上がフルタイム、10人中8人までが成人である。彼女は、失業手当をもらう方法もわからないが、楽天的である。「私の面倒を見るのは私。毎日、仕事に元気な顔を出し、みんなに親切にする義務がある。私より貧しい人はいるし、私は貧乏だけど倒れて死ぬほどではない。命があるから何かいいことあると思う」
アメリカの政治勢力が少し変わり、ウォルターさんのような最低賃金労働者の賃金を2009年まで7ドル25セントに上げることが提案された。格差社会の極みといってもいいアメリカだが、国会には社会主義者と称する議員が1人しかいない。北欧のような平等と福祉優先の社会には道遠し。
2007.1.20
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/6246969.stm
http://www.sanders.senate.gov/
http://sanders.senate.gov/

世界の女性たち、政界へ躍進
1月3日からの米議会下院で、ナンシー・ペローシが女性として米政治史上初めて、議長席で木槌を鳴らした。日本の衆議院議長は名誉職に近いが、米議会の議長(通称スピーカー)の権限は大きく、大統領に何かあった場合の権限継承順位においても副大統領(上院議長を兼務)に次ぐ第2位。イタリア系アメリカ人で、娘時代、市長だった父親の会計事務として政治を見てきたという。自称フェミニストのペローシは、次のような演説をしてアメリカ女性と働く母親にとっての意義を強調した。「今日は女性にとって歴史的な瞬間です。200年間待ち続けてきました。信念を捨てず、権利を獲得するために待ち望んできた瞬間です。ただ待っていただけではなく、女たちはそのために活動してきました。男女は生まれながらに平等であるというアメリカの約束のために働き続けてきました。娘や孫娘たちよ、今日、私たちは“大理石の天井”を打ち破りました。さあ、これからの女性たちにとっての天井は空です(無限という意味)」。ペローシ議長だけでなく、女性初が世界で続いている。昨年12月、チュニジアでは、女性が初めて政党党首に就任した。また、イランのHamedan市議会に弁護士の女性解放運動家でブロガーでもあるMehrnoush Najafiが当選し、フェミニストたちが勝利にわいている。アラブ首長国連邦では、建築家Amal Abdullah al-Kubaissiが初の国政選挙で当選し、「女性が政治に参加できることはとても重要なことです」と述べた。
2007/01/07
http://feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=10080
http://longtailworld.blogspot.com/2006/11/nancy-pelosi.html
http://feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=10077
http://www.roozonline.com/english/archives/2006/12/001171.php
http://news.yahoo.com/s/afp/20061216/ts_afp/uaevote_061216194537

国連「アラブ社会の発展は男女平等にかかっている」
12月6日、『アラブ人間開発報告2005 the Arab Human Development Report 2005』(国連開発計画UNDP)は、「現在のアラブ諸国全体の成功と発展を阻害している要因は女性が無力化されていることによる」という報告を公表した。女性の力の台頭は、女性にとってだけでなくアラブ諸国における全ての人々の進歩にとって有効であると強調する。女性はまだ国会のわずか10%しか占めておらず、世界最下位に位置している(日本も同%)。しかし、これら性差別の基をイスラム教にありとする従来の考えをとらず、根深い家父長制、政界を牛耳る保守勢力、そして外国による政治支配にその要因を求めている点が注目される。具体的提言として、社会活動への女性の参画を拡大する積極的改善措置(アファーマティブ・アクション)をとることが、女性に対する積年の差別を撤廃せしめるとしている。戦術的には第一に国レベルでの推進、第二に国境を越えてのアラブ諸国全体での取り組みをあげている。
これらの提言は、アラブを「日本」に置き変えると、そのままほとんど日本社会にもあてはまる。
2006/12/10
http://content.undp.org/go/newsroom/december-2006/ahdr-launch-20061206.en
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/6216896.stm

ノルウェー、国連人権理事会で性的指向差別を非難する声明
ジュネーブで開かれている国連人権理事会で、12月1日、ノルウェーのWegger Strommen代表が「性的指向・性自認に基づく人権侵害を非難し、特別手続や将来の議論などを求める声明」を発表した。性的指向・性自認ゆえ、生きる権利を剥奪されたり、暴力や拷問を受けたりなどの差別が実際にあるとし、この問題について議論する機会を求めた。イギリス、アメリカ、韓国を含む54カ国の共同声明。彼はスピーチの中で、アルファベット順にアルバニアから一国ずつ国名を読み上げた。Iで始まる国の最後はイタリアで、その後にくるJで始まる国はなかった。ノルウェーは「平等と反差別オンブッド法」で政治的信条、年齢などとともに性的指向による働く上での不平等取り扱い、同性愛者の住居差別が禁止の対象となっている。
2006/12/02
http://www.unhchr.ch/huricane/huricane.nsf/view01/B748D0734729DD93C125723700702375?opendocument
http://odin.dep.no/filarkiv/258296/Anti-Discrimination_Ombud_Act.doc
http://odin.dep.no/filarkiv/273166/HumanRightsAnnualReport04-05.pdf

ノルウェーで、「女性の選挙キャンペーン」がキックオフ
全政党とも女性候補者を当選させようという「女性の選挙キャンペーン」が11月28日始った。このキャンペーンは、地方議会への女性進出を目標に1960年代から始められ、毎回ユニークなアイデアで女性議員が少ない政治の実態を世論に訴え、女性議員を増やす牽引力となってきた。今秋から来秋の投票日まで1年間のキャンペーン。平等と反差別オンブッド(男女平等オンブッド改め)と、男女平等大臣、自治大臣の3人の女性がそろって記者会見をし、運動の重要性を呼びかけた。ノルウェーの地方議会に占める女性議員は36%。50%になるまで続けるとしている。「女性の選挙キャンペーン」については『男を消せ!』参照(http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/mokuji.html
2006/12/02
http://www.ldo.no/wips/80554075/module/articles/smId/1089672972/smTemplate/Hovedmal/template/default/
http://www.gender.no/Topics/14/226
http://www.ssb.no/likestilling_en/
http://www.ssb.no/english/subjects/00/01/20/kommvalg_en/fig-2004-04-05-02-en.gif

フランス、男女同数政治の確立を求める新法へ
フランス内閣は、来年の大統領選までに、政策決定への女性増を確実にするため新法を予定している。3500人以上の自治体は、助役などのトップ管理職を男女同数にしなくてはならず、国会議員選挙の候補者を男女同数にしなかった政党への罰金を増額する。2000年に男女同数候補を求めるパリテ法が成立し、2002年に国会議員選挙があったが、50%の女性候補者擁立より罰金支払いを選択した政党がほとんどで、その実効性が議論になっていた。フランスは、女性の国会議員率は、EU加盟国中ギリシャについでが低く、世界99位に位置し、「フランスの例外」と揶揄されてきた。その国が、フランス史上初の女性大統領誕生に加え、大胆な男女平等施策の断行を切り札に新たな「フランスの例外」に取り組む。ちなみに日本は126位だが処方箋なし…。
2006.11.30
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6192864.stm
http://www.armees.com/Parite-Les-femmes-veulent-la-place-du-chef,11614.html
http://www.assemblee-des-femmes.com/dossiers/parite.htm
http://www.rfi.fr/actufr/articles/083/article_47808.asp
http://www.essex.ac.uk/ecpr/events/generalconference/budapest/papers/30/7/murray.pdf
http://www.psa.ac.uk/2006/pps/Murray.pdf
http://www.ambafrance-ph.org/newsfromfrance2.php?article_id=1036
http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/colum2004-1euusa.html

函館でドメスティック・バイオレンス根絶をめざし全国大会
夫や恋人などから受ける女性への暴力の被害者支援を考える「全国シェルターシンポジウム in 函館」(実行委員会など主催)が11月25日、函館市で開幕。「DVを許さない!『自治・人権・協働』」をテーマに2日間にわたり、講演や討論会などが行われた。延べ1300人が参加。女性への暴力は男女の支配構造に起因し、男女平等の推進が欠かせない。改正DV防止法により、加害者が被害者やその子どもへのつきまといを禁止することや、加害者に住まいから退去を命じることが可能となった。しかし、その期間が短いことや、女性への自立支援策など課題が山積。フランス初の女性大統領の可能性が高いロワイヤル議員の最優先課題は家庭内暴力の根絶だ。彼女は著書で「女性史とは、暴力に絶えてこなければならなかった歴史であり、人に言えない暴力の歴史。それゆえ、女性が政治権力を握ったら、女性はこのような残忍さを少なくできるだろうとあえて信じる」と書いている。女性への暴力の撤廃が政治課題になるような政治風土を作りたい。
2006/11/28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061126-00000167-mailo-hok
http://www.bnn-s.com/news/06/11/061126174024.html
http://www.h4.dion.ne.jp/~takehana/it.2006
http://www.ft.com/cms/s/7686d080-5f43-11db-a011-0000779e2340.html

日本はジェンダー・ギャップ世界79位
世界経済フォーラム(本部ジュネーブ)が、「ジェンダー・ギャップ指数」を発表した。日本は115カ国中79位。チリとガンビアの間に位置した。ジェンダー・ギャップ指数は仕事の機会・待遇、政治参加、教育・保健衛生などの統計や経営者の意識調査から集計。昨年初めて発表された同指数において、38位という日本の低さに驚かれたが、今年はさらにドーンと落下。政治と経済分野への女性進出度が、どちらも世界83位と、政治経済分野への女性進出が、世界の中でも際立って低いことが明らかになった。1位スウェーデン、2位ノルウェー。トップテンには北欧諸国のほか、ドイツとフィリピンが健闘している。
2006.11.22
http://www.weforum.org/pdf/gendergap/rankings.pdf
http://www.weforum.org/en/initiatives/gcp/Gender%20Gap/index.htm
http://www.weforum.org/pdf/Global_Competitiveness_Reports/Reports/gender_gap.pdf
http://www.weforum.org/pdf/gendergap/japan.pdf

フランス社会党、大統領候補ロワイヤル元家庭・子ども相を選出
来春4月、フランスは史上初の女性大統領を迎えることになりそうだ。16日の社会党大会において、かねてから一騎打ちとされていたファビウス元首相を破って、ロワイヤル元家庭・児童担当相(53)に決まった。彼女は国立行政学院出身のエリート。社会党第一書記フランソワ・オランドと事実婚を続けている。しかし、フランスも男尊女卑社会の残滓が消えず、環境相だった90年代初め、彼女は「あれ(環境問題)は女の子のテーマだからね」とからかわれた。また、今回の大統領候補選のさなかも「誰が子どもの世話をするのかね」と性差別的発言を投げつけられたり、パパラッチされた水着姿が報道されると日本のメディアは「フランス大統領選は、お色気で勝負」という女性蔑視見出しで報道していた。しかし、ロワイヤルを大統領候補に選んだフランス人は、「4人の母親である彼女は、疲弊しきった政治に新しい息吹を与え、選挙民との距離を近くする」と語る。
2006.11.17
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6152944.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6152334.stm

アンナ・ポリトコフスカヤ記者、暗殺される
勇気ある闘士(闘女)アンナ・ポリトコフスカヤ記者(48)が、モスクワのアパートで暗殺された。ノーバヤ・ガゼータ紙(2週1回発行)の特派員。2人の子どもがいる。あのロシアの劇場における850人を人質にとった大惨事の際、占拠武装グループから「彼女なら」と使命されたジャーナリストだ。彼女は、「終わりなき戦争」といわれるロシアとチェチェン問題について、容赦ない国家・軍批判を続けてきた。そのため、毒殺未遂にあって意思不明となったり、脅迫されたり、「命の危険と隣り合わせ」の毎日を送ってきた。彼女の死は、当局による「契約殺人」説が濃厚である。ロシア・ジャーナリスト協会は彼女をロシア・ジャーナリズムの良心と呼び、人権のために闘った人に贈られるスウェーデンのオラフ・パルメ賞を受賞している。アンナの死は表現の自由の死へとまた一歩近づけた。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/5416218.stm
http://www.guardian.co.uk/women/story/0,,1327791,00.html
http://www.englishpen.org/writersintranslation/titlessupportedbytheprogramme/putinsrussia/annapolitkovskaya/
http://chechennews.org/chn/0345.htm
http://chechennews.org/chn/0605.htm#anna
http://www.hrea.org/lists/hr-headlines/markup/msg00851.html

パキスタンの女性たちHudood 法の撤廃に向け大規模デモ
9月21日付けニュース「ドーン」によると、イスラマバードで数百人の女性たちがデモをした。「イスラムの名の下にHudood 法がある限り、何千人もの貧しい女たちが苦しんでいる」などという横断幕やプラカードを掲げてHudood法の廃止を要求した。現政権は、Hudood 法の改正案を上程しているが、女性たちは同法を改正したところで事態はよくならないと法そのものの廃止を掲げ長年運動をしてきた。Hudood 法は、婚姻外のあらゆる性交渉を犯罪としている。女性が強姦された場合には、男性4人の目撃証言がなければ女性自身が処罰され、また夫の性的暴力は合法というきわめて反女性的な内容を持つ。女性たちはこの悪法はイスラム精神を冒涜するものだ、と主張している。
2006.9.23
http://www.dawn.com/2006/09/21/nat1.htm
http://dawn.com/2006/09/14/nat1.htm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/5370192.stm
http://www.dawn.com/2006/09/18/welcome.htm
http://www.hinduonnet.com/fline/fl2316/stories/20060825000706300.htm
http://www.ahrchk.net/hrsolid/mainfile.php/2003vol13no04-05/2292/

スウェーデン、左派政権から右派政権に
9月17日にスウェーデンで総選挙があった。結果は穏健党・中央党・自由党・キリスト教民主党による右派連合が48.1%、社会民主労働党・左翼党・緑の党の左派連合が46.2%と国が真っ二つ。国会の議席は右派178、左派171。次期首相となるフレデリック・ラインフェルトFredrik Reinfeldt (41歳)は、穏健党という保守主義政党の党首。減税と社会福祉の見直しを公約に掲げた。スウェーデン社民党の敗北は、ヨーロッパの左翼にとっても大きな痛手だ。「30年代と70年代、スウェーデンはモデル国家だった。自由主義経済の競争力を持つ社会主義者としてヨーロッパ経済の進むべき道を指し示していた」(ニューズウィーク)。フレデリック・ラインフェルトは、妻も議員。「T-シャツとジャンパーを着、アバのファンで、清潔な家を好み食事の買い物リストを作るなど3人の子の父親像を出して、右派から中道寄りのイメージアップをした」(オブザーバー紙)。一方、昨年結党したフェミニスト党は女優ジェーン・フォンダを招き「スウェーデンには左右2ブロックではないもう一つの政治姿勢がある」と訴えたが、及ばなかった。
2006.9.18
http://www.thelocal.se/
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/5353092.stm
http://www.idea.int/news/upload/sweden_women.pdf
http://www.dn.se/DNet/jsp/polopoly.jsp?d=2390&a=573548&previousRenderType=6
http://www.feministisktinitiativ.se/engelska.php
http://www.sweden.se/templates/cs/NewsML____12744.aspx?newsid=2646
http://www.sweden.se/templates/cs/BasicFactsheet____3152.aspx

ノルウェー男女平等大臣、日本で「2006年のノラ」を講演
カリータ・ベッケメレム(Karita Bekkemellem)大臣は、9月12日東京で2006年のノラ(イプセン『人形の家』の主人公)とトルヴァルド(ノラの夫)について講演をした。イプセン没後100年記念行事の一環。現在、ノルウェーのノラは社会のあらゆる分野に進出し、閣僚大臣18人中9人がノラであり、国会議員の5人に2人がノラである。19世紀、イプセンの戯曲『人形の家』ではノラが家出し子どもは夫と残ったが、現在、離婚後の子どもの多くは母と同居し、男性は週末親となっている。21世紀のノラとトルヴァルドの課題は、家庭において男女が尊敬しあい、ともに社会の働き手として活動できるようにすること。「権力の再配分」しよう!――それが全人類の持てる力の有効活用につながり、経済にも国家全体にも最良の策であると結んだ。2006.9.15
http://odin.dep.no/bld/norsk/aktuelt/taler/minister/069021-090061/dok-bu.html
http://odin.dep.no/bld/norsk/aktuelt/taler/minister/069021-090046/dok-bn.html
http://odin.dep.no/bld/norsk/aktuelt/taler/taler_politisk_ledelse/069021-090051/dok-bn.html
http://ibsen2006.fem.jp/

ノルウェーの私企業におけるクオータ制
ノルウェーは、2004年、経済界における男女平等推進に大鉈を振るった。私企業の取締役の構成員は一方の性が40%を下回ってはならないという私企業へのクオータ制が制定されたのだ。その法律に従って、2006年から会社法が改正・施行された。現在、女性取締役がゼロの会社は減ったものの、40%クオータを満たす企業は3分の1にすぎず、これからの奮闘が望まれるとしている。9月に来日したカリータ・ベッケメレム(Karita Bekkemellem) 平等大臣はその旗振り役。「ノルウェーは経済界にクオータ制を導入した唯一の国。国際競争力を保つ力の半分は女性にあるのだから真剣です」と述べている。ノルウェーは、政策決定への女性参加を促すため1980年代から男女平等法でクオータ制を明記。公的委員会・審議会などにおいて一方の性が40%を下回ってはならないとしている。こうしてノルウェーの政界における男女平等は飛躍的に進んだ。さあ、経済界はどうか。
2006.9.14
http://odin.dep.no/bld/english/news/speeches/004021-070005/dok-bn.html
http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/nor_jjyoseiyuyaku.html

男女不平等こそがHIV/AIDSの主因
アフリカではHIV/AIDS感染者の7割が女性である。ジンバブエのNGO「少女ネットワーク」代表べティ・マコーニさんによると、年配男性による少女への強姦が頻繁に起きている。処女と性交すると治るという神話があるからだという。同国の農村では、教師が3〜40人の女子生徒を強姦したが、何もなされないままだ。女性たちには人たるに値する権利も生活もない、半奴隷状態である、と話す。国連の統計は、毎年、性暴力によって300万人の女性が死に、400万人の女性が売買春ブローカーに売られ、200万人の女性が性器切除の被害者であることが明らかにされた。トロントで開催中の「第16回国際エイズ会議」における最後のことばは、「男女不平等を許さない闘争に加わろう」だった。
2006.8.29
http://www.ipsnews.net/news.asp?idnews=34470
http://www.aids2006.org/
http://www.frontlinedefenders.org/platform/1384
http://www.kubatana.net/index.htm

ノルウェー射撃大会で女性が初優勝し「射撃王」が「射撃女王」に
8月6日、ノルウェー射撃協会主催の射撃コンテストがあり、優勝、準優勝ともに女性が獲得。この快挙は1893年誕生の当協会史上初めて。協会はただちにこれまでの呼称「射撃王」を「射撃女王」に改めた。「射撃女王」第1号に輝いたのはメッテ・エリザベス・フィンネスタッドMette Elisabeth Finnestad (36)さん。未婚の母から皇太子妃となったメッテさんと同じ名であるため、新聞紙は「メッテ女王1世」という大見出しで報道。ノルウェー全土から5000人が参加し、300メートル離れたところからの射撃など心身ともに過酷な競技が1週間続く。今年はトップ・テンに女性が3人残り、準優勝は女子高校生。かつて男性のスポーツとされていた分野のトップに女性が続々登場したことは女性たちに勇気と自信を与えている。
2006.8.16
http://norwaypost.no/cgi-bin/norwaypost/imaker?id=26615
http://www.dfs.no/?module=Articles;action=Article.publicShow;ID=5487
http://www.nationen.no/nyheter/article2224621.ece
http://www.nrk.no/nyheter/distrikt/sorlandet/sport_nrk_sorlandet/1.810532
http://www.dfs.no/en/

スタンフォード大教授、女性科学者の少なさは社会的偏見によると発表
7月13日「ネーチャー誌」は、科学の分野に女性が少ないのは社会における女性への偏見によるものであるという論文を掲載した。筆者はスタンフォード大学の神経生物学者Ben Barres博士。彼は、10年前に性転換手術を受け現在は男性であるが、女性として生まれ育った。その経験から、ハーバード大学の元学長シマーズに反論する責任があると感じ、論文発表に至ったとしている(シマーズ元学長は「女性が科学分野に少ないのは生まれつきの性差による」というような発言をして批判を浴び辞職に追い込まれた)。Barres博士によると、高校生の頃、科学と数学の成績では1番だった彼女に、先生はMITではなくコミュニティスクール進学を薦めた。しかしMIT入学を果たした。そのMITのクラスで彼女は誰にも解けない難解な数学問題を解いたところ、教授は「ボーイフレンドに助けてもらったに違いない」と言った。Barres博士は女性だったが女性であると自認したことがなかったためこうした偏見に負けなかったが、多くの場合、女性が科学分野に進むことの障害となるとしている。
2006/07/19
http://www.cnn.com/2006/TECH/science/07/12/transgender.scientist.ap/index.html
http://www.sciencedaily.com/releases/2006/07/060714174545.htm
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/07/12/AR2006071201883.html
http://online.wsj.com/public/article/SB115274744775305134-cG77ShkElmkHlgg94ug_4aIsp50_20070712.html

米最高裁、性差別提訴への報復に損害賠償
2006年6月22日、アメリカ最高裁は、労働者への報復人事は不当であるとし、被告に43000ドルの損害賠償金の支払うように命じた。9対0の全会一致。原告はメンフィスのバーリントンノーザン・サンタフェ鉄道会社のフォークリフト操者だったシエラ・ホワイトさん。同社のその職種には女性は彼女ひとりだった。被告は同社。彼女は上司のセクシャル・ハラスメントを会社に訴えていた。会社は、社内調査の結果、その上司を一時停職ならびに感受性向上講座の受講を命じた。しかし同時に、訴えたホワイトさんを、37日間の停職、その後、前よりも体力的にきつい業務に移動を命じたという事件。EEOC(雇用機会均等委員会)によると、この十年、差別を訴えたため報復されたという訴えが倍増し、事件の30%以上にのぼる。今回の最高裁判決は、こうした報復行為をしにくくする一歩として歓迎されている。
2006.7.11
http://www.lawmemo.com/docs/us/white/
http://fsnews.findlaw.com/cases/6th/04a0102p.html
http://www.law.cornell.edu/supct/html/05-259.ZS.html
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=5504554
http://www.legalmomentum.org/courts/burlingtoncasedescrip.shtml
http://www.felhaber.com/ARTICLES/newsalert_0606.html
http://www.jacksonlewis.com/legalupdates/article.cfm?aid=148

スウェーデン地裁、女性器切除(FGM)を強行した父を有罪に
スウェーデンのゲーテボルグ地方裁判所は、ソマリアからの移民であるスウェーデン男性Ali Elmi Hayowに有罪判決を下した。彼の娘(13歳)をソマリアに連れて行き、2人の男性に娘の体を抑えさせ性器切除を実行したことによる。スウェーデンでは1982年から女性器切除が法で禁止されたが、国外で実行する移民家族が絶えなかったため、1999年の法改正により国外での実行も有罪とされた。実際は被害者である少女たちが自分の家族を訴えにくいことから、これまで1度も法廷に持ち込まれたことはなかった。FGMは、10代の少女の性器の一部または全部を切除する因習。女性であることの証と信じられている。WHOによれば、アフリカ、中東、アジアを中心に毎年300万人の女性・少女たちが強行され、犠牲となっている女性はおよそ13000万人に上るといわれる。
2006.6.25
http://www.sweden.se/templates/cs/NewsML____12744.aspx?newsid=2161
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/5118376.stm
http://www.politicalgateway.com/news/read/17708

イランの警察、一夫多妻の法改正などを求める女性運動に殴打
テヘラン発6月12日のニュースによると、首都の広場で抗議していた女性の権利確立を求める小さな女性グループは、たちまち大勢の警察官によってとりかこまれ、次々に暴力をふるわれた。女性グループの1人が怪我をし、20人(一説では70人)が逮捕。彼女たちの主な要求は、一夫多妻の撤廃、離婚後の子どもの養育権など、ごくささやかなもの。ところが、あっという間に100人ほどの警察官がそこを襲撃、集まった女性たちを散り散りばらばらにした。「彼女たちは、姉妹ではないか、どうしてそんな暴力を」「あなたたちは、女性をそんなに殴ることに政府から給料をもらったのか」などと、通行人たちが叫んでいたという。報道ニュース写真には、女性警察官が女性たちを殴っている瞬間が撮影されている。イランの女性運動家たちは、核開発ニュースに隠されイランの女性の虐待が忘れられていると主張している。
2006.6.16
http://www.womensenews.org/article.cfm/dyn/aid/2780
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/5073328.stm
http://news.yahoo.com/s/ap/20060612/ap_on_re_mi_ea/iran_women_s_protest_1

ワールドカップと買春
ワールドカップが始った。ドイツは買売春が合法化されている国だ。いくつかの都市では、買売春ビジネス増大に、新規の高級売買春宿、仮設売買春宿、移動式買売春宿とコンドーム自動販売機が完成したという。もともとドイツのセックスワーカーの7割以上が移民という統計もある。今回、東欧などから4万人のセックスワーカーが訪れたという。女性グループは、貧しい女性が詐欺的な求人にだまされ強制買売春をさせられることを危惧している。女性団体は「性を買うことはスポーツではない」「女性の身体を性の商品として扱うとことは平等、尊敬、差別禁止を促進するスポーツ国際基準に違反する」として、ワールドカップドイツ大会中の買売春に反対する署名運動を実行中だ(署名はCATWのURLから誰でもできる。一番下)。
2006.6.12
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4765351.stm
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,1798637,00.html
http://www.expatica.com/source/site_article.asp?subchannel_id=205&story_id=28258&name='Visas+needed'+to+prevent+World+Cup+prostitution
http://www.cbc.ca/story/world/national/2006/06/05/germany-prostitution.html
http://www.ex.ac.uk/~watupman/undergrad/aac/index.htm
http://www.catwinternational.org/

女性性器切除は出産時の母体への危険と死産につながる
6月1日、世界保健機構WHOは女性性器切除FGMに関する新調査結果を発表した。FGMをした女性はしない女性に比べ帝王切開の切開部が30%も大きく、産後の出血多量で苦しむ女性が70%も多い。女性性器切除FGM(Female Genital Mutilation)は出産時の母体への悪影響と子どもの健康に深刻な悪影響があると結論づけている。FGMは、アフリカ地域に広がる伝統的慣習で、女の子の美、名誉、結婚力、社会的地位、貞節を高めるなどと信じられ、女性の外性器を全てもしくは一部を取り去るもの。女性性器切除は、年に約300万人の女の子に施術されていると言われている。ちなみに、この問題に切り込んだセンベーヌ・ウスマン監督の映画「母たちの村」、原題「Moolaade (庇護権)」が6月17日から東京の岩波ホールにて上映される。
2006.6.3
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2006/pr30/en/index.html
http://www.unicef.org/media/media_30047.html
http://www.alcine-terran.com/main/moolaade.htm
http://www.jca.apc.org/~waaf/index.html

フィンランド、女性選挙権獲得から100年
世界中からの招待客を前に、2期目となるハロネン大統領は、フィンランド議会成立100周年の祝賀スピーチをした。フィンランドは、1906年、女性の参政権が男性の参政権と同時に認められた。世界初のことだった。それ以来、フィンランドは他の北欧諸国と同様、政界の男女平等に熱心に取り組んでいる。ハロネン大統領は「すべての人々に関係する政策決定の場に参加することに、すべての人が関心を持ち、参加する覚悟ができてはじめて民主主義が現実のものとなる」と述べた。
2006.6.1
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/5036602.stm
http://newsroom.finland.fi/netcomm/news/showarticle.asp?intNWSAID=49226

国連平和維持軍による女性への性暴力
長年、最悪の紛争地域のひとつと言われてきたアフリカのリベリア。人道団体「セイブ・ザ・チルドレン」によると、リベリアの少女たちは、国連支援軍や平和維持軍による性的暴行の的にされ続けている。弱冠8歳の少女までもが、食料と引き換えに性交を強要されている。国連は特別捜査を行うと発表。しかし、かねてからこうした国連または現地の平和維持軍職員による性的虐待が報告されており、二度と繰り返さないための措置がとられてきたはずである。「セイブ・ザ・チルドレン」は『忘れられた負傷者:紛争地域の少女たち』という報告で警鐘を鳴らしてきた。加害者への罰則強化はもちろん、国連による女性の人権に対する継続的研修に加え、紛争解決プログラム立案段階から女性の視点を入れることが必須だ。また、現大統領は国連職員の経験を持つエレン・ジョンソン・サーリーフというアフリカ初の女性大統領。社会復興事業と女性の人権尊重を同時に進めることを期待したい。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/4983440.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/4521481.stm
http://www.savethechildren.org.uk/scuk/jsp/wherewework/country.jsp?ukww=ww&section=wafrica&subsection=liberia&

千葉の補選で太田和美さんが当選
自民党と民社党の党の命運をかけた衆院選補選が終了。26歳の太田和美さん(前県議)が、前埼玉県副知事の男性を破って初当選した。それによって衆議院の女性比率は、IPUの資料にあてはめると女性率9.0%から9.2%に変わり、133位から2位ランキングが上がって世界131位となった(188か国中)。
2006.4.24
http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm

世界中で1億1千3百万人の女性がジェンダーゆえに消えている
スイスにある調査機関が出した報告によると、毎年、300万人から150万人の女性・少女が、ジェンダーゆえに受ける暴力やネグレクトによって生命を奪われている。2,3年で、ヒトラーのホロコーストで殺害された人数と同じ数だけ女性・少女が殺され続けていることになるという。女の子より男の子が望まれる社会規範によって、夫の所有物とみなされる因習によって、性器切除を強要する宗教的慣習によって・・・。
女性への犯罪を許容する社会文化規範の変革を求める一大世界キャンペーンが望まれる
(2006年4月4日。ソマリア出身のオランダ国会議員Ayaan Hirsi Ali の報告)
http://www.csmonitor.com/2006/0404/p09s01-coop.html
http://www.dcaf.ch/_docs/pp03_making-world.pdf
http://ayaanhirsiali.web-log.nl/categorie/46044

ノルウェー、フランス高出生率のわけ
フランスは1.9、ノルウェーは1.8の出生率を誇る。その理由は、両国とも出産・育児の負担を軽減する政策が功を奏している点にある。ノルウェーでは、賃金100%をもらいながら10ヶ月、80%をもらいながら12ヶ月の育児休業が保障されている。30代の女性の6人中5人が雇用者であることから、仕事と家庭の両立がしやすいといえる。 一方、フランスでは、子どもの多い家族ほど所得税が減る税制があり、さらに、毎月の子ども手当て、交通やスポーツクラブなどの料金減額制など充実したメニュー。フランス女性も、25歳から49歳の8割が就業中だ。ノルウェーの大手石油会社社員で育児休業中のインガーさんは「育児休業はまだ女性のほうが多くとる。男女とも半々ずつ取得するようになって初めて雇用の男女平等も確立する」と言う。
2006.3.30
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/4786160.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4856992.stm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/4837422.stm

チリ初の女性首大統領、閣僚の半分を女性に
シングルマザーで社会主義者、政治犯として投獄され、そして初の女性大統領となった中道左派のミチェル・バチェレさん(54)は閣僚の半数を女性にした。「私が大統領になったら、大臣の半分は女性にします」というクオータ制を公約にしていたが、それを実行した。就任にあたって「私たちはつらい時代を生きてきた。国民全員が愛せる国をつくろう」と宣言。
2006.3.13
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200603120011.html
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060312AT2M1200612032006.html
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/americas/4087510.stm
http://service.spiegel.de/cache/international/0,1518,395516,00.html

ジャマイカ初の女性首相
人民国民党党首となったポーシャ・シンプソン・ミラーさんは、4月、ジャマイカ初の女性首相に就任する。彼女は、女性の政治権力への女性の参加を強く訴え、「私たち女性は、新しいやりかたをする。ジェンダー・メインストリーミングを国の発展にいれこみ、計画に女性のニーズを考慮にいれて進める」と語った。彼女の選挙のスローガンは「さあ、今、女性の時」
2006.3.13
http://www.csmonitor.com/2006/0313/p06s01-woam.html

国連改革に男女平等が反映されていないことに怒り
2006年3月6日、第50回国連女性の地位委員会で、世界中の女性団体は男女平等の議題と機構の充実が国連の機構改革プランの主要な柱になっていないことに失望と怒りを表明した。
2006.3.9
http://www.cwgl.rutgers.edu/globalcenter/policy/csw06/index.html
http://www.cwgl.rutgers.edu/globalcenter/policy/csw06/un%20reform%20open%20letter.pdf

南アフリカの女性、副大統領を強姦で訴える
2006年2月13日、南アフリカの元副大統領Jocob Zumaヤコブ・ズマ容疑者の強姦事件について裁判が始った。彼は護衛つきの黒塗りの車で到着した。一方、強姦された被害女性(エイズ防止運動家)は顔を覆い、大勢の嫌がらせの受けて法廷に入るしかなかった。南アフリカでは26秒に1人が強姦にあっている。9件中1件しか告訴されない。しかも、有罪になるのは、告訴されたケースのわずか7%でしかない。南アフリカの女性たちは元副大統領を訴えた女性を支え、女性に不利な法律改正に向けて支援を募っている。そのHP「9人中1人」はhttp://www.oneinnine.org.za/default.asp
2006.2.20
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/4713172.stm

フランスで、男女同一価値労働同一賃金法が制定
フランス政府は、このほど2010年12月31日まで、男女同一価値労働同一賃金の達成を雇用主と労組に義務づける法律を制定した。EU加盟国の私企業における女性の平均賃金は、男性の83%である。しかしフランスは、80%にすぎず、格差是正を求められてきた。「この法律は、まずは自主的改善をねらうもので、ダメなら制裁措置をとります」というのは男女平等大臣のCatherine Vautrin。(あー、日本の男女賃金格差はいつ誰が改善へのギアを切る?!)
2006/02/28
http://www.expatica.com/source/site_article.asp?subchannel_id=25&story_id=27761
http://news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=1548&ncid=1548&e=6&u=/afp/20060223/lf_afp/francewomenemployment_060223181618
http://www.guardian.co.uk/international/story/0,,1480876,00.html

トイレの男女平等、世界中に
男女平等トイレは、ポッティ・パリティ(Potty Parity)と呼ばれる。アメリカでは、女性用を男性用より広くすることを義務づける建設基準のことを指す。NYを初め多くの州や都市で、この制度が確立しつつある。ストッキングをはいていたり、子ども連れだったり、生理上のニーズなどから、統計によると女性は男性の2倍時間がかかるという。だから女性トイレの前には長蛇の列。スタジアムなどでは、「男性トイレ誰もいない?」と、我慢しきれず男性トイレを使う女性も。ポッティ・パリティは、アメリカだけでなく、シンガポールでも法制化されている。
2006.1.21
http://www.csmonitor.com/2006/0119/p16s01-lihc.html
http://banzhaf.net/docs/potty_parity.html
http://feministing.com/archives/001335.html
http://www.cnn.com/2003/US/Northeast/12/04/offbeat.rest.rooms.ap/index.html
http://www.int.iol.co.za/index.php?set_id=1&click_id=29&art_id=qw1132379642620B252

イタリアの女たち、14日(土)ミラノで妊娠中絶法改悪に反対デモ
1月14日、イタリアの女たちは、現在合法化されている妊娠中絶が改悪されること に反対しデモを実行した。ゴシック建設の聖堂前を、6万人いや15万人が 埋め尽くした。シルヴィオ・ベルルスコーニ首相(フォルツァ・イタリア)は、「こんなデモには 吐き気がする」。バチカン寄りの文化相は「もっと家にエネルギーを向けるべき。子どもが 生まれなければイタリアは死ぬ」。デモを組織したのはカソリック教徒政治家による法改悪 に危機感を抱いた女たちによって行われた。スローガンは「沈黙の暗闇から外へ出よう」
2006.1.21
http://www.cnn.com/2006/WORLD/europe/01/14/protest.march.ap/
http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=9470
http://www.msnbc.msn.com/id/10852294/
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/01/14/AR2006011400674.html
http://news.yahoo.com/s/ap/20060114/ap_on_re_eu/italy_abortion_gays

チリ大統領にシングルマザーのバチェレ(54)当選
1月15日に投票が行われたチリ大統領選挙で、シングルマザーで左派中道連合候補のバチェレ前国防相(54)が,億万長者のビジネスマンである右派候補ピニェラ氏を破った。チリ史上初の女性大統領。公約は「チリに正義と仕事を」。女性、マイノリティ、貧困層の声を政治に届ける橋渡しとされた。「10年前、女性が大統領になるなんて想像できましたか?」と当選後の第一声。
2006.1.16
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/4613864.stm
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/chile/?1137373332
http://go.reuters.co.uk/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=1022338
http://www.nytimes.com/2006/01/16/international/americas/16chile.html

私企業へのクオータ制をとるノルウェーに障壁
公的決定機関への女性40%クオータ制に続き、2006年1月から、ノルウェーは、新しい企業はただちに、既存の企業は2年間以内に取締役に少なくとも40%女性を含めることが法制化された。罰則つき。昨秋、平等・消費問題相に就任したカリータ・ベッケメレムは、私企業からの反発の中、断固推進を公言していた。しかし、このほどこの私企業へのクオータ制がEU指令に違反しないかどうかをめぐってEFTAの監査局による調査があると、報じられている。
2006.1.5
http://www.aftenposten.no/english/local/article1190571.ece
http://www.aftenposten.no/english/business/article1175845.ece

ヨーロッパにおけるイスラム教女性たちの闘い
ヨーロッパに産まれ育ったイスラム教女性たちの多くは、ヨーロッパの男女平等の教育を受ける。これまで男性の牙城とされていた職業に進出する。各地にあるイスラム教徒議会議員にも選出され、イスラム社会の“革命”の担い手である。
オランダ政府統計によると、モロッコ人家族の離婚は46%、トルコ人家族では42%に増えた。しかも離婚の申し出の多数は女性側から。とはいえ、家の中の家父長制に加え、外に出れば排除という二重の差別に日々直面する。
フランスに誕生した「売春婦でもなく女中でもなく」という非白人女性の権利拡張運動は、イスラム教女性が弁護士、医師などのサービスを受けられない実態を暴いている。とはいえ、イスラム教徒がヨーロッパ社会にインテグレイトされるかどうかは女性の肩にかかっている。<2005.12.29NYタイムズの特集から>
2006.1.4
http://www.nytimes.com/2005/12/29/international/europe/29women.html?pagewanted=1

EU男女平等会議、さらなる男女格差解消に向け討論
2005年11月、イギリスで同政府主催のEU男女平等会議が開催された。「@壁を破れ A仕事を快適に B入学そして成功」という 3テーマで女性の経済力をどう高めるかについて2日間討議。EU代表は「いまだ女性は男性の85%しか賃金を得てない。
この格差解消にはグローバル・アプローチに焦点を当てた新戦術が必要」と強調した。少子高齢社会となるEUの発展には、 職場への女性の完全参加がさらにいっそう望まれることを確認しあった。
2006.1.4
http://www.eiro.eurofound.eu.int/2005/11/feature/eu0511205f.html

ノルウェー男女平等・消費者問題省、男女平等賃金委員会創設
総選挙後、首相を除く大臣の半数が女性の左派中道政権が起動し、まず、かねてから評判の悪かった「子ども家族省」の名が「男女平等・消費問題省」に変えられた。仕事は、男女平等、家族、消費者、子どもに関する政策推進で、同省の下に男女平等オンブッド、消費者問題オンブズマン、子どもオンブズマンの3国家機関をかかえるという大枠は同じだ。
しかし、カリータ・ベッケメリム新大臣(40)は、男女平等賃金委員会を創設し、依然として男女同一になっていない賃金格差の解消にただちに着手する。「本来なら男女賃金格差解消は労働組合や雇用団体の仕事だが、あまりにも解消速度が遅すぎる」と語る。
2005.11.9
http://www.aftenposten.no/english/local/article1152556.ece
http://odin.dep.no/bfd/norsk/dep/minister/001001-990066/dok-nn.html

世界人口白書いわく「男女平等こそ貧困をなくす」
『平等への約束:男女平等、妊娠出産の健康、発展への目標』と名づけられた 2005年世界人口白書が発表になった。毎年、開発途上国だけで7600万人が望まない妊娠を強いられ、そのうち1900万人が不衛生な闇中絶をしている 女性への暴力は、癌とほぼ同率で15歳から44歳の女性を死に至らしめている。 日々の食料を得るための労働の7,8割は女性が担っているにもかかわらず、 開発途上国政府は、夫の同意のない女性の土地所有を禁じている。こうした 統計的事実を示し、世界の健康は女性の地位向上・男女平等しだいである、と、 明快に結論づけている。賃金の男女格差、科学的性教育の普及、男女平等 教育の充実などは日本にも当てはまり、政府は実行責任をとるべきだ。
2005.10.23
http://www.unfpa.org/swp/2005/english/ch1/index.htm
http://www.unfpa.org/swp/2005/presskit/summary.htm
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sha/20051017/col_____sha_____003.shtml

ノルウェー女性大臣、ファッションにばかり目が行く性差別メディアに反撃
ノルウェーは労働党、左派社会党、中央党3党による左派中道政権になった。 内閣は首相を含め女性率47%。フェミニストも多い。11月3日、新閣僚は国王主催の 恒例の晩餐会に招かれる。しかし、フェミニスト大臣たちは、ドレスの色がどうの、やれ夜会服がどうのと、ファッションに集中する記者にうんざり。この性差別メディアに どう反撃すべきか悩んだ末の結論は、ノルウェー古来の民族衣装ブーナッドを着よう!ブーナッドは出身地域によって模様やデザインがやや異なるが、長いスカートに長袖シ ャツ、ベストという決まりきったスタイル。「心優しいフェミニストの戦い方です」と。 2005.10.22
http://www.aftenposten.no/english/local/article1139730.ece

ノルウェーの閣僚大臣、半数が女性
総選挙で、ノルウェー国民は労働党、左派社会党、中央党の 「赤緑連合政権」を選択した。選挙後、党首たちは山小屋で話し合いを続けていた。
17日、最大政党の労働党のヤン・ストーテンベルグ首相が18人の閣僚名簿を発表。 その半数9人が女性で、首相を含めると19人中9人、女性割合は47%となった。 左派社会党党首のクリスティン・ハルボルセンは、財務大臣に就任した クリスティン・ハルボルセンは、来日経験のある親日派。80年代、第一子の育休中に「クオータ制」 で国会議員になり、夫が退職して育児家事を担当した。内閣は若く、50代5人、40代9人、 30代5人。もっとも若い32歳の女性が漁業大臣になった。また、以前、石油大臣就任中に シングルマザーとして、父の名をあかさず妊娠・出産したアーンスタッドが再び石油大臣とされていたが、「子どもと一緒の時間を優先したい」と急遽、同じ中央党党員にゆずった。
2005.10.18
http://www.aftenposten.no/english/local/article1136131.ece
http://www.norwaypost.no/content.asp?folder_id=1&cluster_id=28496

アンジェラ・メルケル、ドイツ連邦史上初の女性首相に
東ドイツの物理学者が統合ドイツの大政党キリスト教民主党の救世主となり、初の女性首相となった。西側社会のよそ者、男社会のよそ者が、どうドイツ連邦を変えるか。
2005/10/12
http://service.spiegel.de/cache/international/0,1518,357226,00.html

全米女性連盟NOWの元指導者モーリー・ヤード逝去
NOW(National Organization for Women)のリーダーだったモーリー・ヤードが9月21日亡くなった。70年代、ERA(Equal Rights Amendment)を批准させる運動を展開し、100万ドルの募金活動を達成し全米で運動を盛り上げた。ERAは日本国憲法24条にあたる条文がないアメリカ憲法に男女平等条項を入れさせる憲法改正のことでその運動もそう呼ぶ。女性たちの激しい運動にもかかわらずアメリカ憲法には24条がまだない。彼女はその後も妊娠中絶の合法化運動などでキャンペーンをしかけ女性の地位向上に生涯をささげた。
http://www.guardian.co.uk/worldlatest/story/0,1280,-5293325,00.html
http://www.nytimes.com/2005/09/22/national/22yard.html?pagewanted=all
http://news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/20050921/ap_on_re_us/obit_yard
http://en.wikipedia.org/wiki/Molly_Yard


ノルウェー、赤・緑連合政権誕生
9月12日の国会議員選挙で、労働党、左派社会党、中央党の3党が169議席中88議席の過半数を獲得。赤・緑連合と呼ばれる連立政権となり、労働党党首ヤン・ストーテンベルグが首相となる。現政権を構成する保守党、キリスト教民主党、自由党は3党で3分の1以下に激減した。今回の選挙は、主要政党6党のうち4党が女性を代表に頂いて闘った。さらに、LO(最大の労働連合)代表も女性であり、メディアはジェンダー・バランスのとれた光景を映し出した。また事前動向調査によると、女性は福祉政策を、男性は減税を優先し、女性の方が赤緑連合政権に傾くという予測が出た。赤緑が勝ったのは、こうした女性の指向に男性も流れ、全体として高齢者施策や福祉優先を公約に掲げた政党が有利になったからといえる。女性は64人と選挙前より1人増え割合は38%。保守中道から革新中道が勝っても女性率に変化がないのは、ほぼすべての党が比例代表選挙の候補者名簿を上から男女交互に並べていることと、名簿1位に男性を登載する地域が多いことがあげられる。
2005/09/14
http://www7.nrk.no/nyheter/Valg05/valresultat/
http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/politikk/valg2005/
http://www.aftenposten.no/english/
ノルウェー選挙制度については三井著『男を消せ!』(毎日新聞社)

衆院の女性率9%、世界ランキングで129位
衆院選の結果は、女性が43人当選し戦後初の衆院選における39人を上回った。59年ぶりの前進とはいえ、わずかに9%。これは、国連の関連組織IPUのランキング基準にあてはめると世界129位。カメルーンとほぼ同率だ。しかも、今回の当選者の7割にあたる30人が与党(自・公)で、自民の当選者には、固定的男女役割に固執するバックラッシュ勢力が少なからずいる。また、自民以外の小選挙区当選女性はわずかに5人(民社3人に無所属2人)であることを考えると、衆院に女性を増やすには比例区の上位登載を全政党がとるように女性たちが党内外で運動すべき。
2005.9.12
http://www2.asahi.com/senkyo2005/index.html
http://www.tbs.co.jp/senkyo2005/
http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm

「北京+10」、女性差別撤廃条約などの遵守を宣言
さきごろ、北京で国際会議「北京+10」が終了し、27条の宣言が採択された。1995年に北京で開かれた国連世界女性会議10周年を記念して開かれた会議で、 世界80カ国から約800人の代表が参加した。日本政府から誰が参加し、どのような態度で臨んだかは今のところ情報がない。

2005.9.1
http://www.china.org.cn/english/2005/Sep/140373.htm
http://www.china.org.cn/english/2005/Aug/140169.htm
http://www.china.org.cn/english/MATERIAL/140374.htm

女性の方が企業のトップマネジメントに向く
国際比較調査によると、同時に多種多様なことができ総合的な目配りが得意な女性のほうが 男性よりむしろ企業の経営管理者に向くとされている。また、企業内の腐敗を防ぐことにもつながると楽観的見通しが発表された。とはいえ、その実態は。ノルウェーの27.5%、アメリカ13.3% ドイツ8.4%、イギリス8.1%、フランス6.7%、シンガポール6.3%、香港5.2%、イタリア 3%である。とくに日本は1%に満たないと酷評されている。
2005.8.27
http://www.iht.com/articles/2005/08/23/business/workcol24.php
http://www.eiris.org/index.htm


世界で139位の低さにある日本の国会における女性議員率
衆議院選挙に女性候補が増えそうだ。自民党が、郵政法案反対派に女性候補をぶつける作戦に出たからだ。 女性候補の大幅増員策は、遅きに失したともいえる。決定の場に少なくとも30%を女性とすることは、世界の 目標だった。全国フェミニスト議員連盟は選挙のたびに政党に「女性候補を増やしてほしい。クオータ制を導入 してほしい」と要請してきた。民主主義の当然の要請として。それに女性が直面する不安定雇用、セクハラ、 低賃金を改善するにはその当事者代表を議員として送り込まなくては進まないからだ。女性国会議員の割合を調査しているIPUによれば、日本はベーニンとケニアの間に位置して世界139位。先進国では最下位中の 最下位で、各国の足を引っ張って平均値を下げている。それにしても、民主党は?!
2005.8.20
http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm

ノルウェー、またしても男女平等世界一
国連の最新調査によると、世界でもっとも住みやすい国はノルウェー。そしてもっとも女性が活躍している国でもある。住みやすさは人間開発指数HDI、女性の活躍度は政財界の方針決定への女性参画度などを調査したジェンダー・エンパワーメント・メジャーGEMによる。ノルウェーはHDI、GEMともに世界一。GEMの本年のランキングは1位ノルウェー、2位デンマーク、3位スウェーデン、4位アイスランド、5位フィンランド。トップのノルウェーは、政界へのクオータ制によりほぼ男女平等を達成し、2002年から私企業の決定の場へのクオータ制導入に着手。その結果、国営企業の取締役会はすでに平均46%が女性となった。一方、私企業は7%だ。自主的に導入しなければ2005年秋から法律による規制がスタートする。ちなみに、日本はHDI11位だが、GEM43位。タンザニア(42位)とハンガリー(44位)の間に位置する。この驚くべき落差に男女平等に対する政府の無策ぶりがうかがえる。
2005/8/25
http://www.aftenposten.no/english/local/article1103700.ece
http://hdr.undp.org/statistics/data/indic/indic_228_1_1.html
http://hdr.undp.org/reports/global/2005/
http://www.ssb.no/english/subjects/00/02/10/likestilling_en/

8月1日「女たちの戦争と平和資料館」オープン
「女たちの戦争と平和資料館」が新宿区西早稲田に開館した。ジャーナリストの松井やよりさんの悲願だった。歴史的快挙を心から祝いたい。愛称WAMアクティブ・ミュージアムは、戦争と女性について被害者の視点からだけでなく、加害者としての現実を展示資料で明らかにする。生前、松井さんは言っていた。「戦争と暴力は21世紀になってもおさまることなく、戦争はグローバルに広がり、世界各地で地域紛争が頻発しています。 こうした中で女性の人権を守り、暴力をなくして平和を創りだしていくには、20世紀の女性たちの戦時下での被害と軍による加害の事実をあまねく記録して記憶にとどめ、その成果を次の世代に伝えて、平和構築の活動に活かしていくことが急務です。 そこで日本の過去の戦争を記録し、現在の紛争予防と解決をめざし、平和と非暴力の未来をつくる女性たちの活動を促進し支援する目的で『女たちの戦争と平和資料館』は建設されます」
http://www.wfphr.org/pre/index.html
http://www.wam-peace.org/
http://www.nishinippon.co.jp/sokuhounews/20050729/MN2005072901002744.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000009-ryu-oki
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000220-kyodo-soci

カリフォルニア州、セクハラ認定を拡大
7月18日、カリフォルニア州最高裁は、性的関係を持った被雇用者の昇進などを優遇した雇用主の行為はセクシャルハラスメントであると定義づけた。このセクハラ法の拡大により、性的接触や強要を直接受けたことがない労働者であっても雇用主を訴えることが可能となった。この判決は、性的関係を持った職員が優遇されたことにより結果として差別を受けたことはセクハラである、とカリフォルニア州政府を訴えていたもの。
2005/07/20 Financial Times

強姦された女性のパキスタン文化への挑戦
男性から集団強姦されたパキスタンの女性がとる道は、これまで井戸に身投げをするか、生涯泣き暮らすかしかなかった。しかし、Mukhtaran Maiは第3の道を選んだ。法廷に訴えたのだ。とはいえ、強姦された被害者の女性の側を貶める伝統文化の下、彼女を支援する人は皆無に近かった。強姦された彼女が大声で助けを求める様子を聞いていた人もみな口をつぐんだ。あろうことか、3月、下級審は強姦加害者たちに証拠不十分で無罪放免という判決を下した。しかし、このたび最高裁判所は、無罪放免を退ける決定をした。世界中から抗議と注目を集めていた。
2005.6.28
http://www.csmonitor.com/2005/0627/p01s03-wome.html?s=t5
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/4629457.stm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/south_asia/4624411.stm

バーレーンの女性解放運動家、民法制定求めて受難
サッカーの相手国で知れわたったバーレーンは中東の小国だ。この国で、6月3日、1人の女性解放運動家が法廷侮辱罪で訴えられ、判決しだいでは15年の刑を受けることになった。彼女、ガーダ・ジャムシーアさんは、2003年、WPCという女性請願委員会の委員長として、バーレーン政府に家族法制定を求める1700人の署名を集めて請願。同国では、イスラム法の解釈によって離婚、子の養育、相続などが決められるが、成文法がなく、男性裁判官が 恣意的に決定することが多い。たとえば離婚した女性が、外で働いていたり学生だった場合、子どもの養育権は女性から剥奪される。
ガーダ・ジャムシーアさんは、そうした裁判官に向かって「腐っている、偏見に満ちている、資質がない」などと叫んだとされている。
2005.6.7
http://www.msmagazine.com/news/printnews.asp?id=9078
http://www.feministcampus.org/know/news/newstory.asp?id=9078

クウェート、女性の参政権認める!
5月17日付Daily Starによると、クウェート国会は、賛成35反対23棄権1で女性への参政権を認める法律を 可決した。傍聴席の女性たちはウオーッといううなり声をあげ国会を歌う人もいた。この5月3日、長年運動してきた 女性参政権法が否決されるという事態となり、それが女性運動家たちの怒りに火をつけ、閣僚たちに「われわれは彼らの政治的権力を剥奪する"陰謀”を企てるしかない」という動きさえ現れた。今回の法律は、6月の統一 地方選には間に合わなかったが、2007年の国会議員選挙に向け「私は今日から選挙運動をスタートします」と 女性活動家は言った。余りに遅すぎたクウェートの決定だが、サウジアラビアはまだ女性の選挙権を否認したままである。
2005.5.18
http://www.dailystar.com.lb/article.asp?edition_id=10&categ_id=2&article_id=15152#
http://www.feminist.org/news/newsbyte/printnews.asp?id=1754
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=514&e=5&u=/ap/20050516/ap_on_re_mi_ea/kuwait_women_s_rights
http://www.abc2news.com/news/new-site/05-05-16-kuwait-wmn.shtml

世界経済フォーラムの男女差別指数で、日本58カ国中38位
トップは、スウェーデン。そしてノルウェー、アイスランド、デンマーク、フィンランドと北欧勢が続く。世界経済大国のアメリカが17位と劣勢なのは 育児休業が制度化されてないなど保健衛生の悪さが響いた。日本は女性の仕事の機会・待遇、政治参加が最悪に近いため、 教育や保健衛生がトップランクでも総合38位にとどまった。58位はエジプト。男女差別解消は、国・地方行政の 責務。この男女差別をほおっておくことは、国と地方行政の不作為の罪である。
2005.5.16
http://www.weforum.org/
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/4550789.stm

非同盟運動の国際会議、政財界の決定の場に30%女性を決定
ラテンアメリカ、アフリカ、アジアなど110余りの国で作るNAM(非同盟運動)加盟国は、先ごろ、マレーシアで、 女性の地位向上と男女平等推進について国際会議を開催した。その中で、政界、産業界の方針決定分野に
少なくとも30%は女性を参加させるべきであると、合意した。
2005.5.12
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4534795.stm
http://www.bernama.com.my/bernama/v3/news_lite.php?id=132823
http://www.nam.gov.za/

ILO、世界の性的搾取を含む強制労働の現実を発表
インターネットの普及、観光旅行の増大、性の報道拡大などにより、セックス商品への需要が拡大し続けて いる。ILOによると、310億ドル産業に上る。先進産業国、中東、途上国、ラテンアメリカ、アジア・アフリカにお いて、性産業で働く女性は、年にそれぞれ、67200ドル、45000ドル、23500ドル、18200ドル、10000ドルを得る。売春する側185人に聞いた結果、4分の3が25歳以下を望み、22%が18歳以下を望むと 答えている。彼らの要望を満たすためアジアアフリカの貧しい国々から、少女たちが連れて来られる。
2005.5.12
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/4532617.stm
http://www.ilo.org/public/english/bureau/inf/pr/2005/gflmedia.htm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/in_depth/world/slavery/default.stm

スウェーデンでついに「フェミニスト党」誕生
国会議員の約5割が女性、閣僚の半数が女性、ほとんどの政党が男女半々ずつの候補者リスト・・・。 誰もが世界一の男女平等の国と疑わない国。なのになぜフェミニスト党? いや、だからこそフェミニスト党なのだ。 4月4日、フェミニスト党が創設されたことがスウェーデンの国会議事堂での記者会見で明らかになった。規制政党のようにピラミッド型をとらない方針から党首はおかないとしている。主な党員は、前左翼党党首ギュ―ドルン・ シーマン、大学教授エバ・ヴィット・ブラットストロム、作家のティーナ・ローセンベリなど。男性党員も歓迎する。
正式名称はFeminist Initiative。HPにはF!というエフと感嘆符のシンプルなデザインのロゴがある。2006年の 国会議員選挙をターゲットに運動を開始し、政治をフェミニストの視点で改革するという。世論調査によると、何 名かは当選する勢いと見られている。「フェミニスト党」の萌芽は10年以上前の女性解放運動「サポートストッキング」にある。これについては『ママは大臣パパ育児』(三井著 明石書店)参照のこと。
2005.5.7
http://www.truthout.org/issues_05/040705WC.shtml
http://www.economist.com/printedition/displayStory.cfm?Story_ID=3871283
http://www.transnational.org/forum/meet/2005/Schyman_FeministInitiative.html
http://www.gentlespirit.com/margins/Feminism1/410.html
http://www.rightnation.us/forums/lofiversion/index.php/t74206.html
http://www.socialistworld.net/eng/2005/02/10sweden.html

東欧・中欧諸国、EU加盟後も女性の地位向上に道遠し
EU拡大政策で加盟した東欧・中欧諸国10カ国の男女平等推進政策を調査した結果が5月4日OSIから発表された。報告書『性の違いによって:東欧・中欧の男女格差』によると、雇用機会、賃金、政策決定参画のすべてにおいて男女不平等があり、ブルガリア、エストニア、スロバキアの女性の賃金は、男性の75-70%しか得ていない。ハンガリーでは女性は国会にわずか9%しか占めておらず、リトアニア、ポーランド、スロバキアの女性閣僚は、各2人、1人、ゼロ。EU加盟条件に男女平等政策があったが、各国EU代表はEU指令・制度の法遵守に向け各国政府が大胆な努力をする必要があると述べている。
http://www.soros.org/initiatives/women/news/yoursex_20050502
http://ipsnews.net/interna.asp?idnews=28558

北欧初:ノルウェー女性、男性への強姦罪で有罪判決を受ける
ノルウェーのベルゲンで、女性(23歳)が男性(31歳)に強姦した罪で9ヶ月の禁固刑と67万円の賠償を言い渡された。男性側は、パーティの後、ソファーで眠ってしまい目が覚めたら女性がオーラルセックスをしていたと主張。しかし、女性側は男性は終始目を覚ましておりニコニコ笑っていて合意の上だったと主張し、弁護士は「厳しすぎる判決だ」とコメントしている。女性が強姦罪で刑罰を受けたのは北欧諸国では初めて。男女平等と福祉を国是とする北欧を忌み嫌う日本のバックラッシュ勢力は、このニュースのある部分だけを切り取り、勝手に捻じ曲げて広める可能性がある―杞憂にすぎないことを願うのみ。
http://www.aftenposten.no/english/local/article1027927.ece
http://www.aftenposten.no/english/local/article1022581.ece
http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=oddlyEnoughNews&storyID=8332138
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200504290005.html

ノルウェーの年金生活は快適
ノルウェーは、定年後の豊かな老後で知られる。最近の統計によると、退職者の平均預金高は50万クローネ(約1700万円)で、多くは退職直前の給与の9割から10割の収入を毎月得ているという。
http://www.norwaypost.no/content.asp?cluster_id=27610&folder_id=5

アメリカ、WHO(世界保健機構)に妊娠中絶用ピルを予算からはずすよう圧力
毎年、世界で1900万人の女性が非衛生な中絶手術に追い込まれ、うち6800人がその手術により死亡している。 しかし、宗教的理由から妊娠中絶に反対するネオコン・イデオロギーのブッシュ政権は、WHOに圧力をかけ、予算品目から妊娠中絶用ピルをはずそうと動いている。この大国の暴挙に貧しい国々の女性の首を絞めると批判があがって いる。
2005.4.22
http://www.guardian.co.uk/international/story/0,,1464589,00.html

ローマ法王の死と女性差別
ローマ法王が亡くなった。バチカン国の元首であり、世界に10億人以上いるカトリック教徒の頂点に立つ聖俗両面の主の死を悼み、 メディアは嘆き悲しむ信者と法王の業績を報道した。しかし、女性の権利への攻撃者だったことを報道するメディアは少なかった。
国連の世界女性会議において、産む産まないを決める女性の権利と健康reproductive rights and healthを、行動綱領に入れること にあくまで反対したのはバチカン代表だった。また、アメリカの中絶反対運動はカトリックがリーダーシップを握り、クリニック放火に まで至っている。カトリック司教になるには、マスターベーション、婚前交渉、性教育、出産計画、コンドームの使用、中絶、離婚、同性愛、女性の牧師、マルクス主義的匂いにすべて反対でなければならないのだという。この暴挙がいかに多くの女性の命を奪って いることだろうか。
2005.4.11
http://www.womensenews.org/article.cfm/dyn/aid/2247
http://www.nytimes.com/2005/04/05/opinion/cahill.html?incamp=article_popular_5

住友金属、女性差別裁判に敗訴
3月28日、大阪地裁で、住友金属工業の女性社員4人が昇進昇給で女性差別を受けたと訴えた裁判の判決があった。原告勝訴。
原告側が入手した同社の内部資料(闇人事制度)をもとに「従業員が知らない差別的取り扱いがあった。性別のみによる不合理な取り扱いであり、公序良俗に反して違法」と断じた。1995年8月提訴以来、10年。
2005.3.28
http://www.asahi.com/national/update/0328/OSK200503280066.html
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050328AT5C2802428032005.html
http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/getarticle.pl5?nn20050327a6.htm
http://www.kobe-np.co.jp/kurashi/work/wowo-4.htm
http://www.k2.dion.ne.jp/~sumikins/

チリの有力大統領候補2人とも女性
マッチョの国チリの大統領選の世論調査によると、有力候補が全員女性だという。1人は元軍事大臣で、他は元外務大臣をした
女性。どちらが当選となってもチリにとっては初の女性大統領誕生となる。女性の中には、家庭内暴力などが横行している男性優
位社会が変わるかもしれないという見方や、女性が大統領に就いたところで女性差別社会はびくともしないという見方がある。大統
領選挙は、今年12月。
2005.3.20
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/B500C5B8-7C88-46A4-9EEF-A3E58D950DDF.htm
http://www.beautifulhorizons.net/weblog/2004/11/michelle_bachel.html
http://www.apecsec.org.sg/apec/news___media/2004_speeches/040304_somi_minmariasoledadalvearv.html

「従軍慰安婦」=戦時性暴力」への日本政府の謝罪を求める運動
今年は、第二次世界大戦が終わって60周年。日本政府に日本軍性奴隷制被害者(従軍慰安婦)に対して謝罪と損害賠償をせよ、と国連が要求することを求める署名運動が始まった。従軍慰安婦は、「戦争犯罪」「強制労働」「戦時下の奴隷制」「戦時性暴力」である。幾度となく国連から勧告・提言がなされてきたが、日本政府も日本の裁判制度もこの国家の犯罪を認めようとしなかった。NHK番組改ざんからもわかるように国民に真実を知らせようともしなかった。子どもたちの教科書からも消し去ろうとしている。
2005.3.16
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4342797.stm
http://blog.livedoor.jp/vawwnetjapan/
http://www.shinfujin.gr.jp/b_category/2_danjo/n_2005_02_24_04.html
http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/nhk/etv2001.html
http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/nhk/matsui.html

ノルウェー首相、スウェーデン家具会社イケアに性差別だと、かみつく
ボンディヴィック首相は、イケアの家具の組み立て図に載っている人物が男性ばかり であり、これは性差別だと批判した。イケア側は、「35カ国で販売しており、イスラム社 会などで売る際、女性が大工をしているようなマニュアルは受け入れられにくい」と弁明したところ、「イスラム社会でも男女平等は推進すべきだ。正当化できない。変えるべきだ」と応酬。それに、と首相は「イケアの家具を組み立てるのは、ぼくには難しい」 と白状した。オスロのトルコ人は、「イスラム社会でも、女性が組み立てていても何もおかしくはない」と首相に軍配があがった。イケア側は、改善を約束した。こうした日常の 絵や写真が、性別役割分業を押し付け、維持し、広めている。日本の組み立て式家具のマニュアルはどうだろうか。
2005.3.10
http://www.aftenposten.no/english/local/article991176.ece
http://money.cnn.com/2005/03/10/news/international/ikea.reut/index.htm?cnn=yes/

ノルウェー女性は、男女賃金格差を最大の問題としている
ノルウェー日刊紙の調査によると、女性の6割が賃金の男女差を問題視してる。一方5割が 男女同一賃金だと考えている。また、国連女性の地位委員会で、ノルウェー政府代表は、今夏 までに私企業の取締役の4割を女性にしなければ、企業へのクオータ制を法律で強制することになる と報告した。愛知万博でも、ノルウェーは男女平等セミナーを開催する。
2005.3.8
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/afp/afplifestylenorway
http://www.un.org/News/Press/docs/2005/wom1490.doc.htm
http://www.explorenorth.com/library/weekly/aa053101a.htm
http://www.norway.or.jp/news_events/news_events_2005/0504gender_seminar.htm

世界の国会の女性議員割合い、日本は136位
IPU(国際議会同盟)による各国の国会における女性議員の割合の世界ランキング が、国連で発表になった。それによると、平均は15%で、1位ウガンダ、2位ス ウェーデン、3位ノルウェー。日本は7%で136位。タイとケニアの間に位置する。しかし、フェミニスト・エキスパートは、日本の衆議院は宮城一区の鎌田さゆり さんが失職したことにより、さらに女性割合が6.9%(33/479)まで下がり、実際 は、もっと下になるはずと指摘している。女性を政策決定の場から排除している選挙 制度の見直しが急務だ。
2005.3.6
http://www.ipu.org/press-e/gen202.htm
http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm

NY国連女性の地位委員会のNGOでメリル・ストリープが日本を批判
NGO「男女平等を、今すぐ」の代表として参加しているアメリカの俳優メリル・スト リープが、女性差別の法律を持っている国々を厳しく批判するスピーチをした。その 中で、再婚禁止規定の女性差別を持つ日本の民法を批判した。
http://www.equalitynow.org
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/03/04/k20050303000118.html

第49回国連女性の地位委員会で、ヨーロッパ諸国、アメリカの中絶禁止政策に反撃
「女性は、中絶したことで罰せられないこと、合法的中絶は安全に行われることが必要」と、書かれた行動綱領から後戻りしてはいけない、とヨーロッパ諸国代表は、アメリカの姿勢を批判した。1995年の「北京行動綱領」から10年の歩みを検証する会議がニューヨーク国連本部で開催され、135カ国政府と 多くのNGOが参加している。
2005.3.3
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/N01202205.htm
http://www.un.org/womenwatch/daw/Review/english/49sess.htm

石原「ババア」発言の裁判、原告敗訴
石原都知事の女性蔑視発言に、損害賠償を求める訴訟を起こしていた裁判の判決があり、
原告が敗訴した。「一般的・抽象的であって、原告ら個人についての社会的評価が低下するもの ではない」「『ババア』など不適切な発言は不愉快ではあろうが、深刻な影響ではない」がその理由。
原告たちは、24日、敗訴の判決を受け、外国人記者クラブで会見を開いた。外国人記者からは、 「国会や都議会でこの問題は追及されないのか」などの質問が飛んだという。件の発言は:
「これは僕がいってるんじゃなくて、松井孝典がいってるんだけど、"文明がもたらしたもっとも 悪しき有害なものはババァ"なんだそうだ。"女性が生殖能力を失っても生きているってのは、 無駄で罪です"って。男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供 を生む力はない。そんな人間が、きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって 非常に悪しき弊害だって……。なるほどとは思うけど、政治家としてはいえないわね(笑)」
2005.2.27
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1001700/detail
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1002204/detail
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050226-00000149-mailo-l13
http://www.geocities.jp/social792/isihara/isihara_kansi.html

ハーバード大学長の女性差別発言に端を発した大学改革盛ん
1月、ハーバード大学ローレンス・サマーズ学長は、「科学や数学分野で活躍する 女性が少ないのは生物学上の問題」などと述べ、怒りと顰蹙を買った。同大学 教授たちは、ただちに学長の発言により、トップレベルの女性学者を獲得しようする 大学の努力に傷がつく恐れがある、との見解を示す書簡を公表した。その後、学長 への批判は止まず、辞職を求める動きに発展している。さらに、2月17日、エール大 学卒業生100人が学長室までデモ行進をした。彼・彼女らは、ハーバード大学長批判 をした他大学学長連名に同大学長が加わらなかったことに抗議。同時にj、同大学女性卒業生の正規教員職差別撤廃を求めた。
http://news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/20050218/ap_on_re_us/yale_protest_1
http://www.guardian.co.uk/usa/story/0,12271,1416233,00.html

イギリスのパートタイム労働者380万人は、不利益を受けている
2月14日、EOC(機会平等委員会)は、「パートタイムは罪ではない、なのになぜ罰を?」と題された調査報告を 公表。イギリスのパート労働がいかにその能力にみあった報酬や地位を得ていないかを明らかにした。740万人いるパート労働者の78%は女性。男性正規労働者と比べると時給にして40%も報酬が少ない。子育てと親の介護などでパートを選んでいる人が多く、柔軟な働き方というイメージだけが先行する現実を厳しく批判している。なお、イギリスを含めEU諸国では、パートタイム労働者はフルタイム労働者と差別をしてはならない、とされている。つまり給与などは時間比例原則とされている。日本のパートよ、もっと法的保護を要求しよう!
2005.2.16
http://www.eoc.org.uk/cseng/news/14_feb_flexwork.asp
http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,3604,1412140,00.html

イギリスの船乗りエレン・マッカーサー(27歳)が、単独世界一周記録を制覇
「ものすごく疲れた。でも意気軒昂です。もう風や波、天気に集中せずにすむ」。エ レン・マッカーサーは到着後、第一声をあげた。昨年、フランスの男性船乗りジョー ヨンが成し遂げたヨット「単独世界一周記録」がわずか1年後、イギリス女性によっ て破られた。ジョーダンは72日22時間で、この先100年は破られない奇跡の記 録、と騒がれた。彼は、「僕はエレンに破られるかもしれないとは思っていた。でも こんなに早くこんなにすごい記録でとは」と語った。 身長157センチの彼女の記録は71 日13時間で、ジョーダンの記録を1日8時間 も早めた。 8歳からヨットに魅せられ、昼ごはんの小銭を何年も貯めてヨットを買ったという。 女は強し!フレー、フレー!
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/other_sports/sailing/4229079.stm
http://www.teamellen.com/ellen-article-100.html
http://www.ellenmacarthurtrust.org/
http://www.womenwarriors.ca/en/athletes/profile.asp?id=11

「夫は外、妻は家」に反対の女性53.8%
内閣府が5日発表した調査結果によると、、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき だ」という考え方に、反対(48.9%)が賛成(45.2%)を初めて上回った。
女性は53.8%が反対なのに対し、男性は43.3%であり、男性は まだ「妻が家にいてほしい」という層が依然として多い。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050206k0000m010015000c.html

NHK、政治的圧力に屈し、従軍慰安婦番組改ざん
朝日新聞によると、NHKは特集番組「問われる戦時性暴力」を改ざんして放送した。放送前に安部晋三、中川昭一議員に圧力をかけられた幹部が「女性国際戦犯法廷」の重要証言をカットしたとされる。中川氏は慰安婦問題を教科書で扱うことに反対する「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」代表で、安倍氏は同会元事務局長。削除されたのは、@中国人被害者の証言 A東ティモールの慰安所の紹介と元慰安婦の証言 B慰安所や強姦についての元日本兵の加害証言。従軍慰安婦問題は性差別・民族差別であり戦争犯罪だ。日本軍の組織的性暴力を認めて謝罪することなしに、日本の男女平等は前に進めない。
http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/nhk/appeal050117.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/tv/news/20050115k0000m040083000c.html
http://www.asyura2.com/0411/nihon15/msg/947.html
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050112/K2005011103410.html?C=S
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050118/K2005011702890.html
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050118/K2005011703220.html
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050118/K2005011703210.html?C=S
http://www.guardian.co.uk/elsewhere/journalist/story/0,7792,1390743,00.html

韓国、家父長主義の戸籍制度から個人登録制へ
韓国法務省は、1月末までに、これまでの戸籍制度に変わる個人登録制度 への転換を提案する予定。新しい登録制度は「1人1籍簿」と呼ばれ、最高裁が 提案した。かねてから女性団体が家父長的な現行戸籍制度の改正を求めて いた。与野党が合意すると制定される。
http://english.chosun.com/w21data/html/news/200501/200501100023.html
http://english.chosun.com/w21data/html/news/200501/200501100037.html
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/01/10/20050110000090.html

シャーリー・チゾム元下院議員、死去
黒人女性で初の米連邦下院議員シャーリー・チゾムが亡くなった。享年80歳。ニューヨークのブルックリンから国会議員となり60年代末から70年代に活躍。ベトナム戦争に早くから異議を唱え、女性や子供たちの福祉教育政策、貧困地域の企業活性化策を推進した。72年には大統領候補に名乗りを上げ「裕福な白人男性でなくても立候補できる」ことを身をもって示した。最高の雄弁家の一人と称され、珠玉の言葉を残している。「ただ単にスカートをはいているというだけで、何と多くの才能が無残に捨てられていることか」「サービスというものは地球に住む特権階級に我々が支払う使用料である」など。
2005.1.3
http://www.cnn.com/2005/ALLPOLITICS/01/03/obit.chisholm.ap/index.html
http://www.nytimes.com/2005/01/03/obituaries/03chisholm.html?ex=1105419600&en=bede9d44ab1dc5c5&ei=5006&partner=ALTAVISTA1
http://www.greatwomen.org/women.php?action=viewone&id=39
http://www.pbs.org/wnet/aaworld/reference/articles/shirley_chisholm.html
http://afgen.com/chisholm.html

三井マリ子すてっぷ初代館長、豊中市を不当解雇で提訴
大阪府豊中市は、男女平等を敵視する勢力に屈し、全国公募によって60人以上の応募者から選出された初代館長の首を飛ばした。三井初代館長は、2000年秋からすてっぷに勤め、その実績は豊中市内外から高く評価されていた。市は、2004年2月、組織強化の美名の下、非常勤館長から常勤館長に変更。非常勤館長職をなくした上で、常勤館長職の試験を受けた彼女を不合格にした。一方、市は極秘裏に試験の2ヶ月前すでに別の館長候補を決めていた。「非常勤差別、バックラッシュ攻撃に反撃する重要な裁判です」と三井さん。
2005.1.2
http://fightback.exblog.jp/ 
http://fightback.fem.jp/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041217-00000251-kyodo-soci

パレスチナの地方選で女性健闘
昨年12月パレスチナで地方選挙があった。アラブのしきたりの中、女性は立候補すら難しい。しかしその困難を克服して当選した女性51人中32人はパレスチナ法の女性の割当て席以外で男性を打ち負かして当選した。Abwen村では、ファティマさん(59)が宗教団体による執拗な反対や嫌がらせにもめげずに立候補して当選。彼女は、最高得票数を獲得し村長となる。1月9日にはアラファト大統領に代わる大統領選があり、地方選はその前哨戦と見られている。
2005.1.2
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=540&ncid=1312&e=30&u=/ap/20041227/ap_on_re_mi_ea/palestinians_winning_women_1

エジプトの女性解放運動家、次期大統領選に立候補表明
ナワル・サーダウィ博士は、アラブ世界で女性として初めて女性の 性器切除を公に糾弾した。エジプト女性の低い地位、女性を貶めている 宗教に対する彼女のペンは容赦ない。出版物は検閲の対象となり、投 獄までされている。それでも40冊もの本を出版してきた。このたび、ア メリカの属国と化し腐敗しきっているエジプト現政権に対抗し、重要な政 策の存在を世に知らせるため、立候補を決意したという。エジプトで大統 領選への女性候補は史上初。日本でもサーダウィ著『あるフェミニスト の告白』(鳥居千代香訳、未来社)が出版されている。
2004.12.15
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/middle_east/4079513.stm
http://www.msmagazine.com/news/uswirestory.asp?ID=8793
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/middle_east/2004137.stm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/programmes/correspondent/1619902.stm

女性の力で緑化運動に取り組んできたワンガリ・マータイさん、ノーベル賞授賞式に
今年のノーベル平和賞受賞者は、アフリカの女性解放・環境活動家ワンガリ・マータイさん。ケニアのモイ前政権の抑圧に激しく 抵抗し、投獄は数知れない。10日、ノーベル平和賞委員長は、「正義を求めるあなたの不断の闘いは、人類へ勇気を与える。
後の研究で、世界の紛争と人権・民主主義・平和との間に明確な関係があることがさらにはっきりするだろう」と述べ、マータイさ んに平和賞を贈った。ノルウェーでは、平和賞授賞式をきっかけに子どもたちの平和トーチ行進が行われるなど、国をあげて平 和推進イベントが行われる。
(関連記事→本欄2004.10.09/ 2004.2.27)
2004.12.11
http://www.aftenposten.no/english/local/article928922.ece
http://www.aftenposten.no/english/local/article928956.ece
http://www.aftenposten.no/english/bildeserier/article928999.ece
http://www.aftenposten.no/english/local/article928139.ece
http://www.nobel.no/

女や少女は、紛争で侮辱され、殴打され、強姦されたあげくに殺害される
アムネスティは、いかに世界中で、女性や少女たちが戦時中に、直接的ターゲット として、かつ見えない「副次的ターゲット」として暴力を受け続けているかを発表した。
同報告書は、各国政府に、暴力の根絶と暴力防止政策の不備を強く訴えている。
2004.12.9
http://web.amnesty.org/library/Index/ENGACT770952004
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_depth/4078677.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_depth/4077581.stm
http://news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/20041208/ap_on_re_eu/amnesty_women_combat_1

ボルボ、女性による女性のための新車発表
2002年、ボルボ社内にYCCプロジェクトというチームが誕生した。
この9人の女性だけのチームから、このほど、「あなたのコンセプトカー」という名づけられた新車がデビューした。 この車、ガルウイングという見た目のカッコよさに加え、荷物を置くスペースが多い、メインテナンスがめんどうくさ くない、乗り降りが簡単、と女性が欲しい車はこういうもの、という理念を形にしたもの。「女性にアピールする なら、男の期待を超える車にしなくては」と、スタートしたという。ボルボはスウェーデンのメーカーだが、フォードの 傘下にある。女性の幹部は現在15%だが、もうすぐ20%まで増やす見込み。
2004.12.3.
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/3528757.stm
http://www.guardian.co.uk/business/story/0,3604,1364217,00.html
http://volvocars-pr.com/index.asp?par=conceptcars&pag=overview&model=195&lang=1&flash=0

群馬県太田市、日本で初めて男性の育児休暇を義務化
少子化に歯止めをかけるには、女性には育児をしながら働き続けられる環境、男性には育児休暇を自然にとれる 環境が必要だ。法制度があっても、日本で育児休暇をとる男性はほとんどいない。太田市も例外ではなかった。 しかし、2005年から男性にだけ特別措置をとる。パパへの強制的育児休暇の効能は、ノルウェーで実証ずみ。 パパ・クオータという父親への育児休暇強制制度を持つ。そのせいか、出生率1.8の高さを誇る。
2004.12.3
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000101-mailo-l10
http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/nor_Past-Present-Futur_Japanese.html

EUの法務大臣候補、女性差別と同性愛差別発言で下ろされる
欧州連合の最高決定機関は欧州委員会だ。国でいえば内閣にあたり、今夏、新組閣された。ところが、法務大臣に任命されたイタリアのロッコ・ブッティリオーネは、「女性の役割は家で出産育児をすることだ」「同性愛は罪である」などと発言し猛烈な批判を受けていた。彼への反対が多く議会信任が危ぶまれていたことから、ジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は、3ヶ月をかけて委員名簿の新規発表となった。もちろんブッティリオーネは辞退する。欧州議会に良識ある議員が当選している証だろう。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/3967463.stm#
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4020691.stm
http://www.ilga.org/news_results.asp?LanguageID=1&FileID=361&ZoneID=4&FileCategory=1
http://rocco-buttiglione-news.newslib.com/
http://www.guardian.co.uk/eu/story/0,7369,1333099,00.html
http://jpn.cec.eu.int/home/news_jp_newsobj865.php

国連人口基金の事務局長、女性への暴力撤廃を安全保障理事会で訴える
2004年10月28日の国連安全保障理事会において、国連人口基金事務局長Thoraya Ahmed Obaidは、国連で採択された「女性の平和と安全に関する決議」4周年を機に、 女性の視点からの安全保障問題を述べた。紛争地域における女性への身体的精神的暴 力の蔓延、被害者への早期治療と回復を訴えた。さらに、彼女は、防衛、警備、平和 維持部隊などにおける職員に対して、性に関わるの暴力撤廃に関する特別研修プログラムが必要であることを指摘し、あらためて、政策決定への女性参加をすすめるよう 各国に促した。
2004.10.30
http://www.unfpa.org/news/news.cfm?ID=524
http://www.peacewomen.org/un/sc/1325.html
http://wwww.reliefweb.int/w/Rwb.nsf/s/550A9D4FAA49688E8525698A005D4FB8

松山に女性議員83パーセント議会誕生!
といっても、現実の話ではなく、10月23日、松山市で開かれた日本女性会議でのこと。女性議員と男性議員の数をまったく逆転した議場で、男女平等の社会にするための方策が話し合われた。女性38人、男性8人が座った光景は、ほとんど女性だら け。議員役をした富山の山下清子さんは「議員報酬10万円にしたら男性候補が激減」 。山口の勝又みずえさんは「これだけ女性が多いのはよくない、半々ぐらいがいい」。 広島の神永礼子さんは「男らしさの強制は、自殺や引きこもりを引き起こす」。香川 の渡辺さとこさんは「踏まれて痛いと言っているのに、その言いかたが 悪いといわれてきた」。今治市の植田勝博さん、大洲市の中野寛之さんは少数派男性 を代表して発言。「女性の活躍推進条例」と「松山女性宣言」が制定された。 日本の議会で男女逆転議会が開かれたのは、史上初。また、議会を民間団体の活動に 許可したのはほとんど前例がないという。
2004.10.27
http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/photo/j53.html

ノルウェーの出生率また上がる
10月20日発表になった、「北欧統計ブック」によると、ノルウェーの出生率が1.8に なり昨年度よりアップした。ノルウェーをはじめ北欧諸国は専業主婦のいない国といわれている。女性も男性と同様、外で働きつづけられるシステムの国は、女性が子どもを産み育てやすいことがわかる。オスロの「赤ちゃんと一緒の映画館」がゼロ歳児をかかえた親で満員の写真が載っている。「ここでは赤ん坊の泣き声を気にしないで 映画鑑賞できる」という。
http://www.aftenposten.no/english/local/article894768.ece

女性差別撤廃条約が採択されてから4半世紀
世界女性憲法といわれる女性差別撤廃条約は、国連で1979年に採択された。 あれから25年、未だに世界には完全に男女平等になった国はひとつもないーー これが25周年を祝った国連のメッセージだった。日本が批准したのは1985年で、世界でも遅いほうだった。なぜなら、国内に性差別的 制度が残っていたため、批准できなかったからである。批准に向け、女性たちは全国的運動をし、国会にロビー活動を続け、「性差別的国籍法改正」「女子のみ家庭科 必修の見直し」「雇用機会均等法制定」の3つを成し遂げた。こうして日本政府は やっと批准することができた。この条約の特徴は第1に性別役割分業は性差別の根源 であるとしたこと、第2に女性差別を撤廃し男女平等にするためのシステムづくり は各国政府の責務であるとしたことである。さて、さて、日本の行政は、性差別 の撤廃を、実行しなければならない政策だと思っているか。怪しい。
2004.10.19
http://www.un.org/News/Press/docs/2004/note5895.doc.htm
http://www.un.org/womenwatch/daw/cedaw/anniversary25.htm

ヨーロッパ20カ国の育児休業制度、発表される
ヨーロッパは、私的生活と仕事の両立に向けてどのような政策を持っているか。労働 者にとって不可欠な母親休業、父親休業、親休業、子どもの病気看病休業の制度比較を見ると、どの国が女性にとって働き続けやすいかがわかる。ヨーロッパ産業監 視オンラインが、EU加盟国とノルウェーの20カ国を対象にしたこの調査によると、スウェーデンとノルウェーがもっとも充実している。
2004.10.18
http://www.eiro.eurofound.eu.int/2004/03/study/index_2.html

スーダンの女たちは、強姦と隣り合わせで仕事をする
スーダンでは、薪集めは昔から女性の仕事だ。たとえ、森で強姦される危険と鉢合わせでも。14歳のZanab Abdallahも、毎日、曲がりくねった森の中に入っていってはその役目をこなす。彼女は、この8月、森で集団に強姦された。だから、薪集めのため暗い森に入ったとたん心臓がドキドキ高鳴る。しかし逃げるわけにはいかない。薪は食事の支度はもちろん、石鹸や薬、砂糖などとの交換にも使われる。生きるための必需品だ。薪を集めないと暮らしが成り立たない。10歳の妹、7歳の弟がいる。母は病弱で薪集めはできず、父はいない。国連人権弁務官ルイーズ・アーバーはスーダンの女たちの現状を「檻のない牢獄」と称している。
2004/10/11
http://www.realcities.com/mld/krwashington/9851698.htm

ノーベル平和賞はケニアの環境・女性解放運動家マータイさんに
ケニアの生物学者であり獣医学者のマータイさんが今年のノーベル平和賞を受賞した。「グリーンベルト運動」というNGOを、貧困に苦しむ女性たちの自立運動として創設し、女性の手で植林し砂漠化防止に貢献した。彼女の主導による植林は3000万本に上る。体をはった環境保護運動により何度か逮捕されたが、現在は国会議員で環境副大臣もつとめる。平和賞は他の賞と違いノルウェーの委員会が審査するが、昨年に続いて今年も女性が授かった。
2004/10/09
http://nobelprize.org/
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/3726084.stm http://www.asahi.com/international/update/1008/009.html
http://www.greenbeltmovement.org/biographies.htm

アフリカ全政府に女性性器切除禁止を訴える
9月中旬ケニアのナイロビで開かれた国際会議において、性器切除をされた女性、反対運動家、行政職員400人が、アフリカ諸国の政府に女性性器切除FGMを法律で禁止するよう訴えた。被害女性は1億3000万人と言う。
2004/09/21
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=1508&ncid=1508&e=1&u=/afp/20040918/hl_afp/africa_health_women_040918150520
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=1508&e=18&u=/afp/health_somalia_excision
http://www.stopfgm.org/stopfgm/home.jsp?lang=english
http://www.religioustolerance.org/fem_cirm.htm
http://www.amnesty.org/ailib/intcam/femgen/fgm1.htm

トルコで、婚外性交渉を罰する新法案に抗議上がる
EUから人権政策が批判されているトルコで、新たに、いわゆる姦通罪が制定される こととなり、女性たちが抗議のデモをくりひろげた。デモは、いとこの夫との間に子供を もうけたGuldunya Toreの殺人犯を裁いたBakirkoyの法廷前で行われた。新法が 施行されると、こうした「名誉殺人」が合法化されることになり危機感が高まっている。 EU加盟を切望しているトルコは、EUからのあらゆる要求にあうよう政策を見直そうと している。ところが、女性への政策だけは例外のようだ。
2004.9.14
http://observer.guardian.co.uk/international/story/0,6903,1302630,00.html

カイロ世界人口会議から10年、さらなるリプロの進展を
「再生産の権利Reproductive Rightsは人権である」――再生産の権利とは出産するかしないか、出産するとしたらいつ何人出産するかを決める権利のこと。それが女性の権利である、と世界の政府が認知したのは1994年のカイロだった。人類史上初のことだった。10年間の変化を検証する国際会議がロンドンで開かれた。進歩はあるものの、HIVやAIDS感染、出産による女性の死亡率など減っていない。国連人口基金は、コンドームなどの避妊具よりセックスをしないことを奨励する国があることを激しく非難し、さらなる再生産の権利の保障を訴えた。
2004/09/04
http://www.8ml01.co.uk/planetwire/Day1.cfm?r=countdown2015#
http://www.countdown2015.org/
http://www.nytimes.com/2004/09/01/international/europe/01health.html

サウジアラビア、女性参政権不明確のまま、女性雇用促進プロジェクトを発表
8月10日付けBBCによると、サウジアラビア政府から公表された法律は、懸案だった女性参政権が明確ではなく、女性が投票する権利が依然として剥奪されたままのように読める。地方選挙が開始される今年11月に女性が投票できるようになると予想され、世界から注目されていた。BBCは「宗教界からの激しいバックラッシュを警戒したのではないか」という。一方、それを覆い隠すかのように、8月21日、同国の労働省副大臣から、女性のみ7万人が雇用される新プロジェクトが公表された。現状は、470万人にのぼるサウジアラビア労働力女性のうちわずかに5.5パーセントしか雇用されていない。
2004/08/23
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=50212&d=21&m=8&y=2004
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/3552336.stm

EUの“新内閣”、女性30%以上達成
25カ国に拡大された欧州連合EUの最高決定機関の人事が発表された。ポルトガルのバローロ代表をトップに25人で構成される新コミッショナーは、女性8人、男性17人。「少なくとも30%の女性を」という国連の提唱を上回った。国を代表して1人しか候補者を出せないため、女性割合の達成は困難だという声もあったが、女性団体や女性議員のロビー活動が功を奏した。女性を国の代表に出した国は、ルクセンブルグ、ポーランド、デンマーク、スウェーデン、オーストリア、ラトビア、リトアニア、オランダ。
http://europa.eu.int/comm/mediatheque/photo/barroso/commission_en.htm
http://europa.eu.int/comm/employment_social/equ_opp/index_en.htm
http://europa.eu.int/comm/employment_social/women_men_stats/index_en.htm http://europa.eu.int/comm/employment_social/equ_opp/documents/background_total.pdf

国際オリンピック委員会の女性委員がもたらした変化
現在、国際オリンピック委員会の女性委員は123人中12人、わずか1割。しかし、1980年代のある時期まで、女性はひとりも含まれてなかった。12人の1人、アメリカのアニタ・デフランツは、わずか1割であっても、女性委員の発言によって大会運営、宿舎、役員登用、種目解放などに多大な変化をもたらされた、と強調する。現在、女性が参加できない種目はボクシングのみ。"近代オリンピックの父"クーベルタンがオリンピックに女性の参加を禁止したことなど誰も信じられないほどだ。とはいえ、デフランツによると「オリンピックは男女バランスよく報道されているが、これは例外であり、日常のメディアは悲惨。TVは95対1、新聞は20対1の割合で、男性のスポーツが女性のスポーツを圧倒している」。
http://www.msmagazine.com/summer2004/anitadefrantz.asp
http://www.olympic.org/uk/organisation/ioc/members/index_uk.asp

日本政府、国連女性差別撤廃委員会勧告に初めて公式対応
政府は、2004年7月28日「国際規範・基準の国内への取り入れ・浸透について」というレポートを発表した。昨年夏、国連女性差別撤廃委員会から出された42点のコメント(当FEM-NEWS2003.8.28参照)に対して、どのように政府が対応するかを示したもの。初めて対応をしたこと自体は評価できるが、内容は具体性に欠け、少しでも早く差別を撤廃しようという強い意志が見当たらない。とりわけ最も遅れている国会、地方議会の男女アンバランス解消への特別措置が見当たらない。一例をあげると「コメント:女性差別撤廃条約第4条1に基づく暫定的特別措置の実施を通じて、政治的・公的活動における女性の参加を拡大するための更なる取組を行うことを勧告する。政府は、将来の女性指導者への訓練プログラムを支援すること、男女共同参画実現のためには意思決定過程への女性の参画が重要であることを啓発するキャンペーンの実施を要請する」→「対応:国の審議会女性委員登用を、平成17年度末までのできるだけ早い時期に30%を達成する」
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kujou/index_hku05.html

ローマ法王、世界に向けて反フェミニズム論を発表
7月31日(土)、バチカン王国のローマ法王は37ページにわたる文書で、「フェミニズムは家庭を崩壊させ、男を敵にし、同性愛を容認する」と攻撃し、「女性は家で静かに待っていろ」と訓示した。しかし、カソリック教会の牧師も含め各界の女性たちは猛反撃をしている。バチカン王国はバックラッシュの総本山であり、過去にも女性の地位向上をめざす国連文書にことごとく反対してきた。ちなみに、最近、ローマ・カソリック養成大学学長が牧師訓練生に性的嫌がらせをした事件が明るみに出、報道合戦が続いた。その報道に禁止命令を下したバチカン王国。牧師による性的虐待事件はたびたび起きているが、今回のような「お達し」は、まずバチカン自身の内部改革に向けるべきだろう。
2004.8.9
http://www.vatican.va/roman_curia/congregations/cfaith/documents/rc_con_cfaith_doc_20040731_collaboration_en.html
http://www.iht.com/articles/531992.html
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3940719.stm
http://www.guardian.co.uk/pope/story/0,12272,1273140,00.html
http://www.cwnews.com/news/viewstory.cfm?recnum=31158
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A30761-2004Jul31.html
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3525576.stm
http://argument.independent.co.uk/commentators/story.jsp?story=546919
http://news.independent.co.uk/europe/story.jsp?story=546940
http://www.guardian.co.uk/gender/story/0,11812,1274200,00.html
http://www.guardian.co.uk/gender/story/0,11812,1273860,00.html
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3937203.stm

ノルウェーのホテル労組、TVのポルノ映画禁止を要求
ノルウェー・ホテル・レストラン労働組合が、ホテル内のTVでアダルト映画放映を禁止するよう求めている。ルームサービスにあたる職員(ホテル・メード)が職場のセクシャルハラスメントで訴えているケースが増えており、その防止対策のひとつである。室内でアダルト映画を観ながらルームサービスを頼む客のほとんどがビジネスマンで、全裸でねそべっていたり、いやらしい言葉をかけたりする場合も多いという。「この職には少数派の女性たちがたくさんおり、こうした性的嫌がらせを多く経験している」と労組委員長は語る。日本では? 世界のホテル旅館業で働く女性たちの環境を改善するきっかけになりそうだ。
2004/07/27
http://www.aftenposten.no/english/local/article836056.ece
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3928441.stm

昨年の日本の自殺者34427人。うち73%が男性
自殺者が一日100人とのニュースが流れたのはいつだったろう。警察庁のまとめによると毎年最悪を更新しつづけて今年は3万4427人。理由は健康や経済などさまざま報道されているが、性別による違いに焦点をあてた分析が少なすぎる。「自殺者の7割以上が男性」の背景にあるだろう社会の押しつけや期待、固定的性役割観を探った報道は皆無。日本だけでなく世界中どこでも男性の自殺率が女性をはるかに上回る。WHOのようにジェンダーと自殺防止プロジェクトを発足するときがきた。
2004/07/23
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040723it01.htm
http://www.asahi.com/national/update/0723/003.html
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040723AT1G2202I22072004.html
http://www.who.int/mental_health/prevention/suicide/suicidecharts/en/
http://www.who.int/mental_health/prevention/suicide/evolution/en/
http://www.who.int/mental_health/prevention/suicide/suiciderates/en/

ノルウェー、今年もジェンダー・エンパワーメント・メジャーGEM世界一
国連開発計画UNDP恒例の人間開発指標が公表された。ノルウェーは、HDI、GDI、GEMのすべてにおいて世界トップ。日本は、それぞれ9位、12位、38位。ジェンダーの視点がはいると、日本の低開発ぶりがきわだつ。
2004.7.16
http://hdr.undp.org/reports/global/2004/

参院選当選者、女性はわずか1割
女性は選挙民の半分を占める。少子高齢社会の鍵を握るのも女性だ。しかし、その当選者は、全体の12.4%にすぎなかった。比例制度の方式が、選挙民に個人名を書かせ、個人名で得票の多い人から当選するという「非拘束式」に変えられたからだ。組織票を持つ人、地盤と名前を継ぐ世襲候補や有名人でなければ、全国の人に名前を覚えてもらって書いてもらうことなど不可能に近い。だから、女性の候補者は前回から半減してしまった。これほど極端な性的アンバランスをほおっておいては、政党がどんな公約をかかげようと説得力を欠く。マスコミは、女性議員の割合が世界で最下位層にある日本の問題点をていねいに取材し報道すべきだ。男女共同参画局は、男女共同参画政策の失敗を深く反省し、実効ある施策を打ち出すべきだ。
2004.7.12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040712-00000270-jij-pol
http://www.geocities.jp/senkyo_power/index.html
http://www2.asahi.com/2004senkyo/topics/062403.html
http://www2.asahi.com/2004senkyo/topics/setsujitsu02.html

アメリカ経済界幹部女性340人が集団で提訴
モルガン・スタンレーの幹部女性が、男性に比べ不当な扱いを受けているとして、アメリカ雇用平等委員会EEOCに持ち込んでいたケースを、このほどEEOCが正式にクラス・アクション〈集団訴訟〉として提訴した。このケースは、原告が幹部である点がこれまでの性差別集団訴訟と異なる。EEOCへの訴えは2003年だけで81293件にのぼるが、うちわずか393件しか提訴に持ち込まれなかった。過去EEOCが勝訴した性差別訴訟で最高額を支払わされたのは米国三菱自動車で賠償額は3400万ドル。最近では、世界的スーパーであるウオールマート社に働く160万人という未曾有の女性が集団で性差別を提訴したニュースがある。
2004 .7.9
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A32607-2004Jul6.html
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A32607-2004Jul6_2.html
http://www.cbsnews.com/stories/2003/10/23/national/main579655.shtml
http://www.now.org/issues/economic/mitsu.html
http://www.eeoc.gov/

国連、企業の人権推進に新たなる戦略
6月24日、ニューヨークに世界の主要企業500社が集まり前例のない会議が開かれた。テーマは人権尊重と汚職防止にどう私企業が取り組むか。会議は、「グローバル・コンパクト」と呼ばれるプロジェクトで、4年前、国連の提唱により50企業でスタート。現在70カ国1500社が署名参加している。性差別撤廃や汚職廃止などの国際的基準に企業として何をしたらいいか、に知恵を絞る。この500企業に日本企業ははいっているのだろうか。
2004.6.25
http://www.iccwbo.org/home/menu_global_compact.asp
http://www.unglobalcompactsummit.org/
http://www.unglobalcompact.org/Portal/?NavigationTarget=/roles/portal_user/default_user_home_2/nf/nf/summit
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=509&ncid=509&e=21&u=/ap/20040624/ap_on_bi_ge/un_corporate_responsibility_2

トルコ政府、女性への暴力野放し
トルコのEU加盟は、秒読み段階にはいった。しかし、女性への暴力対策があまりに不十分であり、トルコ政府は厳しい批難をあびている。アムネスティの調査によると、トルコではおそらく半数の女性が家庭で暴力の被害にあっている。金銭をとりあげる、ののしる、ひっぱたくなど、その暴力はさまざま。中には強姦被害にあった実の娘を父親が絞殺した例も。
2004.6.8
http://web.amnesty.org/library/Index/ENGEUR440132004
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3768847.stm

アメリカのビール会社、女性を侮蔑した広告の撤去を表明
夏はビールの最盛期。巨大な広告板は言う。「やっとクールなラティン女性が」。新種のビール瓶の横に書かれたこの宣伝文句は、「ヒスパニック系女性は性に放埓だというステレオタイプそのもの」とすばやい抗議運動が起こった。ビール会社は広告の撤去を表明した。
2004.5.23
http://www.boston.com/business/articles/2004/05/21/tecate_beer_distributor_pull_latina_ads/
http://www.thedesertsun.com/news/stories2004/business/20040520225702.shtml
http://www.trivalleyherald.com/Stories/0,1413,86~10669~2165319,00.html
http://www.phillyburbs.com/pb-dyn/news/1-05212004-303866.html
http://www.cervezatecate.com/

バングラディッシュ、国会にクオータ制導入
バングラディッシュは、与野党の党首がともに女性にもかかわらず、女性の国会議員はほとんどいない。その解消をもとめ、クオータ制導入を検討していたが、このたび国会の345議席中45議席を女性に割り当てる法案が成立した。45議席は各政党の議席比率に応じて選出される。それを野党や女性解放団体は批判し、女性の特別割り当て数は直接選挙によって選ぶべきである、と主張。ちなみに、国連の女性差別撤廃委員会は、2004年1月30日付けで「女性差別撤廃条約第4条暫定的特別措置」を各国に勧告している。日本はいつまでクオータ制を無視するつもりなのか。
2004.5.19
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/3719227.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/3543795.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/3397573.stm
http://www.un.org/News/Press/docs/2004/wom1432.doc.htm

スペイン政府、女性の地位向上を最優先課題に
新首相に選ばれた社会労働党のサパテロ書記長は、公約どおり新内閣の半数を女性にし、副首相にも女性を任命した。さらに政策課題のトップに男女平等の推進をかかげた。女性運動家のティナ・アラーコンさんは「私たちは男女平等の内閣をと何年も闘ってきた。単に女性を増やせばいいのではない。女性の平等のために仕事をしてくれるフェミニストを増やせと要求してきた」と語る。懸案だった女性への暴力禁止法の成立も確実となった。
2004.5.14
http://womenenews.org/article.cfm/dyn/aid/1827/context/cover/
http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=8433

妊娠中絶の自由を求め115万人がワシントンでデモ行進
「女たちの命の行進March on Women’s Lives」のスローガンのもと、ワシントンの連邦議会に115万人が集まった。ブッシュ政権は、「妊娠出産の自由と権利」を、1982年の最高裁判決以降、最大の危機に陥れている。アメリカ市民権組合、黒人女性健康指令、フェミニストマジョリティ、選択賛成アメリカ、全米ラテン・リプロ・インスティチュート、全米女性連盟、全米家族計画連盟の7組織が手をつないだことが、史上最大のマーチにつながった。この行進を「テロリスト的」と発言したブッシュ側近をめぐって論争が続いている。
2004.5.2
http://www.marchforwomen.org/
http://www.million4roe.com/m4r_default.asp
http://www.feminist.org/
http://march.feminist.org/postmarchsignup.asp
http://www.nytimes.com/reuters/politics/politics-rights-abortion-hughes.html

女性の国会議員、スペイン36%、韓国13%に躍進
先ごろ行われた国政選挙で、スペインは350議席中女性が126名36%を占め、世界第7位の座を獲得した。お隣の韓国では299議席中39人13%となり、前回の5%台から大幅に伸びた。ちなみに日本は7%で世界の国会議員(1院)におけるランキングは134位。145位の韓国より上だったが、今回の選挙で完全に追い抜かれた。
2004.4.21
http://english.chosun.com/w21data/html/news/200404/200404160012.html
http://www.ipu.org/wmn-e/world.htm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/3514168.stm

サウジアラビア女性、夫から殴られた顔を公表しDVの恐怖を訴える
魅力あふれる笑顔、そして、鼻骨が折れ目もつぶれ青黒く膨れ上がった顔。4月16日BBCニュースに載った2枚の写真ほど雄弁に女性への暴力を語るものはない。ランディ・アルバズは、夫から殺されるほど殴られ一命をとりとめた。彼女は「サウジアラビア女性のために私の身に起こったことを使ってほしい」と、痛ましい顔の公表に踏み切った。サウジアラビアでは夫には妻を従わせる権利があるとみなされ、夫からの暴力や強姦が公にされることはほとんどなかったという。彼女の勇気は、「女性への暴力」という隠されていた犯罪に議論の光をあてることになった。夫は4月19日警察に自首
2004.4.21
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/3631743.stm
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=43550&d=21&m=4&y=2004
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/3415757.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/891544.stm

フィンランド、パートタイマーにも年4週間の有給休暇保障
欧州連合EUは、1997年12月、パートタイム労働者の権利を保障するよう加盟国に指令を出した。あれから6年、各国政府は、パートタイム労働者への差別的処遇の改善に向け、国内法改正に動いてきた。こうして単に労働時間がパートであることをもって正規労働者より不利な労働条件に置かれることは原則的に違法となった。フィンランド政府は、この3月からアニュアル・ホリデー・ロー(年次休暇法)を改正し、パートタイム労働者も年4週間の有給休暇を取得する権利が保障されることになった。
2004.4.14
http://www.eiro.eurofound.ie/2004/04/inbrief/fi0404201n.html
http://www.eiro.eurofound.ie/1997/06/feature/eu9706131f.html
http://www.eiro.eurofound.ie/2002/02/Feature/IE0202202F.html
http://www.reform-monitor.org/httpd-cache/doc_reports_1-49.html

アルジェリアで、史上初めて女性が大統領候補に
ルイーザ・ハナウンが、アルジェリアの歴史で初めての女性の大統領候補となり、家族法の性差別改革などに取り組む意思を公約した。アルジェリアの家族法によると、男性は複数の妻を持つことが許され、女性は男性の親戚から許可を得なければ結婚できないとされている。ルイーザ・ハナウンは野党人民党の党首であり高い人気を持つ。フランスで社会学博士号を獲得し早くから社会運動に関わった。80年代には政権与党に反対し何度も投獄されている。1999年も大統領候補に名乗りを上げたが果たさなかった。
2004.4.9
http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswire.asp
http://www.islam-online.net/English/News/2004-02/26/article05.shtml

ドイツ南部の州、教員のスカーフ着用を禁止
4月1日付BBCによると、バーデン・ヴュルテンベルグ州は、イスラム教のシンボルである女性のスカーフを教員が着用することを禁止した。現在、同様の禁止法がさらに5州で提案されており、同州が16州の先頭を切った形。ドイツは大統領も首相も社会民主党から選出されているが、州には州議会があり州首相と州議員がいて独立した政治を行う連邦制。バーデン・ヴュルテンベルグ州の州議会は、キリスト教民主党など保守中道が多数を占めている。ドイツだけでなく、「スカーフ問題」が主要な政治議題となっている国が多い。フランスでは同様の禁止法が今年2月に国会を通過した。各国のイスラム教信者たちは、宗教の自由の侵害であると法廷に訴えている。
2004.4.2
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3591043.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3476163.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3474673.stm

ノルウェー、女性の性器切除、強制結婚の伝統の全面禁止
ノルウェー政府は、移民層に依然として残存する、強制結婚や性器切除の慣習を撤廃するため新しい措置をとる。いかなる宗教の下でも、ノルウェーにおいては女性が強制されて結婚させられたり、女性器を切除されたりすることはないはずだった。しかし、移民層への撤廃には至ってない。そこであらゆる言語によるあらゆる方法で、この禁止措置の啓発に国家予算をかけて行うことが決定された。女性の人権保障のために、と政府が発表。
2004.3.31
http://www.aftenposten.no/english/local/article763973.ece

国会(一院)における女性の割合、日本は世界134位
2004年2月、世界の国会にどれだけ女性が進出しているかの最新統計がIPUから発表になった。性別が不明の国を除いて、世界の女性国会議員(一院)数は5157人で全体の15.3%、男性は28530人で84.7%。日本はわずか7.1%で、ケニアと同じ割合だった。ウズベキスタンとナイジェリアの間に位置する。最も高い順に、北欧39.7%、北南アメリカ18.2%、ヨーロッパ(北欧を除く)15.6%、サハラアフリカ15.1%、アジア14.9%、太平洋10.9%、アラブ6%。日本はアジア諸国の平均にも及ばない。これが男女共同参画社会基本法施行5年後の日本の現実。
2004.3.22
http://www.ipu.org/wmn-e/world.htm
http://www.asahi.com/politics/update/0321/002.html

世界の女たちは国際女性デーを十国十色で祝った
3月8日は国際女性デー。その日がある週を国際女性週間、また3月を国際女性月という。世界各地で女性がどう地位を獲得してきたかを確かめたり、男女平等の成果を祝ったり。アフガニスタンからジンバブエまで、どの国でどんな行事がなされたかがパッとわかるサイトができた。日本では、今年、フェミネット企画の藤美津子さんが、「女性デーカード」をリリース。魅力的カードを欲しい方はmitsuart@mbox.kyoto-inet.or.jpまで。
2004.3.18
http://www.internationalwomansday.com/default.asp

サウジアラビア、ついに女性参政権認める
長い女性排除の歴史が、ひとつ、サウジアラビアでも破られることになりそうだ。
3月9日、ロンドンのサウジアラビア大使館の記者発表によると、「男女両性が投票する機会を与えられる見込み」という。
実際の選挙は地方選で10月の予定だが、8月まで選挙法は確定しない。男尊女卑にしがみつく保守派の巻き返しによっては予断が許されない。サウジアラビアの法では、男性は4人まで妻を持つことができ、女性が婚姻外の男性と関係を持ったら石打による死刑といわれている。女性は、目の箇所だけがあけられているabaya(アバヤ)という黒いマントで頭のてっぺんから足元まですっぽりと被われている。
2004.3.14
http://www.guardian.co.uk/international/story/0,3604,1165998,00.html
http://www.guardian.co.uk/saudi/story/0,11599,752104,00.html

イラク基本法に女性25%クオータ明記される
イラクの暫定憲法である基本法に、暫定内閣の構成員の少なくとも25%は女性を入れるというクオータ制がはいった。女性解放運動家が激しく要求していた40%から大幅後退ではあるものの、満足しなければいけない数字だと副文化大臣のMaysoon al-Damlijiさんは語った。
2004.3.9
http://www.middle-east-online.com/english/?id=9089
http://www.womensenews.org/article.cfm/dyn/aid/1737

女たちは虐待されている!戦場で、裏道で、寝室で
3月5日、アムネスティの発表によると、世界中の女性の3人に1人が、その生涯において殴られたり性的強要を受けている。およそ6000万人の少女が、女の子だとわかった後、妊娠中絶されたり、産まれても男子ほど丁寧に扱われなかったために死んでいる。世界中で、女性に産まれたがゆえの暴力が横行している。その詳細な報告書の目次は「もし1000人の村だったら」「女性と人口」「家庭内の暴力」「性暴力」「女性と戦争」「有害な慣行」「女性への暴力の被害状況」「合法の名のもとの暴力」「HIV・AIDS」
2004.3.8
http://web.amnesty.org/actforwomen/index-eng
http://web.amnesty.org/mav/index/ENGACT770342004

ダイアナ「結婚、それは人生最悪の日」
英王室のダイアナの未公開ヴィデオが放映される。ダイアナは語る。「結婚の日こそ、わが人生最悪の日でした」「もし自分で別の人生を描けるなら、私はまず夫とパメラを追い出したい」「市民は、私にそばに行って触ってすべての不幸を金に変えてほしいと思っているのです、まるでおとぎ話のように」「私は理想的な人間ではない、とわかっています。そんな私がどれだけ自分を犠牲にしているか誰も知りはしない」。92年から93年に撮影されたもの。自分が自分の人生をデザインできない一生ほど不幸なことはない。彼女の悲劇が、王室と結婚という二大遺物の溶解につながることを祈る。
2004.3.5
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/3531997.stm

ノルウェーのベリット・オース、広島・長崎のヒバクシャをノーベル平和賞に推薦
2月初めに三井に届いたベリット・オースさんからの手紙によると、1月31日付けで、「被爆者」をノーベル平和賞に推薦する文をノーベル平和賞委員会に提出したという。昨年5月、初来日した彼女は、広島を訪問し市長から被爆者の推薦を依頼されていた。三井が昨夏ノルウェーで開催された国際会議「世界の勇気ある女性政治家」にて、ベリット・オースはあらためて「推薦する」意思を表明していた。きな臭いこの時期だからこそ、うれしい!
2004.2.27 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04022732.html
ベリット・オースについては当URLの下記を
http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/nor_030517report.html

カンボジア10代少女の値段2万円
ニューヨークタイムズ記者ニコラス・クリストフは、今年初め、少女二人に人間の自由を戻した。場所は、カンボジア北部のポイペットにある買春宿。2人の値段は約4万円。クリストフ記者は性的奴隷の実態を追っている著名な作家だ。彼は「親から売られた13歳の少女たちほど僕の心を打ち震わせるものはなかった」と語る。家に戻った二人は、自分の稼いだお金で家族が買うことができたたくさんのあひるに迎えられた。
2004.2.15
http://www.theconnection.org/shows/2004/02/20040204_b_main.asp

住友電工の女性差別、画期的和解に
訴えていたのは、社員西村かつみさん(55)と白藤栄子さん(53)。女であるために一般職から専門職(総合職)への登用を拒み、昇進させないのは憲法違反だというもの。2,000年には敗訴。今回の和解は3点。2人を1月16日付で課長級の「主席」と係長級の「主査」にそれぞれ昇格させる。会社が計1000万円を支払う。厚生労働大臣は調停の積極的運用に努める。白藤さんは、大阪府豊中市のフリークで「メディアの力と、国際連帯が勝利に導いてくれました」と喜びいっぱいに語った。
2004/1/11
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2004jan/05/K20040105MKB2O100000057.html
http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/hanrei/20040107.html
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/17152.html
http://www.mainichi.co.jp/women/news/200401/06-04.html
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200007/31/0731e021-400.html

インドで女性への組織的暴行
国連の国際正義イニシアチブIIJGは、インド・グジャラート州の女性への暴力に対する緊急対策を呼びかける調査を発表した。IIJGによると同地で起きた2002年の暴動における女性への集団的、組織的、継続的暴行は、集団殺戮に近く、いまなお続く。グジャラート州はインド西北部、パキスタン国境に位置する。ヒンズー教と回教徒が入り混じる。調査は22ヶ月にわたる現地ルポで、100人以上の女性に取材し、『恐るべき実態―グジャラートにおけるジェノサイドへのフェミニストによる分析』と題されている。IIJG =International Initiative for Justice in Gujarat
2004.1.1
http://news.yahoo.com/news?tmpl=story2&cid=655&u=/oneworld/20031224/wl_oneworld/4591758591072268817&printer=1
http://southasia.oneworld.net/article/frontpage/158/1792

大阪リサイクル会社の集団買春ツアー、埼玉県議の視察疑惑
最近、中国珠海市のホテルで400人の日本男性が集団買春した事件に次ぎ、現職の埼玉県議が、タイでホステスを部屋に連れこみ買春をした疑惑が浮上している。その根底には、日本男性の「女性蔑視」と「女性を性的対象物と見る」意識がある。日本の性産業は約9兆円で、しかも膨張しつづけている。2002年法務省によると、国内の滞在期間延長者224,067人中105,945人が女性。うち46%がバーなどのホステスである。韓国、フィリピン、タイの女性が多い。日本男性の女性観が、女性の人身売買、労働搾取、虐待、買春の温床となっている。女性の視点にたった法律規制と、男性の意識革命が必須。
2003/12/20
http://www.atimes.com/atimes/Japan/EL19Dh01.html
http://www.hrw.org/about/projects/traffcamp/intro.html
http://www.bygirlsforgirls.org/trafficking.html
http://hrw.org/backgrounder/wrd/trafficking-framework.htm

イラク女性、新憲法制定委員にクオータ制を要求
亡命していた野党リーダーSafia al-Souhail は、10月7日、イラク暫定政権に対し、新憲法制定委員会の構成員の3分の1を女性に割り当てるよう要求した。ストックホルムにある国際民主・選挙支援研究機関IDEAは「この歴史的転換点において、クオータ制が考慮されるかどうかは主導権を握る役者なのだから、米政府の支援が重要」と。ちなみに、南アフリカ、ルワンダ、東チモールなどは新政権樹立の際、クオータ制を導入し女性の声を政策決定過程に入れた。
2003.12.18
http://search.csmonitor.com/search_content/1217/p01s02-woiq.html
http://www.unfpa.org/emergencies/iraq/
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/2986962.stm
http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,2763,1060813,00.html
http://www.iraqcp.org/framse1/0021003IWL%20(28-9-2002)English.htm
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/NEWS/0,,contentMDK:20139904~menuPK:34457~pagePK:34370~piPK:42768~theSitePK:4607,00.html

ノーベル平和賞受賞者、「女性差別は、全世界から可能性の半分を剥奪すること」と演説
今年のノーベル平和賞は、イランの女性解放運動家シリン・エバディさんが獲得。12月10日(水)の授賞式で「女性を無視し政財界から女性を締め出すことは、全世界の総人口から、その可能性の半分を剥奪するに等しい」と演説した。エバディさんは、9日(火)、オスロ空港に到着。母国イランでは着用を強制させられているスカーフをしていない。「授賞式にもhijab(スカーフ)はしていきません。私はいつもイスラムの一部をいらつかせますが、それは重要なことではありません」と。ノルウェー在住のイラン人をはじめイスラム教徒たちは彼女の受賞に誇らしげ。一方、オスロ市在住のイスラム女性たちには、反エバディのデモを計画中の人もいるとか。
2003.12.11
http://www.nobel.se/peace/laureates/2003/ebadi-lecture.html
http://www.aftenposten.no/english/local/article.jhtml?articleID=687253
http://www.aftenposten.no/english/local/article.jhtml?articleID=687339
http://www.aftenposten.no/english/local/article.jhtml?articleID=644711
本FEM-NEWS 2003.10.10

世界エイズ・デーに女性への暴力撤廃キャンペーン
12月1日は世界エイズ・デー。世界の女性の3人に1人が殴られ、強姦され、虐待されているという先月の発表にもとづき、ユニフェムUNIFEMは各国に一層の暴力防止策を呼びかけた。女性への暴力は、HIV感染者の急増の原因でもあり、結果でもあるという。
2003.12.8
http://www.unifem.org/speeches.php?f_page_pid=77&f_pritem_pid=150
http://www.unifem.org/campaigns/november25/
http://www.unifem.org/pressreleases.php?f_page_pid=6&f_pritem_pid=149

世界でDV法改正の動き活発
韓国の警察庁発表によると、今年1月から9ヶ月間で日54件のDV逮捕があった。2002年平均45件、2001年43件からすると15%以上の増。警察に通告があった件数は、9ヶ月で14000件を突破し、2002年16324件、2001年15557件の年間件数を超える勢い。女性団体は、「DV犯罪防止にはDV法を改正し、加害者の罰則を厳しくすべきだ」と。ソウル市内では、12月6日(土)、DV殺害女性たちの追悼が行われた。イギリスでは、政府が11月末、「DV:犯罪と犠牲者法」の改正案を国会に提出した。イギリス全土に500近くあるシェルターの拡充も最優先課題のひとつ。女王は「時代にそくしたDV法にするための方策を講じるべきであり、犠牲者や発見者の声を代弁するコミッショナー(オンブッド、オンブズマンのこと)を新設すべきである」とスピーチ。
日本では、NGO「DV法を改正しよう全国ネットワーク」が12月13日にDV防止法改正全国集会を開く。
問合せ: 090-9230−4484 wda-t@ezweb.ne.jp
2003.12.8
http://times.hankooki.com/lpage/nation/200312/kt2003120717262011950.htm
http://www.crimereduction.gov.uk/legislation37.htm
http://www.homeoffice.gov.uk/crimpol/crimreduc/domviolence/
http://www.uknow.or.jp/be/ukview/speeches/speeches/SP000419_4__e.htm
[fem-general 3930]などYokoさんメール

ガーナで女性国会議員を増やすキャンペーン
来年の大統領選、国会議員選に向け、ガーナの女たちが、「女性マニフェスト」を起草して政治に影響力を与えようとしている。「これまで、男性政治家が踏みつけるところに布を敷くのは女性だった。しかし今度は自分を被うために布を使うときだ」。ウガンダや南アフリカの国会には女性が大勢進出しているが、ガーナはわずか8%にすぎない。その現状を変えたいと女たちが活発に集会を開き始めた。(ちなみに今秋の選挙でルワンダの国会における女性割合は48.8%となり世界一に。南アは15位、ウガンダは25位。日本は先ごろの総選挙で7%という結果に終わり、嘆くガーナより低い)
2003.12.04
http://www.ipsnews.net/africa/print.asp?idnews=20826
http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm

紛争地帯の女性たちがウィーンで国際会議「女たちを含めよ!」を開催
11月13日、オーストリアのウィーンに、コソボ、前ユーゴスラビア、アルバニア、イスラエルなど紛争国から200人の女性リーダーが集まり、2日間の国際会議を持った。主催は「国境を越える女たちWomenWithout Borders」。 紛争後の社会復興計画に女性の声をどうしたら生かせるかを話し合った。「紛争解決の企画段階から女性がもっと参加し、新政権・暫定政権樹立に女性が加わることによって祖国の未来と発展に寄与できる」と代表のシュラッファーは語る。
http://womenenews.org/article.cfm/dyn/aid/1599
http://www.women-without-borders.org/frauen-ohne-grenzen.asp?loc=home&pg=home

スペイン、DV防止法3ヶ月で改正の機運
スペインは、「家庭内暴力被害者救済法」Order fro the Protection of Victims of Domestic Violenceを、今年7月30日、全国会議員272人の賛成で可決した。同法により、被害届けの後72時間以内に女性への保護と経済的支援が可能となった。施行後3ヶ月、マドリードの女性インスティチュートには1390人が保護を求め駆けつけている。しかし、「72時間、つまり3日間では長すぎる。即時に保護を」「シェルターがまったく不足」「セクシャル・ハラスメントを含む包括的性暴力防止法案だった。そうした法律が必要」などとの指摘とともに女性団体による改正の動きが活発になっている。
2003.11.6
http://www.womensenews.org/article.cfm/dyn/aid/1582
http://quickstart.clari.net/qs_se/webnews/wed/dv/Qspain-crime-violence.RhAO_DlU.html

パキスタンでDV防止法可決
10月末、パキスタン東部のパンジャブ地方で「2003年パンジャブ・家庭内暴力法」が可決され、1月以内に施行となる。男性による残虐な暴力事件が後をたたない中、与野党を超えた女性議員が手を握った。
6政党による宗教連合は、法案に猛反対を続けていた。2003年上期8ヶ月だけで、315人もの女性が首都ラホールにある警察署に駆け込んできた。1998年の1500件から2002年の3996件と、女性への家庭内暴力はうなぎのぼり。女性警察官は「DV被害者の訴えは毎日あります。その99%は家族がその女性に被害届けを取り下げるよう説得にまわるのが現実です」。一方、反対する男性議員の言い分は「法律は家族の絆を破壊する陰謀だ」。
2003.11.4
http://www.oneworld.net/article/view/71515/1/

世界の人々のセックスは年平均127回、ロペスとベッカムが最もセクシー
最も回数が多い国は、ハンガリー、ブルガリア、ロシアで150回。買春(金銭を支払ってのセックス)の多い国はベトナム、香港。一方、カジュアル・セックスのトップ3はベトナム、アイスランド、ノルウェー。最もセクシーな国民の1位はブラジル人、2位アメリカ人。世界で最もセクシーな女性はジェニファー・ロペスで、男性はディビッド・ベッカム。日本人のセックス回数は年42回と世界最下位に近く、セックスの満足度も世界平均は73%だが、日本は57%と極めて低い。コンドーム会社が毎年している国際調査。Fem−Newsに関係があるかどうか微妙だが。
2003.10.23
http://www.durex.com/uk/

アメリカ、下院に引き続き上院でも中絶をしにくくする法案、大差で可決
米上院は10月21日、妊娠中絶の一部の手法を禁じる法案を64対34で可決した。10月2日、下院を281対142の大差で可決した「部分的中絶禁止法案」。両院で可決されたことを受け、ブッシュ大統領はただちに署名する見込み。多様な女性団体の反対運動にもかかわらず、リプロダクティブライツそしてヘルス(女性の性と生の権利と健康)の脅かされる時代が再び到来した。女性運動団体は、ただちに法廷に持ち込むと宣言しており、さらに激論が予想される。
2003.10.22
http://www.asahi.com/international/update/1022/004.html
http://us.cnn.com/2003/ALLPOLITICS/10/21/abortion.ap/index.html
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/20031022/ap_on_go_co/congress_abortion_16
http://www.prochoice.org/

韓国の女性差別家族法、改正のきざし
現法によると、離婚した女性は、前夫との間の子どもと同一家族とはされない。たとえ同居養育していても。
女性は結婚前は父の下、後は夫の下にいるとされる男性中心主義のホージュー(ho-ju)という制度があるためだ。長年抗議をしてきた女性運動家や女性団体の声を受け大統領は改正を明らかにした。この韓国の悪しき制度は、戦前、日本が押し付けたものだといわれている。
2003.10.22
http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=ourWorldNews&storyID=3656124

モロッコ、女性の権利向上のきざし
モロッコ女性の人権を縛っていた「モウドウアナmoudouana」の改正により、女性の権利が多少拡充に向かうことになった。結婚年齢が15歳から18歳に、夫にしかなかった離婚権が妻にもなどーーイスラム社会も女たちの権利要求の闘いを無視できなくなった。
2003.10.14
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/3183576.stm
http://www.guardian.co.uk/international/story/0,3604,1061682,00.html
http://www.guardian.co.uk/gender/0,11812,670739,00.html
http://www.mwlusa.org/

2003年のノーベル平和賞はイランの女性シリン・エバディさんに
エバディさんは1947年生まれ。イラン初の女性裁判官。革命の影響で1979年に辞職。大学講師などを務めながら女性や子供の権利活動を続けてきた。保守派から弾圧され、逮捕もされた。ノルウェーのノーベル平和賞選考委員会は委員に女性3人がおり、女性の受賞者を増やす努力を重ねている。
2003.10.10
http://www.nobel.se/
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ap/20031010/ap_on_re_eu/nobel_peace_031010092958
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/nm/20031010/wl_nm/nobel_peace_dc_15

フランス広告監視機構、「スロギーの下着は女性蔑視であり撤廃せよ」
日本でもトリンプの一ブランドとして大もうけしているスロギー。そのパンティのGストリングという品名は、サイドやバックがひも使いになっている。つまりヒップが全部見える。その広告が女性の尊厳を貶めているとして、BVPという広告監視機構が撤廃を要請した。日本同様、子どもたちへの性的虐待・いやがらせが多発しており、学校では子どもたち(とくに女の子)の服装や下着について論争になっている中での決定。しかし、BVPには法的権限がなく、効果のほどは?
2003.10.9
http://www.guardian.co.uk/international/story/0,3604,1058222,00.html
http://www.bvp.org/phtml/outils/english/welcome.html

ノルウェー統一地方選挙で、女性議員数が男性議員数を上回る議会11に増える
2003年9月の選挙において、また女性議員が増え平均35.3%となった。女性が男性の数を超える議会は11まで増加した。もっとも女性議員率が高かったのは、シェーッスタッド市で61.5%。女性が8人、男性が5人。女性の選挙キャンペーンを続けてきた男女平等センター長のモーナ・ラーセン=アスプは、「運動の割に伸び率が小さくてがっかり」という。今秋の選挙は、ノルウェー史上まれにみる低投票率だった。
2003.10.8
http://www.nrk.no/valg2003/
http://www.likestilling.no/nyhet/?vis=163
http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/politikk/valg2003/article.jhtml?articleID=630157
http://www.aftenposten.no/nyheter/iriks/politikk/valg2003/article.jhtml?articleID=630155
http://www.norway.org.uk/Home/News+in+brief/norways+local+election.htm

香港近くの珠海市のホテルで日本人男性客約400人が集団買春の疑い
400人の日本男性に500人の中国女性という数のすごさ。輪をかけたのが時期。滞在は9月16日から18日だったが、18日は満州事変の始まった日。「日本人は獣だ」「ソニーやホンダなど日本製品をボイコットしよう」という中国人の怒りが報じられている。旅行会社は? 参加者は? 取調べ中のニュースだが、世界のトップメディアが大きく報道している。「集団レイプする人はまだ元気があるからいい。まだ正常に近いんじゃないか」と集会で発言した国会議員の話が世界中に報道されてからまだ数ヶ月しかたっていない。
2003.9.29
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/3148754.stm
http://www.china.org.cn/english/2003/Sep/76379.htm
http://www.china.org.cn/english/2003/Sep/76320.htm
http://www.china.org.cn/english/kuaixun/76238.htm
http://www.beijingportal.com.cn/7838/2003/09/27/207@1621137.htm
http://english.peopledaily.com.cn/200309/28/eng20030928_125121.shtml

アメリカ、働く母親の味方100社発表される
アメリカの雑誌「ワーキング・マザー」は、9月23日店頭を飾った10月号で、現役ママが働きやすい会社トップ100を特集した。
編集長は「トップにあがっている10社は、この不況にも関わらず、従業員の家庭と仕事の両立に努力している」と評価。今回が18回目の調査。何度もランクインをしているIBMは「いい会社とみなされるためには、より家庭に配慮した会社であろうと努力し続けること」が必要という。さあ、どうする日本株式会社!
2003.9.24
http://www.workingmother.com
http://www.usatoday.com/careers/news/news007.htm

スウェーデン外相アンナ・リンド(46)殺害される
9月11日、次期首相と目されていた一人の女性政治家が亡くなった。北欧諸国は王様でも警備をつけないことがあるといわれている。彼女も一人っきりでデパートで買い物をしていたところ、何者かにナイフで刺された。「すべての人の平等。すべての人が平和で自由に暮らせる権利。暴力、抑圧、虐待、不寛容に対する闘争。これらのために闘い続けた女性」こう、スウェーデン首相がお悔やみで語っている。アンナには2回会っている。東京のスウェーデン大使館とストックホルムの自宅で。妊娠、出産、育休そして政治家という公務をこなしていた。働く女性の世界的ロールモデルだった。悲しい。
2003.9.15
http://www.sweden.gov.se/
http://www.time.com/time/europe/eu/daily/0,13716,484666,00.html
http://www.time.com/time/europe/magazine/article/0,13005,901030922-485709,00.html
http://www.regeringen.se/galactica/service=irnews/owner=sys/action=obj_show?c_obj_id=54233
http://www.regeringen.se/galactica/service=irnews/owner=sys/action=obj_show?c_obj_id=54155

ナイジェリアで31歳の女性、婚外交渉の罪で死刑に
北ナイジェリアに住むアニマ・ラワルは、不貞罪で2002年8月に死刑判決を受けた。彼女は控訴し、その判決が9月25日に出る。報道によると、罪状は前夫と離婚してから9ヶ月後に出産したことが不貞だというもの。不貞罪による死刑判決は、婚外子のシングルマザーとなった罪で死刑判決を受けたサフィア・フセインに次いで同国で2人目という。政府は否定しているものの、刑の執行は石で死ぬまでめった打ちにする「石打ち刑」であるという。人道団体、女性団体の抗議が続いている。
2003.9.9
http://www.ipsnews.net/interna.asp?idnews=19884

ノルウェーの「パパ・クオータ」延長か
男女平等先進国ノルウェーは、女性の政治参加と男性の家事参加を同時に進めてきた。
どちらも戦術はクオータ制だ。公的政策決定の場に女性を40%は含める「クオータ制」そして育児休業の4週間を父親に強制する「パパ・クオータ制」。そのパパ・クオータを4週間から10週間に延長しようとする法改正が、この秋、政府から提案される。現在、ノルウェーの育休をとる父親は85%にのぼる。しかし、その期間が短すぎるという。女親は平均128日とるのに対し、男親は26日にすぎないという。女性が働き続けながら出産育児をしやすいよう、改革につぐ改革を実行する。出生率が1,8なのもうなずける。ちなみに今のノルウェー政権は保守中道。
2003.9.3
http://www.eiro.eurofound.eu.int/2003/08/Feature/NO0308103F.html

国連、日本政府に「間接差別撤廃」「女性の政治進出促進」などを勧告
7月、国連女性差別撤廃委員会は日本政府レポートを審議し、42点のコメントを公表した。@間接差別の認識を向上させるため国会議員や法律家へのキャンペーンをせよ  Aメディアは男女平等の肯定的イメージを流せ B政策決定への女性増についてキャンペーンをせよ C民法の女性差別を撤廃せよ など。
2003.8.28
http://www.un.org/womenwatch/daw/cedaw/cedaw29/ConComm/JapanE.pdf
http://www.asahi.com/job/news/TKY200308100111.html
http://www.jaiwr.org/jnnc/
http://www.gender.go.jp/index.html

フランス女性の顔、国会議事堂を占拠
移民女性の解放運動団体「女性ゲットーに反対し平等を求める女性の行進」の「娼婦でもなく主婦でもない」プロジェクトの今年の企画は実にパワフル。18世紀に建てられた宮殿で今は国会となっているパンテオン正面を展示場にし、巨大な女性の顔写真13枚を飾った。プロジェクト名は「今日のマリアンヌ」。マリアンヌとはフランスの代名詞。女性名であることからこれまでは、女優カトリーヌ・ドヌーブ、ブリジット・バルドーなどが象徴してきた。実際のフランスは多民族国家。フランス女性といっても金髪白人では実態を反映していない。そこで、男性主導文化・慣行にいまだ苦しむ移民女性の巨大な写真を展示し、存在を世に訴えた。
2003.8.20
International Herald Tribune 2003.8.2-3
http://www.macite.net/home/
実際の写真は本URL  photo galleryのAbroadを

EEOC、NYの法律事務所を女性差別で調査
アメリカ政府の雇用平等委員会EEOCが、ボアズ法律事務所には女性差別の賃金体系・労働条件があると発表した。EEOCによると、同法律事務所は「弁護士などパートナー」と「その他」の二つの雇用者トラックを採用しており、その他はほとんど女性である。もともと同事務所の女性職員2人が1.25万ドル(約1億3,000万円)の賠償金を求め法廷に持ち込んでおり、和解していた。しかし、法律事務所全体の労働条件改善を求め、EEOCが調査に踏み切った。EEOCは、性や肌の色による差別雇用を調査・勧告する公的独立機関。原告となって差別企業を訴える権限を持っており、1996年ごろ、在米日本企業、三菱自動車がセクシャル・ハラスメントで提訴され、日本の雇用機会均等法にセクハラ規定がはいるきっかけとなったことは記憶に新しい。
2003.8.13
http://www.nytimes.com/2003/08/12/nyregion/12LAWY.html
http://www.eeoc.gov/
http://www.now.org/issues/economic/mitsu.html

ノルウェー男女平等センター論争
「ことの発端は、ノルウェー政府のコンサルタントが発表した『男女平等センター』に関する調査分析レポート。
その内容は、同センターに対して『活動が政治的過ぎる。もっと学術的な機関になるべし』とかなり辛口の批判に終始しました。以降、同センターを巡る活発な議論が展開。『同センターを閉鎖すべし』といった保守党若手議員の意見、『男女平等センターの役割は大きすぎるので、それに合わせた人的
資源が必要』とコメントした元男女平等オンブッドのアンネ・リーセ・リーエンが目につきます。そして当事者である男女平等センターが、レポートに対する反論をHP上で公開、『ジェンダーの問題は、政治的であることを免れない』というのが、その主旨です。
http://www.likestilling.no/nyhet/?vis=156
(2003年6月13日「Aftenposten」紙、2003年6月14日「Dagsavisen」紙」より)
このNewsは、ノルウェー夢ネット管理人の承諾を得て転載 
2003.8.1
http://homepage2.nifty.com/norway-yumenet/

イタリアのペルージャ、女性選手募集
イタリアのセリエAサッカーチーム「ペルージャ」は、「女性選手募集。半年以内にペルージャは世界初の女性を含むチームとなる」と発表した。狂喜した女性サッカー選手が多い中、「もっと少女サッカーチームに財政援助をし女性選手を育成する環境づくりの方が現実的だ」と、スポーツ界における女性の地位向上にとりくむ人はコメントしている。
2003.7.28
http://www.guardian.co.uk/gender/story/0,11812,1005472,00.html

http://www.guardian.co.uk/gender/story/0,11812,1005460,00.html

日本女性の活躍度、世界44位
国連開発計画の7月発表によると、ジェンダー・エンパワーメント指数(GEM)で、日本は昨年の32位から急降下し44位となった。ウルグワイとマレーシアの間にランクインする。GEMとは、1975年から毎年、国連が、国会や国家公務員・企業幹部における女性率などを調査し、世界順位を出したもの。長年1位の座に君臨していたノルウェーはアイスランドに譲り渡し2位となった。3、4、5位はスウェーデン、デンマーク、フィンランドと北欧がならぶ。女性の社会進出では、ボツワナ(31位)、ナミビア(29位)の女性の方が、日本の女性よりも恵まれているともいえる。 ちなみに、国会議員(下院)の女性割合、日本は堂々世界131位!
2003.7.23
http://www.undp.org/hdr2003/

ペルー史上初、女性が首相に就任
7月7日フェミニスト・デイリーニュースによると、ペルーで初の女性首相が誕生した。この背景には、胎児の生命を守るため妊娠したら届け出をするものという新法案に、女性団体が猛反対していたことがある。大統領は、首相の首を女性にすげかえ沈静化をはかった。リプロダクティブヘルス・ライツを侵す女性への攻撃だと、「男女平等と健康センター(CHANGE)」が抗議運動を展開、世界中に支援活動を求めていた。一方、わが日本。ミニ・ナチス並の産めよ増やせよ発言をした森元首相も、強姦容認発言をした太田衆員も、女性たちの激しい抗議運動にビクともしない。あー。
2003.7.22
http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=7908
http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=7868
http://www.genderhealth.org/pubs/CoePeruHealthPolicyJune2003.pdf?TOPIC=PRG

ノルウェー、会社取締役にクオータ制
いよいよ夏休み後、私企業の取締役の40%を女性に増やすクオータ制法案が上程される。2002年3月8日の国際女性デーに、ノルウェー政府は、「国営企業は1年以内、他は3年以内に40%にしなければ法的規制をする」と発表した。しかし、達成できなかったため法の出番となった。取締役会の構成数に従い、女性の数は次のように細かく規定される。2−3人=1人、4−5人=少なくとも2人、6−=少なくとも3人、9人=少なくとも4人、9人以上=すくなくとも40%。現在、まだ10%以下の女性取締役数が、どこまで増えるか楽しみだ。「女性の能力を使わないのは会社にとって大きな損失です」と、世界に類を見ない法規制に踏み切るドーヴォイ子ども家族大臣は語る。利潤追求と男女平等は矛盾しないどころか、比例するというわけだ。7月初め、国連から「世界一のクオリティライフ」というお墨つきを得た国は、さらに本物のクオリティをめざす。
2003.7.19
http://odin.dep.no/bfd/engelsk/gendereq/004051-990347/index-dok000-n-n-a.html
http://www.eiro.eurofound.eu.int/2003/06/Feature/NO0306106F.html
http://www.nytimes.com/2003/07/14/international/europe/14NORW.html
http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9402E4D9123DF93AA35754C0A9659C8B63
http://www.eiro.eurofound.ie/1999/10/feature/NO9910157F.html
http://www.eiro.eurofound.ie/2000/03/feature/NO0003183F.html
日本語による関連記事はMariko Mitsui World のNORWAY

イギリスでフェミニズム論争再燃
EOC(男女平等委員会)は、女性の参政権獲得75周年を記念し、Talking Equalityと題する報告書を発表。それによると、男女差別賃金は消えず、男性の家事参加も不十分という認識はあっても、「フェミニズムは時代遅れだ」と。しかし、報告書の元になった調査の仕方に問題があるという反論が続出。「女性たちの選択の幅は広がったものの、社会にはびこる性による格差はイギリスがいまだにフェミニズムを必要としていることを裏づける」と主要紙が論評。
2003.7.6 
http://www.guardian.co.uk/comment/story/0,3604,988446,00.html
http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,3604,989268,00.html
http://www.guardian.co.uk/comment/story/0,3604,990048,00.html
http://www.guardian.co.uk/gender/story/0,11812,989335,00.html
http://www.guardian.co.uk/gender/0,11812,670739,00.html

低すぎるノルウェーの強姦検挙率・有罪率
国連の女性委員会は、ノルウェーの強姦検挙率・有罪率が少なすぎることを問題にした。前男女平等オンブッドのアンネ・リーセ・リーエルは「国連の指摘を深刻に受け止めるべきだ」。女性への暴力委員会の議会事務局長は「今秋出される法律改正案によって女性の権利保障がさらに改善されるはずだ」
2003.7.6 http://www.aftenposten.no/english/local/article.jhtml?articleID=570952

祝!日本初の男女同数議会
6月29日、日本初の男女半々議会が神奈川県大磯町に誕生した。
女性は天の半分を支えているのだから政治的決定の場も半々に、と運動してきた全国フェミニスト議員連盟(1992年創設)は大喜び。議員定数18人中女性が9人で、大阪府島本町議会を抜いた。女性議員の会派は、公明2、共産1、無所属6。公明、共産ともに男性議員がおらず女性が党を代表する。女性数が男性を上回る議会の誕生も、もうすぐだ。
2003.6.30 http://www.kanagawa-np.co.jp/news/nw03063081.html 
[fem-general3300]Yokoさんメール

自民党の太田誠一衆議員、強姦容認発言
太田誠一議員は6月26日、鹿児島市内で開かれた少子化問題の討論会で、「集団レイプする人はまだ元気があるからいい。まだ正常に近いんじゃないか」と発言。性的自己決定権を侵害する犯罪を肯定した彼に「議員やめろ」の声、止まず。
2003.6.29 http://japantoday.com/e/?content=news&cat=9&id=264490
http://www.theage.com.au/articles/2003/06/27/1056683895699.html
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/3025240.stm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030626-00000237-kyodo-pol
http://www.asahi.com/national/update/0626/044.html

ノルウェーは男女平等の港
ノルウェー子ども家族省(男女平等省)ライラ・ドーヴォイ大臣は、「男女平等の港ノルウェー」と称されてはいても、企業取締役や大学教授に就いている女性はあまりに少なく、パートタイマーに就く女性はあまりに多い、と嘆いた。5月末、東京のホテル・ニューオータニでの来日講演で。
2003.6.26 http://www.norway.or.jp/infolink/topics/e_0305daavoey_lec.html

揺らぐインドの女性主導社会
インドは、どこでも女の子より男の子を欲しがる。しかし、メガラヤという北東部の地域は話が一変する。メガラヤの女性たちは経済を牛耳り、家庭では大黒柱だ。すべての決定権を握る。メガラヤの家という家は娘の誕生を願い、息子は疎まれる。とはいえ、最近、他からの影響もあってか、男性からの暴力が増え、女性天国にゆらぎが見えてきた。
2003.6.26 http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/3015838.stm

「女性のためのクオータ制」ホームページ誕生
民主主義と選挙支援のための国際研究所IDEAがストックホルム大学政治学部と連携して、
クオータ制に関する世界の情報をデータベース化した。開設は国際女性デーの前日にあたる2003年3月7日。これで、どの国が女性の政治進出に積極的かが一目瞭然。日本はまったく情報ゼロ。情けない。
2003.6.26 http://www.idea.int/

タイで夫婦別姓始まる
6月5日、タイで、夫婦同姓を強制していた「氏名法」に違憲判決が下り、ただちに夫婦別姓が認められることになった。女性国会議員が中心になって同法の違憲性を調査するようオンブズマンに求めていたことが背景にある。女性解放運動家のスペンスリさんは「憲法の力で男女平等が保障された」と大喜び。いよいよ日本の「よき伝統」がきわだってきた。
2003.6.16 http://www.bangkokpost.com/060603_News/06Jun2003_news06.html
[fem-general3235]Yokoさんメール

女性の性器切除いぜん減らず
男女の80%が性器切除に反対の意見を持っているにもかかわらず女性の57%が性器切除をしていた。カールトウム大学学生400人以上の調査結果。法律で禁じている国もあるが、アフリカを中心に「残虐な伝統」が依然として生き延びていることが証明された。
2003.6.10 BBC http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/africa/2977426.stm

英政府「DV加害者登録制度」新設予定
イギリスでは、週に2人の女性が夫・前夫から殺され、年に635,000人がDVを受けているという。防止対策の一環として、政府は、再発危険の多いDV加害者を登録することを決定した。暴力男だとも知らずパートナーに選ぶ女性を増やさないため、女性に危険性を喚起することが目的。ウィメンズ・エイドの広報担当は、「女性や子どもの安全を守ることとなり、歓迎する」と。
2003.5.27ガーディアン http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,3604,963940,00.html

クオータ制を世界で初めて実行したベリット・オース初来日
5月17日、ノルウェーからベリット・オースさんが来日する。75歳の彼女は、70年代、政党綱領にクオータ制を入れ、爆発的に女性議員を増やすきっかけをつくった。左派社会党党首、国会議員、副市長、市議会議員などを歴任し、オスロ大学教授も勤めた。男女平等の国となったノルウェーには、オースさんのような行動するフェミニストの存在がある。日本国内では、大阪、福井、高知の3ヶ所で「抑圧を克服する5つのテクニック」について英語で講演する。
http://www.norway.or.jp/infolink/nwevent.html
http://www.city.toyonaka.osaka.jp/toyonaka/step/event/eve-berit.htm
http://www.sole-kochi.or.jp/jyoho/info/ick00s1.asp?g114Gtap=05083532471
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030428-00000007-mai-l18
http://www.hokuriku.ne.jp/witt/kouza/kouza.html

フィンランド、女性が首相に就任し大統領・首相とも女性の時代に
4月15日(火)、中央党、社会民主党、スウェーデン人民党の連立内閣は、フィンランド史上初めて首相に女性を選出した。これで、2年前初めて大統領に女性を選んだ同国は、国の舵取り役二人とも女性に任せることになった。国会議員の女性比率は37.5%であるが、首相となったMs Jaeaetteenmaekiは、閣僚大臣の50%は女性にすると語った。「フィンランドの男性は、男女平等の国の片棒を担いでいることを誇りに思うでしょう」とも。
http://www.government.fi/vn/liston/base.lsp?k=en
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/2949423.stm

女性の道府県議当選者164人。前回より28人増
4月13日、統一地方選前半の投票が終わった。北海道知事に初の女性が当選し女性知事は4人に。44道府県議会において、女性は立候補者383人、当選者164人。ともに史上最高。女性ゼロ県だった山形、広島ともに女性県議が当選した。多い順に神奈川10、埼玉・兵庫9、北海道・千葉・長野8。政党別では共産45、無所属44、民主24、諸派9、社民7、自由2。しかし、福井・島根が新たに女性ゼロ県議会となった。今回増えたとはいえ、道府県議定数2634人中わずか6%にすぎない。
http://senkyo.nhk.or.jp./jyokengi.html
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/chihosen/news/0414-250.html
http://www2.asahi.com/2003senkyo/TKY200304130236.html

「樋口恵子を都知事にしたい会」、渋谷ハチ公前で闘魂いっぱいに訴える
3月24日午後2時、「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババアなんだそうだ」と発言した差別男性に都政を任せたくない、福祉のプロを知事にーーーこう思う女たちがマイクを握った。
富山から駆けつけた山下清子さん(「女性と政治キャンペーン」呼びかけ人)、井上朱美さん(都内予備校講師)、名取みさ子さん(東京都日野市議)、福士敬子さん(都議)、加藤由美子さん(イラストレイター)、そのほか、しんぐるまざあず・ふぉーらむ、アジア女性資料センターの会員、また、樋口さんに教わったという東京家政大学学生、無農薬パン職人、大阪から駆けつけた私も(元都議)。「樋口恵子を都知事にしたい会」(代表:名取みさ子、三井マリ子)はいわゆる勝手連。当日写真は、当HP Photo-gallery をクリック。
http://www.challenge-tokyo.jp/) (http://www.islandvoice.net/higuchi/

世界各地で国際女性デー
3月8日は国際女性デー。地球上の数え切れない町や村で女性の地位向上をめざすキャンペーンが行われた。
韓国のソウルでは5000人が家父長制反対を訴え、タイのバンコクでは、千人単位の女性が労働条件改善を求めた。また、イランでは1979年以来初めて女性デーを記念するデモを行い、同国史上初の非政府反戦デモとなった。米ワシントンでは、数千人が反戦と平和のデモをした。アメリカの女性デーは、ブッシュ大統領の反女性政策、イラク戦争突入、中絶非合法化へのNO!が特色。UNHCRの発表によれば、戦争によって行き場を失った者の75%は女性や子どもだ。http://www.womenswire.net/intro2.htm

シリア国会に女性議員増える
3月12日、シリア自治大臣発表。このたびの総選挙で、国会議員250人中、女性が30人当選し12%となった。30人中27人は各政党の候補者だが、3人は無所属での当選となった。投票率は63%。世界は動いている。
03.3.13 横田啓子メール、ミドル・イースト・タイムズ http://metimes.com/2K3/issue2003-10/women/more_women_win.htm

国会議員の女性割合、日本、堂々世界131位!
国際議会連合IPUの最新調査(2003.3)によると、国会議員下院における女性の割合が最も高いのは、スウェーデンで45.3%。2位デンマーク38%、3位オランダ36.7%と続く。日本は7.3%で131位。中央アフリカ共和国と、グルジア共和国の間にいる。182カ国の調査。
2003.3.19 http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm

ロマ人(ジプシーと呼ばれていた人たち)、今なお強制不妊手術の被害に
NYの「リプロダクティブ・ライツ・センター」とスロバキアの市民権センターによれば、スロバキアの公立保健施設において、ロマ人女性に対し約110の強制不妊手術が行われた。調査は、東スロバキアにある40の居住地に住む230人へのインタビューに基づいたもの。ジプシーと呼ばれナチの虐殺対象となったロマ人が、現在なお社会の底辺に置かれている実態が明らかにされている。
03.3.7 WomensEnews http://www.womensenews.org/article.cfm/dyn/aid/1243

ヨルダン女性「名誉殺人」を告発
オーストラリア在住のヨルダン女性が、自国ヨルダンの「名誉殺人」を告発する本を出版した。彼女の友人がボーイフレンドと恋愛していることを父親に発覚され、殺害された。女は家族の所有物とされるヨルダンでは、娘は処女であることが家族の名誉となる。それに反した娘は、家族の名誉のために殺害されてもいいとされ、「名誉殺人」の罪は問われない。「(大切な)友人がいなかったかのように振舞うことに我慢できなかった」と書いた動機を語る。著者は、ヨルダンの忌まわしい法の改正を強く望んでいる。
03.3.4 http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/2802305.stm

3000万人の女性や少女が性の奴隷に
この30年で、アジア太平洋において3000万人の女性や少女が人身売買された。「史上最大の奴隷貿易だ」と、東京で開催された会議でユニセフ代表が語った。貧困、グローバライゼーション、組織犯罪、性差別が現代の奴隷制を加速しているという。日本政府は「子ども条約の選択議定書」を早く批准し根絶に力を尽くすべき。
2003.2.20 http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/2783655.stm

アメリカ公民権運動の産みの親ローザ・パークス90歳に!
ローザ・パークスは、1913年2月4日、米アラバマ州産まれ。黒人にはまったく市民権がなかった頃だ。1955年12月1日、白人の運転するバスの後部座席に座っていた彼女は、後から乗ってきた白人に座席を譲らなかったため、ただちに逮捕・投獄された。この勇気が、アメリカの公民権運動に火をつけることになった。彼女がまだ元気だということに感動を覚える。誕生日おめでとう。
Women's Enews 03/2/4 http://www.womensenews.org/article.cfm/dyn/aid/1210/context/ourdailylives
http://www.rosaparks.org/
http://www.achievement.org/autodoc/page/par0bio-1

ノルウェーの女生徒、ほぼ全学科で男生徒に勝る
1月8日(水)、ノルウェー教育審議会は全高校生の成績を発表した。それによると、11科目のうち体育を除く全てにおいて女生徒の成績が男生徒より上回った。文部大臣(女)は「この結果は大変残念だ」と言う。研究者の一人(女)は、「80年代から続くこの傾向は『学校の女性化』と関係があり、男の子がスポーツ以外でモデルを見つけられないことによるのでは」と語る。(笑)
2003.1.9 Aftenposten http://www.aftenposten.no/english/local/article.jhtml?articleID=468318

ケニア大統領・国会議員選の女性候補
12月29日、野党連合NARCのキバキ元副大統領が当選、国会もNARCが6割以上を獲得し長期独裁政権に楔が打たれた。国民の半数が1日1ドル以下で暮らす国の新大統領はナイロビ郊外の豪邸に住み、趣味はゴルフ。日本の主要紙が報じたニューズに女性関連記事はなかったが、230議席中女性9人という男女不均衡議会を変えようと当初130人の女性が立候補を表明した。後、女性候補への嫌がらせや襲撃があいつぎ44人に減った。血に染まった服のまま演説をした勇気ある女性候補もいた。彼女たちは、当選後、国会の「30議席女性割り当制」を含む新憲法の実施を要求していくという。女性たちの具体的施策は:@公的サービスの男女格差撤廃 A質の高い保健衛生 B無料の義務教育 C男女平等へのアファーマティブ・アクション。
02.12.31 http://www.ipu.org/wmn-e/classif.htm  http://www.electionworld.org/calendar.htmhttp://womenenews.org/article.cfm/dyn/aid/1160
12月30日付け朝日、毎日、読売、日経新聞

アフガニスタンにおける女性への暴力やまず
「私たちは人間として生きたい。女たちは依然として虐待、いやがらせ、脅しを受け続けている。時に兵隊や役人によって」――実施調査にもとづく52ページのHuman Rights Watchレポートはアフガニスタンに今なお続く女性への暴力と抑圧を明らかにした。12月17日、ノルウェーの・オスロで開かれた募金運動の会議の前夜に発表されたもので、とくにヘラート州における目を覆わんばかりの女性差別の実態が詳しい。
2002.12.24 http://www.hrw.org/women/press.php http://www.hrw.org/reports/2002/afghnwmn1202

松井やよりさん提唱の「女たちの戦争と平和資料館」設立運動スタート
松井さんは、2000年末、東京で女性国際戦犯法廷を開き昭和天皇に有罪判決をくだした。戦時下の女性に対する暴力不処罰の歴史を断ち切るため、日本軍性奴隷制の責任者を訴追した。肝臓ガンを告知された松井さんは、日本軍の残虐行為のみならず戦時下の性暴力根絶に向けた活動継続のため資料館設立を思い立った。彼女の意思を受けた市民運動家が記者会見をし、創設に向け募金運動をキックオフ。
02.12.14 http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2002121395158 http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/index.htm

性器切除に苦しむ1億3000万人の女性
女性への性器切除根絶をめざす会議が12月10日、EUの議会で開催された。伝統と宗教の名のもとに、アフリカ28カ国とアジアの数カ国でこの蛮行が続けられている。毎年、新たに200万人の少女が性器切除をしている。EU諸国は、アフリカからの移民増加とともに他人事ではなくなった。フランスとドイツ代表は、性器切除から逃れる女性たちに亡命資格を与えることを提案。
2002.12.14  http://www.stopfgm.org/stopfgm/default.htm http://www.taipeitimes.com/News/edit/archives/2002/12/09/186537

第1回おんなたちの映像祭・大阪
11.29〜12.1、大阪府豊中市すてっぷにて、女性監督による女の視点で創ったビデオ映画祭が開催された。主催は「波をつくる女たち Sister Waves」。アジア女性の秀作が3日間朝から晩まで次々と上映。上映後、監督と観客との交流があり感動と力が会場に満ちた。最終日は「女書」のユーチン・ヤン監督、「百合祭」の浜野佐知監督、「木になる未来」の伊藤ふさ監督、「_RoTiCiSm」デズリ・リム監督、ソウル女性映画祭主催者リー・ヘキョン、「Dear Tari」の山上千恵子監督が、映像の力とフェミニズムの可能性について討論した。
2002/12/04 ビデオ工房AKAME http://www2.osk.3web.ne.jp/~akamev/news.htm#waves
浜野佐知 http://www.h3.dion.ne.jp/~tantan-s、三井直接取材。当日写真は当URL、photo gallery参照

WHO世界の性暴力調査発表
「暴力について声を上げよう。暴力被害者の話を聞こう。言葉を広げよう。暴力にまつわるタブーを破ること、それが暴力撤廃の第一歩」――WHO事務局長グロ・H・ブルントラントは11月25日世界性暴力撤廃デーで演説した。25日から12月10日まで性暴力撤廃キャンペーン期間。WHOは、殺人にあった女性の半数は夫・元夫・恋人による殺害であり、身近な男性からの暴力は女性の経済的自立、就業の継続性を阻害していると発表。イスラエルでは昨年141710人の女性が夫・恋人によって殴られたことが保健省に報告され、メキシコでは1000人の女たちがアメリカとの国境の町における女性殺害(93年以来300人が殺された)の裁判を求めデモをした。
02.11.28  http://www.who.int/mediacentre/releases/pr89/en/
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/2514511.stm
http://www.jpost.com/servlet/Satellite?pagename=JPost/A/JPArticle/ShowFull&cid=1038200924738

アフガニスタン女性の底知れぬ苦悩
アフガニスタンのタリバンが倒れ1年。無数の難題の中でも女性たちの問題は多い。この数年だけで、イスラム原理主義者によって12の女子校が焼き討ちにあった。また国連によると、出産時の母親の死亡率が世界で最も高い国のひとつだ。いったんカブールを離れると食べ物が極端に不足し、強姦も後を絶たず強制結婚を逃れるための少女の自殺も多い。ブルカを脱がせることばかりでなくアフガニスタン女性の今後に強い関心、支援そして警戒が求められている。
2002.11.18 http://www.feminist.org/news/newsbyte/uswirestory.asp?id=7280
http://womenenews.org/article.cfm/dyn/aid/1113
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/nm/20021106/hl_nm/afghan_women_dc_1

ベストシティ塩尻市のDV
長野県塩尻市はベストシティ・ランキング全国第9位。長野県ではトップに輝く。快適さ、経済力、今後の成長度で計ったという。一方、ジェンダーの視点で見ると・・・。同市初のDV調査は、無理やり性を強行された女性は10人に1人、何を言っても徹底して無視された女性は5,6人に1人いることを明らかにした。これではベストシティが泣く。それにしても、DV調査に限らず、全自治体はこうしたジェンダー統計を出しその情報を公開し対策を急ぐべきだ。それが行政の最優先事業ではないか。
2002.11.6 塩尻市HP http://www.city.shiojiri.nagano.jp/Contents/Contents.asp?CONTENTNO=1179
「塩尻市男女間における暴力に関する市民意識調査集計表:平成14年10月塩尻市」、塩尻市で直接取材

バーレーンで女性参政権行使
10月24日、バーレーンの歴史で初めて女性たちが一票を投じた。国会議員40議席をめぐって、何千人もの有権者が投票を実行した。投票のボイコットを呼びかけたイスラム団体が多くあったが、さほどの効果はなかった。同国はアラビア湾に浮かぶ淡路島ほどの小さな島で人口64万人のイスラム国家。
02.10.25 ガーディアンhttp://www.guardian.co.uk/international/story/0,3604,818793,00.html

ベトナム女性の8割が暴力を経験
国連の調査によると、ベトナムで女性への暴力が蔓延。HIVウィルスを保持する男性の6割以上が妻と性交をする際、コンドームをつけていない。
一方、共産主義の伝統もあり、女性が国会議員の27%とアジアで最も進んだ国のひとつとなっている。
02/10/22 BBC http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/2349059.stm

ナイジェリアのミス・ワールド・コンテスト延期
ナイジェリア政府は11月30日のコンテストを1週間遅延と発表。背景には、ナイジェリアのミナ・ラワルさん(31歳)への死刑判決に対する激しい抗議運動がある。彼女の罪状は婚外交渉。ノルウェー、デンマーク、フランス、ベルギー、スペイン、スイス、ケニア、コスタリカ各代表は出席を中止し、EU議会は各国政府にボイコット勧告を出した。一方、日本は? 9月24日、東京都庁ホールで石原都知事と都議会議長がミス代表を迎えたという。
2002/10/1 Yahoo News http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story2&cid=518&ncid=518&e=6&u=/ap/20021001/ap_on_re_eu/spain_miss_world_boycott_3
ミス・ワールドURL http://www.missworld.org/ 都庁報道発表 http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2002/09/20C9K500.HTM

モロッコで初の女性議席割り当て制選挙
9月28日、モロッコで初の「普通選挙」があった。下院325議席に対し26政党から6000人が立候補。最大の特徴は、議席の1割にあたる30議席が女性に割当られていること。アラブ世界では初めて。しかし、国民の多くが非識字者で、中でも女性の識字者はきわめて少ないため投票率が心配されている。
02/9/29 http://www.nytimes.com, http://www.morocco-today.info, http://metimes.com/2K2/issue2002-40/women/moroccan_elections_set.htm)

スペインの超売れっ子デザイナー、性差別ファッション・ショー
デヴィッド・デルフィンのファッション・ショーがマドリードで開かれた。モデルはブルカや死刑囚マスクをかぶせられたり、裸の胸に絞首刑の縄をぶら下げられたり。転んで倒れたモデルもいた。「平等と尊敬を求めてきた女性への侮辱だ!」という抗議の声が上がったが、彼は「もっともフェミニンなデザイン」と。
02/9/26 Women Enews  http://womenenews.org/  David Delfin http://www.davidelfin.com/flash.html

環境開発サミット文書に女性の権利はいる!
ヨハネスブルグでの世界首脳会議「政治宣言」にリプロダクティブ・ライツが加わった。この快挙は、カナダ政府とEU代表の会議最終日ギリギリまでの気の遠くなるような折衝によるもの。貧困撲滅と地球環境保護に女性の地位向上は欠かせないと頑張った。その牽引力となったNPOのジューンさんは「女たちは勝った! 世界の女たちを低く見てはならない」と語った。
2002/9/4 http://www.latimes.com/

北欧型男女平等推進をめざす福井県武生市
武生市に、10月からノルウェー版に近い男女平等オンブッドが誕生。市民からの声ばかりでなく、オンブッド自身が問題を見つけ是正にあたる。市長三木さんは、8月18日朝日新聞「ひと」欄で「利用者数よりも、問題を掘り起こし、変化の呼び水にしたい」と語る。
2002/8/18 http://www.asahi.com/national/people/K2002081800128.html

強姦され裸で帰されたパキスタン少女
先月、18 歳の少女が何百人もの面前で男4人から強姦され、その後裸で帰宅することを強行させられた。この恐るべき蛮行はパキスタンのある部族の裁判判決に基づく。理由は、少女の弟が身分の違う部族の少女と2人きりで歩いていた「罪」により、その弟の家族に課された「罰」だという。UNICEF調査によるとパキスタンにおける「名誉殺人」で殺された女性は今年4ヶ月間で211人に昇る。
2002 /7/3 Feminist Daily News http//www.feminist.org/

DV対策を急げ!
日本のDV防止法全面施行後3ヶ月にあたる6月末、「全国シェルターシンポジウム」が大阪で開催された。2日間のべ約2000人が参加。全体会ではオーストラリアのDV対策講演と、民間シェルター代表者、大阪府の防止相談センター職員、弁護士による討論があり、民間と行政の連携を確認しあった。
(2002/6/30三井直接参加取材、http://www.wana.gr.jp/SSO/index.htm)

スペインでサイレント・デモ 
6月26日(火)スペインのマドリード繁華街をウェデングドレスを着た女たち150人がDV反対の沈黙デモをした。離婚・離別女性連盟は、今年だけで夫に殺害された女性は37人と発表。カソリックの伝統に縛られてきた同国の男女平等の歩みは遅い。しかし、先月、カステラ・ラマンチャ地方で議会への男女同数代表条例が可決するなど改善が出てきた。出生率1.2を危惧した政府も本格的に働く女性への制度改革に乗り出した。
2002/6/28 The Christian Science Monitor  http://www.csmonitor.com/

アメリカの強姦被害者治療進まず
ジョン・ホプキンズ大学研究班によると、アメリカでは毎年平均約97000件の強姦があり、その半数が避妊処置や性感染治療など必要な事後手当を受けていないことが判明した。
研究者たちは、緊急病棟における強姦被害治療の充実を求めている。
2002/6/5 Daily Univ. News http://unisci.com/stories/20022/0604024.htm

EUセクシャルハラスメント禁止法可決
欧州連合EUでセクシャルハラスメント禁止法が成立した。施行は2005年。ギリシャ、ポルトガルなど同種の法律を持っていない加盟国に対して強力な圧力となる。EU内の企業は、男女平等推進状況を定期的に報告することも定められた。
2002/4/18 http://europa.eu.int/comm/employment_social/news/2002/apr/092_en.html

ヨルダン女性の明暗
国連で日本の隣に座る国はヨルダン。先頃、この国で離婚請求女性第1号が誕生した。この勇者はSさん(匿名)。今年1月、離婚する権利は夫だけという男尊女卑法が改正され女性に離婚する道が開かれたばかり。一方、「国家に泥を塗るような発言」をした罪で逮捕されていた女性活動家で初の女性国会議員アルファイサル(Toujan al-Faisal)さんに、国家安全法廷は、5月16 日、アンマンから80キロ離れた監獄に1年半投獄という酷刑を言い渡した。彼女に控訴権はない。
2002/5/21 http://story.news.yahoo.com/news  http://www.web.amnesty.org/  http://www.arabicnews.com/

日本中で男女平等のための条例制定進む
4月現在、男女平等を進める条例が日本で90に上っていることがわかった。35都道府県、55市区町村の議会で次々に制定をみている。
中には、岡山市や堺市、新南陽市のように、全審議会における構成員の男女比を40%と具体的数字で示しているところも。
男女共同参画局http://www.gender.go.jp/

ケニアで女性の避難所オープン
4月8日、「女性の避難所」がケニア中心部に開かれた。女性器切除被害について講習を受ける「少女のための安全の家」はあったが、「避難所」ができたことにより強制結婚させられた女性たちが夫から逃亡できるようになった。15歳で性器切除され、30歳以上年上の男と結婚させられた16歳のソリオもその一人だ。性器切除と強制結婚はマサイ族女性の二大因習。結婚によって中途退学する女子を何とかしようとしてきた地方議員アグネス・パレイオ(45)に、劇作家エンスラーが資金援助をし、開設にこぎつけた。現在、性器切除された女性はアフリカを中心に1億3000万人、毎年200万人ずつ増えている。
2002/4/9 World AP Africa:http://www.ap.org

政治権力に近づいた女たち続々はじき飛ばされる。
田中真紀子外務大臣更迭に続き、3月26日夜、辻元清美衆議院議員が議員バッジをはずした。さらに同27日の広島市議会で女性助役が否決。政治権力という男の牙城に近づいた女性たちが次々にその表舞台からおろされている。辻元氏は、鈴木宗男、加藤紘一両氏が議員にとどまっているのに、政治資金規正法違反で議員辞職に追い込まれた。広島市女性助役は、議長職権によって前例のない無記名投票方式に変え、賛成28、反対31という差で反対された。
2002/3/26,27「朝日新聞」 2002/3/28「中国新聞」、広島市香川さんより

ノルウェー政府は、2002年3月8日、「男女平等法」改正案を発表した。
ポイントは3つ。
1) すべての企業、組織、教育機関は、セクシュアルハラスメントを違法とすること。
2) いっさいの条件ぬきで同じ仕事に対して同じ賃金を支払うこと。
3) 企業における取締役会構成員の40%を女性にすること。
3つ目の経済界におけるクオータ制は、政府出資企業は1年以内、私企業は2005年までに実行せよ、と求めている。政界の男女平等を飛躍的に進めたクオータ制を、私企業まで広げようとする世界初の挑戦。国際女性デーにあわせた記者発表も心憎い。
2002/3/8 http://www.aftenposten.no http://www.norwaypost.no

4/10告示の大阪府島本町議会選挙は歴史的快挙となりそうな気配。朝日新聞大阪本社によると、定数18人に立候補20人、うち9人が女性だ。落選者は2人出るが、女性ではないらしい。とすると18人中女性議員9人と人口と同率の50%議会が日本に初めて誕生する。たとえ2人落選しても、38%と日本ではトップクラスだ。市長候補も3人中女性が1人出ていて、こちらも女性の可能性があるという。
4/5 朝日新聞記者より電話取材

千葉県に初の女性知事誕生。既成政党の支持なしで当選した堂本暁子さん。元参議院議員で全国フェミニスト議員連盟の仲間。今朝の初登庁には女性たちがかけつけて祝った。
4/5 三井マリ子のmailboxより

ブッシュ大統領になったとたん、ホワイトハウスにあった「女性室」が消えた。
電話もかからない。「おかけになった電話は使われておりません。ご不自由をおわびします」と女性の優しい声が流れるだけ。女性運動と政策を結び付ける諸連絡拠点となっていただけに、女性たちの落胆は激しい。
3/28, 3/29 Daily News, Washington Post,etc

フランス男女同数法の威力が発揮された。先頃行われた地方選で、女性の議員や市長がどっと誕生。集計は終ってないものの、今のところ、市町村議会の約22%、11万人、市町村長の約8%、2995人が女性となった。パリ市議会は163議席中73議席が女性で、45%に達した。
『ルモンド』によれば、フランス人の3人に2人が「民主主義の機能が発達する」と歓迎する。
3/20  Yahoo France, Clari news

3月8日は国際女性デー。この日を記念し、ILO本部(ジュネーブ)にて、「ガラスの天井:権力と影響力を持つ女性」と題するプログラムが開かれた。会議は「地球上の労働力の40%が女性であるのに対し、幹部には女性が3%以下しかいない」と発表。 決定権を持つ場へ女性が進出できない、いわゆる「ガラスの天井」をどう打ち破るかについてブルントラントWHO事務局長(元ノルウェー首相)などが話し合った。
3/8 International Labour Office

IT関連の職場で、アメリカは50万、ヨーロッパは120万の人手不足である。今後3、4年の間に、全世界で、およそ500万の人手不足となる見込だ。そのIT職種への女性の進出はまだ遅れている。 一方、女性失業者は非常に多い。そうした中、IBMは今週の全米エンジニア週間で、初めて「女性のキャリアとむすびつけた」プログラムを主催する。
2/21 Financial Times

2月14日、ペルシャ湾の石油国バーレーンで、初めて女性の参政権が行使された。 イスラムのベールに身を包んだ女性たちは、2キロ近い道を投票所まで歩き着き、歴史的な1票を投じた。
2/15  ロイター

EU25%、ロシア19%、日本18%。ILO『世界雇用報告2001 年度版』が発表した
インターネット利用者に占める女性の割合だ。女性の多かった伝統的製造業が衰退しICT関連産業が増える中、女性へのICT訓練を強化しないと雇用格差は開くと警告する。
1/24  ILO記者発表

今、フランス各地で女性候補探しがピークに達している。昨年、議会における男女不均衡を撤廃する法が通過したため、どの政党も女性の候補を激増させなくてはいけないからだ。この3月、未曾有の数の女性が議会をめざすことになる。
2/4 New York Times

先週、パキスタン・プンジャビ村の女性が、無理矢理結婚させようとする親を裁判所に訴え、親元から離れて暮すことを勝ち取った。しかし、これは極めて例外。親の決めた結婚に反対した女性は 「名誉殺人」の対象となる。この村の犠牲者は昨年だけで約500人。
1/29  The Guardian

ナイジェリアのバリヤ・マガズ−(17)は、未婚の母となった罪で杖によるむち打ち刑180回を受けた。彼女が妊娠したのは、父が彼女に男3人との性交渉を強制したから。人権無視と女性差別のイスラム法廷に、カナダ政府やアムネスティから抗議が巻き起こっていた。しかし、刑は執行。
1/23 WebPosted

フィリピン大統領に女性が就任した。グロリア・マロヨさん(53)。今日、マラカニアン宮殿で仕事をスタート。経済学博士で、これまで、女性の起業政策や女性への暴力/セクハラ対策などでも手腕を発揮。アメリカ留学中はクリントン元米大統領とクラスメートだった。
1/23 http://www.philippineupdate.com/
1/23 http://www.pworld.net.ph/user/cworx/vp/
etsukoの現地報告もどうぞ

16日火曜日、2人の冒険家が南極点に自力で到達。彼女たちは、犬ぞりなどの援助を全く借りずにスキーで64日間を歩ききった。強烈な寒さと猛烈な突風の中、その進度は時速1メートル。
ともに40代のノルウェー人とアメリカ人。インターネットで作戦を練り会ったという。
1/17 MSNBC

クウエートの最高裁は、女性参政権を求める訴えを退けた。男性のみによる政治支配をなんとか終らせようと、女性とその支持者の男性たちが法に訴えていたもの。
2001/1/16  BBC

イギリスは、14日、「モーニング・アフター・ピル」を医師の処方箋なしで薬局から買えるよう決定した。性交後の緊急妊娠防止用。保守層は放埒な性交につながるとして反対をしている。
2001/1/15  New York Times

閣僚の首を2つも飛ばしたドイツの狂牛病。新閣僚には女性2人が任命された。農業大臣は緑の党の共同党首で45才の弁護士。保健大臣は51才の教員。環境重視の農業と消費生活に立て直しなるか。
2001/1/11 New York Times 

ブッシュ次期アメリカ大統領が選んだ新しい労働長官(女)に対し、労働団体やフェミニスト団体が揃って異議を表明。理由は「アファーマティブ・アクション、最低賃金、男女平等賃金、同性愛の権利に反対してきた」人物で、働く者の基本的権利の擁護者ではないからだという。
2001/1/8  Feminist Majority News

文部省の男女平等施設「国立婦人教育会館」が「国立女性教育会館」に名前が変わった。 1月6日から。婦人には男性をさす対語はなく、女性にほうき(箒)持たせた性役割を固定する表現。やっと直った!
2001/1/7  http://www.nwec.jp/

プエルトリコに初の女性知事誕生。プエルトリコ人は1917年からアメリカ国民。知事に就任したシラ・コールドリンは「アメリカからの早期独立、海軍演習の即時廃止」を訴えた。
(2001/1/3  CNN)