まだ感動がどこかしらに残る長野大会。あれからもう何年もたってしまったとは、ちょっと信じられない気分です。これまでの大会では、日本選手の活躍が目立つようになってきたとはいえ、金メダル候補といわれいたすべての競技や種目で勝てたわけではありませんでした。むしろ、確実といわれながらも実力を出し切れなかったり、アクシデントがあったりして、金には届かなかった…ということのほうが多かった気がします。 ところがこの大会では、有力選手はもとより、思わぬ選手までが優勝してしまって、びっくりするやらうれしいやら…。とにかく、日本中が歓喜の渦に包まれた16日間だったのではないでしょうか。 始まりは、スピードスケート男子500mの清水宏保選手でした。この金メダルが、日本選手団に弾みをつけてくれた…。あとから振り返ってみれば、皆がそう思ったのではないでしょうか。翌日はジャンプのノーマルヒルで船木和喜選手が銀、そしてだれも予想し得なかった、フリースタイルスキーモーグル女子での、里谷多英選手の金。これは、日本女子が冬季大会で獲得した、初めての金メダルでもありました。 日本選手の快進撃はなおも続き、岡崎朋美選手がスピードスケート女子500mで銅、また、清水選手は男子1000mでも銅を獲得。そして、まさに日本中が注目したジャンプラージヒルで、船木選手が金、原田雅彦選手が涙の銅。特に、原田選手のメダルが確定するまでの状況は、あまりにドラマチックでありすぎました。その後のジャンプ団体の逆転金とあわせて、こののち、いつまでも語りつがれることとなるでしょう。 この熱狂を締めくくってくれたのは、スピードスケートショートトラック陣でした。男子500mの西谷岳文選手が金を、植松仁選手が銅をとって、有終の美を飾ったのでした。 それにしても、開会前はだれがこの大成功を予想したでしょう。これからも日本選手が好成績を上げる大会はあるでしょうが、これほどまでに高揚感を味わわせてくれることはないのではないか…。そう思われるほど充実した、自国開催のオリンピックとなったのでした。 |
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