ショートトラック読んで字のごとく、通常のスピードスケートよりも短いトラックで行われる競技です。使用するリンクは、フィギュアスケートやアイスホッケーと同じ規格で、トラック一周の距離は112.12m。これを4.5周すれば500mになるわけです。
ひとつのレースは、通常4人で行われます(1500mは6人)。タイムではなく着順で順位が決まるため、スピードよりはむしろ駆け引きが重要な要素となります。距離にもよりますが、最初からトップに立つと風を受けて体力を消耗してしまうので、後方につけておいて最後に追い抜いてスパート…というのが勝ちパターンでしょうか。ただ、あまりうしろの位置からだと全員を抜いていくことは難しいので、ラスト勝負になる前にはある程度上にいることが必要です。また、各選手が接近してレースを行うため、接触や転倒が非常に多く、故意でなくても「相手を妨害した」として失格になるのはよくあることです。
男子は中国、女子は韓国が強く、これは器用なアジア人向けの競技だからでしょうか。ただし、日本はこの2国から大きく引き離されているのですが…。アジア以外では、アメリカ、カナダの北米勢が強国です。

 kyu1.gif種目別のルールとみどころ

500m 基本的には、4人で走って上位2人が次のラウンドへ進出…というパターンで、決勝まで進めていきます。ただ、決勝へ進めなくてもメダルの可能性は残しているのが、この競技のおもしろいところ。決勝進出者の4人のうち、失格者や途中棄権する選手がいたりすると、5〜8位順位決定戦の上位から繰り上がって銅メダル獲得…ということもありえます。
距離が短いこの種目では、スタートダッシュも重要になります。すぐゴールしてしまうだけに、あまり後方につけると、抜いていくのも大変だからです。また、男子ではスタートでトップに立ち、そのままラストまで突っ走るようなレースも見られます。
1000m 1000m以上になると、やはり駆け引きが重要です。レース途中でいかに有利な位置どりをして、最後のスパートにつなげていくか…などがポイントになります。いい位置をキープするのにも、テクニックが必要です。インコースが少しでもあけば、うしろからスッと抜かれてしまうので、前をうかがうだけでなく後方の選手への目配り(?)もしなければなりません。ほんのわずかな隙間をついて前に出る技術は、すごいものがありますね。
1500m 1000mからは500m増えただけですが、印象はかなり違います。距離が長いぶん、いっそう駆け引きの要素が強くなっているのではないでしょうか。
また、1レース6人で行われるところも、500や1000とは異なるところです。6人のうち、各組上位2〜3人が、次のラウンドへ駒を進めることになります。
5000mリレー(男子)
3000mリレー(女子)
1チームは4人の選手が小刻みにリレーしながら、5000または3000mを走ります。1レースは4チームで行われます。
この種目は、見慣れないとどの選手が走っているのかよくわからないほど、混沌とした感じで進みます。なぜなら、1人の選手が何m走るかも、走る順番も全然決まっていなくて、どこでだれにリレーしてもいいからです。また、次の走者はコースの内側を走りながら、途中でコースに入って前の走者から引き継ぐため、コースの内と外で何人もの選手がぐるぐる回っていて、よけいわからなくなってしまいます。
リレーするときは、コースに入ってきた次の選手の腰を押すようにするのですが、そのたびに順位もコロコロ変わって、本当にめまぐるしいという言葉がぴったりな種目です。なお、最終走者だけは、最後の2周はリレーなしで走らなければならないことが決められています。
日本のメダル獲得の可能性があるのが、この種目の女子です。男子は、残念ながら出場権がありません。
※このページは4年前に更新したものです。最新のルールには対応していませんので、参考程度にお考えください。

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