G様邸造園工事  2005-3〜4

施工協力
楽庭舎 山田雅人
株式会社 三富

 G様邸造園工事について

ご自宅の建替えのため庭を造りかえることになりました。
これまでの庭は蹲や灯篭のある和風の庭園でしたが
築山のあちこちに奥様のお好きな山野草やナニワバラ
クリスマスローズなどが所狭しと植えられていました。 
今度は庭弄りがしやすい庭がほしいとのご要望でした。

新しい庭にはヘルスケア環境を整える一環として
駐車場から玄関までスロープをつけました。

これまでの弊社のデザインではぱっと目立つ奇抜なものが多かったですが
とにかく仰々しく目立たずさらっとした仕上がりをご希望でした。

まずコンクリートブロックで門柱や公道に面した土留め
下水の配管や量水器を隠すための花壇などを形作ります。
カーポートも早い段階で付けました。

駐車場から玄関までのスロープです。
砕石で場を整え下地のコンクリートを打ちその上に
砂利洗い出しのコンクリートを打ちます。
通路と駐車場を隔てる壁は倉庫の一部になります。

スロープの上り端にジャワの鉄平石を張ってアクセントを付けました。

スロープを上がりきったところにも同じ石でアクセントをつけます。
裏への階段の存在と下り坂が始まる注意もこめてデザインしました。

倉庫はそれほど大きくありませんので
あらかじめお客様に中に入れるものを確認していただきました。 
中には棚を作ってあります。屋根は板金屋根、扉はヒバの引き戸です。

玄関前のアプローチから階段を降り庭へ抜けるアプローチです。
石と泥の土間で作りました。まず石を貼ります。

打ちたての泥の土間です。 石との対比が美しいです。

庭への階段とアプローチの出来上がりです。

右には庭から駐車場に出られる扉がついています。
花壇は車椅子に乗ったときに膝をぶつけたりしないように低く作りました。

以前の庭にあった蹲と庭石を利用して新しい水景をつくりました。
庭石は奥様のご実家から数十年前に運ばれてきた
思い出のものだそうです。

出来上がったばかりの庭です。
ご主人は奥飛騨の方で木々の多い風景を好まれました。

表から玄関をみたところ。

着工前に写真を撮った場所から
新しい外観を見たところです。

完成後数週間してお伺いすると
奥様は本当に沢山の山野草を大切に育てていらっしゃいました。

工事中お預かりしていた山野草(私の手元で
息絶え絶えに一年近くをすごしたもの)も
またのびのび育ち始めました。

紅葉の新芽にアブラムシが無数についたのを
「このアブラムシこれからどういう風になるのかしらと思って観察してます」と 
穏やかに話される奥様でした。

学校教育に長年情熱をそそがれてきたご夫婦のお気持ちが
うっかり見逃してしまいそうな小さな山野草の花を大切にされる姿を通して感じられ
子供を学校に預けている親として胸に来るものがありました。

新しいお家はどの部屋からも庭の木立を通して
金華山が望めるようになっています。

TOPへ