Copyright (C) 2003-2011 << 信号処理 ランダム・ウォーク >>



 スペクトログラム( 声紋 音紋 )をボイス・トレーニングに利用する際のグラフの読み方を例として挙げておきます。



母音の雑音感

 雑音感の有無は、

に表れるようです。



横縞のコントラストが良い例(「え」の「e」)





横縞のコントラストが悪い例(「れ」の「e」)



 雑音の出易さは、 母音の種類 発声の長短 子音との組み合わせ 、によって異なりました。

 単独で母音を発声した場合は、 短い発声の場合ですと「口を大きく開けて」「はっきり」などと意識してしばらく声を出していれば雑音感は減っていくようでした 。長く発声する場合は雑音が出易くなるのですが、 上のしばらく発声してみるというレベルでは改善されないようです 。長く発声する場合は、発声中に「口の開き方」や「舌の位置」を変化させることはないので、これらの上手い下手は発音に関係しません。もっと喉の奥の方で何かがうまく働いていないのでしょう。

 子音の一部( 「な行」 「ま行」 「ら行」 「は行」 などの高周波成分が制限されてフォルマントが生じるタイプ)と 母音のそれぞれ には、発音するのに必要な「口の開け方」と「舌の位置」があります。子音と母音の組み合わせによっては素早く口と舌を動かさなければならないので、上のコントラストが悪い例(rとeの組み合わせ)はおそらく「口の開き方」か「舌の動き」が間に合っていないのでしょう。多くのボイス・トレーニングでいろいろと「舌の動かし方」の説明がされていますが、私にはそれらの訓練が必要なようです。



母音の「張り」

 母音の声としての「張り」は、

に表れるようです。



フォルマントの数が4の場合(「あ」の「a」)





フォルマントの数が3の場合(「ら」の「a」)



 フォルマントの数が 4の場合の「a」 3の場合の「a」 を交互に聴き比べてみると、4の場合の「a」の方があきらかに声に「張り」があるのが判ります。子音と組み合わせた時に(「r」と「a」)母音のフォルマントの数が減ってしまっているので、改善するとしたら少なくとも単独の「a」と同じくフォルマントの数が4になるようにするというのがあると思います。

 他に「あ」(単独の母音)の場合にフォルマントの数を5以上にできるかという問題もありますが、これは自分の身体的な特徴や発声の基本に関ることのように思えますので今の私には簡単でない気がします。

 ちなみに音声認識の分野ではフォルマントの数は2か3で十分なようです。上の場合にもフォルマントの数は4と3の両方で声の「張り」は違っても「a」はやはり「a」に聴こえます。



子音の周波数特性

  調べています



ここに示したスペクトログラム( 声紋 音紋 )は「わぶメモ(WavMemo)」で得られたものです。

Copyright (C) 2003-2011 << 信号処理 ランダム・ウォーク >>