総局公室長殿

2000.2.7,  西楽寺住職 尺一顕正

 

 本年一月二十八日付けの貴殿に対する申し入れ書の内、私に判明しましたものもありますので、先の文書を破棄して新たに申し入れをしますから、貴殿から総局に御伝え下さい。尚、念のため、現在の私の心境を申しますと、贋金をつかまされた商人の如く、悔しさで一杯であります。

1、昨年十一月十五日付けの私の申し入れ書について、回答されました十二月十五日付けの文書の内、『唯信鈔文意』、『浄土真宗聖典(註釈版)』から引用されました「率てかへらしむ」は「原典版」にはありません。それは「原典版」と「註釈版」のそれぞれの依用本が違っているからであります。そこで、
 

@「原典版」と違った「註釈版」の存在は無意味であります。
Aしかも「註釈版」の「率てかへらしむ」の文言は、『真宗法要』本に依るものですが、「法要本」の「みて、かへらしむ」を改竄したものであることが私には判明しました。
B従って、このように信用出来ないものに依って書かれた、十二月十五日付けの回答文書は御返しすることにします。
C私は、少なくとも『真宗聖典』は、このようなものであってはならないと存じていますので、当該『聖典』の回収と、新しく編纂された『聖典』の頒布を要求いたします。
2、「乗彼願力・還浄」と言う文言も、改竄されたものに依ったものであり、かって国家エゴイズムによって、戦争犠牲者を「英霊」と美化して、犠牲者の死を糊塗した如く、教団のエゴイズムによって、勝手な『聖典』編纂し、また人の死を「還浄」と美化して金銭収奪に役立てている現状を、私は悲しみます。門徒や僧侶が信心について尋ねる場もないということは、教団が上意下達を目的とする、金銭収奪機関であることを証明して余りあるものであります。

 以上の2点によって、先の回答文は受け取らなかったことにします。そして、この間違いの取り扱いについて、厳正な措置を望みます。

以上。