ball2.gif フィギュアスケート

[注:前回に引き続き、長文です。しかも、前回より思い入れは、さらにパワーアップしています(笑)。なお、この間にショートプログラムの名称がオリジナルプログラムに変更されています。多少時間が長くなり、要素もひとつ増えていますが、基本的にはショートプログラムと大差ないです]

ほとんど「伊藤みどり物語」と化してしまった感のある、フィギュアスケートのコーナーですが、それも今回が最後になるでしょう。彼女にとって、アマチュア時代の集大成となるアルベールビル大会が、やってこようとしていました。
前回のカルガリーでの大活躍は、世界のフィギュア界にまさに「伊藤みどり時代」が到来することを予告するものでした。
オリンピック翌年のパリの世界選手権では、圧倒的な強さで優勝。しかも、女子では初となるトリプルアクセルも成功させるというおまけつきでした。彼女の演技につけられた技術点には6.0がいくつも並び、現地の観客や日本で応援する私たちを、熱狂の渦に巻き込んでくれました。私の知るところでは、これまで芸術点ならともかく、技術点で何人もが6.0をつけることは、まずないといっていいくらい珍しいことだったのです。
その次の年は、規定で失敗したこともあって、惜しくも世界チャンピオンは逃しましたがオリジナルプログラム、フリーとも1位をとっており、実力世界一を疑う人はいませんでした。弱点だった表現力の面でも急速に進歩を見せていて、今までのように芸術点を大幅に下げられるということもなくなりつつあったのです。
私が初めて彼女の演技を生で見たのがこのころで、目の前でトリプルアクセルを跳ばれたときには、そのあまりの高さと迫力に、驚きを通り越してなかば陶酔すらしてしまったものです。彼女が滑り終わったときには、場内のほとんどが立ち上がって、熱狂的な拍手を送っていたのを覚えています。
しかも、それは私たち観客だけではありませんでした。なんと、選手席に陣どっていた外国選手までが、同じように立ち上がって手を叩いていたのです。彼女の演技には、観客がどうしても立ち上がりたくなるようなところにまで、限りなく気分を高揚させる、ものすごい力がありました。
    

■男子シングル ■女子シングル

ぺトレンコ(EUN)
ワイリー(アメリカ)
バルナ(チェコスロバキア)
13 鍵山正和
23 村田光弘

ヤマグチ(アメリカ)
伊藤みどり(日本)
ケリガン(アメリカ)
佐藤有香

■ペア

ミシュクテノク/ドミトリエフ(EUN)
ベチケ/ペトロフ(EUN)
ブラスール/アイスラー(カナダ)
14 井上怜奈/小山朋昭

■アイスダンス

クリモワ/ポノマレンコ(EUN)
I・デュシェネー/P・デュシェネー(フランス)
ウソワ/ズーリン(EUN)
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