アルペンスキー「アルペン」とは「アルプスの」という意味だそうで、斜面を滑り降りるスキー競技のことをいいます。
コースにはいくつもの旗門があって、必ずそこを通過しなければならないわけですが、どの選手もタイムを少しでも縮めるために、ギリギリのコースをとってつっこんできます。よって、非常にコースアウト(途中棄権)が多いのが特徴。まれに死亡事故も見られるほど、危険な競技です。
強いのは、競技名のとおりアルプス地方の国々、あとは北欧諸国や北米でしょうか。日本勢への注目度はそれほど高いとはいえませんが、実は日本が冬季大会で初めてメダルを獲得したのがこの競技。1956年のコルティナダンペッツォ大会・回転で、猪谷千春選手が銀メダルに輝いており、現在でも回転、大回転の「スラローム系」と呼ばれる種目が、日本では最も期待されています。

 kyu1.gif種目別のルールとみどころ

滑 降 アルペンといえば、滑降を思い浮かべる人が多いのでは? 全種目中、最もスピード感にあふれた種目です。
滑走順の詳しい決め方は省きますが、強い選手はすべて、1〜30番の間に滑ります。上位30人が滑り終わると、次に出てくるのは下のランクの選手ばかり。つまり、30番目の選手が滑り終わった時点で、金メダリストがほぼ決まることになります。
自然の中で行うので、天候に左右されることも多いのですが、特にこの種目は1回だけの滑走で決まってしまうため、勝つには運も味方につける必要がありそうです。
回 転 読んで字のごとく、回転(ターン)しながら滑り降りてくる種目です。細かいターンの繰り返しなので、滑降よりも技術力が要求されます。ゆえに、「器用」といわれる日本人向きなのでしょうか。比較的、この種目で好成績をあげる選手が多いようで、バンクーバーのアルペン代表も回転の選手で占められています。
種目の特性上、最初に滑るほうがコースの荒れが少ないため、強い選手が先に滑ることになっています。各レベルの選手ごとに抽選が行われるので、強い選手から順番どおりに…というわけではないのですが、基本的に最初の15人あたりが強豪だと思ってもらえればいいんじゃないでしょうか。
なお、滑降とは違い、この種目は2回の合計タイムで争われます。2回目に進出できるのは、1回目の上位30人のみ(ただし、五輪では1回目にゴールできた選手は、すべて2回目に進めるようですね)。1回目30位の選手から滑っていって、最後に滑るのはトップの選手。必然的に、前に滑った選手より速い合計タイムが要求されるわけで、見ているとけっこうハラハラドキドキさせられます。
大回転 こちらも読んで字のごとく。回転が細かいターンなら、大回転は大きなターンを繰り返しながら滑り降りていきます。2回滑るところも回転と同じなので、オリンピックでしか見ることがない、という方なら、「回転の大きく曲がるヤツ」と考えておいてもらったらいいのではないでしょうか(笑)。
スーパー大回転 これは、大回転よりさらに大きく回転する競技…ではなく、どちらかというと滑降に近い種目です。正直なところ、ぱっとテレビをつけてこれが映し出されたとしても、私には滑降との区別がほとんどつきません…。滑降のスピード感に多少のターンが加わったもの、と思っていただければ、まちがいないでしょう。ただ、技術力は、いっそう高いものが要求されるようですが。
ちなみに、滑走も滑降と同じく1回のみです。
スーパー複合 アルペンの複合とは、滑降と回転の合計タイムで順位を競う種目です。オールラウンドな力が要求されるので、ほかの種目ではなかなかメダルには手が届かなくても、これだけは得意としている…という選手もいるようです。
※このページは4年前に更新したものです。最新のルールには対応していませんので、参考程度にお考えください。

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