〜季節のメッセージ 2002年春〜

4月15日東京で気温28度(八王子で30度)という、今年一番の暑さを記録しま
した。暖冬に続き、春らしい春を実感できる間もなく、もう夏が来たといったと
ころです。日本ならではの四季の移り変わりを、異常気象という言葉で片付け
たくないものです。このような不規則になった季節が人間の心身に少なから
ず影響を与えていますが、自由に飛びまわっている野鳥たちも生活に苦慮し
ている!?ようです。


書斎の西側に面した窓の外で、カシャカシャとサッシを歩く足音が聞こえます。
ムクドリが雨戸の戸袋を慌ただしく出入りしています。戸袋を利用した巣作りで
す。先日の暑さで彼らも「春が終わってしまっては困る」と休日返上の巣作りを
余儀なくされたといったところでしょうか。この時期、半間窓の戸袋の口(2階
部分)をガムテープでふさぐ家をよく見かけます。
きれいな鳴き声とは言えず、歩き方もドタドタした感じで我が家でも歓迎ムード
ではありません。それだけならまだ良いのですが、頭上の電線から玄関前に空
爆さながらに落としてくる糞には困っています。最近は「意図的では?」と思う
ほど。すべての人!?のために開かれているのが教会ですから、「どうぞ」と言
うわけではありませんが。しかし、彼らにも言い分があります。
ムクドリは本来、人家近くの竹林などで集団生活をします。彼らの生活空間を狭
めたのは、より良い生活をしたい人間の都合もあろうかと思います。

一見無人駅とも思える西武立川
駅前の広大な敷地も人間の都合
でしょうが…。
人も車も立ち入ることの出来な
い原っぱは、上水沿いの自然と
同様、野鳥たちの憩いの場とな
っています。
鳥たちの生活にたとい不便が生
じたとしても、彼らはこれから先
の生活を心配しません。
人間たちは安心と向上のための
生活確保にあらゆる努力をし、生
活のすべてに心を配ります。しか
しながら心煩うことがなかなか取
れないのが実情です。


西武立川駅

空の鳥を見なさい。種蒔きもせず刈り入れもせず、倉に納めることもしま
せん。けれども、あなたがたの
天の父がこれを養っていてくださるのです。
あなたがたは…
(マタイ6:26)


鳥たちが心配をしない根拠がここにあります。聖書が伝えたいことは鳥のたと
えをもって「あなたがた」以降に書かれている事柄です。
(前半に続き、)
「あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありま
せんか。…そういうわけだから
、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、
などと言って心配するのはやめなさい。」
(マタイ6:26・31)

神が私たちに生活のために必要ないっさいを養ってくださることを教えている
のです。この教えが現代を生きるクリスチャンにとっても非現実的なみことばの
響きを持っていたとしたら悲しむべきことです。もしムクドリと話すことが出来る
ならば、彼らの言い分を聞くべきでしょう。その必要がないのは、私たちには聖書
があるからです。その真意をくみ取るべきです。
朝、ムクドリの足音を聞くたびに、私もこのことを思い起こそうかと思います。