Presentation

O様邸 2011年 夏


ご夫婦とも滅多にお休みが取れないお仕事とのことで、
たまの休日に広い敷地を管理されるのに負担の少ない設計を心がけました。 

敷地の水はけの悪さの改善もこの作庭の最重要課題でした。
余り作りこまず借景を取り入れて空の広い静かな庭が
出来たと思います。

水遣りの負担を減らすために芝生や花壇にはスプリンクラーや
給水チューブを設置いたしました。

お庭の完成後は毎夜ご夫婦でテラスに座られて夜の庭を楽しまれるそうです。



O様邸データ

敷地面積: 約540u
作庭部分の面積: 約270u
ご予算: 非公開
工期: 2ヶ月

施工中の様子はこちらの「樹洛の庭/こかげ設計のブログ」のカテゴリー【美濃加茂市O様邸】でご覧頂けます。


施工前の様子。
見晴らし良い高台にあり
東に古く美しい集落と里山を
望みます。
左:上の画像と同じアングルから
完成直後の様子。

流木を水の落口に添えて

流木を添える前はこんな風。
流木はいずれ朽ちるものなので
新しいものに取り替えるその時その時に
工夫を凝らしてみてはいかがでしょうか。
奥様は流木に小鳥の人形をとまらせたいと
おっしゃいました。

左: テラスから飛び石で
玉竜の流れを渡って
水を眺めに行きます。

右:滝壺の中にはまさしく循環水をためる
100Lの壺が入っています。
壺の中には水中ライトが入っていて、
夜には水中から金色の光が
水鉢の裏をゆらゆらと照らします。

上:園路はテラスを出発してくるっと庭を
一周します。
植栽はほどほどにして私たち庭師の仕事は
ひとまず置きました。
花壇は扱いやすい土に入れ替えるにとどめて
後はお施主様の庭作りが始まります。
お施主様ご夫婦の両家のご実家からも
あれこれ植物が届いて年々賑やかになって
いくことでしょう。


上:水鉢の裏に小さな苔庭と
山野草のスペースがあります。
通常では手入れをしたくない
「表の裏」になる場所です。
でもそこまで行って初めて見つける世界が
あると手入れをする気力がでてくると思います。

南に25mの白樫の垣根を作りました。
高台のくるっと空に覆われた庭で、東は里山が垣根の代わり、
西はご実家のお父様が植えられた柘植をそのまま残しました。

夏空に八雲たち 庭の周りの八重垣となるのを眺めつつ

風景の一部になった庭とそこで暮らしてくださるご夫妻とご家族が
ますます緑したたり豊かになりますように。