第11日 8月23日(月)
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 その日の結果と感想 (基本的に、日本選手の出場種目のみ。赤字は金メダルが決まる種目)

★陸上競技
・女子20km競歩
 ツメレカ(ギリシャ) 1時間29分12秒
 イワノワ(ロシア) 1時間29分16秒
 サビル(オーストラリア) 1時間29分25秒
40 川崎真裕美(日本) 1時間37分56秒
・女子ハンマー投げ
 予選
  室伏由佳 65m33 予選敗退
・女子三段跳び決勝
 ムバンゴ(カメルーン) 15m30
 デベツィ(ギリシャ) 15m25
 レベデワ(ロシア) 15m14
・男子400mハードル
 予選
  為末大 48秒80 準決勝進出
  吉沢賢 50秒95 予選敗退
為末選手時自身が「出来がいい」という走りで、準決勝に進出しました。スタートからスピードに乗る為末選手らしい走りで前半をリード。後半、両隣の選手に追い込まれましたが、為末選手はある程度リラックスして走ってましたね。48秒80という、本人の設定どおりのタイムで準決勝に進出しました。
スタートから行く、という為末選手らしい走りだったし、定評のあるハードリングには安定感がありました。確かに、調子は悪くなさそうです。
・男子円盤投げ
 アレクナ(リトアニア) 69m89
 ケバゴ(ハンガリー) 67m04
 タンメルト(エストニア) 66m66
※70m93を投げたファゼカシュ選手(ハンガリー)は、尿検体の提出を拒んだため、ドーピング違反と見なされ失格に。
・女子800m
 ホームズ(イギリス) 1分56秒38
 ベンハシ(モロッコ) 1分56秒43
 チェプラク(スロベニア) 1分56秒43
・男子400m
 ワリナー(アメリカ) 44秒00
 ハリス(アメリカ) 44秒16
 ブルー(アメリカ) 44秒42
・女子5000m
 デファル(エチオピア) 14分45秒65
 オチチ(ケニア) 14分48秒19
 T・ディババ(エチオピア) 14分51秒83

★水泳(飛び込み)
・男子3m飛板飛び込み
 予選

  寺内健 4位 456.15 準決勝進出
寺内選手が、最後の2回の演技を成功させて、4位で準決勝進出を果たしました。途中までは小さなミスがあって、9位あたりにつけていたと思うんですけど、最後にぐっと順位を上げてきてくれました。
正直、飛び込みについては難易度とか全然わからないんですよね。唯一、このサイトに来ていただいてる方から、メールで教えてもらったのが、「板がしっかり踏める人がいい」ということ。高飛び込みと飛板飛び込みでは、そういうところが違うんだなーと思いました。そういえば、アナウンサーや解説の方も、しきりと踏み切りのことを言ってましたっけ。
それにしても飛び込みって、少しのミスでがらりと順位が入れ替わるもんですねー。失敗しやすい種目だからこそ、ミスをしないこと、たとえミスしても最小限で抑えること、が大事なんでしょうね。

★水泳(シンクロ)
・デュエット
 予選前半テクニカルルーティン
1 ダビドワ/エルマコワ(ロシア) 49.417
2 立花美哉/武田美保(日本) 49.000
3 バートシック/コズロバ(アメリカ) 48.334

★カヌー/カヤック(レーシング)
・女子カヤックフォア500m
 予選

  日本(北本忍、鈴木祐美子、竹屋美紀子、足立美穂) 2組4位 1分36秒873 準決勝進出

★自転車(トラック)
・男子団体追抜競争
 オーストラリア
 イギリス
 スペイン

★体操(体操競技)
・男子種目別跳馬
 デファー(スペイン) 9.737
 サプロネンコ(ラトビア) 9.706
 ドラグレスク(ルーマニア) 9.612
・男子種目別平行棒
 ゴンチャロフ(ウクライナ) 9.787
 冨田洋之(日本) 9.775
 李小鵬(中国) 9.762
 中野大輔(日本) 9.762
前日のつり輪では、惜しいところでメダルを逃した冨田選手が、ようやく個人のメダルを獲得しました。
演技順は一番目。不利じゃないのかなーとか思ったりしたんですけど、最初にできたのがかえって良かったんでしょうか。着地をぴたりと決めて、メダル圏内の9.775を得ます。ただ、安泰…という点ではありません。3番目に演技したゴンチャロフ選手に抜かれて、冨田選手は2位に落ちました。
それでも、その後、冨田選手の点を上回る選手は、なかなか現れませんでした。すぐ下の9.762という点は、何人も出しているのですが、冨田選手には届かないのです。
降り技に月面を持ってきている中野選手の演技は、とても楽しみにしていたのですが、空中姿勢や着地のわずかな乱れなどもあって、得点はやはり9.762にとどまります。姿勢は仕方がないにしても、せめて着地が決まっていれば、もうひとつ上に行けたはずでした。この場面で安全策をとらず、果敢に攻めてきた中野選手には、なんとかメダルをとってほしかったのですが…。でも、次への期待を抱かせてくれる演技でした。
結局、最後まで冨田選手は、2位から落ちることはありませんでした。最終演技者・アメリカのP・ハム選手が、着地で足踏みするような動きを見せたとき、冨田選手の銀は確定しました。団体優勝の立役者が、ようやく個人のメダルを得ることができたのです。
ポーカーフェイスを保ちながらも、冨田選手はやはりうれしそうでした。唇の端をゆがめるような笑みを見ていると、なんだかこちらも微笑んでしまいそうになったのでした。
・男子種目別鉄棒
 カッシーナ(イタリア) 9.812
 P・ハム(アメリカ) 9.812
 米田 功(日本) 9.787
 中野大輔(日本) 8.750
こちらも、最初に演技した米田選手が、最後まで3位を守りきってメダルを獲得しました。
米田選手はとても美しい演技で、かつ大きなコバチでもって見せてくれたのですが、着地でうしろに一歩動いてしまいます。完璧ではありませんでした。得点も、非常に微妙な9.787。抜かれることは覚悟していました。
しかし、やはりプレッシャーのかかる種目別の決勝です。皆、なかなか完璧な演技ができません。優勝候補のネモフ選手も、二度のミスを犯して圏外に去りました。「これでもか」とでもいうような離れ技の連続は見事ではありましたが、着地の大きな一歩は致命的なものでした。
ただ、ここで予想外の事態が起こります。ネモフ選手の得点を不満とする観客のブーイングが、収まらないのです。確かに、あの離れ技のアピール力はずば抜けていました。それでも、ミスがあったのもまた事実です。少しざわつく程度ならわかりますが、そこまで固執するようなものではありませんでした。
演技の中断は、5分や10分では済まなかったでしょう。正直、いいかげんにしてほしいと思いました。ロシアの応援団が率先して騒いでいるようで、当のネモフ選手が収めようとしても、なかなか静まってはくれません。
長い間の中断のあと、ようやく試合は再開されました。皮肉にも、そのすぐあとに出てきたハム選手、カッシーナ選手が高得点を挙げ、銀と金を獲得しました。
あとで知ったことですが、結局、ネモフ選手の点数は訂正されたようです。騒いでいた観客は、それで満足したのでしょうか。上位の順位に変化があったわけではありませんが、「こんなのアリ?」と思ってしまいました。
それでも、米田選手がとれたのはうれしかったです。個人総合では落下してしまった鉄棒で、しっかりと自分の演技を行い、そしてメダルに到達したのはすばらしいと思いました。銅メダルが決まった瞬間、米田選手が本当にうれしそうにしていたのを見て、画面に向かって「良かったねー」と言いそうになってしまった私でした(←ほとんどオバサン)。
・女子種目別平均台
 ポノル(ルーマニア) 9.787
 パターソン(アメリカ) 9.775
 エレミア(ルーマニア) 9.700
・女子種目別ゆか
 ポノル(ルーマニア) 9.750
 ソフロニエ(ルーマニア) 9.562
 モレノ(スペイン) 9.487

★セーリング
・男子ミストラル級
 第9レース
  見城元一 15位
 第10レース
  見城元一 19位
・女子ミストラル級
 第9レース
  今井雅子 16位
 第10レース
  今井雅子 17位

★ソフトボール
・女子
 アメリカ
 オーストラリア
 日本
 決勝
  アメリカ 5−1 オーストラリア

★卓球
・男子シングルス
 柳承敏(韓国)
 王皓(中国)
 王励勤(中国)
 3位決定戦
  王励勤(中国) 4−1 ワルドナー(スウェーデン)
 決勝
  柳承敏(韓国) 4−2 王皓(中国)

★ウエイトリフティング
・男子94kg級
 ドブレフ(ブルガリア) 407.5
 アカエフ(ロシア) 405.0
 ペトロフ(ロシア) 397.5

★レスリング(フリースタイル)
・女子フリースタイル48kg級
 メルニク(ウクライナ)
 伊調千春(日本)
 ミランダ(アメリカ)
 準決勝
  伊調千春 Tフォール ベルテネ(フランス)
 決勝
  
メルニク(ウクライナ) 2−2(判定) 伊調千春(日本)
銀が決まったあとのインタビューで、伊調千春選手は「うれしくない」と言い切りました。全階級制覇も期待されていただけに、自分が最初の金をとりたい、という気持ちが強かったのでしょう。しかも、決勝での負け方を考えれば、悔しいのも無理はないことでした。
ただ、この階級は、一番金が難しいと思われていた種目ではありました。伊調選手は、世界チャンピオンになってはいましたが、それは五輪実施階級ではない51kg級。48kg級でどれだけやれるかは、未知数でした。それに、選考会での伊調選手の戦い方にも、気になる点がありました。力のある相手だと、とたんに技が出せなくなってしまうのです。下手をすると防戦一方に見えて、審判の印象も悪くなるのでは…と危惧していました。
それでも、予選はラクに勝ち進みました。恐れる相手ではなかったからかもしれませんが、積極的に技を出す彼女を見て、「金がとれるかもしれない」と思うようになっていました。
ですが決勝で、恐れていた消極性が顔を出してしまいました。規定の6分を経過して、スコアは2−1。伊調選手がリードはしていましたが、必要な3点には足りません。試合は延長に入りました。
ここで、相手に1点をとられ、2−2のタイに持ち込まれてしまいます。けれど伊調選手は、どうしても点をとることができません。判定で、伊調選手は敗れました。最初の6分間であと1点とっていれば勝てたのに…。それは、決して不可能なことではないはずでした。
月並みですが、この悔しさを忘れないで、これからは守らない試合をしてってほしい…と思ったのでした。
・女子フリースタイル55kg級
 吉田沙保里(日本)
 バービーク(カナダ)
 ゴミズ(フランス)
 準決勝
  吉田沙保里 7−6 ゴミズ(フランス)
 決勝
  吉田沙保里 6−0 バービーク(カナダ) 
ほかの選手が負けても、この人だけは金をとってくれるだろう…。そんな期待どおりに、吉田選手は決勝でも力の差を見せつけました。徹底してタックルで攻める、そのスタイルは、外国選手とてわかっているはずなのに、それでもいとも簡単に足をとられてしまいます。試合を見ていても、ほとんど負ける気がしませんでしたね。結局、小刻みに点を追加していった吉田選手が、6−0で圧勝しました。
考えてみれば、やはり山本聖子選手との二度の代表決定戦が、オリンピックの決勝でもあったのかもしれませんね。山本選手が出ていれば、やはり金だったんだろうなーと思いました。
ただ、これから各国も力を入れてくることはまちがいないでしょう。いつまでも日本の天下が続くとは思えません。でも、吉田選手はまだまだ若いし、きっと次の五輪でも君が代を聞かせてくれると期待してます。
・女子フリースタイル63kg級
 伊調 馨(日本)
 マクマン(アメリカ)
 ルグラン(フランス)
 準決勝
  伊調馨 4−0 ルグラン(フランス) 
 決勝
  伊調馨 3−2 マクマン(アメリカ)
これが伊調馨選手のスタイル…とはいえ、やはりハラハラさせられました。前半、マクマン選手に2点をリードされて、「この人はいつもそうだから…」とはわかっていても、やっぱり不安は募りました。さすがに五輪の決勝となると、そう簡単に点をとらせてくれるとは思えなかったんですよね。しかも、第1ピリオドでは1点もとれなかったんですから…。
でも、第2ピリオドではまさに本領を発揮してくれました。残り1分で同点に追いつき、延長目前でタックルからバックをとって、ここで逆転の3点目を奪います。なんで、残り1分でリードされてて焦らないんだ…とは思うのですが、自分によほど自信があるのか、はたまた、いつもこういう展開だから慣れているのか…。まあ、リードされてても2点じゃ試合が決まらないから…っていうのもあるんでしょうけど。
試合前に、銀メダルをとった姉の千春選手から、「勇気を出して攻めるように」アドバイスされたのが効いたとのこと。それで、後半思い切って行けたのかなー。でも、前半からこういう攻めを見せてくれれば、ハラハラせずにすんだんですけどねー(笑)。
試合直後は満面笑顔でしたけど、時間が経つにつれて実感がわいてきたのか、表彰式では涙、涙でしたね。その顔にはまだ幼さが残ってて、試合をしているときとは別人みたいな気がしたのでした。
・女子フリースタイル72kg級
 王旭(中国)
 マニウロワ(ロシア)
 浜口京子(日本)
 準決勝
  王旭(中国) 6−4 浜口京子
 3位決定戦
  浜口京子 4−0 サエンコ(ウクライナ)
優勝候補の筆頭は浜口選手。ただ、強敵は多くて、負けることもあるかなーとは思っていたんですね。それでも、不覚をとるとしたらモンゴメリ選手かノードハゲン選手のどちらかだと考えてました。でも、そのノードハゲン選手を破って準決勝に勝ち上がっただけあって、王旭選手はやはり強かったんでしょう。準決勝では浜口選手も一度は同点に追いついたんですが、最後は6−4で敗れてしまいました。
その後は3位決定戦に臨むことになったわけですけど、気持ちのほうが大丈夫かなぁと思いましたね。井上康生選手みたいに、一度負けてガタガタっとならなきゃいいけど、って。でも、その井上選手が励ましに来てくれたんだそうで、いい具合に気持ちの切り替えができたようです。
3位決定戦は、「銅メダルをとる」っていう意志が、ちゃんと表れてる試合でした。あわてずに着実に点を重ね、終わってみれば4−0と、相手に付け入る隙を与えませんでしたね。ただ、最後のほうは点が入らなくて、ちょっとハラハラしてしまいましたが…。
でも、試合後の表情は思いがけずさわやかで、ほっとしました。悔しさもあったはずなのに、すごくきれいな笑顔を見せてくれましたねー。右目が腫れあがってるのが、ちょっと痛々しかったですけど。
来年の世界選手権ではリベンジを果たして、心の底からの笑顔を見せてほしいです。

 事前のみどころ (管理人都合により、書いてません…。赤字は金メダルが決まる種目)

★陸上競技
・女子20km競歩 (川崎真裕美)
・女子ハンマー投げ予選 (室伏由佳)
・男子十種競技(100m・走り幅跳び・砲丸投げ・走り高跳び・400m)
・女子200m一次予選・二次予選
・女子三段跳び決勝
・女子100mハードル準決勝
・男子400mハードル予選
 (為末大、吉沢賢)
・男子円盤投げ決勝
・女子800m決勝
・男子400m決勝
・女子5000m決勝

★水泳(飛び込み)
・男子3m飛板飛び込み予選 (寺内健)

★水泳(水球)
・男子予選リーグ

★水泳(シンクロ)
・デュエット予選前半テクニカルルーティン (立花美哉/武田美保)

★バスケットボール
・男子予選リーグ

★ボクシング
・男子バンタム級(54kg)準々決勝
・男子フェザー級(57kg)準々決勝
・男子スーパーヘビー級(91kg超)準々決勝

★カヌー/カヤック(レーシング)
・男子カヤックシングル1000m予選
・男子カナディアンシングル1000m予選
・女子カヤックフォア500m予選
 (北本忍、鈴木祐美子、竹屋美紀子、足立美穂)
・男子カヤックペア1000m予選
・男子カナディアンペア1000m予選
・男子カヤックフォア1000m予選

★自転車(トラック)
・女子スプリント9−12位決定戦・準々決勝
・男子スプリント準々決勝
・男子団体追抜競争3位決定戦・決勝

★馬術
・馬場馬術個人グランプリスペシャル

★サッカー
・女子準決勝

★体操(体操競技)
・男子種目別跳馬決勝
・女子種目別平均台決勝
・男子種目別平行棒決勝
 (中野大輔、冨田洋之)
・女子種目別ゆか決勝
・男子種目別鉄棒決勝
 (米田功、中野大輔)

★ハンドボール
・女子予選リーグ

★ホッケー
・男子予選リーグ

★セーリング
・男子ミストラル級 (見城元一)
・男子スター級
・女子ミストラル級
 (今井雅子)
・トルネード級

★ソフトボール
・女子決勝

★卓球
・男子シングルス3位決定戦・決勝

★バレーボール(インドア)
・男子予選リーグ

★バレーボール(ビーチバレー)
・男子準決勝
・女子準決勝

★ウエイトリフティング
・男子94kg級 グループB・グループA

★レスリング(フリースタイル)
・女子フリースタイル48kg級決勝トーナメント1回戦・5−6位決定戦・準決勝・3位決定戦・決勝 (伊調千春)
・女子フリースタイル55kg級決勝トーナメント1回戦・5−6位決定戦・準決勝・3位決定戦・決勝 (吉田沙保里)
・女子フリースタイル63kg級決勝トーナメント1回戦・5−6位決定戦・準決勝・3位決定戦・決勝 (伊調馨)
・女子フリースタイル72kg級決勝トーナメント1回戦・5−6位決定戦・準決勝・3位決定戦・決勝 (浜口京子)

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