河原のジプシーと2footer

Landscape Story 3

2フィート(610mm)ゲージの持つイメージは砂利採集とゆったりとした河川の風景でしょうか。成瀬の映画「あにいもうと」のシーンもその背景にあります。 210×920の細長いベースに、浦辺粂子の母さんが下着一枚で店番をしているイメージの商店を配置し、土手上の併用軌道と貧弱な木橋、あとは、ただただ河原が広がります。
 
ちなみに「あにいもうと#は、成瀬巳喜男の50年代の傑作群の中でも特に異彩を放っている作品で、母親が浦辺粂子、父親が山本礼三郎、長男森雅之、長女京マチ子、次女久我美子と濃いめのキャスティングです。
 
さて、足元の引き締まったといえば聞こえは良いのですが、少々不安定な単端が貧弱な木橋を渡っていきます。
スケールは1/87、ゲージはzゲージの6.5mmを採用しました。正確には7mmなのですが、既製の車輪やポイントのことなど考えると・・・それ以前に先達、長者丸さんのグルグルパイクの影響も大なのですが。

河原のジプシーとは臼井茂信さん命名です、仮設的なイメージをもったネーミングに惹かれます。
土手上の併用軌道には給水樽を設け、河原の桟橋に設置(予定)のポンプ小屋から水を汲み上げます。
メンテナンス用の階段は土手上と河原をつなぐ視覚的なアクセントです。

和製ドコービルといわれている機関車は、とうまさんのガレージキットを改軌改造したモノです。1:36のナローとしては高いギャ比でスローが効きます。詳細はこちらをご覧ください。

乾いた河原には、ディーゼル化されたドラグラインとトラクターが彩り(!?)を添えます。
砂利採集線の青い機関車とナベトロは前述の長者丸さんの作品です。
自動往復運転ができるようにギャップを切ってあり、クダンのドコービルが流れてしまったのはご愛敬。




このセクションは、2005,10月に開催された軽便鉄道模型祭のコンテスト,風景部門で賞をいただきました、
ありがとうございました。



ARARAGI / 2005