私の英語学習法(試行錯誤)

はじめに

 現在、科学者や技術者にとって英語能力は必要不可欠になってきている。ところが、日本の英語教育は文法と英文和訳が中心で、それだけでは英語を使って何かをする能力はつかない。そこで、ここでは私が使える英語力をつけるために行ってきたこと(試行錯誤)を紹介していきたいと思う。私の英語能力はそんなに高くはないので、逆に皆様の参考になるかなと感じている。


目的意識

 ただ漠然と英語を勉強としようとしても、私を含めて普通の人は長続きしない。従って、どのような目的で英語を勉強するのかを設定する必要がある。そこで、私は以下のように英語学習の目的を定めた。

客観基準

 他人に自分の英語能力を知らせるためには、何かしらの客観基準が必要となる。現在、日本の会社では一般にTOEICが英語能力の尺度として用いられている。そこで、私もTOEICを自分の英語能力の客観基準として用いることにした。


英語学校

 英語力をつける一番早い方法は、良い英語学校に行くことだと思う。ただ、英語学校に行くことは、金銭的負担や時間的負担になる。また、自分の英語力や興味にあったクラスでないと長続きしない。

 私は、二年前から一年間、YMCAの土曜短期集中セミナーに通った。これは、土曜日に朝から夕方まで、特定のテーマについて、リーディング、ヒアリング、ディスカッション、ロールプレイの順でこなすものである。このクラスは、テーマや教材に趣向が凝らしてあって、楽しく通うことができた。英語力については、特に話すことに対する障壁が小さくなった気がする。


テレビ

ニュース

 英語のニュースであったら、NHKBS1が外国のニュースがたくさん放送されている。ABC、CNN(アメリカ版)、BBC(英国版)等を見ることができる。聞き取りやすいのは、香港やシンガポールのニュースであった。私の知り合いはPBS(アメリカのNHKに当たる放送局)ジム・レーラアワーが良いと言っていたが、私は好きではなかった。

 私が一番好きなニュースはCBSイブニングニュースである。これはTBSの深夜に放送されている。ただ、時間が遅いのと、日によって放送開始時間がまちまちなのが欠点である。

 CSやケーブルテレビではCNNを見ることができる。実家に帰ったとき見ていたのだが、同じニュースを何回も流すので飽きる。

 日本のニュースにも、副音声で英語吹き替えがあるものが見られるが、映像と音声が合っていなかったりして、聞きづらい。私が一番良いと思ったのは、NHKBS1で深夜零時に放送されていたJapan Up Dateという番組であった。これは日本のニュースを英語で放送しているもので、内容もおもしろかった。ところが、4月の番組改編で、この番組はなくなってしまった。

スポーツ

 私はNFLが好きなので、NHKBS1で見ていた。また、大リーグもBS1でよく見ていた。スポーツ用語は特殊なのが多いので、何かしらの本や雑誌で知識をつけて見ると良いと思う。

 NFLに関してはCSのGAORAで毎日放送している。ただ、一週遅れなのが欠点である。

 CSのSports-iではESPN(アメリカのスポーツ専門チャンネル)のニュースやスポーツ中継が見れる。

ドキュメント、ノンフィクション

 これは、NHKBS1で色々放送している。興味と時間が合えば、見ていた。内容的にはBBCが作ったものが一番しっかりしていると思った。

 TBSでもCBSのドキュメント番組を放送している。ただ、現地の放送からやたら時間が経っているのが欠点である。


ラジオ

 ラジオはFENを時々聞いていた。音楽中心なので、漠然と聞いても英語力がつくとは思わない。ただ、夕方7時から放送していたNPR(アメリカの公営ラジオ局)のAll Things Consideredは詳細なニュース番組であり、聞き取りも難しくないので良いと思った。NPR Morning Editionも似たような番組であるが、朝4時から放送しているのでなかなか聞くことはできない。

 短波放送だとVOAが良いらしいが、聞いたことがないので評価できない。

 FMではインターFMがはやっているが、私は好きではなかった。


新聞、雑誌

 新聞に関してはどれが良いのかわからない。試行錯誤をこれからはじめたいと思う。

 雑誌はTIMEやNEWSWEEKを購読したことがあるが、どれも読まなくなってしまった。特に、TIMEは読みにくく、お勧めはできない。


NHK英語講座

 NHKでは様々な英語講座をテレビ、ラジオで放送している。普通の人はこの講座は長続きしない。私も続いたためしがなかった。

 私が一番良いと思った講座はラジオの「やさしいビジネス英語」である。「やさしい」と銘打ってあるが、ちっともやさしくない。ただ、扱っている内容が素晴らしく、これを真面目に聞いているとビジネス英語だけでなく、ビジネスに関する知識もつくと思われる。


教材

 お勧めなのは、NHK出版の「NHKビジネス英語を学ぼう」である。これは、過去に放送された「やさしいビジネス英語」をまとめたものである。まず、テープを何回か聴いて、わからないところをテキストで確認する形が良いと思う。

 英語教材に関してはアルクが多数の物を出版している。使ったのは、ニュースフラッシュ(FEN、VOA)、インタビューフラッシュ(経済、科学)、我が社の日本戦略である。我が社の日本戦略は、英語の勉強のみならず、ビジネス的な興味も満たすので、お勧めである。


科学技術英語

 これは一番勉強するのが難しいものである。読む力は、英語の論文をたくさん読めばそれなりにつくのであるが、聴く力、話す力はつかない。また、教材も少なく、自分の分野に関連するものを見つけるのは至難の業である。

 聴く力をつける方法としては、自分の研究に関連する論文をネイティブスピーカーにテープに吹き込んでもらって、それを何回も聴くことがある。何本かの論文について聴いていくと、科学用語の発音などがわかってくる。

 書く力をつけるために私が行った方法は、英語論文を書き写すことであった。論文英語の書き方をまねようとしたわけである。ただ、すぐに英語力はつく物ではない。私は実際に論文を書いたら、業者に英語のチェックをしてもらうことにしている。


最後に

 私の英語に関する試行錯誤を書いてきたが、この試行錯誤は今後も続くと思う。今後に関しても適時発表していきたいと思う。

 皆様の英語勉強法、良かったと思った教材、英語学校等や、ご意見ご感想をお待ちしていますので、メールを下さると幸いに存じます。

メール:hashi@wa2.so-net.ne.jp

英語学習日記

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