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藤本一郎の「つれづれなるままに」 2000 10月〜 2001 3月 |
森さん、将来の国民と、民主主義のために、この不信任否決を最大限生かして!
政治家や行政機関は、かつて起こったことに対し、ほぼ全く責任を取らない。
今、有明海の海苔産業が壊滅的打撃を受け、干拓するために閉じた水門を再び開放することが決まったらしい。
ある政治家は、かかる決定をしたことがいかにもすごいことをしたかのような態度を取るが、そもそも有用性が疑問視されていたのにかかる干拓事業を進めたのは誰だったのか。今中止して、漁業関係者に国が補償ないし無利子貸付等をすればそれで良いと思ってるのか。政治家個人の責任はどう取るのか。
選挙で責任を取らせるのが本筋であることはよく分かっている。しかし、次善の策として、政治家個人にも、そのような責任を認めた方がいいのではないだろうか。そうすれば、首相や大臣の椅子の重さが、今みたいに軽くなることもなくなると思うのだが。
さて、いよいよ21世紀がやってきました。子供の頃、21世紀なんて遠い未来だと思っていたのに、あっさりやって来てしまったという感じです。
これから生まれてくる人とかは「ノストラダムスの大予言」とか知らずに生きていくんやろうなあ、と思うと、ちょっと悲しい??
今年ですが、修習9月にある「2回試験」に落ちなければ、10月より弁護士となります。
就職する事務所は、大阪の某有力事務所なのですが、事件の種類も多いし、とても忙しい所です。体力が持つのか、心配ですが、しかしまず数年は、自分の力を高めるために頑張ってみたいと思っています。
抱負の1つにもなると思いますが、弁護士登録に伴い、この「藤本大学」内に、「バーチャル藤本法律事務所」を設置しようかな、とも考えています。
実際事件を受任するまで至るかどうかは分かりませんが、(1)少額の問題なら悩んでいる人が自分で(弁護士を使わずに)法的措置を採る準備ができるような情報を(多少なりとも)無料で提供し、(2)個人での解決が難しい事件については、弁護士を付けて争った方が良いかどうかのアドバイス(勝ち目が0か、20か、50か、80か、99なのか・・・)程度を、低額で提供できれば良いな、と思っています。
私生活面では、そろそろ新しい彼女を・・・なんて(笑)。
その前に、就職先が大阪の淀屋橋なので、引っ越しを考えないといけません。誰か、広くて安い(高くても良いから修習生である9月までは家賃が安いとか・・・)物件を教えて下さい!!
・・・今年も色々ありそうですが、どうか藤本大学及び藤本一郎を宜しくお願いします!!
まず、アメリカの民主主義が、極めて古い制度に依拠しているんだな、という点には、素直に驚いた。
投票は戦前の機械を使っている、手作業による開票が複数日かかってしまう、こういうのは日本では考えられないことだ。
私も参議院選挙の開票作業を手伝ったことがあるが、人海戦術で数時間のうちに開票を終えてしまう。数え間違いもほとんどない。手書きというのは意思がはっきり読みとれるので、意外といいのだろうか。マークシートにすれば良いとおもっていたが、アメリカの「えくぼ」が出来てしまう制度よりは余程良いというのがよく分かった。
大統領を間接的に選出するのもなんか変。ゴア氏の方が総得票数は多いのに、負けるなんて。
次に思ったのは、判事が高度に政治的な事項に政治が関与するのは、やはりまずいな、ということだ。
かつて憲法を勉強した当初は、日本の憲法判断が「高度に政治的」という理由で、重要な政治問題を含む裁判で、判断が回避されてきたのは、なんとも納得いかないものであった。
しかし、今回、民主党支持者の多いフロリダ州最高裁がゴア氏寄りの判決を下し、共和党支持者の多い連邦最高裁がブッシュ氏寄りの判決を下すということを繰り返してきたのに象徴されるように、司法府で、政治判断を下すのは、司法に対する信頼そのものが崩れてしまいかねないのが、よく分かった。
もう一言、やはり判事の選出方法が政府に依拠しているのは怖いな、とも思った。米国では最高裁の判事がブッシュ政権により更に保守化することが予想されるし、米国の憲法訴訟を見ていると、ニューディール以後、政府によって左右に行ったり来たりしているのは明らかだ。今回の判決からもその辺を感じざるを得ない。
この点は日本もよく考えなければいけない。日本の最高裁判事は内閣の指名であり、政治色は一定程度は回避できない。もう少し多様な人材が交じる努力が必要だし、万が一今回の米国のようなことがあった場合に、日本だって混乱が生じる恐れがある。
ところで、日本だって、今回のような選挙の争いを想定して「当選訴訟」という類型を法は設けている。もっとも、「一票の格差」にしか使われない傾向にあるが・・・。それは日本の開票システムが優れているからか、それとも政治がそこまでドラマティックではないからか???
つぶやきでした。
あ、弁護修習についても一言。
破産管財で売ってる服、スカート、なかなか良いですよー。
第2段セール、買いに来て下さいねー。
さて、今日は偉そうなことは書かずに、開始10日を迎える弁護修習の一面を紹介しようかな、と思っています。
<10月17日>
この日は午前中は自己破産の申立。いやー真面目な俺と同じ年の青年が◎コムや×富士によって△00万の借金を背負うことになるんだから、大変だ。
そうそう、自己破産は、ギャンブルとか、余りに高価な買い物をしていた人は適用厳しいから、誰でも金なくなったら自己破産、という訳にはいかないので注意です!
その後起案。とりあえず訴状をこの日のうちに完成させるぞー。
当番弁護弁護(注1)の日だったので連絡を待つと、午後ファックスが。
罪名は覚せい剤取締法違反(使用)。罪名と30代後半という年齢から、余罪の存在の予感が。
裁判所の勾留質問の前に最初の接見。ここでは、大量の被疑者を代用監獄→検察庁→裁判所と連れていく関係から、あまり時間は取れなかった。
予想は当たり、余罪がありそう。この日は弁護人選任に至らず、結局もう1回面会することだけを約して事務所に戻る。
起案の残りをやって、早めに事務所を出る。夜は京都で事務所訪問だったが・・・。
<10月18日> この日の午前中は内容証明郵便(注2)の起案。
午後は境界確定訴訟(注3)の現場検証。「検証」というけど民事事件です。どっちの言い分が正しいか、裁判官に説明して現場を診て貰おうというもの。
天王寺から少し離れたところで、裁判官1名、書記官2名、裁判修習の修習生4名、原告側弁護士2名、被告側弁護士1名、被告側修習生1名(俺)、測量士多数、という人が、側溝やら店の前やらをのぞきこんでいたので、中間テストがあって早く帰る女子高生に不可思議な眼差しで見られていた。
その後警察署へ。昨日の当番弁護の被疑者から呼ばれたからだ。
被疑者は正式にうちの先生に弁護の依頼をした。
余罪の問題、家事事件の問題、前科との関係から実刑100%の事案であること等、問題は山積。
「これじゃあ、先生、俺の3ヶ月の修習の間に裁判が実質的には始まりませんよ」
「大丈夫藤本君、国選もとってきたから」
ああ、弁護士会から午前中電話あったなあ・・・。事務所に戻って起訴状を読んでみる。ひったくり窃盗の事案のようだった。
あれこれやるうちに6時過ぎになり、帰宅。
さて、簡単に弁護修習のうちの2日間を説明したところで、事務所と注の説明を。
その前に私が修習に行ってる弁護士事務所は1人の弁護士さん(45歳)と3人の事務員さんで構成されてる事務所で、とっても良いところです。
で、注ですが・・・。
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