| マイクロチップの装着について |
| 当院において、2001年6月にマイクロチップの装着を始めて、数年が経ちました。当初は、迷子札代わりという認識しかされていませんでしたが、最近では世界各国で犬猫の入国の際には、義務されてきています。 日本でも、2004年11月6日施行に新しい検疫制度が、導入されました。 新しい検疫制度に少し触れておきます。 一般的には、日本から持ち出された後、海外で一定期間(2年以内)を過ごして連れて帰る犬、猫について、マイクロチップの装着、狂犬病ワクチンの注射並びにその抗体検査等を日本にいる間に予め行っていくことで、再入国の検疫が非常に簡単になります(12時間以内の検疫)。 持ち出された国において、同様の処置・検査を実施し、最大180日以上の待機(持ち出された国での滞在)が確認されれば、同様の検疫方法で簡単に入国できますが、海外でそういう処置・検査を実施することは、なかなか難しいことと思います。 そのような処置・検査がなされていない犬・猫は、180日間の係留期間を経て、日本への入国が許可されます。テレビ報道では、その費用は最大180日間の係留に必要な費用は、約40万円となり、その費用のすべてが飼い主さんの負担になるそうです。 狂犬病の清浄国のからの入国は、マイクロチップの装着がされていて、必要な入国のための書類が揃っていれば、12時間以内の入国が可能となります。 このことから、新しい検疫制度では、マイクロチップの重要性がさらに増してきました。 詳しくは、農林水産省動物検疫所ホームページ を参考にしてください。 ★マイクロチップってこんなもの 当院では、現在、共立商会販売の米国AVID社のマイクロチップUを使用しています。以前は、潟}ルピーライフテックで販売している、デストロン社の「ライフチップ」を使用していました。 国際規格(ISO11784、ISO11785)のマイクロチップです。 下の画像は、以前使用していた「ライフチップ」のものです。 ![]() 挿入器(インジェクター)は、下の画像のとおりです。 基本構造は、同じです。 ![]() 左側がパックです。バーコードの上の数字がID No.となります。頭の3桁が国番号、そしてその下の12桁が個体の管理番号となります。 そして、このパックの中に、右のインジェクターが入ってます。このインジェクターのニードルの先に、マイクロチップが入っていて、針(外套)を刺し、芯(内套)を押し出すことにより、マイクロチップが押し出され、挿入されるわけです。 挿入部位は、頸部背側正中です。 こんなチップが入ってます。 ![]() 上の写真は、TEST CHIPです。 これをマイクロチップリーダーで読みとるわけです。 ![]() これが、リーダーです。 ★使用した感想 現在まで、80頭近くに実施しましたが、針の挿入時に若干の痛みはあるものの、その後は特に痛がることもなく、違和感を訴えることもないようです。簡単に挿入できました。 ★料金 一部の動物病院では、一生に1回のことだからとか、検疫で制度化されたことをいいことに、犬猫同伴の渡航者の多くが希望する為、膨大な料金を請求するところもあると聞きます。 当院では、以前のちょっと立派な迷子札というスタンスを維持し続けて、 2,630円 で、実施致しています。 この中には、登録施設(AIPO)への登録手数料は入っていませんので、挿入した際にAIPOへの登録用紙もお渡ししますので、後日郵便局にて別途1,000円AIPOへ振り込んで頂き、その領収書と登録用紙をAIPOへお送り頂ければ、登録完了です。 ※AIPOとは、このマイクロチップにあるIDナンバーを管理する団体で、そこに飼い主さんの情報も登録されます。ですから、マイクロチップ入れただけでは、情報は管理できず、迷子の動物の飼い主さんは見つかりません。必ず、AIPOへの登録をお願いします。 多くの方にマイクロチップへの理解をして頂き、迷子の際にも役立ちますし、何時起こるかわからない災害時に愛犬・愛猫と離れ離れになる可能性もあります。その際に、マイクロチップが挿入されていれば、再会できる可能性は高まります。 絶対必要なものではありませんが、頭の隅にでも入れておいて頂ければ、幸いです。 ★一言・・・ よくこんな勘違いをしている飼い主さんがいらっしゃいます。 マイクロチップには、GPS機能が付いていて、いなくなった動物の所在地がピンポイントで判る・・・なんてことはないですから。 あと、このマイクロチップ自体に飼い主さん情報が入る訳ではありません。あくまでも、12桁のIDナンバーが入力されているだけです。ですから、前述のAIPOへの登録なしに、迷子の動物達の所有者検索はあり得ません。よろしくお願いします。 |
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