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分割銘柄の建玉の持ち越し



株式の分割があった場合、
権利日をまたいで建玉を持ち越すとどうなるか、皆さんご存知ですか?

知らない方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?

私も最初は全く知らなかったのですが、
何も知らずに分割銘柄の建て玉を持ち越すと
とんでもないことになる事もあるようです。

どうやら「権利処理価格」というものが存在するらしく、
これがどうも一筋縄では行きそうに無いのです。

分割後には権利処理というものが行われ、権利処理価格が決定されます。
その権利処理価格によって分割後の建単価が変わってくるのです。

権利処理後の建単価は下記のとおりです。
分割後の建単価 = 分割前の建単価 − 権利処理価格

これはどういうことでしょうか?
例として2分割された株について考えて見ましょう。
ちなみに権利付き最終日の値段は100円として考えます。

分割前に100円で買い建てており、権利処理価格が40円だった場合

分割後の建単価 = 100 − 40 = 60

分割前に100円で買い建てており、権利処理価格が60円だった場合

分割後の建単価 = 100 − 60 = 40

分割後の実際の株価は「50円」です
ですので、分割前に100円で買い建てていても、
権利処理価格が60円であった場合、10円の損。
権利処理価格が40円であった場合、10円の利益を得るという事です。
売り建てていた場合は逆になります。

権利処理価格が60円であった場合、10円の利益。

権利処理価格が40円であった場合、10円の損になるのです。

この権利処理価格ですが、場合によっては とんでもない価格になる事もあるようです。

2005年9月25日に4分割したHOYA(7741)、
権利付き最終日の株価が14800円だったのですが、
権利処理価格はなんと7800円になってしまいました。

これを計算式に当てはめると以下のようになります。

分割後の建単価 = 14800 − 7800 = 7000

つまり、買い方も売り方も7000円で玉を建てていた事になってしまいます。

分割後の実際の株価は、14800/4=3700円 ですので、9月27日の時点で、
買い方は3300円の損、売り方は3300円の利益を出したという事になります。

損も利益もおよそ2倍です。

通常は実際の値段と数パーセント剥離する程度らしいのですが、
これほどの違いが出てしまうこともあるのです。

調べてみたところ、実際の値段と権利処理価格がこれほど剥離するのは
売りが買いを上回っていた場合のみのようです。

こういった例もあるので、分割予定のある銘柄を売買する場合には
十分に気をつけたほうが良いでしょう。


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