T様邸造園工事   2007.10〜11

施工協力

作庭: 平澤造園 平澤稔郁
鉄工: 大野鉄工
樹木: 渡辺樹苗園

T様邸造園工事について

犬山城から川を挟んで対岸にある静かな住宅地
東白川の建築会社が丁寧に建てた、
古民家風の素敵な建物です。
この外観にあった駐車場とスロープのアプローチをご希望でした。

お施主様と奥様と三人で頭を突き合わせて白い紙に
生活しやすい庭のディテールを描き込んでいきました。
お施主様のお人柄が窺がえるおおらかな庭が出来たと
思います。

施工前の状態です。

なるべく残土を出さないように場内の土地を成形し
芝を張るための土や植栽のための畑土を
追加します。

キッチンの裏は静かですが広い道がついています。
お勝手仕事をしているときに通りの人と目が合うような
合わないような何気ない壁を枕木で作りました。

枕木は防腐剤を使わない煙燻枕木を使用しています。

裏から駐車場に出る階段も枕木で作りました。

建物東には千本格子の立派な通路があります。
駐車場から近道して勝手口や玄関にいけるように
蹴上がりの大きな御影の階段をつけました。

階段蹴上がりが大きいと田舎のおばあちゃん家の大きな敷居を
またぐ時の様な感覚があって面白いんです。

玄関前のポーチの横面は木曽石の野面です。
面積が狭くても石が大きく感じるように平沢氏が積んでくれました。

その木曽石積みの前には私がどうしても植えたかった柿木を入れることにしました。 
お客様は「植野さんが
良いとおもうならいいですよ」とゆるして下さいましたが
渡辺樹苗園の社長は「柿の木の枝ぶりに注文つける人は初めてで・・・」と半笑い。 

でも市場でとっておきを選んできてくれました。

奥にソヨゴ 庭の真ん中に株立ちのハナミズキをいれました。
後はお施主様に少しずつ樹木を植えていっていただくことになっています。

地元で取れる木曽川の玉石を積みます。
現場の前を通るお年寄りが今時めづらしいといいながら見て行かれました。

ご近所を散歩するお年寄りがちょっと腰掛けるようにと
奥様が提案された腰掛です。余った枕木でつけました。

スロープからポーチは泥土間です。
打ちあがったばかりのつやつやした状態です。

泥土間を打つには人手が要ります。
大変だ大変だ。

駐車場の立水栓です。
あるものであるようにつくりました。

蛇口は後で新しいものに変えましたが
このままでも結構味があるようにおもいました。

私が芝の発注を間違えて随分芝を余らせてしまいました。
奥様と平澤氏が知恵をだし
駐車場のタイヤの乗らない
部分に敷くことになりました。
でもこの方が前面砕石より
ずっといいですね。

表札は無垢の6ミリ厚の鉄板を切ってつくりました。
錆びるけどタフな感じでかっこいいですよ。

玉石の立ち上がる線 降りてくる線 横に這う線 現れる線
消えていく線が交差しています。 
平澤氏は現場に対して
本当に真摯です。

柿木 早く大きくなって下さい。 蟹のように祈っています。 

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