| 5月 31日(水) 雨 透視 その4 「胃の透視」 | |
今日は骨密度測定の患者さんの対応を実際にしてみました。うまく測定ができてよかったです。今日は胃の透視をする患者さんが多かったです。胃の透視はバリウムを飲んでもらい、患者さんの体位を変えて胃角(小弯が急激に反転する部分)が見えるようにします。この前飲ませてもらったバリウムはおいしかったけど、今度の造影剤はすごくにがい造影剤でした。患者さんも「うぇ!」と言ってました。胃腸の調子をよくしてくれる造影剤らしくて 「良薬口ににがし」って言っていたけど、これを飲むのはきついなと思いました。 Cさんが撮影室でバリウムの準備をしているときに電話がかかってきて「誰か出てきて」と言われて出ましたが、Cさんの居場所を聞かれたので「C先生は撮影室です」と言いました。あとで気づいて「7番の撮影室です」と言ったけど、撮影室って言ってもたくさんあるしうまく対応できなかったなと思いました。Kくんにも「おまえ対応めちゃくちゃやな・・」と言われてしまいました。以後気をつけます。 |
| 5月 30日(火) 晴れ 透視 その3 「TBLB」 | |
今日は午前中は患者さんが少なかったので、お互いに骨密度測定をすることになりました。まず名前、身長、体重、生年月日などを入力し、ベットにあおむけに寝てもらいます。そして、第5腰椎より少し下ぐらいに赤い光を合わせます。腰椎をまっすぐにするために足を台の上にのせて体と太ももが90°になるようにします。それが終わったらいよいよ検査開始です。だいたい5分ぐらいで終わります。結果は少し骨が足りないようでした。カルシウムが不足しているようです。今日はTBLB(transbromchial lung biopsy 経気管支肺生検)を見ました。内視鏡を気管支の中に入れ、腫瘍を取ってくるのですが、透視で内視鏡が腫瘍のところまでいっているか確認しました。 内視鏡の画面はすごく迫力がありました。 迷路みたいな気管支を通って腫瘍組織までたどりつき、その部分の細胞をこすりとっていました。血がドパーっと出ましたが画面上はそう見えても、実際にはそんなにたいした事はないそうです。僕達は撮影台を動かす作業をしましたが、マイクで患者さんに「ベット寝かせます」と言おうとしたら間違えて透視のボタンを踏んですこしX線が出てしまいました・・・。うーん、みんなあきれてました。大失敗です。 |
| 5月 25日(木) 晴れ 透視 その2 「IVH」 | |
今日はC先生の代わりにひさしぶりにM先生が透視について教えてくれました。今日は腰椎で骨密度測定をしました。昨日は大腿骨頭だったけど、よくするのは腰椎の方だそうです。第一腰椎を探すときは肋骨がついている骨が胸椎なので、第12胸椎を探しその下が第1腰椎になります。ヤコビー線(腸骨稜)がだいたい第4腰椎ぐらいだそうです。他にも昨日もしたIVHやカテーテルを入れる手術などいろいろ見ました。 撮影後、ドクターに「フィルムを流してきますか?」と聞いたら、ドクターは「・・?」といった感じでした。 どうしてだろう?と思い、言葉を変えて「現像してきますか?」と聞いたらやっと分かってもらえました。ドクターは放射線の専門家ではないのでわかりやすい言葉でしゃべらないとわかってもらえないんだなと思いました。 |
| 5月 24日(水) 晴れ 透視 その1 「バリウムを飲む」 | |
今日から透視の検査でした。午前中は骨密度測定とIVH(intravenous hyperalimentation 経静脈的高カロリー輸液栄養法)の手術をし、午後からは大腸の造影検査をしました。大腸の検査は肛門から造影剤を入れて患者をいろいろな体位にして撮影します。技師のCさんは「絶対落ちないから安心してください。」と言っていたけど、患者さんを仰向けにベットにくくりつけてベット逆さまにしていたので驚きました。伏臥位の撮影はこうしてとっていたんだなと思いました。午前中にKさんが「バリウムっておいしいんですか??」と聞いたので、胃の造影に使うバリウムを飲ませてもらいました。 バリウムはバニラみたいな香りがし、粉っぽい感じだったけどよく冷えていて悪くないなといった感じでした。 (うそ!と思う人はぜひ飲んでみてください。おすすめします)でも、ほんの少ししか飲まなかったけど、口の中は真っ白になってしまいました。普通の患者さんは300mlくらい飲むのだそうです。 |
| 5月 23日(火) 晴れ 血管造影 その4 | |
初夏らしい暖かい日でした。今日は血管造影最後の日でした。1人目の患者は第1腰椎に腫瘍があり、その手術をする前にその腫瘍の周りに流れている血管をふさいで手術の時出血をしないようにする治療をしていました。この前は血栓を溶かす治療だったと思えば、今日は逆に血管をつまらせる治療でした。血管をつまらせる薬は技師のIさんが乳鉢で手作りをしていました。2人目の患者はHCC(肝癌)で肝臓に抗がん剤を直接注入するためにはカテーテルを入れなければならないけど、毎回カテーテルを入れるのは大変だから体の中にカテーテルをいれたままにする手術をしました。カテーテルは手首→鎖骨下動脈→下行大動脈→腹腔動脈→総肝動脈を通して肝臓まで送ります。 血管造影は一人の患者に対しての時間が長いので大変でした。 患者がいない時に血管造影に使う機械を見せてもらいました。防護服も着させてもらいました(説明をするのに少しX線を出したから)。結構重かったです。 |
| 5月 18日(木) 曇り 血管造影 その3 | |
今日は昨日腕の手術をした人が血管に血栓が出来てしまいそれを取り除くところをみました。大腿動脈からカテーテルを入れ、大動脈を逆流しながら大動脈弓の鎖骨下動脈から腕の動脈まで送り、血栓のある位置を探しました。造影剤をいれて血栓を探すと、尺骨動脈に血栓がありました。早速、血栓を溶かす薬を入れましたが、血栓が他の所に流れて他の所がつまってしまいました。もう一回血栓を溶かす薬をいれ、何度もそれを繰り返しました。 血栓がなくなるところは見れませんでしたが、根気のいる作業だなと思いました。 技師さんは「充実感はあるけど、すごく疲れる・・」と言ってました。昨日も「夜の9:00まで検査をしていた」と愚痴をこぼしていました。技師のIさんの話によると血栓を溶かす薬が効くのは血栓ができたばかりのものだけだそうです。この前、亡くなった小渕首相の場合も同じような治療をしたそうですが、もう少し早く治療をしていれば助かったかもしれないそうです。 |
| 5月 17日(水) 曇り 血管造影 その2 | |
今日の午前中は技師さんたちが忙しくそうで、ほとんど説明をしてもらう暇がありませんでした。それで、ずっと血管造影の様子を見ていました。大腿動脈からカテーテルを入れ、大動脈を逆流しながら、心臓までカテーテルを送り、左室や冠動脈の造影をするのが主でした。午後からPTCA(経皮経管的冠動脈形成術)の説明を聞きました。カテーテルの挿入法にはセルディンガー法がよく使われているそうです(放射線画像技術学p152参照)。バルーンによってうまく血管が広がらなかった場合は、ステント(血管の内部につける金属のメッシュみたいなもの)を用いて血管を広げるそうです。 造影に用いるガイドワイヤーやカテーテルはかなり高価だと聞いて驚きました。 しかもガイドワイヤーやカテーテルは使いすてらしいので1回の検査にいくらかかるんだろう??と思ってしまいました。実際にガイドワイヤーやカテーテル、バルーン、ステントを見せてもらいましたが、すごく細いけど丈夫そうでした。今日は頭部の血管造影も見れてよかったです。 |
| 5月 16日(火) 晴れ 血管造影 | |
今日から部局が変わって血管造影の部局になりました。最初に、循環器と他の造影は違う装置を使うけど、それはなぜか聞かれました。答えは循環器は他の器官にくらべて動きが速く、動くものをボケないようにとるためには撮影時間を短くする必要があるからだそうです。10時頃、早速患者さんが来て心カテーテルの手術をした後の術後経過を見る検査をしました。LV(左心室)にカテーテルを入れ、左心室の収縮率を調べたり、冠動脈にカテーテルを入れて冠動脈の造影をしたりしました。 冠動脈がきれいに造影されていてすごいなと思いました。 午後からは患者がいなかったので、ずっと話を聞いていました。イメージインテンシファイアの構造についてやX線テレビジョンについて、撮像管のしくみなどいろいろ教えてもらいました。ビジコン管のしくみについては習ったはずなのにすっかり忘れていて、話を聞いてから「あー、それなら習った!」と言ってしまいました。 |
| 5月 15日(月) 曇り FLAIR(フレアー) | |
今日は卒業研究の日だったけど、全然進展がなかったです。でも、O君にこの日記が臨床実習の予習になっていいと言われたのでうれしかったです。特に書く事がないんだけど、 せっかくだから先週の木曜日のS先生の講義でならったFLAIR(フレアー)のことを書こうと思います。 FLAIRとは fluid attenuated IR の略で、水の信号を抑制したIR法という意味です。水に隣接した病変の検出に用いられます。脳のMRIに広く用いられ、脳梗塞などの「存在」診断に有用です。T2強調画像においては、皮質の梗塞は脳脊髄液に邪魔されて見にくいのですが、FLAIRでは脳脊髄液の信号が抑制されているため明瞭に描出されます。太陽のまわりにあるコロナは、いつもは太陽が明るすぎて見えないけど、太陽が月に隠される皆既日食のときには見えるのと同じ理屈です。 |
| 5月 11日(木) 晴れ 胸部撮影 | |
今日の午前中は頭頚部撮影でした。上顎のパノラマ撮影を初めて見ました。めったにしない検査で、見れてラッキーだったらしいです。あまりにしない検査だから、フィルムにカビが生えていたこともあったとか・・。撮影法は口の中に細い棒のようなX線発生装置を入れ、口を閉じます。そのあと患者さんの顔にフィルムを押さえてもらいながら撮影します。午後からは胸部撮影に行きました。主にポジショニングについて教えてもらいました。 1.患者を少し前傾にして(その方が患者が樂だそうです)、撮影台に向かって立ってもらう。 2.胸壁と両方の肩をカセッテに密着させ、肩の力を抜いてもらう。 3.手は腰の上に置き、肘を前に回転させる。 4.カセッテ上部を第7頚椎(隆椎)にあわせる。 5.脊椎が照射野の中心にあるか確かめる。 以上が主なポイントです。細かいことを言えばもっと気をつけることがあるみたいです。何回かポジショニングに挑戦してみたけど、「うまくいったね」と言われたのは1回だけ。体が傾いていたり中心からずれていたりいろいろ失敗しました。ポジショニングの確認はただ見るだけではなく、しっかり患者さんに触って確認するように注意されました。 |
| 5月 10日(水) 晴れ ポータブル撮影 その2 | |
今日は午前中にT先生の実験がありました。頭部撮影6種(正面、側面、タウン法、ウオーターズ法、ステンバース法)をファントムを使い撮影しました。僕はウオーターズ法でした。ウオーターズ法は副鼻腔(前頭洞、上顎洞、蝶形骨洞、 篩骨洞)を撮影するもので、カセッテとOMラインが45°になるように傾けます。午後からは臨床実習で、今日はポータブル撮影に行きました。今日は僕がポータブルX線発生装置を運びました。 動かすのが意外と難しく、病室でY先生をひきそうになりました。 そこに先生の足があるとは思わなかったのです・・すいません。入り口でドアにぶつけるし散々でした。時間が余ったので、頭頚部撮影のポジショニングの練習をしました。人体の撮影はファントムを使ったものとは全然違っていて難しかったです。Y・K君とT・K君をモデルにして正面、タウン法、ウオーターズ法の練習をしてみました。がんばってポジショニングをしてY先生に見せたら、「何を見てたの?」と笑われました。明日は名誉挽回!?できるようにがんばりたいです。 |
| 5月 9日(火) 晴れ 頭頚部撮影 その2 | |
今日は頭頚部撮影でした。先週はイメージングプレートを機械に入れるだけの作業だけをしてあとは見ていたけど、今日は患者さんが来たらカルテをみてID番号を入力したり、撮影部位・方法からカセッテの大きさを判断したり、管電圧・管電流・撮影時間の設定などに挑戦しました。イメージングプレートなので撮影条件にそんなに気をつけなくてもいいみたいですが、頚部なら70kV、200mA、0.10sなどいろいろ撮影条件を覚えました。早く仕事を覚えようとがんばってますがなかなか物覚えが悪くて大変です。それに今日は大変な失敗をしました。 田中さんと呼んだはずなのに田端さんが撮影室に入ってきたのです。 撮影前に気がついてホッとしましたが、今度から十分注意しようと思います。今日は頭頚部以外にオルソパントモグラフィー(全歯列を断層撮影の原理で撮影する方法)、造影CT、腹部撮影、膝部撮影、椎骨撮影といろいろ見てきました。「Y先生はなんでもできるんですね」と言ったら、「いやいや、ただ雑用に使われているだけだよ」と謙遜してました。 |
| 5月 2日(火) 雨 頭頚部撮影 | |
| 今日から頭頚部撮影の実習でした。まず、頭蓋骨の模型を見ながら頭蓋骨15種(前頭骨、後頭骨、側頭骨、頭頂骨、蝶形骨、鼻骨、鋤骨、涙骨、下鼻甲介、上顎骨、頬骨、口蓋骨、下顎骨、舌骨、篩骨)の位置を確認しました。金沢大学付属病院にはカセッテとX線管が平行な状態で一緒に動く便利な機械があり、患者さんはじっと座っているだけでいいみたいです。それでも、頭部の撮影はいろいろな角度から撮影しないといけないのでポジショニングが難しそうでしたが、 技師のYさんはまさに職人芸のように上手にポジショニングをしていました。 午後からは一般撮影室に行き、主に腹部撮影をしました。腹部の立位撮影と臥位撮影の写真の特徴を教えてもらいました。立位撮影では重力により横隔膜や内臓が下の方に下がったり、腸管ガスの見え方に違いがあるそうです。腹部の撮影では横隔膜を上にあげるために患者さんに息をはいてから息を止めてもらうのですが、胸部撮影の時と間違えて息をすってしまう人もいるそうです。それで、しっかり息をはいたか確認してからX線を出すように注意しているそうです。 |