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世の中には数多くの自主映画が制作されているが、監督本人が気付いているいないに関わらず、「観客を無視した」作品も多数見受けられる。
そんな作品を観させられた観客は堪らないわけで、それに警鐘を鳴らす意味で、私が体験したイヤイヤな映画を挙げてみる。イヤイヤ指数も付けておいたので、そちらも参考にしていただければ幸いだ。
なお、自分の作品は棚に上げていることは付け加えておく。
1、自殺したくなるほど長い イヤイヤ度★★★★☆
人が死にたくなる、というのはよっぽどのことだが、私はそのよっぽどを自主映画の上映会場で感じたことがある。
自主映画で長編という響きは、観る者を恐れさせるものだが、2時間を越え、なおかつそれがクズの王様みたいな作品だと苦行に等しい。過去に私は全編2時間半という地獄の青春8ミリ映画を見させられたことがある。そのつまらなさは言語を絶し、そこに座っている1分1秒が発狂寸前の苦痛であり、そんなとき「今なら死ねる」と思ったものである。
2、すぐ心中する イヤイヤ度★☆☆☆☆
ある映画祭に参加したとき、10本ある上映作品のうち半数もの作品でヒロインが死ぬ
もしくは死にたがるというものがあった。なかには5分の短編で、まさかこんな短いうちに死んだりはしないだろうな、と思っていたら男女二人が手を繋ぎながら最初に口にしたセリフが「一緒に死のっか」だったりした。
まあ、別にいいのだが、ホントに死にたいやつはこんな映画は絶対撮らないものだ。
3、男優も女優も中途半端にブサイク
イヤイヤ度★★☆☆☆
この中途半端さがイタイ。これが目も当てられないほどのブサイクさなら、それはそれで楽しめるものだが、取り立てて批判するほどでも賞賛するほどでもない(特に恋愛映画)の場合、とにかく退屈であること請け合いである。そして、こういう自主映画は実際に星の数より多く確認されている。
4、天使が唐突に舞い降りるラブストーリーである
イヤイヤ度★☆☆☆☆
男の妄想が詰まったコミケチックな設定が寒さを通り越して武者震いを起こさせる。
「キミはだれだ?」「わたし?わたしは天使。ここはどこ?」などという会話があったら、もう完璧である。しかもその天使がブサイクであったりしたら、七転八倒七転び八起きとしかいいようがない。
5、夢オチである イヤイヤ度★★★☆☆
作品を観るだけでクタクタなのに、そのエンディングで夢オチを宣言されると、疲れを通
り越して泣きたくなる。 頼むから、夢は寝て観るか、自分だけで楽しんでもらって他人を巻き込まないで欲しいものだ。
6、どう考えても監督がモーオタである
イヤイヤ度☆☆☆☆☆
・・・ え?別にイヤじゃないっす。。
7、上映会場が臭い イヤイヤ度★★★☆☆
テキトーな会場を借りて上映会を行った場合、謎の異臭がする会場に遭遇したりする。自主映画のように1回しか上映を行わない作品など、この臭いがすべてを印象付けることにもなりかねない。本編とは関係ないはずなのに、「なんか、あの作品、臭かったね」という感想でまとめられる可能性もある。
8、サブリミナルでコカコーラの画像が差し込まれているが、
バレバレである イヤイヤ度★★☆☆☆
自主のレベルで普通に加工が可能な映像は30分の1コマ/秒なので、これだと人間の目で確認できてしまう。なんの実験だか分からないが、とりあえずその会場でコカコーラは意地でも飲みたくなくなる。
9、これみよがしに男の陰部が露出する イヤイヤ度★★★★☆
自主映画だから商業映画でやれないことをやるという心意気は分かるが、それが「男の股間をモザイクなしで露出する」ということでしか表現できない想像力の欠落した人間が世の中には存在する。可哀相としかいいようがない。観るもの(特に女性)にとってこれほど不愉快なことはないのが分かっていないのだ。こんな作品も監督も役者も早くどっかへ行ってもらいたい。
そして、何を隠そうナニを隠そう、私がその一人なのである。
10、文句なく面白い イヤイヤ度★★★★★
これはイヤだ!!こんな作品があったら自信を喪失して二度と映画を撮りたくなくなるではないかっ!こんな作品があったら、その才能に傷つかないように無視して生きていくしかない!!イヤだっ!!!
おしまい
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