kyu1.gifソチ五輪 結果と感想   

第17日(2月23日)
友人に誘われてスケート場へ行ってみたら、予想通り、イモの子を洗うような混雑ぶり。手すり磨きにいそしむ初心者から、何度転んでもスピンに挑戦し続ける男性、鉄製の椅子に子どもを乗せ、猛スピードで押しまくる家族連れなど、いろんな方々であふれておりました。さすが五輪直後(厳密にいうと、まだ閉会式前でしたが)。この調子で、スケートを見るだけじゃなく、やるほうもブームになってくれれば、施設の廃止にも歯止めがかかると思うんですけどねー。近くから強い選手とか、出てこないかしら(笑)。
あ、選手にはなれませんが、私も細々と滑ってます。若くない年から始めても少しは上達するもので、簡単なターンやバッククロスはできるようになりました。まあ、そこから先へが、なかなか進めないんですけど(笑)。

第16日(2月22日)
■スノーボード
・女子パラレル回転
先日のパラレル大回転で銀メダルを獲得した、竹内智香選手が出場。予選は13位で通過したものの、決勝トーナメントの1回戦で敗退し、2個目のメダル獲得はなりませんでした。1回目でツォック選手(スイス)に先着され、2回目は逆転をねらって果敢に攻めていったのですが、途中で雪に足をとられ、バランスを崩して万事休す。少し遅れ気味だったのを、並びかけてむしろ前に出ようとしていたときだっただけに、「もったいない!」と思ってしまいました。残念ですが、多少無理をしてでも攻めないと、勝ち上がれなかったのだから、竹内選手にとっても納得の結果なのでしょう。
それにしても、大回転と回転って、素人目にはそれほど違いがあるようには見えないのですが、竹内選手は大回転のほうが断然得意なんですよねー。先日はトップで予選を通過しているのに、この日は13位。しかも、今季のW杯では一度も通過したことがなかったというのですから。そういわれてみれば、滑り自体の安定感も、大回転のほうが優れているように見えたかも。決勝へ進出した選手は、2人ともすごくなめらかでしたから、やはり実力の差はあるんでしょうねー。
このままがんばって、ぜひ4年後も…と思うのですが、やはりすぐには決められないとのこと。30歳という年齢を考えると、それも仕方のないことなんでしょうね。すぐに引退はないようだから、1年1年やっていくなかで平昌が見えてくるといいんですけど。

第14日(2月20日)
前夜に続いて、またもや睡魔に負けてしまいました…。しかも、今回はフィギュアの開始直後から第2グループ終了時まで、つまり前半部分がまったく見られてないんですねー(汗)。まあ、後半2グループを見逃さなかっただけでもいいと思っておきます。毎回、五輪の終盤には体力と気力が尽きてきて、これをやらかしてしまうんですよね。ソチ五輪も、あとわずかで終わってしまうんだなあ…。

■フィギュアスケート
・女子シングルフリー
女子シングルはロシアのソトニコワ選手が、会場全体の後押しを受けて素晴らしい演技を披露。キム選手、コストナー選手を退け、金メダルに輝きました。日本の浅田選手はフリーで巻き返して6位、鈴木選手は8位、村上選手は12位でした。
SPが始まる前に、私、書きましたっけねー。金メダルの確率は、キム選手40%、リプニツカヤ選手40%、浅田選手10%、コストナー選手5%、鈴木選手3%、その他2%って…。結局「その他」のソトニコワ選手が勝ったわけで、こりゃ、もう予想なんてやめたほうがいいのかなーと、ちょっと反省してしまいました(ちょっと…ですけど・笑)。
ソトニコワ選手のことは、一応有力選手として触れてはいるんですよね。「ジャンプの確実性とスピン以外は同国のリプニツカヤ選手より上だと思うのですが、この人も崩れるときはガタガタ…って感じになります」って。だって、昨年末のグランプリファイナルとか、せっかくSPでいい位置につけたのに、フリーで見るも無惨なくらいに崩れたんですよ。それを目の前で見ていたし、これまで似たようなことが何度もあったから、まさか五輪でSPとフリーの両方を揃えられるとは思わなかったのです。
それが、今回だけは違いましたねー。3連続ジャンプの着氷だけミスがありましたけど、あとはすべてのジャンプを決めましたから。地元の大声援は、力を与えてくれるとともに、かなりのプレッシャーにもなったと思うのですが、その中でやりきったのが素晴らしいです。
ただ、あの高得点にはやはり「地元の恩恵」があったのかなー。ない、とはいい切れないでしょうね。キム選手やコストナー選手のほうが、スケートの技術は高いのだから、その分点数も高く出してほしかったです。地元の声援とか、そういう要素も含めて「五輪」だとは思うのですが、やっぱり私は「うまい」選手が好きだし、そういう選手に勝ってもらいたかったんですね。
といっても、私は別に彼女たちのファンというわけではなく、なんというか「この選手だったら勝っても文句はない!」っていうのがあるじゃないですか。3人の中では、それがキム選手とコストナー選手だったのです。もちろん、あくまで「私にとって」なので、人によってさまざまだと思いますけど。まあ、ソトニコワ選手は7トリプルのフル構成で挑んできて、つまり技術の部分で他選手を上回ったんだから、これもありなのかなーって感じです。
その点でキム選手は、3ループを抜いているのと、スピンのレベルも4で揃えられなかんだから、この結果は仕方がないんでしょうね。それに、今季の彼女は、やはりこれまでと比べてキレが足りなかった気がします。フリーで最初のポーズをとったとき、今までにないほど緊張して見えたんですが、完璧には仕上げられなかったなかで、いろんなプレッシャーも重なって、いっぱいいっぱいだったのかも…。聞くところによると、表彰式のあと(?)涙を流していたとか。国の期待を一人で背負いながらここまでやってきて、ようやくそこから開放された、安堵の涙だったのかもしれません。
コストナー選手に関しては、金を逃したという残念さより、ようやくメダルに届いた喜びのほうが大きかったです。先に書きましたけど、彼女は素晴らしいスケーティング技術をもちながら、大きな試合ほど悲惨なくらい崩れてしまって、五輪のメダルなんて絶対に無理だろうと思っていたんですね。前回大会までは。それが、この数年でメンタルを驚くほど強くして、しかも体調もここへばっちり合わせてきて、あのノーミス演技ですから…。これまで彼女の転倒を目の前で何度も見ている私には、とても感慨深いものがありました。
ただ、ソトニコワ選手と同じ3回転7回の構成でも、ソトニコワ選手は2回跳ぶのがフリップとトウループだったのに対し、コストナー選手は簡単なサルコウとトウループ。2アクセルの数もソトニコワ選手が1回多いし、やっぱり金をねらうには少しだけ足りなかったのかな。でも、一時は足の故障でトリプル3種構成にしていたこともあるだけに、よくぞここまで…と、最後はそこへ落ち着いてしまうのでした。
日本勢は、浅田選手がよく巻き返しましたねー。8トリプルに挑んですべて着氷したのは、やはり素晴らしいことだと思います。セカンドトリプルは回転不足、ルッツはエッジエラーをとられたので、スコアの上では惜しくも達成とはならなかったのですが、それは彼女の中ではさほど重要でないのかもしれませんね。なんというか「絶対に跳んでやる!」という彼女の意志が、演技全体にあふれていたように見えました。とにかく、あれほど満足した様子でこの大会を終えられてよかったと思います。
鈴木選手は足の小指を傷めているとのことで、フリーでも少しミスが出てしまいました。SPで3トウループが満足に跳べていなかったのですが、フリーでも2アクセル−3トウループが2−2になってしまいました。確かに、トウの突き方を考えると一番指にダメージがありそうで、フリーは最初からセカンドトリプルを回避した感じです。3フリップの転倒だけがもったいなかったです。
それでも、演技自体はSPと同じく最後まで美しく、心がこもっていたと思います。今さらいっても仕方のないことですが、年末の全日本では会場全体が彼女に魅せられて、熱気で満ちあふれていただけに、あれをソチの会場で再現してほしかったです。でも、一番悔しいのは彼女自身なんでしょうね。
村上選手は、直前の四大陸選手権で完璧にやりとげて優勝し、あわよくば上位も…と思ったのですが、五輪の重圧は予想以上のものがあったようです。着氷が大きく乱れた3ルッツ、抜けてしまった2ループ…。後半のジャンプも決めてはいたものの、どこかかたさが見えて、そのせいで満足な加点が得られませんでした。とてもがんばっていたとは思うのですが、彼女の一番の持ち味である勢いや元気のよさが、あまり発揮されていなかったのが残念でした。
常々、早く引退してコーチになりたいと話していた彼女ですが、来季ははたして現役を続行してくれるのでしょうか? 彼女まで引退してしまうと選手層が一気に薄くなる…という現実的な問題だけでなく、これからもっと上達していくであろう彼女を、見続けたいという思いもあります。スピードやジャンプ力には目を見張る一方で、目につく癖も多々あるので、それらの欠点を改善して、より上のステージにたどり着くところを見たいんですよね。まあ、私の勝手な願望でしかないし、すべては彼女の選択次第なのですが。
…さらっとまとめるはずだったのに、あまりに長くなりすぎました。ほかにも書きたいことはあるんですが、このへんでやめておきます。

第13日(2月19日)
深夜にフィギュア中継を見ていて、第2グループあたりで耐えがたい眠気が…。ちょうど整氷に入ったことだし、その間だけ仮眠しよう…と横になったのですが、気がついたら村上選手が演技を終えた場面に飛んでました…(汗)。ああー惜しいところで演技が見られなかった…というか、もしかしてキムヨナ選手も見逃した…? ぬかりました。やはり、目覚ましをかけておくべきでした。こういうときに自分を信じてはいけないと、私は何度学べば気が済むのでしょうか(笑)。

■フィギュアスケート
・女子シングルSP
注目の女子シングル。SPを終えて首位に立ったのは、前回女王のキムヨナ選手(韓国)。以下、2位に地元ロシアのソトニコワ選手、3位にコストナー選手(イタリア)、4位にゴールド選手(アメリカ)ときて、今大会の注目を集めたリプニツカヤ選手(ロシア)は5位。日本勢では8位の鈴木選手が最高で、15位に村上選手、16位に浅田選手という結果となりました。
結果を受けて、ある面ではすごく予想通りだったんですけど、ある面では全然違ったというか…。まあ、予想にわりと近かったのが上位勢の顔ぶれ、完全に外れてしまったのがやはり日本勢の成績ですね。うーん、まさか3人ともフリーの最終組に残れないとは…。
8位の鈴木選手は、3トウループ−3トウループのコンビネーションジャンプに失敗。回転がまったく足りずに両足で降りてきてしまい、セカンドジャンプをつけることができませんでした。それでも、急遽次の3ルッツをコンビネーションに変更し、ミスを最小限に抑えられたのはよかったと思います。スピンステップはレベル4を揃えて、ジャンプ以外でも点を稼げたし、それに何といっても滑り自体の完成度はとても高いものがありました。月並みな言い方ですが、滑りに心がこもっていたと思います。
15位の村上選手は、最初のコンビネーションジャンプはよかったし、調子はよさそうだったのですが、次の3フリップがすっぽ抜けるミス。スピンのレベルもとりこぼしがあり、点を積み上げることができませんでした。演技自体は、ジャンプミスを除けば迫力があってとてもよかったんですけどね。村上選手のこのプログラムはとても好きなので、大舞台でノーミスの演技が見られなかったのは残念でした。
そして、最大の誤算が16位にとどまった浅田選手。正直なところ、3アクセルをクリーンに決めるのは難しいと予想はしていましたが、少しの回転不足かつ両足着氷程度で収めれば、2アクセルを跳ぶより点は稼げるはずでした。でも、今回のように転倒してしまうと、2アクセルをきれいに決めるより当然点は低いし、印象も悪くなります。それでも、残りのジャンプをまとめられればよかったんですけど、続く3フリップは回転不足(アンダーローテッド)、最後の3ループ−2ループはファーストジャンプが2回転になり、コンビネーションにすることもできませんでした。ここはなんとか、セカンドジャンプをつけておくべきだったのですが…。最初の失敗が、すべての歯車を狂わせてしまった感じです。
日本の3選手には、フリーでなんとか巻き返してもらうしかないですね。メダルは難しいと思いますが、ひとつでも上をねらってほしいです。ケガをしている鈴木選手は、その状態がはっきりわかりませんが、痛みを精神力で乗り越えてもらえるよう祈るしかありません。浅田選手と村上選手は、体調自体は悪くないと思うので(浅田選手の腰痛は、最近は出ていないようなので)、重圧をいい緊張感に変えて臨んでほしいです。もう開き直るしかないと思うので。
日本勢が力を発揮できなかったのに比べて、上位3人は本当に強かった! 私は、特に3位のコストナー選手の演技に感動しました。彼女はこれまで二度五輪に出ているのですが、実力がありながら失敗続きで、満足な成績が残せていないんですよね。世界選手権も同様で、一時はトップ10からも落ちてしまったほど。それが、数年前からようやくメンタルをコントロールできるようになってきて、一昨年は世界チャンピオンに輝き、昨年はキムヨナ選手に続く2位と、安定感も身につけています。ただ、今季はここまであまり好調とはいえず、金メダル候補の一角に上げるのはためらわれていました。
それがそれが、もうSPの滑りは最高でした。持ち味のスピードは、緊張で鈍ることもなく伸びやか。しかも、特筆すべきは、ここへきてコンビネーションジャンプの難易度を上げてきたことです。ここ数年、彼女はずっと3トウループ−3トウループだったし、先日の団体戦も同じだったので、今回も当然それでくると思ってたんですよね。それは3−3としては最も簡単な組み合わせで、3ルッツ−3トウループのキム選手やリプニツカヤ選手より、基礎点で約2点も下。互角に戦うには苦しいものがあります。けれど、彼女はこの土壇場で3フリップ−3トウループに変更してきたのです。フリップはルッツに次ぐ難易度。いくら以前は跳んでいたジャンプでも、突然難しいものに変えて、あそこまで完璧に決めてくるなんて、予想できるわけがないじゃないですか! いつの間に彼女の心臓は、こんなに強くなっていたのでしょうか。
キム選手は、なんせ寝てしまって生で見られなかったもので(汗)、若干感動度は落ちてしまうのですが、録画を見直してみて、改めてその強さを思い知らされました。本人によると出来はよくなかったみたいですけど、よくなくてあれだけの演技ってどういうこと?って感じですよ。あの豪快なルッツからの3−3を、百発百中で決めてくるんですから。
ソトニコワ選手も素晴らしかったです。力のある選手なので、ある程度の位置にくることは予想できましたが、まさかここまでやるとは。ただ、ジャンプ構成がほかの2人より弱いし、スケートそのものの技術でも少し落ちるので、点数としては72点くらいかなーと思ったのですが、なんとコストナー選手を上回る高得点! まあ、出来はよかったし、地元だし、許容範囲内でしょうかね。
金メダル争いは、ほぼこの3人に絞られたといっていいでしょうねー。それだと、やはり勝つのはキム選手かなあ。ジャンプの確実性と難易度で勝りますから。コストナー選手はジャンプ構成が少し弱いし、ソトニコワ選手は崩れる可能性があるし。ただ、ソトニコワ選手に予想以上の高得点が出ているので、ジャンプをすべて決めれば逆転で勝つ可能性もあると思います。
3人に続くのが、4位のゴールド選手と5位のリプニツカヤ選手。ゴールド選手はSPですべてのジャンプを決めたし、その勢いのままフリーに臨めると、ちょっとおもしろくなるかもしれません。日の出の勢いで注目されたリプニツカヤ選手は、SPの3フリップでよもやの転倒。もしかしたらフリーで崩れるかも…とは思ったのですが、SPは順当にくると予想してました。ただ、これで吹っ切れて、フリーをいつものように滑れれば、上位選手の出来によっては彼女にメダルが転がり込むこともありえます。
日本勢にメダルの可能性がほぼなくなって、ある意味純粋に上位争いを楽しめそう…かな。本当は、もっとドキドキしながらフリーを待ちたかったんですけどねー。それがちょっと悲しいです。

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だらだらと更新しないままでいたら、あっという間に女子SPの日になってしまいました(汗)。最近は、テレビをつければ女子フィギュア。ただし、この期に及んで「浅田真央vsキムヨナ」という切り口ばかりで、画面の中の人たちは、先日の団体戦を見ていたのかと疑ってしまいます。
昨日、友人と「女子は誰が金をとるか?」という話になって、お互い確率で予想し合ったのですが、私は40%キムヨナ選手、40%リプニツカヤ選手、10%浅田選手、5%コストナー選手、3%鈴木選手、2%その他。友人は、40%リプニツカヤ選手、30%キムヨナ選手、10%浅田選手、10%コストナー選手で、残り10%はその他という答えでした(友人の数値はうろ覚えですが…)。
ここへ来て、リプニツカヤ選手のものすごい勢いに、このまま行ってしまうのではないか…という気がしてきたんですよね。ミスの少なさ、ジャンプ構成の高さ、アピール力満点のスピンに加え、自国開催という地の利。滑りなどの基礎的な技術はまだ未熟な感じがぬぐえませんが、圧倒的な要素点(技術点)が、それをも引き上げているようです。正直なところ、私は美しいスケーティングと成熟した演技の選手に勝ってほしいのですが、こればかりは希望通りにはいかないですからねー。不安があるとすれば、今季のロシア杯で思いがけず崩れてしまった…という点でしょうか。SPでは順当に首位に立ったものの、自国ゆえのプレッシャーからか、フリーで信じられないミスを連発。勝ちはしたものの、首をかしげざるをえない演技で、冷静に見える彼女も緊張することがあるんだなーと思いましたね。
キムヨナ選手は、パーフェクトに滑れれば金かと思うのですが、友人曰く「去年のキレがまだ戻ってきていないかも」。故障で遅れた分を、どれだけ取り戻せているかだと思います。戻っていれば、スピードのある助走からそのまま跳ぶジャンプは別格。フリーで質の高い3ルッツを2本、確実に決められるのが強みです。ただ、苦手の3ループを抜いている分、リプニツカヤ選手より若干基礎点が下がります。滑りという点では勝るので、それを評価する演技構成点(PCS)でどれだけ差をつけられるか…でしょうね。
浅田選手はその2人より確実性で若干劣るのがネック。3アクセルだけでなく、サルコウ、ルッツなどにも不安が残ります。スピードがもう少しあればいいのですが。ただ、3アクセルが入り、ほかのジャンプもほぼ決められれば、ジャンプ構成では抜群に高いのが強み。特にSPでは他選手が基礎点3.3の2アクセルを入れるところを、8.5点の3アクセルにできるのですから、ここで5点以上も稼げることになります。とはいえ、回転不足(アンダーローテッド)をとられると7掛け、ダウングレードされると2アクセル扱いになり、さらに出来映え点も引かれてしまうんですよね。ここは、最低でも7掛けのアンダーローテッドで切り抜けたいところ。浅田選手のSPは、アクセル以外の構成が他選手より低いので、アクセルで稼がなければ大差をつけられることにもなりかねないからです。
コストナー選手は、なんといってもスピード感あふれる美しいスケーティングが持ち味。ステップの切れ味も素晴らしく、その点で現役女子ナンバーワンなのは、多くの人が認めるところです。流れのまま跳ぶジャンプの質もキム選手と遜色ないのですが、構成がいささか低いのが難点。彼女がすべてのジャンプを決めても、ほかのトップ選手のノーミス演技には勝てないでしょう。フリーにルッツが1本も入っていないのは、やはり痛いです(←すみません! 嘘です。ちょっと前は抜いてたんですが、今はちゃんと入ってます)。それに、確実性でも若干劣りますからねー。
鈴木選手は、美しい滑り、リズム感抜群のステップが特長。のったときは観客を巻き込む演技ができるし、ジャンプも5種7トリプル構成で、すべてを決められればかなりの高得点が望めると思います。不安なのは、団体戦でいくつか回転不足をとられてしまったことと、どうやら1月にケガをしてしまったようで…。私が現役女子で一番好きな選手なので、ここはぜひがんばってほしいのですが…。
ほかに有力なのは、まずアメリカのゴールド選手、ワグナー選手かな。ゴールド選手は、若手の中でジャンプの質が最もいいんじゃないでしょうか。ただ、崩れるときはあっさり崩れるのが欠点かな。ワグナー選手は安定した美しい演技を見せてくれますが、ジャンプの回転不足が気になります。ロシアのソトニコワ選手は、ジャンプの確実性とスピン以外は同国のリプニツカヤ選手より上だと思うのですが、この人も崩れるときはガタガタ…って感じになりますね。あとはカナダのオズモンド選手とか、村上選手とか、このへんが有力どころでしょうか。
この中で私的に「穴馬」と思うのはゴールド選手ですかねー。先日、織田信成さんがテレビで「とにかくかわいい! 美しい!」と大絶賛していたのですが、確かに私もそう思います(笑)。もちろん、美しいだけじゃなくて実力もしっかりともなってますからねー。
書いてるうちに、とっくにSPが始まってました。はたしてどういう結果になりますか…?

第10日(2月16日)
そろそろ浮上して日々の感想も書きたいし、何より仕事をしないと生きていけないのです(汗)。とりあえずたまったあれこれを片づけてから、感想にかかりたいと思います。

第9日(2月15日)
前夜に続いてまたもメダル! しかも、41歳、七度目の五輪での個人初メダルです。これは絶対に生で見るつもりだったのですが、前夜までのフィギュア観戦が精神的、肉体的にかなりのダメージを与えていたらしく…。気がついたら「葛西選手おめでとう!」の報道がされてました。あんな感動の瞬間を見逃すなんて…!

第8日(2月14日)
フィギュア日本男子初の金メダルがもたらされました。徹夜で観戦し、もうろうとしつつ歓喜した方も多かったのではないでしょうか。ただ、私にとってはいろいろと精神的にきつい観戦でした。まあ、思うようにいかないのがスポーツ。どんなに実力があって、努力したとしても、結果がついてくるとは限りませんものね。だからこそ、そのなかで精一杯競技へ取り組む選手たちに、ひかれるわけなのですが。

第7日(2月13日)
前日の感想を書けないまま、フィギュアスケートの男子シングルが始まってしまいました(汗)。すみませんが、これが終わるまでは、とてもほかの競技のことを考える余裕などありません。
4年前はバンクーバーまで行きましたが、今回は自宅で観戦です。正直、現地で同じツアーの人とわいわい言いながら見るほうが、緊張しなかった気がします。でも、自宅のほうが集中できるし、何よりテレビで日本選手のことばかりやってくれるのがありがたいです(笑)。ただ、それだからテレビに釘づけになってしまうんですけどね。

第6日(2月12日)
ノルディック複合のクロスカントリーが始まるまで、カーリングの対ロシア戦でも…と軽い気持ちで見始めたら、大接戦になってどうしても途中でやめられず…(汗)。おかげで記念すべき20年ぶりのメダル獲得レースが、半分以上見られませんでした…。まあ、最後の1周は見られたし、カーリングも勝てたし、よかったんですけどね。こう見たい競技が多いと、どこにチャンネルを合わせるか迷います(笑)。

第5日(2月11日)
スノーボードかジャンプか、どっちを生で見るかちょっと悩んだけど、予選の好調さにスノーボードを選択。おかげですんごいドキドキと歓喜が味わえました! そして、1回目と2回目の間&競技終了時に、しっかりジャンプのいいところも見られました。こちらはちょっと悲しかったですけどねー。

■スノーボード
・男子ハーフパイプ
第5日にして、ようやく日本にメダルがもたらされました! しかも平野歩夢選手が銀で平岡卓選手が銅。2人の表彰台が決まった瞬間、深夜なのに思わず声を上げてしまいました(笑)。
思えば、予選から2人は好調でした。私がテレビをつけたときは、ちょうど第2組で平岡選手が滑る少し前。平野選手の名前はよく聞いていたけれど、平岡選手については「そんな選手もいるんだー」という程度でした(汗)。それが、平野選手は難易度の高い技を確実に決めていき、なんと92点台の高得点をたたき出したではありませんか! もう、うれしい驚きでしたよ。しかも、ほぼ同時にテロップで、平野選手の第1組トップ通過を知り、これはもう決勝も生で見るっきゃない!と心に決めたのでありました。
決勝の1回目は、どの選手も完璧とはいえない出来。最後から3番目に登場した平岡選手も、着地で尻もちをついて45点台に終わってしまいます。決勝となるとやっぱり力が入るんだろうなー、みんなこういう感じで終わるのかなーと思ったのですが、そんななかで次の平野選手だけは違いました。高いエアと美しい滑りを存分に見せつけ、ミスといえば着地で一度わずかにバランスを崩した程度。1人90.75という高い点数でトップに立ちます。
ただ、最後に出てくるのは、あのショーン・ホワイト選手。予選は1人だけ飛び抜けた点数で通過しています。さすがに勝てるとは思えません。半分あきらめと、そしてすごい演技への期待ももって、私はその滑りを見つめました。平野選手よりさらに高く上がるエア、そして安定感抜群の滑りで、そのまま順当にいくと思ったのです。
ところが、ホワイト選手は思いがけない着地の失敗に加え、リップにぶつかるミスもあり、わずか35.00で1回目を終えます。トップは平野選手で平岡選手は9位。平野選手がこのまま逃げ切れるとは思えませんでしたが、かなり有利な位置には変わりありません。はたしてどんな結末になるか…。私は大きな期待をもって2回目の演技を待ちました。
1人滑り、2人滑り…。しかし、ミスが続出し、満足な演技ができる選手はなかなか現れません。もしやこのままいくのでは…と思い始めたときでした。スイスのポドラドチコフ選手が、一発逆転をねらって入れた技、試合では過去に一度しか成功させたことがない大技を、見事なまでに決めてきたのです。演技後に驚喜するポドラドチコフ選手。そして表示された得点は94.75。平野選手はこの時点で2位に落ちました。まさか、ホワイト選手以外でこんな高い点を出す選手がいるとは、完全に不意打ちを食らった感じでした。
ポドラドチコフ選手がトップを守ったまま競技は進み、あとは平岡選手、平野選手、ホワイト選手を残すのみとなっていました。張り詰めた雰囲気が会場に漂います。
そして、まずは平岡選手が終盤に2回連続で大技を決め、92.25で2位に順位を上げます。最後の技は少し勢いがなく見えてひやりとさせられましたが、しっかりと着地してゴール。歓喜の表情に、本人も満足いく出来だったことがうかがえました。でも、こちらは死にそうなほどドキドキしていたのに、インタビューによると平岡選手は特に緊張していなかったとのこと。「楽しんで行こうと思った」そうですが、口では「楽しむ」と言っても、ここまでうまくやれる選手はそうそういないのではないでしょうか。
ただし、次に滑る平野選手は抜かれて、この時点で3位。最後にホワイト選手が残っていることを考えると、ひとつでも上の順位につけておきたかったでしょう。平岡選手の演技を見て難易度を上げようと思ったという平野選手。そして上げただけではなく、1回目よりさらに高い完成度でやり遂げたのです。エアはとにかく高いし、滑りの質、技の切れ、どれをとっても素晴らしいものがあります。それに、余裕をもって着地しているから、失敗する気がしないのです。表示された得点は93.50。惜しくも1位には届きませんでしたが、平野選手はここでメダルを確定させました。
残るはホワイト選手ただ1人。おそらく、ここでトップの点をたたき出すに違いないと覚悟しました。1回目のような失敗は、もうするはずがないと思ったからです。ところが、ホワイト選手は出だしこそ高さを見せつけたものの、ところどころでひやりとさせられ…。大きなミスこそなかったものの、最後まで安定感を欠いたままで終わってしまったのです。
得点が出るまでの時間は、おそらくほかの選手と大差なかったのでしょう。でも、じりじりしながら画面を見つめているこちらには、やたらと長く感じられました。待って待って、ようやく表示されたのは90.25。平岡選手をも下回る点数で、ついに日本勢2人のメダルが決まったのです。
それにしても、あれほど強くて、絶対的な存在だったホワイト選手が崩れたのは、やはりプレッシャーゆえでしょうか。普通に滑れば金は間違いないように見えても、平野選手や平岡選手、そしてもちろんトップのポドラドチコフ選手が、ホワイト選手の何かを狂わせたのかなと思いました。
これまで注目は集めながら、力の差はどうしても埋められず、メダルに届かなかった男子スノーボードハーフパイプ。ついにここまできたかと、感無量で競技を見終えたのでした。

■カーリング
・女子予選リーグ韓国×日本
試合を目前にして、小野寺佳歩選手がインフルエンザにかかっていることが判明。日本は当分の間、控え選手なしで戦うことになってしまいました。幸い、ほかの選手は大丈夫のようですが、万が一また感染者が出れば、日本はそこで棄権になってしまいます。小野寺選手が戻ってくるまで、4人で持ちこたえてくれることを願います。
そして今日の初戦。小野寺選手が出られないことの影響は、やはりあったのでしょう。日本は韓国に12−7と、思いがけない大差で敗れることになりました。
序盤からお互い点のとりあいが続き、中盤の第5エンドまでは互角の戦いだったのですが…。第6エンドで3点を奪われ、次の第7エンドで2点をとり返したものの、第8、9、10エンドを立て続けにとられて万事休す。試合はダイジェストで見ただけなのですが、ピンチに相手の石をはじき出せず、チャンスがあっても決められない…。とにかく、ねらったところに投げられていないのがわかる、もどかしいような試合展開でした。
大事なポジションを受け持つ小野寺選手が欠けて、これからも苦しい戦いが続くことになるんでしょうか。ただ、前々回のトリノで、ここというときにスーパーショットを放つ小笠原選手(当時は旧姓でしたが)が、ものすごく格好よかった(笑)だけに、またあんな活躍を見せてほしいと思うのでありました。あとは、小野寺選手の症状が軽いものであるよう祈ることにします。

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