★水泳(競泳)
・女子200m自由形
予選
永井奉子 2分0秒73 準決勝進出
準決勝
永井奉子 2分0秒09 準決勝敗退
・男子200mバタフライ
予選
山本貴司 1分57秒36 準決勝進出
松田丈志 1分58秒23 準決勝進出
準決勝
山本貴司 1分56秒69 決勝進出
松田丈志 1分58秒13 準決勝敗退
山本選手は、とてもいい感じで決勝に進出してくれて、それは良かったのですが…。松田選手のほうはぴりっとしない感じで、準決勝で敗れてしまいました。松田選手は200mバタフライから1500m自由形までこなす人なんですけど、日本選手権では、200バタと1500自の決勝が同じ日にあったんですね。かなり大変だったと思うんですが、松田選手はまず200バタで勝って、そのあとに泳いだ1500でも優勝。さすがに、そのときのタイムは良くなかったですけど、1500なんてただでさえ体力が必要な種目ですからねー。「いったいどういう身体をしてるんだ…」と驚かせてくれました。
アテネでも、400m自由形で決勝に進出して、好調なところを見せてくれたんで、次も…と思ったんですけどねー。さすがに五輪では、どちらかに合わせざるを得なかったんでしょうか。自由形長距離に絞ってきてる…ならいいんですけど。
・女子200m個人メドレー
予選
天野美沙 2分17秒88 予選敗退
・男子200m自由形
金 ソープ(オーストラリア) 1分44秒71
銀 ファンデンホーヘンバンド(オランダ) 1分45秒23
銅 フェルプス(アメリカ) 1分45秒32
・女子100m背泳ぎ
金 コグリン(アメリカ) 1分0秒37
銀 コベントリー(ジンバブエ) 1分0秒50
銅 マナドゥ(フランス) 1分0秒88
4 中村礼子(日本) 1分1秒05
中村選手、惜しかった! メダルまで、本当にあと一歩でした。残り25mのあたりでは、確かに2番手にいたんですよね。そのままゴールできれば、メダルだったんですけど…。最後の最後で逆転されて、僅差でメダルを逃しました。
ただ、インタビューでの中村選手が、すごく前向きな感じだったので、次はやってくれるんじゃないか…と思っておきます。彼女も本番に弱い選手だったけど、どうやら今回は、それについては心配しないですみそうですね。
・男子100m背泳ぎ
金 ピアソル(アメリカ) 54秒06
銀 ローガン(オーストラリア) 54秒35
銅 森田智己(日本) 54秒36=日本新
前半の森田選手は、かなり抑えめに入りました。50のターンでは6番手。ただ、差はそれほど大きくなく、後半に備えて力を温存しているようでした。
残り50、森田選手は徐々に順位を上げていきます。…というよりは、トップから5番手あたりまではほとんど差がなくなってきて、横一線に並びつつあったのです。しかも、ゴールが近づくにつれて、上位の差はさらに縮まっていきました。最後の5mになると、もう、だれが勝つのかわからない、という状況になっていたのです。
5〜6名が、なだれ込むようにタッチしていきました。一番最初にゴールに届いたのは、どうやらピアソル選手のようでしたが、次がだれなのかまったくわかりませんでした。2位から6位あたりまで、どの順位でも不思議はなかったのです。
ですが、森田選手の「勢い」が、運をも呼び寄せたのでしょうか。表示された順位は3位! 森田選手は、ついにメダルを手にしたのです。しかも、自己の日本記録を4秒更新する、日本新をたたき出して。
日本選手権からの上り調子を、ここまでずっと保ち続けて、そして森田選手はメダルを獲得しました。次の200はそれほど得意ではない…と思いますが、そちらでも、さらなる飛躍を見せてくれそうです。
・女子100m平泳ぎ決勝
金 羅雪娟(中国)
銀 ハンソン(オーストラリア)
銅 ジョーンズ(オーストラリア)
★水泳(飛び込み)
・女子シンクロナイズド高飛び込み
金 労麗詩/李テイ(中国) 352.14
銀 ゴンチャロワ/コルチュノワ(ロシア) 340.92
銅 ハートリー/ハイマンズ(カナダ) 327.78
・男子シンクロナイズド3m飛板飛び込み決勝
金 シラニディス/ビミス(ギリシャ) 353.34
銀 ウェルス/シェレンベルク(ドイツ) 350.01
銅 ニューベリー/バーネット(オーストラリア) 349.59
★アーチェリー
・男子個人総合
1回戦
古川高晴 146−143 永富軍(中国)
山本博 155ー147 フィスー(フランス)
プラサド(インド) 155−150 濱野裕二
★バドミントン
・男子ダブルス
2回戦
傅海峰/蔡贇(中国) 2−1 舛田圭太/大束忠司
・女子ダブルス
1回戦
チン・イールフ/イウォン・ペイティ(マレーシア) 2−0 山本静香/山田青子
・男子シングルス
1回戦
鮑春来(中国) 2−0 佐藤翔治
★野球
・男子
予選リーグ
日本 8−3 オランダ
日本は、序盤オランダに3−2とリードを許し、思わぬ苦戦を強いられます。しかし5回、ようやく打線がつながり、中村選手にタイムリーが出て同点。続いて押し出しの四球で逆転します。8回には大量4点を挙げ、8−3で勝利をものにしました。
正直、ヨーロッパのチームには楽勝…と思ってたので、少々苦しんだのは意外でした。やはり、どこのチームも侮ってはいけないんだ…ということですね。
★バスケットボール
・女子
予選リーグ グループA
日本 79−73 ナイジェリア
★フェンシング
・男子フルーレ個人
金 ギヤール(フランス)
銀 サンツォ(イタリア)
銅 カッサーラ(イタリア)
1回戦
太田雄貴 15−9 チュマセロ(メキシコ)
2回戦
ガネーフ(ロシア) 15−8 太田雄貴
3位決定戦
カッサーラ(イタリア) 15−12 ガネーフ(ロシア)
決勝
ギヤール(フランス) 15−13 サンツォ(イタリア)
★体操(体操競技)
・男子団体総合決勝
金 日本(米田功、冨田洋之、水鳥寿思、塚原直也、鹿島丈博、中野大輔) 173.821
銀 アメリカ 172.933
銅 ルーマニア 172.384
驚きました。もちろん、ものすごくうれしかったのは事実ですが、なんというか「本当にとっちゃったよ〜」って感じです。
アメリカには勝てると思ってたし、大きなミスがなければ銀は可能だと予想してました。でも、正直、金の可能性は小さいだろうなー(ゼロではないけど)と、あきらめかげんでした。やっば、中国の上には行けないと思ってたから。それが、「あれよあれよ」という間に、金まで行っちゃいましたから…。
競技は、日本が一番苦手とする床から始まりました。最初の演技者の塚原選手は、細かいミスはありましたがなんとか許容範囲でまとめます。この種目の順位は7位。ここでの高得点は望めないだろうなーという、予想どおりのスタートとなりました。このへんは、最初から織り込みずみだった…と見ていいでしょう。問題は、ここからいかに順位を上げていけるかでした。
ただ、ここで意外だったのが、優勝候補の筆頭・中国がミスを連発して、最下位の8位となってしまったことです。しかも7位の日本とは、1点もの大差がついていました。実力では頭ひとつ抜けている…はずの中国でしたが、これで浮き足だってしまったのでしょうか。その後の種目でも失敗演技が続いて、早々に金メダル争いから脱落してしまいます。
それに対して、日本は次のあん馬から、徐々に順位を上げていきました。世界チャンピオン・鹿島選手の美しい演技などで、2種目目が終わった時点で日本は3位に上がりました。トップはアメリカ、2位はルーマニア。その3か国で、このあと優勝争いが繰り広げられていくことになるのです。
4種目目の跳馬でも、日本は安定感を見せつけます。ほとんどの選手が着地で一歩動いてしまうなか、冨田選手だけはぴたりと決めて、満場の拍手を受けます。この時点で総合順位は2位。そしてルーマニアが、ドラグレスク選手の大技で高得点を挙げ、一気にトップに立ちました。
5種目目は平行棒。日本が得意とする種目です。ルーマニアとの差は小さくはありませんでしたが、ここで一気に詰められれば逆転は充分可能です。ただ、このあたりで少し、プレッシャーを感じてきたのでしょうか。塚原選手、鹿島選手、冨田選手とも着地で少し動いてしまいます。とはいえ、それほど大きな失敗ではありません。まずまず…そんな感じで、日本はこの種目を終えました。
次のアメリカは、エースのポール・ハム選手に少々ミスはあったものの、ほかの2人が高得点を挙げて日本との差を詰めてきます。
そして、トップに立つルーマニアは、ここで大きく崩れました。ドラグレスク選手はミスが相次ぎ、2番手の選手もまったく精彩を欠いた演技になってしまいます。3番手のウルジカ選手は、かろうじて持ちこたえましたが、この時点で日本との差はほとんどない状態になっていました。3か国がほとんど横一線に並んで、勝負はいよいよ最後の鉄棒に持ち越されたのです。
3か国の中で、最初に演技したのはルーマニアでした。が、平行棒の時点でリズムが狂ってしまったのか…。最初のスーチ選手は棒上で一瞬止まりそうになり、次のセラリュー選手は離れ技で落下。着地でも大きく一歩を踏み出してしまいます。最後のウルジカ選手も、動揺したのか細かいミスが出て、これでルーマニア優勝の可能性はほとんど消えてしまいました。
続くアメリカも、プレッシャーがありありと見える演技でした。マクロワ選手は流れを欠く演技で点が伸び悩み、モーガン・ハム選手選手は無難にこなしたものの、3人目のポール・ハム選手は、見せ所の3連続の離れ技が2連続で止まってしまう…という失敗を犯します。ここで日本の金メダルの可能性は、ぐっとふくらんだのです。
当然ながら、日本の3選手には、ものすごいプレッシャーがかかっているはずでした。それを乗り越えて、いかに普段どおりの演技ができるか…。金メダルの行方は、その一点に絞られたのです。
日本の1人目は、日本チャンピオンの米田選手。さすがの安定感でほとんどミスなくこなし、最後の着地で2、3歩足踏みした程度にとどめます。得点は9.787の高いものでした。
次はこの種目の世界チャンピオン、鹿島選手です。こちらも、いつもどおりの美しさで次々と技をこなしてくれます。着地ではわずかに身動きしましたが、9.825というすごい得点で、日本の金はほとんど手が届くところに来ていました。
そして、最後の演技者は冨田選手。もう、落下さえしなければ、日本が勝つことはわかっていました。とにかく、無難にこなしてくれればと思いました。が、冨田選手は、最高のプレッシャーがかかる場面で、まさに最高の演技をやってのけたのです。
冨田選手が、つきささるように着地したとき、日本の金は決まりました。冨田選手は着地した姿勢のまま、両の手を握りしめてガッツポーズを作り、日本のほかの選手は、歓喜の表情で互いに抱き合い…。そして観客席に陣どった応援団は、大声援とともに日の丸の旗を大きく振りかざしました。得点は9.850。ここのところ、見ることもなかったような高い点数で、冨田選手はこの試合を締めくくったのでした。
私がオリンピックというものに興味を持った幼いとき、日本が強かったのは、男子体操とバレーボールでした(柔道は別として)。でも、その二つとも、だんだんとメダルから遠のいていき、もう金は無理だろう…と思うようになっていました。
その体操で金がとれたことには、なんだか特別の感動を覚えてしまいます。もちろん、ほかの競技で金をとってくれたときも、とてもうれしかったのですが、体操の団体の優勝は…なんというのでしょう。小さい頃、ルールもろくに知らないまま必死になって見ていた、あの感覚が蘇ってきたような気がしたのです。
日本は夜が明けて、すっかり明るくなっていました。一晩ほとんど徹夜してしまったにもかかわらず、私はなかなか寝つけなかったのでした。
★ホッケー
・女子
予選リーグ グループA
日本 3−1 アルゼンチン
★柔道
・男子73kg級
金 李ウォン熹(韓国)
銀 マカロフ(ロシア)
銅 ギルヘイロ(ブラジル)、ペドロ(アメリカ)
2回戦
ケブヒシビリ(グルジア) 優勢 高松正裕
3位決定戦
ギルヘイロ(ブラジル) 合わせ技 ビボル(モルドバ)
ペドロ(アメリカ) 一本(決まり手不明) フェルナンデス(フランス)
決勝
李ウォン熹(韓国) 一本(決まり手不明) マカロフ(ロシア)
発熱の影響で、高松選手の調子はかなり悪かったのでしょうか。今年のフランス国際では勝ったはずの相手でしたが…。技のかけあいの中で効果を奪われ、さらには技ありをとられて高松選手は窮地に立たされてしまいます。技をかけられたときは、力が入らず持ちこたえられないという感じだし、相手を投げようとしても簡単につぶされてしまうし…。高松選手には、徐々に疲労の色が濃くなっていました。そのまま時間は経過し、ついに試合終了。高松選手は一度も勝てないまま、アテネを去ることになってしまいました。
体調が万全ではなかったのはわかってるし、仕方がない面はあったと思いますが…。試合当日にきっちりとコンディションを合わせることの大切さ、大変さを思い知りました。
・女子57kg級
金 ベニシュ(ドイツ)
銀 ケー・スンヒ(北朝鮮)
銅 フラベンステイン(オランダ)、ルペティ(キューバ)
1回戦
日下部基栄 一本背追い投げ フレミング(ベネズエラ)
2回戦
日下部基栄 優勢 エルデネトオド(モンゴル)
3回戦
ベニシュ(ドイツ) 合わせ技 日下部基栄
敗者復活2回戦
フェルナンデス(スペイン) 優勢 日下部基栄
3位決定戦
フラベンステイン(オランダ) 一本(決まり手不明) アレル(フランス)
ルペティ(キューバ) 優勢 フェルナンデス(スペイン)
決勝
ベニシュ(ドイツ) 優勢 ケー・スンヒ(北朝鮮)
左ヒザの痛みを抱えたままの日下部選手は、やはり4年前の力を持ち続けることはできなかったようです。初戦は豪快な一本背追い、2回戦も優勢で勝ち、順当に上がっていくかに見えたのですが…。準々決勝では相手の押さえ込みに屈し、敗者復活戦でもなかなか技を出すことができません。自然、日下部選手にだけ連続して指導がきてしまうことになります。終了間際に相手にも指導が行ったものの、残り時間はもうわずか。ポイントをとることは不可能でした。
故障からよくここまで勝ち上がったというべきなのでしょうか。涙にくれるなかにも、ある種の満足感のようなものも感じられたのでした。
でも、3回戦で負けたベニシュ選手が、結果的に優勝しちゃったんですよねー。やっぱ、組み合わせの運も大きいですね。
★射撃(ライフル射撃)
・男子10mエアライフル
金 朱啓南(中国) 702.2=世界新
銀 李傑(中国) 701.3
銅 ゴンツィ(スロバキア) 697.4
9 柳田 勝(日本) 594
★射撃(クレー射撃)
・女子トラップ予選・決勝
金 バローフ(オーストラリア) 88
銀 キンタナル(スペイン) 84
銅 李保那(韓国) 83
8 竹葉多重子(日本) 59
★ソフトボール
・女子
予選リーグ
アメリカ 3−0 日本
ライバル・アメリカとの対戦は、とにかく「貧打に泣いた」試合になってしまいました。先発の高山投手は、7回まで相手を無安打に抑える好投を見せ、味方の援護を待ったのですが…。結局最後まで、打線が高山投手を助けることはありませんでした。4年前も日本は「打てないチーム」で、宇津木選手のホームラン1本で勝ったことが二度ほどありました。ですが、今回はさすがに宇津木選手の力も衰えたのでしょうか…。それにかわる大砲がいないのも、つらいところです。ここまで打てないと、これからの試合にも不安が残りますね。
★卓球
・男子ダブルス
2回戦
ボル/フェイエルコナート 0−4 新井周/遊沢亮
田崎俊雄/鬼頭明 4−3 ギオニス/クレアンガ(ギリシャ)
・女子ダブルス
4回戦
梅村礼/藤沼亜衣 4−2 柳 飛/林菱(香港)
・男子シングルス
2回戦
松下浩二 4−0 ハイスター(オランダ)
★テニス
・女子シングルス
1回戦
森上亜希子 2−0 ベネソバ(チェコ)
★バレーボール(インドア)
・女子
予選リーグ グループA
イタリア 3−0 日本
★ウエイトリフティング
・男子62kg級
金 石智勇(中国) 325
銀 楽茂盛(中国) 312.5
銅 ルビオ(ベネズエラ) 295
11 今村俊雄(日本) 270
※当初3位とされたサバニス選手(ギリシャ)は、ドーピング違反でメダルを剥奪されたため、下位の選手が繰り上がり。
・女子58kg級
金 陳艶青(中国) 237.5
銀 リ・ソンヒ(北朝鮮) 232.5
銅 ワンディー(タイ) 230 |