特別企画

 ガンダムエクシア製作日記(組み立て編)

 イキナリですが、コレがFGエクシアをただ組み立てただけの状態(素組みという)。塗装前なので「仮組み」になりましたが。当初この企画をやるつもりでも無かったので、タッチゲート方式なのをいいことにニッパーも使わず手でブチブチともぎ取って組みました。

 コレに付属のシールを貼って完成なのですが、正直それでも色分けができてないので全身塗装でカンペキに再現しようというのがこの企画。

 ここでは塗装に入る前の組み立て方や、プラ用接着剤を使った合わせ目の落し方等を紹介します。

パーツを切り出す

 肩のパーツを手でもぎ取っただけの状態。上にも書いた「タッチゲート方式」というのは、低年齢層向けキット用に最近できた、ニッパーを使わずにパーツがキレイに切り離せる仕様のこと。写真のように結構キレイに切り離せますが、肩の先端辺りに白くチョコンと切り離した跡が残ってます。これが「ゲート跡」。











 ゲート跡をデザインナイフで切り落とした状態。さっきよりもキレイになりました。パーツ自体をニッパーで切り出していたなら始めからもっとキレイに切り出せたのですが。

 せっかくなので普通のプラモデルのパーツの切り出し方も紹介。むしろこっちが主流です。

 まずパーツ周りの枠のようなものが「ランナー」。パーツとランナーを繋ぐ細い部分が「ゲート」。












 ニッパーを使って、ゲートを少し残して切り出す。









 そこからデザインナイフで余分なゲートを切り落とす(別にパーツが巨大化してるワケではないのでスよ?)。パーツまでえぐってしまわない様に少しずつ削っていくとキレイに仕上がります。指を切らないように、刃の前に指を出さないように。痛いですよ(過去にザックリとやった)。

 準備編で書いた2000円近くする高級品なら直接コレに近い状態でキレイに切り出せますが、パーツにかかる負担が大きく、小さいパーツは最悪の場合ゲート付近が白くなったり変形したりするらしいので要注意。やった事ないけど。

パーツの接着

 貼り合わせる部分に接着剤をたっぷりと塗ります。片方塗った後にもう片方を塗り、さらにもう一回同じように塗ります。つまり少し間を置いて2回塗ります。










 そして貼り合わせます。当然接着剤がはみ出ますが、むしろはみ出させるのが目的です(写真はちょっとやりすぎたカモ)。このまま数日、もしくは1週間ほど放置します。
 表面自体は1日で乾きますが、中まで完全に硬化しているわけではないので焦って次へ進まないように。気長に待ちましょう。










 組んでみたはいいけど手を放すと隙間が開く!って時には写真のように洗濯バサミで常に押さえておきましょう。身の回りの物も色々と利用できちゃいます。

 接着の前に仮組み(試しに一度組んでみる)をしておくと完成後の形状が分かったりして次の作業がやりやすくなります(ワタシはイキナリ接着に入っちゃう事が多いですが)。
 その場合ははめ込みピンを少し切って短くしたりしておくと組んだ後バラしやすくなります。当然切り過ぎると組みにくくなって後が大変ですが。

 で、写真は腿の部分。右側を見ますと、合わせ目が表に出るのは下のちょっとした部分だけになるというのがお分かりになるかと。上の合わせ目が目立たない部分は合わせ目を消す必要が無いので接着剤は塗らなくてもOKというワケです。仮組みをすると事前にこういう事が分かるので後がラク。


 そもそもこのキットは接着剤無しで組める「スナップフィット」なので塗ってない部分があっても問題ナシ。接着剤は「合わせ目を消す為の物」と認識しちゃってもいいぐらいですこういう場合は。

ヒマなのでディテールアップなんぞやってみる

 接着の間、ゲームやったりして時間潰すのもいいですが、キットにちょいと手を加えてよりカッコよくしてみようかと。人それを「ディテールアップ」と言う。この辺は「やりたい人だけがやる」といったレベル。

 コレはガンダムのツノ。安全の為に後ろにブロック状の物が付いてますが、本来こんな物は付いて無いし、気になるので切り落としちゃいます。後ろに付いているので目立たないと思いますが、意外と前からでも見えたり。









 ニッパーでバチンと切り落として前から見た状態。カンタンでこれだけでも充分見栄えがよくなりましたがさらにダメ押し。













 正面から見て右の部分だけヤスリで削ってツンツンにしてみました。こういうのはシャープであればあるほどカッコイイのです。当然左も同じように。

 剣も同様の事をしました。

 腰の後ろ。ここは本来ビームサーベルが付いている部分で、キットのようになっていません。黒く塗った部分が余計な部分なのでナイフで切り落とす事に。











 ヤベっ、ちょっと切り過ぎた。正直後ろで目立たないのでやらなくてもよかったカモ。危ないし。

 指にもちょっと手を加えてみました。左が加工前、右が加工後。より指っぽく見えるようにデザインナイフで彫刻しました。

 ディテールアップではありませんが、接着前にやっておきたい事もありましたのでここで紹介。

 ガンダムの頭部を組んだ状態。顔が奥まった部分にあってこのままだと非常に塗りにくいです。








 こういう時は組む前に先に塗っちゃうのが青田流。組んだ後でも取り外しができるように加工する「後ハメ加工」なんてのもありますが、失敗が怖いというヘタレな理由からいつもこう。というかガンダム系はもともとあんま作んないし。

 黒や赤の部分を面相筆で慎重に塗った後、白を全体に塗ります(塗装に関しては後ほど)。目の緑は付属のシールを目の形に添って切り出したもの。光が当たるとキラッと光ってイイカンジ。

合わせ目を消す(表面処理)

 色々とやってる内に充分乾燥したのでいよいよ接着面をペーパーで削って合わせ目を落す作業に。ついでにパーティングライン(プラを型に流した時にできる、型と型の合わさった部分の余計な線)も消したり、塗装前の下準備として全身も一通りペーパーをかけておく。正直めっさめんどい。

 まず始めに平らな面をキレイに削るためにこんな物を用意。何か平らな物(シャープペンシルの芯のケースや消しゴム)にペーパーを貼り付けたり、細かい部分や奥まった部分を削るためにプラ棒やランナーを削りだした物にペーパーを貼り付けたりした物。
 時に道具すら自分で作り出すのもモデラーなのです。

 イキナリですが左が処理前、右が処理後。スンマセン、白だとすんごい分かりづらいですね。

 やり方としてはまず先にはみ出た部分をデザインナイフで大雑把に削った後に、上のペーパーで削って平らにしていきます。爪でなぞってみて引っかかるような事がなければしっかりと消えている証拠です。

 奥まった部分(このキットで言うと足首や肩の上の部分)は上の写真右の細いヤツで。また、ナイフではどうしても切れない部分は彫刻刀の平刀があるとラクに削れます。


 あとついでにパーティングライン(手首のが結構目立つ)も同様に削って消します。

 とはいえ全ての合わせ目をイッパツで消すのはプロでも至難の技。シロウトの我々ならなおさらの事。

 手でもぎ取った部分が凹んでたり、接着が不十分で隙間ができていたので瞬間接着剤で埋めて硬化後に削って平らにしました。写真で分かりやすいように、「準備編」で紹介した黒い瞬間接着剤で。
 本来はラッカーパテを使うのが定番なのですが、瞬着の方が硬化が早くてお手軽。ただし硬くて削りにくいのが難点。


 あとは全身をペーパーがけすれば塗装前の作業は完了です。ちなみに全身のペーパーがけは、合わせ目やパーティングラインを消した時にできるペーパーがけの跡と周りの部分の差を無くしたり、塗料の乗りをよくする為に行います。今回合わせ目部分等は400番でやったので、この作業はこれより目の細かい800番でやりました。

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