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 コラムPart3           ⇒コラムPart1 (逓信”耀”へ連載)

”へえ〜そうなんだ”といった驚きや、”なるほど・そうか!”といった気づきが得られるようなコラムを掲載。⇒⇒現在はブログに引き継いでます。


●松茸になれないシイタケ

松茸が安く食べられたら最高だ。 人口栽培松茸はこの願いをかなえてくれそうなものであった。人口栽培はできないといわれてきた松茸であるが、2003年5月に販売された時は、価格も国産松茸の2割くらいのこともあり、あっという間に売り切れになった。

この人口栽培は特許取得されたもので、広島の会社が発明者から権利を取得して生産・販売したものだが、農林水産省の調査によるとシイタケとの鑑定結果。出荷停止をやむなくされた。

工業製品のように特許の構成要素がしっかりしていれば、それなりの機能が読めるものと違って、今回のような有機物の特許は後々問題が出てきそうだ。

見た目や味、香りが似ていても、生物学的に完全でないと分類上はじかれてしまう。今回も柄の形状がシイタケに合致しているとか、菌糸にシイタケ特有の突起があるとかで、シイタケとの鑑定になった。 しかし消費者にとっての松茸とは何ぞやを問うと、ブランドは松茸ではないが、松茸同様のものが安く食べられたらそれでも良いかなと思う。こだわりのある人も多いとは思うが、選択肢が増えるのはいいことだ。(2005/9/23)
  

●成層圏の利用価値

日本人の発想はすごいのだと思わせてくれるものがある。成層圏利用の発想である。

現在は成層圏についての調査も進み、飛行船を浮かせて通信基地にする 構想がある。これは、高度20km付近の比較的気流が安定しているところを利用するものである。しかし、これとは逆にジェット気流をうまく利用したものがあった。

第二次世界大戦の時に、水素気球の風船爆弾をこの気流を使ってアメリカ本土に飛ばしたのだ。6000個飛ばして300個近くが到達したようである。世界ではジェット気流の存在はまだ知られていなかった状況で、これは凄い秘策だ!

この気球は、和紙をコンニャクのりで何枚も貼り合わせたものを利用したそうだ。これにより水素ガスを通さない密封状態がつくられたのである。物不足時代ならではのこのアイデアも凄い。(2005/8/15)
  

●星空にもデジタルの流れ?

7月7日は七夕であったが、どうもこの日は雨や曇りのことが多い感じだ。 1年に1度のデートを邪魔されないため?それとも邪魔しないといった宇宙の配慮なのだろうか?

この天候に関係なく見られるのが、プラネタリウムである。小学校の課外授業に利用されることが多いようだが、カップルの入場も目立っている。

このロマンチックな感じを、さらに高めてくれるプラネタリウムが開発され、私達の身近になりそうだ。それはデジタルのフルカラープラネタリウムである。恒星の色調も再現され、オーロラや他の映像も投影できる。

これはミノルタプラネタリウムによる開発であるが、近くにできたら、貴方は誰と行きますか? (2005/7/13)
  

●停電!頼りになるのは人力

2003年、東京電力の原子力発電17基が全面停止により、その夏は首都圏での停電の可能性が指摘された。1ヶ月半後に2基が再稼動でき最終的に停電は免れた。今年の夏の暑さが気になるが、それと共に節電への対応をしっかり考えたい。

あわや停電という騒ぎで周りを見てみると、不安なものが一杯見える。冷蔵庫、エアコン、風呂、湯沸し器、テレビ、インターネット、すべてが電気で起動だ。 熱帯夜には頼りは水風呂だけ?しかしこの水道も停電では頼りにならない。

ハイテク製品で生活は便利になってきたが、有事のさいは無力だ。エコ発電による売電は、ハイテク時代に必然的に合っているのかも知れない。

フィットネスクラブも会員の運動エネルギーで発電して売電すれば、会費も安くできそうだ。無駄に捨てられている周りのエネルギーに注意を向けると、アイデアの種がイッパイ見つかりそうだ。(2005/6/7)
  

●個性って素晴らしい!

”へなちょこ”って知ってるだろうか。”へなちょこ野郎”がわかりやすいかも知れない。未熟者といった意味に使われる言葉だ。

この語源はへな土から作ったお猪口に由来しているそうだ。このお猪口にお酒を注ぐと、土の隙間からお酒が漏れて役に立たない。 そこでこのような役に立たない、未熟者といたものに使われるようになった。しかし、同じような性質を持つものでも、使い方によって優れたものになるものがある。

"高規格舗装"がその代表だろう。一見普通の道路であるが、騒音も少なく、雨が降るとさらに威力を発揮するのである。水はけが非常に良い舗装なのだ。

舗装部分だけを取り出した実験では、上から水を注ぐとざるのように水が下にこぼれてきていた。これらはスリップ事故防止にその効果が期待されており、高速道路では、路肩に"高規格舗装"の標識を見る機会も増えると思う。

この"性質"を人間の"性格"に置き換えると面白い。短所も見方、使い方によっては長所になるということだ。人間に役立たずなどいないということさ!皆に個性があり、その個性は素晴らしい使い道があるということだよ!(2005/5/21)
  

●ビジネスの進化論

進化論で有名なダーウィンは、将来に渡って生き延びる生物について述べている。

それは最も強い生物でなければ、最も知的な生物でもない。変化に柔軟に対応できるものが生き延びる。というものだ。

これは経済活動についてもいえる。構造改革や企業合併、提携といった経営戦略も、経済の変化に柔軟に対応しようとする結果であり、これからますます活発になりそうだ。

京セラにアメーバー経営というものがある。その目的は「マーケットに直結した部門別採算制度の確立」「経営者意識を持つ人材の育成」「経営理念をベースとした全員参加の経営の実現」というものだ。これは結果的には、ビジネス環境の変化に柔軟に対応できる組織が出来るということだろう。

このようなことを考えていると、大きな流れには風見鶏的振る舞いが必要なのかも知れない。そしてそれには、敏感に時代の流れを捉える感覚が重要だ!(2005/5/3)
  

●主婦のアイデアの源泉

馬用のオムツが考案された。布と革で出来た馬のお尻部分を覆うオムツである。尻尾を通す穴が開いており、馬糞は袋の部分に溜まる仕組みになっている。

これはメキシコ人の主婦の発明である。ある時、浜辺で遊んでいた自分の娘に湿疹が出来てしまった。医師に相談すると、砂に馬糞が混ざっていたための感染ではとの話であった。そして娘が安心して遊べるにはとの思いから、このアイデアが生まれたのだ。

観光客による浜辺での乗馬の人気が高まったこともあり、この糞害は日に日に重要な問題になっている。観光省担当の州議員は、このオムツの装着を義務付けたいと動き出したとのことである。主婦の発明が社会的に大きな動きを起こしている。

日本でも主婦の発明に”地下鉄乗り換えマップ”がある。夏の暑い日、ベビーカーに乗せて地下鉄を乗り換えているうちに、子供がぐったりしてしまったのを見て考えた。何両目に乗ると次の乗換えが便利かがわかる地下鉄マップである。

また、ランドセルにつける防犯ブザーが咄嗟の時に使えるようにと、背負いベルトの胸の部分に取り付けられる”ブザーつりつり”も生まれている。主婦の愛情が大きなアイデアを生み出すのは万国共通といえそうだ。(2005/4/7)
  

●アイデア同時多発の法則

アイデアが浮かんだら、試作だ特許出願だと先を急ぎたいところであるが、ちょっと待って欲しい。まずは先行技術調査をしっかりやりたいところだ。それには特許庁のデータベースからの先願特許検索も重要であるが、既に商品化されているものも多々あるので、こちらの調査も急ぎたい。

関連商品を扱っている専門店や量販店へ出かけることをおすすめしたい。特に東急ハンズのような、同じカテゴリーでの品数を多く揃えているところが便利である。

直ぐに試作をしたくなるのだが、時間と費用をかけて試作した結果、同じような商品をお店で見つけることが良くある。

これは、商品化になったと同じアイデアを自分も出せたということで、大きな自信につなげれば良いのであるが、その前の入れ込みが大きいとショックも倍化することが多い。かといってこの調査に時間をかけていては、相手に同じような特許を出願されてしまう危険もある。敏速に進めたいところだ。

形態共鳴という現象がある。同じような発明が、世界同時発生的に現れる現象だ。ライト兄弟が有人飛行機を発明したのは有名だが、日本初の飛行機発明家である二宮忠八もこれに前後して、優れた構造のものを発明している。

またエジソンとベルは電話機の発明競争をしていたが、同時にヨーロッパでも同じような実験が進んでいた。この現象はルパート・シェルドレイク博士が、1980年の『生命のニューサイエンス』という著書で提唱している。

偶然では片付けられない不思議な力が働いている感じであり、発明家には、感性と共に敏速な行動力も必要といえる。(2005/3/20)
  

●常識を破る力

カマス理論というものを見て考えさせられることがあった。カマスとは尖った形の海水魚である。

真中に透明の仕切りを設けた水槽の片側にカマスを何匹か入れて、もう片側に餌を入れると、当然カマスは餌をめがけて仕切りにぶつかっていく。しかしそれを繰り返していると、餌を入れても見向きもしなくなる。これは真中の仕切りをとっても同じであったそうだ。

これと似たようなもので、インドの象の話もある。子象のころから木につながれて飼育されると、大きくなって小さな杭につないだだけでも逃げないそうである。

これらは、組織の中に当てはめると考えさせられることが多い。そしてそれはアイデア発想についてもしかりである。

それは常識という仕切り板が、新しい行動や発想に大きな壁になっているということである。常に疑問を持ちいろいろな方向から探って見ると、壁はなくなっている場合があるのだ。

上の水槽に、新しいカマスを一匹入れるとどうなるか。常識の壁のない新鮮なカマスは、当然餌に向かって泳いでいき食べものにありつくことができる。そして他のカマスも初めて気づくのである、壁などないと。(2005/3/3)
  

●ワクワクする水平思考商品

新商品が発表された時、水平思考的発想のアイデアに出会うとワクワクさせられてしまう。

デジタルカメラの光学ズームは、通常カメラ本体の前方に突き出す形でレンズが動くのであるが、プリズムを使ってズームレンズをカメラ本体の垂直方向に持ってきた、ミノルタ「ディマージュXt」 の発想がそのいい例である。これにより胸ポケットに入る薄型化を実現している。

水平思考とは1970年代に流行った言葉であるが、その内容はこれからの世紀に通用するものといえる。 これはエドワード・デボノ博士が唱えたものである。

垂直思考は問題点に対して、正面から深く掘り下げていくものであり、一人よがりになったり、壁にぶち当たると問題解決が出来なくなったりするが、水平思考は既成の枠を取り払い、多くの視点や多角的発想で考えることで、新しい解決策を見出すものだ。

課題解決に行き詰まった時には、一息入れてまったく別な方向で考えて見るのもいいのでは。(2005/2/15)
  

●落としても割れないタマゴ

買い物の途中誤ってタマゴを床に!当然割れるのだが中に2〜3個助かるものが出てくる。弱いイメージのタマゴであるが、不思議な現象だ。

この割れないタマゴの現象についてイギリスで実験をした話を聞いた。高い所からタマゴをどんどん落としていき、エスカレートしてヘリコプターや戦闘機といったものから落としたといったものだ。

結果はというと、やはり全部割れるわけではなく助かるタマゴが出てきたそうだ。しかし100%割れる場所がある。水面の上に落下させた場合である。意外に感じると思うが、水面の場合は体積変化が出来ず圧力を吸収できないそうだ。

これとは別に、タマゴの割れない新素材が商品化されている。シリコンゲルの衝撃吸収材料で18mの高さからタマゴを落下させても割れないという実験データもある。

これは衝撃を吸収してタマゴの体積変化をさせないものであり、先のイギリスの事例とは逆の試みである。このような逆転の動きは発想の方向性を考えるのに面白い内容だ。(2005/1/21)
  

●個性にもサイクルが?

20年ほど前に出版された本が目に入り、拾い読みしていたら、"これからは個性と創造力の時代だ!"といった文章が飛び込んできた。現在盛んに言われていることと同じである。

このような文章は以前、徳川時代の頃の書物でも見た記憶がある。個性や創造力が要求される時代がたびたび出現するようだ。確かに20年くらい前は大量生産の時代で、体育会系のチームワークが大切と唱えられていたような感はある。

これにはファッションと同じようにサイクルがあるのかもしれない。 新しい生活が社会に浸透し昇華かれるとそれが日常化され、また新らたな個性と創造力が要求されるようなサイクルが生まれる。

ただ、繰り返しのサイクルではなく、今までのサイクルを昇華してステップアップしていくサイクルである。個性や創造にも今ままで以上の飛躍が必要といえる。 (2005/1/7)
  

●空気と戦う新幹線のデザイン

旅行や出張で新幹線を利用している人は多いと思うが、トンネルの多さには感心させられる。その点フランスのTGVなどはうらやましい。殆ど地平線の見える大陸を直線で結べるのだから。

日本のトンネルの多さは、新幹線の車両のデザインに大きな影響を与えているようだ。 その代表が「のぞみ」のアヒルのくちばし先端である。これは単に空気抵抗を減らしてスピードを上げるためではないようだ。車両がトンネルに突入すると空気の逃げ場が無いため、出口では大きな衝撃音が発生する。

これを尖った流線形で解決しようとすると、客席内が狭く客席数が減少してしまうのである。 そこで客席数を確保し、突入時の空気をくちばしの脇から逃がすようにしたのが「のぞみ」のデザインになっている。これにより現在の乗り心地が確保されている。 (2004/12/20)
  

●坐禅でダイエット?

坐禅の時の呼吸法による胃の動きは、上下に伸縮する形となり、ジョギング などの動きと同じそうだ。

精神の癒しと共にダイエット効果も期待できる とあって、最近女性の坐禅への関心も高まってきている様子。

セロトニン神経というのがあるそうだ。これは脳幹のほぼ中心に位置し、 元気の神経といわれ、これにより伝達されるセロトニンの充足・不足が、 精神状態に大きく影響を与えるそうである。

坐禅の呼吸法がこのセロトニン神経を活性化するとの仮説も出ており、精神の 安定と悟りへの関与も研究されてきている。

ファミコンによる息をつめる姿勢は、セロトニンを不足させ神経を弱らせる ようで、最近の切れやすい子供との関係も指摘されており心配なところである。

これからのコンピューター社会において、重要な研究テーマといえるのではないだろうか。(2004/12/11)
  

●幸福感の温度差

以前の英科学誌「ニュー・サイエンティスト」に、アンケートによる面白い調査結果がでている。

これによると国別の幸せの感じ方の違いがわかる。

幸せを感じる要因は、米国では「個人的な成功」「自己表現」「誇り」や「自信」といったものであり、日本では「家族の期待にこたえる」「社会的責任を果たす」「協力」「人付き合い」などであり、個人主体か周りを意識するかの違いがでている。

幸福感を得ている国民の割合が大きいのはナイジェリアを筆頭にメキシコ、 ベネズエラと続き、幸福感が低いのはロシア、アルメニア、ルーマニアで あり、幸福感は中南米が高く、東欧で低いといった感じだ。

同誌の分析によると「平均所得が高いほど物欲が増大し、幸福感を抑える 要因になっている」ということである。人間の浴には止めがないといった ところだろうか。

この辺は考えさせられてしまう。

便利さ快適さを追求して商品開発や新しいサービスを提供していても、幸福 感につながらない。豊かにはなっているのだが物欲が勝るということか。

ということは、どの生活レベルでも幸福は得られるということだ。

貴方の幸福のキーワードは何ですか?(2004/12/11)
  

●世界が評価日本の匠

日本の匠は凄い!パリのファッション界でモデルの化粧に使われている化粧筆 であるが、殆どが日本のもののようだ。

それだけでなく世界的に輸出され大きなシェアをとっているようである。 これには熊野筆の技術が使われている。書道用毛筆や画筆で伝統工芸品と なっているものだ。

穂首の材料には動物の毛を使っているが、小刀で毛の性質を読み取り穂先を 揃えるには、長年の経験と勘がものをいい、筆司の技が生きている。

毛先を切ることなく揃えるため化粧筆としてもソフトな仕上がりであり、 これにより肌に柔らかくなじみ、化粧ののりが良いそうである。

東京蒲田の町工場の技術が、NASAや半導体の製造に必要とされていることは多 くのニュースで有名であるが、化粧といったソフトな部分でも、日本の技術が 世界的に活躍していることは嬉しい感じである。(2004/12/10)
 

⇒コラムPart1


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