5年毎の障害者雇用の実態調査結果

平成10年度に労働省が行った障害者雇用の実態調査結果が、
平成12年1月14日に発表されました。この調査は、常用労働雇用者
5人以上雇用している事業所を対象に、全国の障害者雇用の
一般動向を推測したものです。知的障害者の雇用の事態について、
平成5年度調査の結果と比較しながら、簡単にまとめてみました。


雇用総数推計

種別

平成5年 平成10年 増減(割合)
身体障害者 344,000人 396,000人 +52,000人(+15%)
知的障害者 60,000人 69,000人 +9,000人(+15%)

ここ5年間のうちに、雇用されている障害者数は、61,000人増えたことになります。この間の経済状況等を考えると、企業が障害者雇用に積極的であることがうかがわれます。また、雇用増の割合は、障害種別の差はありません。平成10年7月より、知的障害者が正式に障害者雇用の対象として加えられましたので、次回の調査結果が楽しみです。

転職経験者の割合

種別

平成5年 平成10年
身体障害者 31.0% 38.7%
知的障害者 29.6% 24.8%

雇用されている事業所規模

  身体障害者 知的障害者

事業所規模

平成5年 平成10年 平成5年 平成10年
5〜29人 34.9% 34.7% 49.5% 40.8%
30〜99人 27.9% 27.6% 34.3% 41.1%
100〜499人 25.9% 27.5% 13.9% 15.6%
500〜999人 5.2% 4.7% 1.3% 1.4%
1,000人以上 7.0% 5.5% 1.0% 1.2%

障害種別に、雇用されている事業所規模の変化を下にグラフ化します。このデータからは、身体障害者については、平成5年と平成10年とでは大きな変化はないものの、知的障害者については、若干事業所規模の大きい企業で雇用されていることがうかがわれます。ただし、身体障害者と知的障害者を比較すると、まだまだ知的障害者の方が、事業所規模の小さい事業所で働いていることにはかわりありません。

事業所規模による身体障害者雇用の変化(左端が5〜29人、右端が千人以上)

事業所規模による知的障害者雇用の変化(左端が5〜29人、右端が千人以上)

給与(平成5年・10年の比較)

  平成5年 平成10年
身体障害者 218,000円 283,000円
知的障害者 112,000円 118,000円

雇用されている障害者の年齢構成(平成10年のみ)

図・雇用障害者年齢

平成10年調査では、雇用されている障害者の年齢構成が新たに発表されています。このグラフからは、身体障害者は常用雇用労働者全体より、比較的高齢であることがわかります。一方、知的障害者はほとんどが20歳台で、若い労働者であることがうかがわれます。


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