★水泳(競泳)
・女子100m背泳ぎ
予選
中村礼子 1分1秒39 準決勝進出
稲田法子 1分1秒67 準決勝進出
準決勝
中村礼子 1分1秒24 決勝進出
稲田法子 1分1秒74 準決勝敗退
中村選手は、やはりちょっと堅くなってしまったみたいですねー。本人も言ってましたけど、後半の伸びがあまりなかったように感じました。これまでの国際大会でも、緊張して力が出し切れないことが多かったんですが、せっかく決勝に進めるんだから、最後は伸び伸びと泳いでほしいですねー。
・男子200m自由形
予選
奥村幸大 1分49秒54 準決勝進出
準決勝
奥村幸大 1分49秒49 準決勝敗退
正直言って、この種目で予選を通過してくれるとは思ってませんでした。準決勝でもタイムを上げてくれたし、大健闘だと思います。男子の自由形でも、特に短い距離は世界との差が大きかったんですが、これからは少し縮まってくれるでしょうか。
・女子100m平泳ぎ
予選
田中雅美 1分09秒44 準決勝進出
準決勝
田中雅美 1分09秒11 準決勝敗退
田中選手、もう一歩で決勝進出だったんですが…。残念です。ただ、昨年の世界選手権にくらべて、表情がとても明るかったので、感触としては悪くないんだと思います(去年は見ててつらかった…)。得意の200mでは、ぜひとも上位に進出してほしいですねー。
・男子100m背泳ぎ
予選
森田智己 54秒41 準決勝進出
準決勝
森田智己 54秒62 決勝進出
日本選手権では、特に森田選手のイキの良さが目を引いたのですが、アテネでもそれは健在でした。予選では全体でトップ。しかも、自己の持つ日本記録に、あと100分の1秒と迫ったと聞いて驚きました。前日のところにも少し書いたのですが、日本記録を出した辰巳のプールは、今回の会場とは比べものにならないくらい、条件がいいのです。そこで出したのと同じくらいのタイムで泳げるということは、かなり力がついている証拠ですよね。準決では少しタイムを落としてしまいましたが、この組ではトップ。堂々たる泳ぎっぷりでした。決勝がものすごく楽しみです。
・女子400m自由形
金 マナドゥ(フランス) 4分05秒34
銀 イェジェイチャク(ポーランド) 4分05秒84
銅 サンデノ(アメリカ) 4分06秒19
5 柴田亜衣(日本) 4分7秒51
6 山田沙知子(日本) 4分10秒91
予選
柴田亜衣 4分7秒63 決勝進出
山田沙知子 4分9秒10 決勝進出
柴田選手が、この大舞台でいい泳ぎを見せてくれました。前半から上位につけて、終始メダルが狙えるところでレースを進めます。が、最後でほかの選手を抜くには、まだ少し力が足りなかったのでしょうか。3位の選手には、身体ひとつの差でゴール。順位は5位でした。でも、これから経験を積んでいけば、身体ひとつの差を縮めるのは、そう難しいことではないはず。次の800mも楽しみにしたいです。
逆に、山田選手は、危惧されていたことが現実のものとなってしまいました。力はあるのに、一番大事なところでそれを発揮できないもどかしさ…。世界選手権でも、400mで予想だにしない予選落ち。その後も、出場したすべての種目で予選を通過することはできませんでした。
今回は、決勝に進めただけまだ良かったし、8位から6位へと追い上げも見られたのですが…。でも、レース後の表情を見ていると、「また、なのかなぁ…」と思ってしまいます。彼女の場合、良くない成績だと、開き直ってがんばろうとしても、落ち込んでしまってよけい悪いほうへ行ってしまうんですよね。自分でもそれをなんとかしたいと思ってたみたいで、海外の試合に出たりして、精神面を鍛えようとしていたのですが…。
もともと力がないならともかく、ちゃんと実力を持っている人だけに、なんとかならないかなーと思ってしまいます。一番つらいのは本人なんですけど、克服するのも本人しかないわけで…。800mのレースまでに、どうにか気持ちを切り替えてほしいのですが、インタビューのときの弱々しい目を見てたら…どうかなぁ…。
・男子4×100mリレー
金 南アフリカ 3分13秒17(世界新記録)
銀 オランダ 3分14秒36
銅 アメリカ 3分14秒62
・女子100mバタフライ
金 トーマス(オーストラリア) 57秒72
銀 イェジェイチャク(ポーランド) 57秒84
銅 デブルーイン(オランダ) 57秒99
8 大西順子(日本) 59秒83
予選、準決はラストで追い上げてくれた大西選手も、決勝はそういうわけにはいきませんでした。調子が良くなかったんでしょうね。年齢を重ねるごとに速くなっていった大西選手には、ここでいい成績をとってもらいたかったなー。リレーには出てくると思うので、そちらでは力を出し切ってほしいです。
・男子100m平泳ぎ決勝
金 北島康介(日本) 1分0秒08
銀 ハンセン(アメリカ) 1分00秒25
銅 デュボス(フランス) 1分00秒88
北島選手は、やはり強かった。心の底からそう思いました。
4月の日本選手権ではタイムが伸びず、6月の海外遠征では何年かぶりで敗戦を喫し、7月にはハンセン選手に世界記録を塗り替えられ…。だれが見ても不利な状況でした。コーチも、一度は「200mに絞って練習する」と言っていたぐらいで、私も金の可能性があるとすれば、得意な200だけだと思っていたのです。
ですが、開幕を前にして飛び出した「金メダル宣言」。それがハッタリなのか、はたまた自信に裏付けられたものなのか、私には判断がつきかねていました。だから、最初のレースを見てからじゃないとわからない…と思ってたんです。
それが、昨日の予選でいきなり1位の好記録。準決もハンセン選手に続く2位で、ようやく「本当に大丈夫」だと言えるようになってきたのです。こうなれば、北島選手の持つ抜群の勝負強さが生きてくる…。勝利の可能性は、かなりふくらんできていました。
そしてスタート。浮き上がりから、北島選手は頭ひとつ前に出ていました。前半はハンセン選手がリードするだろうと思われていましたが、実際は北島選手がずっとトップをキープしたまま50のターンを迎えます。ターン直前、わずかにかわされて、北島選手は3位で折り返しました。しかし、それは一瞬のことでした。すぐにトップに立ち、しかも、ハンセン選手との差はさらに大きくなっていました。一瞬、これで決まったかにも見える差でした。
ですが、敵もさるもの。そこからハンセン選手は徐々に差を詰めてきます。プールの中央にさしかかったとき、北島選手のリードはごくわずかになっていました。「なんとか、最後までもってくれ…!」私は祈るような思いで画面を見つめました。その後も、ハンセン選手はじりじりと迫ってきます。ラスト5mを残して、その差はもう10cmほどになっていました。いつ抜かれてもおかしくないくらいの差…。でも、その差は最後まで詰まることはなかったのです。
タッチは微妙でしたが、北島選手が先着したのだけは、はっきりとわかりました。顔を上げた北島選手は、少しの間自分が何位でゴールしたのか、わからないようでした。電光掲示板を見つめ、自分が勝ったのを確認すると、彼は声にならない叫びを上げ、そして両こぶしを何度も突き上げました。勝利の雄叫び…とでもいうのでしょうか。それは、勝者にだけ許されるリアクションでした。
私は、ただ「凄い」としか言えませんでした。あの状況から、本当に金メダルをとってしまった…。まだどこかに、信じられない気持ちが残っていました。
「超気持ちいい」それが北島選手の第一声でした。そりゃ、気持ちいいでしょう。でも、その気持ちよさに浸れるのは、この夜だけ。次は200mが待っています。
★アーチェリー
・女子個人総合
1回戦
松下紗耶未 165−157 フアス(フランス)
川内紗代子 137−129 ブルデイナ(ウクライナ)
ミルチンキエビッチ(ポーランド) 119−106 河崎由加里
★バドミントン
・男子シングルス
1回戦
ヒダヤト 2−0 山田英孝
・女子シングルス
2回戦
周蜜(中国) 2−0 森かおり
★野球
・男子
予選リーグ
日本 12−0 イタリア
日本が、実力の違いを見せつけて圧勝しました。初回、中村選手のタイムリーで2点を先制すると、その後は中村選手、福留選手がホームランを放つなど、着実に追加点を挙げて、7回コールド勝ち。金メダルへ向けて好スタートを切った、という感じです。
とにかく、キューバと当たるまでは、負けられないですからねー。予選リーグとはいえ、これからも気を抜かずに戦ってほしいです。
★自転車(ロード)
・女子個人ロードレース
金 キャリガン(オーストラリア) 3時間24分24秒
銀 アルント(ドイツ) 3時間24分31秒
銅 スルサレワ(ロシア) 3時間25分03秒
20 沖 美穂(日本) 3時間25分42秒
41 唐見実世子(日本) 3時間30分30秒
★フェンシング
・女子エペ個人
金 ナジュ(ハンガリー)
銀 フレセルコロビク(フランス)
銅 ニシマ(フランス)
1回戦
原田めぐみ 15−6 ウィルソン(南アフリカ)
2回戦
カショリ(イタリア) 15−14 原田めぐみ
3位決定戦
ニシマ(フランス) 15−12 ミンツァ(ハンガリー)
決勝
ナジュ(ハンガリー 15−10 フレセルコロビク(フランス)
★サッカー
・男子
予選リーグ グループB
イタリア 3−2 日本
この敗戦で、日本の予選リーグ敗退が決まってしまいました。苦しい組み分けなのはわかっていましたが、それでも「なんとか…」と、かすかな希望を持っていました。でも、その願いもむなしく、日本は決勝トーナメントに進むことはできませんでした。
ただ、敗因については、いろいろ言われてるみたいですけど、正直、仕方ないかなーと思ってます。やっぱり、日本と世界のトップとでは、力に差があるのは事実ですから。
今後は、「アテネ経由ドイツ行き」の言葉どおり、今回の経験を生かしてW杯を目指してほしいですね。
★体操(体操競技)
・女子団体総合
予選
石坂真奈美 33位 36.211 予選敗退
大島杏子 51位 34.961 予選敗退
日本女子は、2人とも個人総合の決勝には進めませんでした。予想した以上に点が伸びないまま終わってしまった感じです。石坂選手ぐらいは、残ってくれるかと思ってたんですけど。
毎回、五輪や世界選手権でこういう結果に終わるたび、「抜本的な対策が必要」みたいに言われるんですけど、それがずっと変わらないのはなぜなんでしょう。ちまたのうわさでは、いろいろ事情があるみたいですけど、本当に、もう少し世界を見据えて考えていってほしいもんです。
★柔道
・男子66kg級
金 内柴正人(日本)
銀 クランツ(スロバキア)
銅 ゲオルギエフ(ブルガリア)、アレンシビア(キューバ)
1回戦
内柴正人 払い腰 レンシナ(アルゼンチン)
2回戦
内柴正人 ともえ投げ ダジェダバ(モンゴル)
準々決勝
内柴正人 浮き落とし ジャファロフ(ロシア)
準決勝
内柴正人 肩車 ゲオルギエフ(ブルガリア)
3位決定戦
ゲオルギエフ(ブルガリア) 優勢 ペナス(スペイン)
アレンシビア(キューバ) 合わせ技 マルゴシビリ(グルジア)
決勝
内柴正人 小外刈り クランツ(スロバキア)
内柴選手が、おそらくは「人生最高」の柔道を見せてくれました。初戦から決勝までオール一本勝ち。期待していないわけではなかったのですが、ここまで強さを見せつけてくれるとは…。いい意味で、予想を裏切ってくれました。
そして、準決勝は43秒で決めると、決勝では相手の技をうまく返してあっけなく一本勝ち。ニュースには、「相手の大外刈りを小外刈りで切り返した」とあったんですけど、正直、これは何の技なの?と思ってしまいました。なんというか、相手を押し倒したようにしか見えなかった(笑)。内芝選手自身も、あまりに簡単に決まりすぎて、ちょっと意外に思ったみたいでしたね。
本当なら、準決勝までと同じように豪快な一本を決めてほしかったですけど、それは贅沢というもんでしょう。強さは、それまでの試合で存分に見せてくれました。
これまでは一階級下で、どうしても野村選手の陰に隠れてしまってたので、「違う階級に行きたかったのかな」なんて思ってたんですが(すみません、無知なもので)、減量が苦しかったからだったんですねー。でも、思い切って上げて、大正解でした。
だれか、意外な金メダルがとれれば…と思っていたのですが、こんなに早く実現するとは、って感じです。ほかにも、こういう選手が出てきてくれればいいんですけど。
・女子52kg級
金 ショウ東妹(中国)
銀 横澤由貴(日本)
銅 サボン(キューバ)、ヘイレン(ベルギー)
1回戦
横澤由貴 肩固め リ・サンシム(北朝鮮)
2回戦
横澤由貴 優勢 ディエディオウ(セネガル)
準々決勝
横澤由貴 崩れけさ固め シングルトン(イギリス)
準決勝
横澤由貴 袖釣り込み腰 サボン(キューバ)
3位決定戦
サボン(キューバ) 一本(決まり手不明) スアクリ(アルジェリア)
ヘイレン(ベルギー) 優勢 ウラニ(フランス)
決勝
ショウ東妹(中国) 横四方固め 横澤由貴
横澤選手、大健闘の銀メダルだと思ったのですが、本人は負けたのがかなりショックだったようです。試合直後は「言葉も出ない」感じだったし、表彰式でもほとんど笑顔は見られませんでした。確かに、決勝は悔しい負け方だったかもしれませんが、準決勝は本当に見事でした。
残り1分を切って、世界チャンピオンのサボン選手に有効を奪われたとき、ほとんどの人は「負けた…」と思ったのではないでしょうか。まさか、残り1秒で逆転の技が出るなどと、予測できるはずもありませんでした。でも、横澤選手は最後まであきらめていなかったんですねー。
相手が不用意に足を出してきたところを、逆にしっかりつかまえると、サボン選手の身体はくるりと回転しました。そして、そのまま背中から、べったりと畳の上に落ちたのです。袖釣り込み腰、鮮やかな一本勝ちでした。
決勝でも、横澤選手はいい動きを見せていたのですが…。寝技に少し、こだわりすぎていたのかもしれません。無理に相手を押さえ込もうとしたところを、逆に捉えられて、そのまま寝技に持ち込まれてしまいました。もう少し立ち技で勝負していれば、違った展開になったのでは…と思われるだけに、かなり残念でした。
実は、昨年の大阪で行われた世界選手権、私は彼女の試合を会場で見ているのですが、そのときは、それほどの力強さは感じられませんでした。ただ、劣勢に見えてもいつのまにか巻き返している…そういう柔道を見せてくれる人だとは思いました。
そのときは、準決勝で変則的な技をかけてくる選手に敗れ、銅に終わりました。そして、横澤選手を破った選手を、簡単に負かしてしまったのが、サボン選手でした。だから、今回、準決勝でサボン選手と当たると知ったとき、正直「勝てないだろうなー」と思いました。それが、わずか1年で、横澤選手はサボン選手を破るまでに成長していたのです。
おそらくは、来年はもっとうまくなっているに違いありません。今回の悔しさをバネに、世界チャンピオンを目指してほしいものです。
★ボート
・女子軽量級ダブルスカル
予選
岩本亜希子/内山佳保里 1組5位 敗者復活戦へ
・男子軽量級ダブルスカル
予選
武田大作/浦和重 2組4位 敗者復活戦へ
日本期待の武田/浦組は、敗者復活戦に回ることになりました。少しだけレースを見ることができましたが、さすがに1位でゴールした組とは、かなり力の差がある感じです。なんとか、敗者復活を勝ち上がってほしいのですが…。
★セーリング
・男子ミストラル級
第1レース
見城元一 12位
第2レース
見城元一 24位
・男子470級
第3レース
関一人/轟賢二郎 21位
第4レース
関一人/轟賢二郎 18位
・女子ミストラル級
第1レース
今井雅子 12位
第2レース
今井雅子 14位
・女子ヨーロッパ級
第1レース
佐藤麻衣子 24位
第2レース
佐藤麻衣子 16位
・女子470級
第3レース
吉迫由香/佐竹美都子 16位
第4レース
吉迫由香/佐竹美都子 10位
・レーザー級
第1レース
鈴木國央 30位
第2レース
鈴木國央 22位
★射撃(ライフル射撃)
・女子10mエアピストル予選・決勝
金 コステビッチ(ウクライナ) 483.3
銀 セカリッチ(セルビア・モンテネグロ) 483.3
銅 グロジェバ(ブルガリア) 482.3
10 稲田容子 382
25 福島実智子 378
★射撃(クレー射撃)
・男子トラップ
金 アリポフ(ロシア) 149
銀 ペリエロ(イタリア) 146
銅 ベラ(オーストラリア) 145
★ソフトボール
・女子
予選リーグ
日本 6−0 台湾
★卓球
・男子ダブルス
1回戦
新井周/遊沢亮 4−0 ブジャジャ/ジャジリ(アルジェリア)
・女子シングルス
2回戦
福原愛 4−3 ミャオ(オーストラリア)
藤沼亜衣 4−0 ウー(ドミニカ共和国)
一時は初戦敗退か…と思われた福原選手ですが、大逆転でどうにか突破してくれました。さすがの「愛ちゃん」も、五輪の舞台では堅くなってしまったのかなー。とりあえずは、良かったです。
★テニス
・女子シングルス
1回戦
杉山愛 2−1 鄭潔(中国)
スキアボーネ(イタリア) 2−0 浅越しのぶ
マテウジッチ(スロベニア) 2−0 小畑沙織
・女子ダブルス
1回戦
小畑沙織/森上亜希子 2−1 ツィンク/カプロス(ハンガリー)
★バレーボール(ビーチバレー)
・女子
予選ラウンド
ウォルシュ/メイ(アメリカ) 2−0 徳野涼子/楠原千秋
★ウエイトリフティング
・男子56kg級
金 ムトル(トルコ) 295.0
銀 呉美錦(中国) 287.5
銅 アルトゥチ(トルコ) 280.0
山田政晴 記録なし
・女子53kg級
金 ポルサク(タイ) 222.5
銀 ルンベワス(インドネシア) 210
銅 モスケラ(コロンビア) 197.5 |