著述



ルポルタージュ


『廃校のうた』
 菅谷 誠



◆ 2009年12月 「柏艪舎」(札幌)刊

B6版、本文354頁

◆ 定価 : 本体1800円+税


◆ ISBN : 978-4-434-13623-8




                                くわしくは、こちらを 



聞き書き ほか
〔 いずれも、北海道・岩内町を人生の舞台とした方々から寄せられた貴重な歴史の「証言」を、書籍にまとめたものです 〕


『北辺の語部
(きたべかたりべ)
     
菅谷誠 ・ 野口隆史 編著、濱上俊治ほか 監修
       05年10月 北海時報社刊 B6版 280頁
 1050円(本体+税)


◆ 小樽から日本海に沿って積丹半島を南下すると、余市町・古平町・積丹町・神恵内村・泊村・共和町、そして岩内町に辿りつく。「イワナイ」の地名は江戸期から見えるが、積丹半島の付け根で通用する歴史の古い町である。……本書は2000年に町制施行百周年に作成された『写真集・岩内の20世紀』の編纂中に、ふるさとの記憶を「聞き書き」にして残せないかというアイデアが実現したものである。登場するのは、今は遠くに生活する岩内出身者、岩内関係者、今も岩内に在住する人たち25人。話は、「北辺の一地方にとどまらない日本全体の戦前、戦中、戦後史の一段面を伝える証言」(同書「監修・著述にあたって」)になっている。……『しゃりばり06年1月号書評〉

■ 購入希望などお問い合わせは下記へ
 〈北海時報社〉 北海道岩内町万代30-1 兜沒印刷 内 / TEL 0135(62)0097


白い思い出―あの日の木田金次郎

               / 菅谷誠ほか 編著、濱上俊治 監修
        06年11月 北海時報社刊 B6版 186頁 1050円(本体+税)


◆ 有島武郎の小説「生れ出づる悩み」のモデルで、生涯、故郷の後志管内
岩内町の自然を描き続けた画家木田金次郎(1893-1962年)をめぐる証言を集めた「白い思い出―あの日の木田金次郎」が出版された。……証言したのは、木田とかかわりの深い岩内や札幌、東京などに住む七十―八十代を中心とした十五人。……木田と親交のあった児童文学者の石森延男の長女らが思い出を語っている。本の題名は、木田がかつて「やがて私の絵は、空も港も大漁旗も海も白一色になってしまうでしょう」と語ったことから付けた。……〈「北海道新聞」06年11月16日記事〉

有島武郎の『生まれ出づる悩み』のモデルとなった岩内出身の画家木田金次郎。不屈の絵描きの思い出を、間近で接してきた人々の聞き取りを中心に記す。制作姿勢や人となりがありありと伝わる。……「朝日新聞北海道内版」06年11月28日、新刊紹介) 
                               
◆ 画家木田金次郎(1893−1962)に関する本としては、彼をモデルにした有島武郎の小説「生れ出づる悩み」と、ミュージアム選書「木田金次郎」(佐藤友哉著、北海道新聞社)が知られる。本書は、この二冊とは違う「証言集」の形で画家の人生を照らし出した。
  木田は、東京の学生時代などを除くと、その人生のほとんどを生まれ故郷の後志管内岩内町で暮らし、腰を据えて山や海を描いた。それだけに岩内での木田の日常を知る人の言葉には、説得力がある。監修の浜上俊治さんをはじめ地元有志の力で、これらの言葉が活字に残されたことに意義を感じる。
  前半は関係者からの聞き書き。親友だった佐藤弥十郎さんの子息・真一郎さんは、六十歳ごろの木田が「俺は九十五歳まで生きてね、どでかい仕事をするんだ」と語るのを耳にした。真一郎さんは「どでかい仕事」を、長く風景画を描いてきた木田の人物画への意欲と解釈する。六十歳ごろといえば手元の作品をすべて失った「岩内大火」の前後であり、木田金次郎美術館を拠点に続けられている木田研究にとっても貴重な証言だ。
  また、有島武郎記念碑の除幕式に木田を引っ張り出す役目を果たした梅村祥一さんの言葉には臨場感がある。最初は出席を嫌がっていたが、いざその場に来ると、画家は「おもむろに石碑に駆け寄り抱きついて、『はーっ、はーっ』と泣き出」したという。
  後半は、最後の弟子・青塚誠爾さん(2005年死去)が、師が好んで絵を描いた場所を案内したツアーの際に解説した内容を活字化している。
  島本融さん、野口弥太郎さん、小谷博貞さんら木田の理解者のエッセーや座談会も収めており、北海道美術史の基礎資料としても価値がある。(「北海道新聞」07年1月7日、読書面《ほっかいどうの本》)

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