書・絵画の部屋       

  子殷(しいん)は、彝族(いぞく)の山水画家である。彝族というのは、四川省・雲南省の山岳地帯に住む少数民族の一つで、独自の言語と文字を有する素朴な農耕民族であり、子殷はその彝族を代表する画家である。
  子殷の絵は水墨画という点では伝統画だといえるが、その描く山や川は、いわゆる中国山水画に見られる山や川ではない。子殷の描くのは、他の中国山水画家が全く描く事のない、雲南省大理の奥地にある金沙江上流の山や川、古底郷五里村という彝族の村、子殷の故郷の自然である。
  その絵は雄渾素朴、時に中国山水画の伝統にとらわれずに大胆にのびのびと躍動し、抽象画を思わせる山や川を描いたりする。そこには、その故郷があたたかく息づいており、子殷の故郷の山や川によせる愛情が、見る者の目をとらえてはなさない。

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迸山
1991年冬
幽山谷深
1991年
金沙永恆
1991年11月16日
彝山新村
1995年

雲峰新春
1987

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帰郷
1990年

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山寨春暁
1989年


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雲南賓川
1991年

 
山谷恋春図
1992年
 
彝山烟雨
1993年9月
今日雲嶺
1988年
春暖彝山
1991年
暁霞浴彝山
1991年

金沙水暖
1993年
牧帰
1991年12月
雲泉
1991年
無題
1991年
飛瀑迎春
1992年元月
秋恋
1995年