加茂郡白川町I様邸造園工事について

ピアノや管楽器の教室と篠笛工房を備えた
ユニークなお家です。二階の窓からは美しい白川の山々が見えます。目の前には蛍の飛び交う川が流れて夜は満点の星空です。

こんなロケーションで作る7m×5mのお庭の
テーマは源氏物語。
一体どこがどう源氏物語な庭になるのか・・・
5月6日着工いたします。




現在の様子。良い建物です。




ホント全くいいところに浄化槽があります。




ゴールデンウィーク明け、まずは既存の築山の
解体工事と裏庭の一人生えの樹木の撤去、抜根から
始まりました。 解体した築山の石は地元白川の石なので
使える石は使います。 粗目の木曽石と相性が良いです。






裏庭抜根中。
初日なので私、営業の植野も手伝いに入りました。
1人生えの巨大な南天やら アオキやら 木蓮やら
ホウノキやら・・
「なんでほかっといたの〜〜?」 といいたくなるジャングル状態。
手堀の抜根 およそ9本、 大塚君と二人で午前中かかって
ふらふらになって抜きました。
(大塚君はふらふらにはなっていなかった)




こんなにきれいになりました。
笛の工房が建つ予定なので砂利を敷く予定・・・でした。







さて表の石工事が始まりました。
側溝の境目が控えすぎてあってもったいない土地の
使い方をしてあったので玉石を積みなおして庭を広げました。
真ん中の石の山は黒川で拾ってきた粗目です。
親方と大塚君が半日かけて拾ってきました。
現場から採石場が近いのでいつもより楽でしょうか・・・




玉石の中に景石を取り込みます。
庭もこのように額縁から飛び出すところがあったら
面白いと思います。






野面積みをしているところ。
高さが無いのですが小さな石も大きく見えるように
積んでいきます。
石作業は腰が痛い・・親方辛そうでした。





玄関ポーチもタイルをはつって庭の一部になるように
作り変えます。 

大塚君の作業服はいつも白です。
頭のタオルもそういえばいつも白いですね。






玄関前の様子。
外からのアプローチと縁側への道と玄関への道が
ここで交わります。




階段石を設置。
恵那の御影石の採石場から持ってきました。




その頃裏庭は・・・
笛の工房が建つはずだったのに
畑になることになりました。
お施主さまが古いブロックを使って基礎からせっせと
土留めを作っています。







野面完成。





あちこちの石張りが植野が目地苔を貼るであろうという
ことを前提に深目地になっている・・・
厚手の石だからできる技です。







メインの樹木は3本
一つは梅です。 なるべく年寄り顔の若い梅を探しています。
「そんなもんあらへんて〜」て植木屋さんが頭をかかえてはります。




もう一本のメインの樹木は椿。
穂垣の前に胡蝶を植えます。
これも小さいながら被ったような形のものをさがしに
稲沢の佐藤椿園まで行ってきました。







泥土間をうちました。
土間の側面を仕上げているところ。




次に穂垣の製作をしました。
柱に胴縁を取り付けています。







胴縁はこのような竹を割る道具で作ります。
見た事無いない人は「この道具はなんに使うんだろう?」
と思いますよね。




穂を胴縁の間に立てていきます。
5本ずつ枝の向きをそろえて重ね丁寧に
はさんでいきます。





玄関の真前にあったコンクリート製の浄化槽の上に
木製の橋を取り付けました。
お施主様も参加で製作しました。







橋が完成。
庭もほぼ完成です。




建築の意匠にあった、もしくはそれ以上の細かい
工芸品のような庭師の仕事がさらに家屋を
引き立てると思います。





上空から。
土の部分は土のままに残します。
土を眺める庭なのです。
雨の日は水溜りをながめ、寒い日の朝は霜柱をながめ、
自然の苔がのるのを眺め、
箒で掃いては土に残る箒の目を眺める。
生まれ育ったお家を思い出しながら
丁寧に生活をしたいというお施主様の思いから
土の庭ができました。





砂利を入れて苔を張ります。
玄関の暖簾がすてきです。







お施主様が植えた菖蒲。





石の目地に苔を入れました。




お施主様撮影。
水盤にそっと花を生けるように
少しずつ季節の草花が増えていきます。